2020/11/21 - 2020/11/22
6位(同エリア76件中)
nichiさん
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塔ノ沢の山側を散策して、環翠楼に戻ってきました。
1ケ月前に予約した時、すでにいいお部屋は満室。
折角環翠楼に泊まるのでいい部屋に泊まりたかったのですが、残念なことに予約できたのは、2人1泊2食付で52,800円の一番安い部屋でした。
環翠楼の歴史はとっても古く1614年、湯治場として開湯。
1614年と言えば、大阪冬の陣の年。
家康が大阪城の秀頼を最初に攻めた冬の陣の年に開湯とは何とも歴史ある温泉ですね。
400年以上の歴史ある旅館です。
記録によると、なんと水戸のご老公である水戸黄門もココに訪れているようです。
環翠楼の前身である「元湯」に水戸光圀公が明朝の使者と宿泊したという記録があるそうです。箱根塔ノ沢が湯治場として開湯した直後ではないかとのことです。
貸し切り湯、元湯に近い大正風呂、露天風呂 と3種の湯を楽しみ、お部屋で美味しい夕飯を戴きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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環翠楼に戻ってきました。
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早川沿いにある環翠楼。
紅葉が綺麗です。 -
建物に入る時に写真を撮り忘れたので、HPの写真をお借りしました。
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お邪魔します。
「お客様、お帰りなさいませ。」 -
ココがロビー
このロビー階は2階です。 -
宿泊の手続きを終えました。
チェックインの15時までまだ時間があります。 -
「お部屋のご用意ができるまで、応接間でお待ちください。」
と言われ、ココに通されました。 -
いい感じ。
応接間の中を見まわします。 -
大正モダン
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中国建国の父であり、中国の英雄である孫文による書です。
孫文は亡命中にこの環翠楼を定宿としており、その際に残した書です。
「山清水秀」
とはどんな意味?
家内がググってみました。
「山は緑に水は清い。景色が清らかで美しい。」 -
こんな凝った窓。
大正の職人技? -
昔のお宅の応接間ですね。
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明治の力士「大砲関」の手形。
昭和の大鵬ではなく明治の大砲です。
ググってみました。
大砲 万右エ門(おおづつ まんえもん)
「たいほう」ではなく「おおづつ」でした。
宮城県白石市出身の元大相撲力士で第18代横綱。
明治に活躍した力士でした。
身長194cmと長身で、この横綱としての背の高さは、大砲の没後から約70年後の1986年に北尾光司が横綱に昇進するまでこの記録は破られなかったとのことです。 -
床も職人技。
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廊下挟んで反対側の部屋は喫煙室。
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古いアプライトピアノがありました。
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喫煙室の窓からの景色。
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眼下には池。
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煙草は吸いませんが、素敵な喫煙ルームです。
まだ15時になっていませんでしたが、
「nichi様、お部屋にご案内いたします。」
私達シニア夫婦以外にまだお客様はいらっしゃいません。
着物姿の仲居さんが、迷路のような館内を丁寧に案内してくださいました。 -
最後に私達の部屋に案内されました。
ココが私たちのお部屋です。
広い土間があって、ココでスリッパを脱いで前室を通って奥の間に繋がります。 -
広い前室です。
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前室には冷蔵庫があります。
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奥の部屋の床の間
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掛け軸
落ち着く部屋ですね。 -
仲居さんが一通りご説明をしてくださり、お茶を入れてくださいました。
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ココで家内がポチ袋を仲居さんに渡しました。
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ココが窓。
小さく暗い。。。。。
一番安い部屋だから仕方ないですね。
でもココも凝った造りですね。 -
窓からの景色。
修復工事中。
それに暗い。
チョット残念。
一番安い部屋だから仕方ない。。。。 -
洗面
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仲居さんから言われたので、早めに温泉へ。
まだ他のお客様がいらっしゃる前に館内の温泉巡りに出発です。 -
この階段を登って、
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永い廊下を通って、
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こんな凝った窓の前を通り、
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まずは新しく出来たという貸し切り専用風呂「末広の湯」
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札を使用中に裏返して、
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中へ。
この右から読む表示の「エビスビール」の鏡付の衝立、いいなぁ~~~ -
新しいですね。
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源泉かけ流しのアルカリ単純泉を楽しみます。
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まずはココでユッタリ、マッタリ。
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貸し切り専用風呂「末広の湯」を出ます。
札を「空き」に裏返します。 -
階段を下り、
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1階の大正風呂へ。
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このステンドグラスも大正時代の物かな?
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これも。。。
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男風呂にはまだどなたも入っていません。
この時、女風呂にも何方もいらっしゃらなかったようです。
このお風呂には、食後含め3回入りました。
翌朝は男女のお風呂が入れ代っていました。 -
ココは昔から残っている温泉です。
タイルは大正時代に輸入したもの。
湯船が意外と深くてびっくり。 -
柱含め大正モダンのデザインですね。
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湯上りの家内との待ち合わせ場所。
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この洗面所だけ創業当時の物が残っているそうです。
昔は各部屋に洗面が無く、こういった共同洗面所だったんですね。 -
今では利用する宿泊客はいらっしゃらないと思いますが、こういった形で残っていて嬉しいですね。
古い鏡もそのままですね。 -
私達夫婦が子供だった頃の旅館はみんなこのような感じでした。
懐かしい。
鏡には、右側から読む文字で
キリンサイダー
キリンシトロン
の広告。
キリンがサイダー作ってたの?
シトロンって何?
ググってみたらキリンビールは、1928年(昭和3年)にキリンレモンを製造販売、引き続いて炭酸飲料であるキリンサイダー、キリンシトロンを発売しています。
昭和初期のことです。
ラムネは大衆品、サイダーは高級品と言う時代ですね。 -
反対側からパシャ!
奥のステンドグラスは先ほど入った温泉です。 -
天井も凝ってます。
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いいスペースだなぁ~
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このまま夫婦で露天風呂に行ってみます。
外にあるこの階段を登って行きます。
専用の履物を履いて向かいます。 -
雨の時はこの日本傘をお借りして露天風呂に行くんですね。
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一部建物の修復中。
後で聞いたのですが、建物が古いので雨漏り防止の工事だそうです。
古い建物を維持するのも大変ですね。
右下に見えている窓が私達のお部屋かな? -
階段を登って建物を振り返ります。
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古き良き建物を外から眺めます。
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この辺のお部屋に泊まりたかったなぁ~~
申し込んだのが遅かったから仕方ないですね。 -
こんな所を進んでいきます。
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奥に見えてきたのは離れ。
このお宿で一番高いお部屋「洗心亭」です。 -
左の離れのお部屋の奥に行きます。
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お稲荷さんがあります。
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これは何?
あるはずの滝?
水が枯れた滝? -
あるはずの滝とは、
昭和9年、離れの数寄屋造り洗心亭に日本美人画の鏑木清方が逗留になり、庭内に落ちている滝の水が活水の為にあるやなしの情景を見て、あるはずの滝と命名する処になったとのことです。 -
謎の洞窟
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着きました。
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ここが露天風呂。
手前が女風呂。
奥が男風呂。 -
この時の時間が15時30分。
露天風呂の脱衣場です。
だーれもいません。 -
露天風呂は、排水を川に流すので、石鹸やシャンプーは使えません。
ココで身体を流して湯船へ。 -
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おお!
いい感じ。 -
早川を見下ろす感じですね。
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川の音を聞きながら湯船に浸かります。
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いい感じの露天風呂ですね。
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15分ほどマッタリしましたが、結局、男湯は貸し切りでした。
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これはHPよりお借りした露天風呂の女湯です。
男湯に比べ開放感が無いですね。
早川を見下ろす立地の為、仕方ないですね。
家内が言うには、入浴中に2人入って来られたようです。
この後、旅館のロビーで夫婦それぞれ本を読んでました。
16時を過ぎると、続々お客様がチェックインされていました。 -
17時になり部屋に戻って、ビール。
18時になってお部屋での夕飯がスタートです
これが今晩のメニューです。
評判のいい環翠楼の夕飯、楽しみです。 -
仲居さんが次々とお料理を運んでくださいます。
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いただきま~す!
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先付です。
湯葉豆腐
サーモン
アスパラ -
もうビールは随分飲んだので、焼酎のロックで乾杯!
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前菜です。
蟹味噌豆腐
キャビア
地鶏七味焼き
蛸南蛮漬け
焼栗
博多昆布
子持ち鮎甘露煮 -
吸物です。
むかご
揚げ牡蠣
柚子
順才
枝蒟蒻
素敵なお椀です。 -
お造り三点盛り
鮪 烏賊 鯵 -
焼き物が運ばれてきました。
鰤の杉板焼きです。 -
開けてみるとこんな感じ。
鰤と舞茸に杉の香りが載っていてメッチャ美味しいです。 -
一口ステーキ。
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煮物です。
里芋
竹の子
青味
鳥そぼろあん -
揚げ物です。
湯葉海老進上
松葉蕎麦 → 右側の松の葉に見えるのはなんとお蕎麦です。
銀杏 → 銀杏に刺さっているのは本物の松場です。
ココでも職人技を拝見しました。 -
酢の物です。
鮭の南蛮漬け -
箱根湧水で炊いた白米と赤出汁
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デザートのメロン。
美味しかった~~
楽しみながら食事を戴きました。
食事が済んだらフロントに電話。
お皿を下げてくださるのとお布団を敷きに来てくれます。
まだ20時前ですが、とりあえず寝れる体制にはしてもらいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- picotabiさん 2020/12/27 07:27:34
- イイですねー
- nichiさん おはようございます。
葉山の海が見えるホテルもヨダレ垂れそうになりながらみたけど、こちらのお宿も大正ロマンが感じられてステキです。
- nichiさん からの返信 2020/12/28 00:06:51
- RE: イイですねー
- でっしょう〜〜
子供の頃にテレビに出てきた、お金持ちのお宅のような環翠楼でした。
歴史に結びつくのも楽しかったです。
GOTOキャンペーンで訪れたのですが、海外に行くことができなくなった今、このような旅もアリかも、、、、、
コロナは旅行の価値観も変えたようです。
picotabiさんもコロナには気を付けてくださいね。
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