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■はじめに<br /> 今回の旅の目的は、ただ単に北海道内を東西南北行ったり来たりするだけである。高校生や大学生時代には北海道周遊券で実施しており(連日、夜行列車自由席で夜を過ごしたためかなり過酷であった)、大学院生や初期社会人時代にもフリー切符で何度か実施している(この時は、B寝台が乗り放題であったので楽であった)。<br /> いうなれば「使い古された台本」であるが、なんでこの歳でまたそれをやろうと思ったのかというと、今年から「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」を使える歳になったからである。5日間有効で料金はたったの2万6,620円(1日当たり5,300円程度)。盛岡往復の正規料金より安いのであるから、尋常ではない。それでありながら、JR東日本と北海道の全線乗り放題で、新幹線や特急まで乗れるのである。<br /> 北海道内の夜行列車はすべて淘汰されてしまったため、以前のようなパターンでは楽しめないが(連日ホテル泊り)、旅程は以下のようになった。<br /><br />1日目:東京→新函館北斗(新幹線「はやぶさ」)、新函館北斗→長万部(特急「北斗」)、長万部→小樽(各駅停車)、小樽泊。<br />2日目:小樽→札幌(各駅停車)、札幌→北見(特急「オホーツク」)、北見→網走(各駅停車)、網走→釧路(各駅停車)、釧路泊。<br />3日目:釧路→札幌(特急「おおぞら」)、札幌→旭川(特急「ライラック」)、旭川→稚内(特急「サロベツ」)、稚内泊。<br />4日目:稚内→旭川(特急「サロベツ」)、旭川→深川(特急「ライラック」)、深川⇔留萌(各駅停車)、深川→札幌(特急「ライラック」)、札幌→登別(特急「北斗」)、登別泊。<br />(トラブルで現地変更:稚内→旭川(特急「サロベツ」)、旭川→岩見沢(特急「カムイ」)、岩見沢→苫小牧(各駅停車)、苫小牧→白老(各駅停車)、白老→登別(特急「北斗」)、登別泊)<br />5日目:登別→東室蘭(特急「すずらん」)、東室蘭⇔室蘭(各駅停車)、東室蘭→新函館北斗(特急「北斗」)、新函館北斗→東京(新幹線「はやぶさ」)<br /><br /> 鬼の首を取ったような特急の乗り継ぎで、卑しい感じもするくらいであるが、もう寒い時期なので徒歩観光も限られるための苦肉の策でもある。アクセントとして、北見で地ビールを飲み、登別では珍しく高級温泉旅館に泊まることにしている。<br /><br />*註:人によっては、「こんな時期(コロナ禍で札幌がGoTo対象外)に北海道旅行なんて論外」と批判されるかもしれないが、札幌と釧路などは、東京と名古屋くらい離れているのである。当然、感染状況なども雲泥の違いである。札幌の繁華街に行って羽目を外すのは論外であるが、札幌がそういう状況だからといって、釧路や稚内で「お金を落とす」行為を中止してしまうのは、少し考え物だと思う。あくまで個人的見解であるが、そういう判断で今回の旅行を決行した次第である。<br /><br />@長万部駅にて

優等列車で北海道一周の旅

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2020/12/04 - 2020/12/08

85位(同エリア404件中)

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国電

国電さん

■はじめに
 今回の旅の目的は、ただ単に北海道内を東西南北行ったり来たりするだけである。高校生や大学生時代には北海道周遊券で実施しており(連日、夜行列車自由席で夜を過ごしたためかなり過酷であった)、大学院生や初期社会人時代にもフリー切符で何度か実施している(この時は、B寝台が乗り放題であったので楽であった)。
 いうなれば「使い古された台本」であるが、なんでこの歳でまたそれをやろうと思ったのかというと、今年から「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」を使える歳になったからである。5日間有効で料金はたったの2万6,620円(1日当たり5,300円程度)。盛岡往復の正規料金より安いのであるから、尋常ではない。それでありながら、JR東日本と北海道の全線乗り放題で、新幹線や特急まで乗れるのである。
 北海道内の夜行列車はすべて淘汰されてしまったため、以前のようなパターンでは楽しめないが(連日ホテル泊り)、旅程は以下のようになった。

1日目:東京→新函館北斗(新幹線「はやぶさ」)、新函館北斗→長万部(特急「北斗」)、長万部→小樽(各駅停車)、小樽泊。
2日目:小樽→札幌(各駅停車)、札幌→北見(特急「オホーツク」)、北見→網走(各駅停車)、網走→釧路(各駅停車)、釧路泊。
3日目:釧路→札幌(特急「おおぞら」)、札幌→旭川(特急「ライラック」)、旭川→稚内(特急「サロベツ」)、稚内泊。
4日目:稚内→旭川(特急「サロベツ」)、旭川→深川(特急「ライラック」)、深川⇔留萌(各駅停車)、深川→札幌(特急「ライラック」)、札幌→登別(特急「北斗」)、登別泊。
(トラブルで現地変更:稚内→旭川(特急「サロベツ」)、旭川→岩見沢(特急「カムイ」)、岩見沢→苫小牧(各駅停車)、苫小牧→白老(各駅停車)、白老→登別(特急「北斗」)、登別泊)
5日目:登別→東室蘭(特急「すずらん」)、東室蘭⇔室蘭(各駅停車)、東室蘭→新函館北斗(特急「北斗」)、新函館北斗→東京(新幹線「はやぶさ」)

 鬼の首を取ったような特急の乗り継ぎで、卑しい感じもするくらいであるが、もう寒い時期なので徒歩観光も限られるための苦肉の策でもある。アクセントとして、北見で地ビールを飲み、登別では珍しく高級温泉旅館に泊まることにしている。

*註:人によっては、「こんな時期(コロナ禍で札幌がGoTo対象外)に北海道旅行なんて論外」と批判されるかもしれないが、札幌と釧路などは、東京と名古屋くらい離れているのである。当然、感染状況なども雲泥の違いである。札幌の繁華街に行って羽目を外すのは論外であるが、札幌がそういう状況だからといって、釧路や稚内で「お金を落とす」行為を中止してしまうのは、少し考え物だと思う。あくまで個人的見解であるが、そういう判断で今回の旅行を決行した次第である。

@長万部駅にて

旅行の満足度
4.0

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  • ■2020.12.4<br /> 東京発6時32分の「はやぶさ」で、一路北海道へ。青森県内で雪景色となり、10時53分に新函館北斗に到着した。さすがに北海道、冬の寒さである(関東とは違う)。<br /> 北海道内で乗る最初の特急は、11時08分発の特急「北斗9号」である。件の切符では6回まで指定券の発行が可能であり、念のため押さえているが、コロナ禍もあって予想通りのガラガラであった。<br /><br />@第一弾

    ■2020.12.4
     東京発6時32分の「はやぶさ」で、一路北海道へ。青森県内で雪景色となり、10時53分に新函館北斗に到着した。さすがに北海道、冬の寒さである(関東とは違う)。
     北海道内で乗る最初の特急は、11時08分発の特急「北斗9号」である。件の切符では6回まで指定券の発行が可能であり、念のため押さえているが、コロナ禍もあって予想通りのガラガラであった。

    @第一弾

  •  定刻に出発。さて、今回の旅は「ただ乗っているだけ」であるため、ネタはほとんどない。ということで、新函館北斗駅で駅弁を買ってある(ネタ用)。函館に来ると、どうしても私が大好きな「鰊みがき弁当」を買ってしまうのであるが、毎回同じでは絵にならない。ということで、違うものにしてみた。8種類の味が楽しめるものであるが、「鰊みがき弁当」と同じ弁当屋が作っているものであるため、鰊も楽しむことができた。<br /><br />@ついビールも

     定刻に出発。さて、今回の旅は「ただ乗っているだけ」であるため、ネタはほとんどない。ということで、新函館北斗駅で駅弁を買ってある(ネタ用)。函館に来ると、どうしても私が大好きな「鰊みがき弁当」を買ってしまうのであるが、毎回同じでは絵にならない。ということで、違うものにしてみた。8種類の味が楽しめるものであるが、「鰊みがき弁当」と同じ弁当屋が作っているものであるため、鰊も楽しむことができた。

    @ついビールも

  •  なお、件の切符があると、駅売店で10%割引になる(そういう面でもお得)。<br /> 函館本線のこの辺りでの楽しみは、大沼駅付近の車窓で見ることができる駒ケ岳である。小沼越しの駒ケ岳の写真を撮ろうとして反対側(左側)の窓側席に移ってみたが、残念ながら今日はその姿を拝むことができなかった。<br /><br />@無念

     なお、件の切符があると、駅売店で10%割引になる(そういう面でもお得)。
     函館本線のこの辺りでの楽しみは、大沼駅付近の車窓で見ることができる駒ケ岳である。小沼越しの駒ケ岳の写真を撮ろうとして反対側(左側)の窓側席に移ってみたが、残念ながら今日はその姿を拝むことができなかった。

    @無念

  •  その後は、噴火湾の海を眺めつつ、ぼんやりと車内で過ごした。<br /> 12時17分に到着した長万部で下車。札幌や小樽に行くためにはこのまま乗り通した方が早いが、函館本線(山線)に久々に乗るための途中下車である。<br /> しかし、その列車が出発するまで1時間もある。そこで、駅の裏手に無料の鉄道資料館があったことを思い出し(十数年前に訪問済み)、15分ほど歩いてそこに行ってみたが、なんと係員が「コロナで今日から休館」と言うではないか。札幌の繁華街なら当然であるが、こんな田舎(失礼)の小さな施設である。一日の訪問者など数えるほどであろうし、密どころか超ガラガラである。しかし、町の方針であろうから仕方がない。<br /> ということで、駅に退散。<br /><br />@跨線橋より

     その後は、噴火湾の海を眺めつつ、ぼんやりと車内で過ごした。
     12時17分に到着した長万部で下車。札幌や小樽に行くためにはこのまま乗り通した方が早いが、函館本線(山線)に久々に乗るための途中下車である。
     しかし、その列車が出発するまで1時間もある。そこで、駅の裏手に無料の鉄道資料館があったことを思い出し(十数年前に訪問済み)、15分ほど歩いてそこに行ってみたが、なんと係員が「コロナで今日から休館」と言うではないか。札幌の繁華街なら当然であるが、こんな田舎(失礼)の小さな施設である。一日の訪問者など数えるほどであろうし、密どころか超ガラガラである。しかし、町の方針であろうから仕方がない。
     ということで、駅に退散。

    @跨線橋より

  •  駅待合室で時間を潰してから、改札のアナウンス後にホームへと向かった。オンボロのキハ40系が待っていると思っていたが、13時18分発の1両のディーゼルカーは最新車両であった(相変わらず車両情報などには疎い)。調べてみたら、今年から運用されている車両であるという。北海道新幹線開通後にこの路線を押し付けられる地元自治体としては、今のうちに車両を更新してもらうことは重要であろう(そもそも、長万部から倶知安もしくは余市までは、在来線が残るかどうかも怪しいが)。<br /><br />@新型

     駅待合室で時間を潰してから、改札のアナウンス後にホームへと向かった。オンボロのキハ40系が待っていると思っていたが、13時18分発の1両のディーゼルカーは最新車両であった(相変わらず車両情報などには疎い)。調べてみたら、今年から運用されている車両であるという。北海道新幹線開通後にこの路線を押し付けられる地元自治体としては、今のうちに車両を更新してもらうことは重要であろう(そもそも、長万部から倶知安もしくは余市までは、在来線が残るかどうかも怪しいが)。

    @新型

  •  定刻に長万部を出発。出発時点では乗客は私を含めて4人だけであったが、黒松内や蘭越で意外と乗ってきて、そこそこの乗車率になった(地元民はほとんどいないようであるが)。<br /><br />@雪景色を見ながら

     定刻に長万部を出発。出発時点では乗客は私を含めて4人だけであったが、黒松内や蘭越で意外と乗ってきて、そこそこの乗車率になった(地元民はほとんどいないようであるが)。

    @雪景色を見ながら

  •  14時58分に倶知安に到着。15時18分発の小樽行に乗り換えた(こちらも最新型車両)。<br /> 途中から日も暮れ始め、16時28分に小樽に到着した。実は当初の旅程案ではここから札幌に移動して札幌に泊まる予定であったが、先日急に決まった例の「GoTo札幌除外」である。キャンセル料が掛からないということなので、慌てて宿泊先を小樽に変更したのであった。<br /> こうした旅程変更の影響もあり、まだホテルに行くのには早すぎる。ということで、16時33分発の列車に乗って隣駅(小樽南)まで行き、お土産街や運河を歩きながらホテルに向かった。コロナの影響であろう(ある意味、札幌の風評被害?)、ほとんど観光客はいなかった(こんなに人がいない小樽は初めてである)。<br /><br />@しーん

     14時58分に倶知安に到着。15時18分発の小樽行に乗り換えた(こちらも最新型車両)。
     途中から日も暮れ始め、16時28分に小樽に到着した。実は当初の旅程案ではここから札幌に移動して札幌に泊まる予定であったが、先日急に決まった例の「GoTo札幌除外」である。キャンセル料が掛からないということなので、慌てて宿泊先を小樽に変更したのであった。
     こうした旅程変更の影響もあり、まだホテルに行くのには早すぎる。ということで、16時33分発の列車に乗って隣駅(小樽南)まで行き、お土産街や運河を歩きながらホテルに向かった。コロナの影響であろう(ある意味、札幌の風評被害?)、ほとんど観光客はいなかった(こんなに人がいない小樽は初めてである)。

    @しーん

  •  安ホテルに投宿し、スーパーで地域共通クーポンを使って安食材を揃えて、一献してから就寝。<br /><br />■2020.12.5<br /> 宿泊地変更のため昨日はゆっくりできたが、逆に今朝はその分早く出発しなければならない。札幌発6時56分の特急「オホーツク1号」に間に合わせるため、小樽発5時52分の列車に乗り込んだ。なおこの列車は、見た目は快速「エアポート」であるが、快速になるのは札幌以降であるため、そこまでは指定席(Uシート)が無料である。<br /><br />@今は自由席

     安ホテルに投宿し、スーパーで地域共通クーポンを使って安食材を揃えて、一献してから就寝。

    ■2020.12.5
     宿泊地変更のため昨日はゆっくりできたが、逆に今朝はその分早く出発しなければならない。札幌発6時56分の特急「オホーツク1号」に間に合わせるため、小樽発5時52分の列車に乗り込んだ。なおこの列車は、見た目は快速「エアポート」であるが、快速になるのは札幌以降であるため、そこまでは指定席(Uシート)が無料である。

    @今は自由席

  •  定刻に出発。小樽から札幌までの区間は、途中で海が見える区間があるが、残念ながら外はまだ真っ暗である。<br /> 6時37分に札幌に到着し、売店であれこれ見てから(結局何も買わず)、7番線へと登って行った。網走行の特急「オホーツク」は、すでに入線していた。<br /><br />@今日はこれから

     定刻に出発。小樽から札幌までの区間は、途中で海が見える区間があるが、残念ながら外はまだ真っ暗である。
     6時37分に札幌に到着し、売店であれこれ見てから(結局何も買わず)、7番線へと登って行った。網走行の特急「オホーツク」は、すでに入線していた。

    @今日はこれから

  •  指定券は取ってあったが、最後尾の4号車(自由席)の方が席の間隔が広そうであったのと、また足元に電源があったのと、さらに遠軽以降は4号車が先頭になる(最前列なら前面が見渡せる)ため、自由席に陣取った。<br /> 定刻に出発。快走するが、旭川までは比較的地味な景色であり、やはり石北本線になってから(特に上川以降)の方が雄大な景色が眺められる。<br /> 9時16分に上川を出発すると、峠区間となる。昔はあれこれ駅があったが、今はほとんどが淘汰されてしまった。<br /><br />@廃駅の例

     指定券は取ってあったが、最後尾の4号車(自由席)の方が席の間隔が広そうであったのと、また足元に電源があったのと、さらに遠軽以降は4号車が先頭になる(最前列なら前面が見渡せる)ため、自由席に陣取った。
     定刻に出発。快走するが、旭川までは比較的地味な景色であり、やはり石北本線になってから(特に上川以降)の方が雄大な景色が眺められる。
     9時16分に上川を出発すると、峠区間となる。昔はあれこれ駅があったが、今はほとんどが淘汰されてしまった。

    @廃駅の例

  •  遠軽でスイッチバックをして、常紋トンネルを抜け、11時27分に到着した北見で下車した。最初の素案では終点の網走まで行って釧路行の釧網本線に乗り継ごうとしたのだが、網走で2時間以上も待ち時間ができてしまう。今さら網走で見たいものもないため、ちょうど昼時の北見で降りて何かを食べることにしたのである。<br /> 北海道であるから、海鮮は候補である(有名な回転寿司屋もある)。また北見は、ホルモンも有名であるし、最近は「塩焼きそば」なるものも推しているという。あれこれ考え、地ビール屋に行くことに決めている。ビールはもちろん、エゾシカの料理があったためである。<br /> 駅から10分ほど歩いて件の店へいき、注文。まずはビールである。<br /><br />@昼からビール

     遠軽でスイッチバックをして、常紋トンネルを抜け、11時27分に到着した北見で下車した。最初の素案では終点の網走まで行って釧路行の釧網本線に乗り継ごうとしたのだが、網走で2時間以上も待ち時間ができてしまう。今さら網走で見たいものもないため、ちょうど昼時の北見で降りて何かを食べることにしたのである。
     北海道であるから、海鮮は候補である(有名な回転寿司屋もある)。また北見は、ホルモンも有名であるし、最近は「塩焼きそば」なるものも推しているという。あれこれ考え、地ビール屋に行くことに決めている。ビールはもちろん、エゾシカの料理があったためである。
     駅から10分ほど歩いて件の店へいき、注文。まずはビールである。

    @昼からビール

  •  メニューに「エールろ過前」とある通り、ろ過する前の状態のビールであり、ここでしか飲めない代物であるという。苦みが身に染みる。<br /> 続いてやってきたのは、「エゾ鹿のビール酢煮込み」である。大昔(23年前)に弟子屈で鹿肉を食べて以来の鹿肉ファンであるが、今日も美味しく頂いた。<br /><br />@美味

     メニューに「エールろ過前」とある通り、ろ過する前の状態のビールであり、ここでしか飲めない代物であるという。苦みが身に染みる。
     続いてやってきたのは、「エゾ鹿のビール酢煮込み」である。大昔(23年前)に弟子屈で鹿肉を食べて以来の鹿肉ファンであるが、今日も美味しく頂いた。

    @美味

  •  さて、昼食を終えてもまだ1時間以上暇である。ということで、歩いて行ける(そして無料である)ピアソン記念館とハッカ記念館を観光した。昨日のこともあり、「もしかしてコロナで休館」という心配もあったが、いずれも開館中で、丁寧な説明もあった(ピアソン記念館の中に入ったのは30年ぶりであったので、個人的にはかなり懐かしかった)。<br /> 徒歩観光中に偶然見つけた鐡ネタは、2006年に廃止された「ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線」の廃レールを使用した照明柱である(ハッカ記念館のすぐ脇が、廃線跡なのであった)。<br /><br />@偶然発見

     さて、昼食を終えてもまだ1時間以上暇である。ということで、歩いて行ける(そして無料である)ピアソン記念館とハッカ記念館を観光した。昨日のこともあり、「もしかしてコロナで休館」という心配もあったが、いずれも開館中で、丁寧な説明もあった(ピアソン記念館の中に入ったのは30年ぶりであったので、個人的にはかなり懐かしかった)。
     徒歩観光中に偶然見つけた鐡ネタは、2006年に廃止された「ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線」の廃レールを使用した照明柱である(ハッカ記念館のすぐ脇が、廃線跡なのであった)。

    @偶然発見

  •  駅に戻り、13時43分発の2両編成の各駅停車で網走へ。網走で、1両編成の釧路行に乗り継いだ。函館本線では新型車両になっていたが、こちらは安定のオンボロのキハ54のままである。<br /><br />@いつもの

     駅に戻り、13時43分発の2両編成の各駅停車で網走へ。網走で、1両編成の釧路行に乗り継いだ。函館本線では新型車両になっていたが、こちらは安定のオンボロのキハ54のままである。

    @いつもの

  •  15時10分に網走を出発。桂台を過ぎてしばらくすると、オホーツク海が広がってくる(毎度ながらすばらしい景色である)。<br /> あれこれと奇麗な海の写真が撮れたし、反対側(陸側)の夕日の写真も撮れたが、原生花園に映る1両のディーゼルカーの影が面白かったので、今回は敢えてそちらを掲載したい。<br /><br />@走る影

     15時10分に網走を出発。桂台を過ぎてしばらくすると、オホーツク海が広がってくる(毎度ながらすばらしい景色である)。
     あれこれと奇麗な海の写真が撮れたし、反対側(陸側)の夕日の写真も撮れたが、原生花園に映る1両のディーゼルカーの影が面白かったので、今回は敢えてそちらを掲載したい。

    @走る影

  •  さて、釧網本線の見どころはオホーツク海だけではなく、峠越えや釧路湿原などが目白押しである。しかし、冬の道東である。16時くらいには日は落ちて、16時半には真っ暗になってしまった。景色は堪能できなくなり、車内でPCをつついてこの旅行記を作成したりして時間を潰した。<br /> 18時45分に釧路に到着。駅近くの安ホテルに投宿(実際は安ホテルではないのだが、コロナダンピング+GoToにより超格安なのである)。今日の夕食も、スーパーで地域共通クーポンを使って購入である。<br /><br />■2020.12.6<br /> 6時過ぎにチェックアウトして、釧路駅へ。今日は6時25分発の特急「おおぞら」からである。今日の道東は晴れ予想であり、良い車窓が期待できる。<br /><br />@夜明け前

     さて、釧網本線の見どころはオホーツク海だけではなく、峠越えや釧路湿原などが目白押しである。しかし、冬の道東である。16時くらいには日は落ちて、16時半には真っ暗になってしまった。景色は堪能できなくなり、車内でPCをつついてこの旅行記を作成したりして時間を潰した。
     18時45分に釧路に到着。駅近くの安ホテルに投宿(実際は安ホテルではないのだが、コロナダンピング+GoToにより超格安なのである)。今日の夕食も、スーパーで地域共通クーポンを使って購入である。

    ■2020.12.6
     6時過ぎにチェックアウトして、釧路駅へ。今日は6時25分発の特急「おおぞら」からである。今日の道東は晴れ予想であり、良い車窓が期待できる。

    @夜明け前

  •  定刻に出発。特急「おおぞら」は、比較的新しいディーゼルカーで平原を快走(というか爆走)するので、個人的には好きな特急である(ボロ車両で石北峠をウンウン唸りながら登っていた昨日の特急「オホーツク」とは対照的である)。<br /> 天気も良いが、残念なのは窓の汚れである。雨粒跡らしき黒い点々が、全面的に残っているのである。収支の厳しいJR北海道であるが、洗車の頻度も減っているのであろうか。<br /><br />@朝日

     定刻に出発。特急「おおぞら」は、比較的新しいディーゼルカーで平原を快走(というか爆走)するので、個人的には好きな特急である(ボロ車両で石北峠をウンウン唸りながら登っていた昨日の特急「オホーツク」とは対照的である)。
     天気も良いが、残念なのは窓の汚れである。雨粒跡らしき黒い点々が、全面的に残っているのである。収支の厳しいJR北海道であるが、洗車の頻度も減っているのであろうか。

    @朝日

  •  ふと右手を見ると、飛び立とうとしている3羽の丹頂鶴ではないか。さすが道東である。<br /> 移動中は、駅に関連したスマホの位置ゲームをやっているが、それにしても廃駅の多いことときたら。まぁ、駅周辺に何もなく、乗降客がほとんどいないのであるのだから、仕様がないのであろう。<br /> ふと外を見ると、今度は大鷲である(間違いないはず)。これは珍しい。越冬地としてはこの辺りが最南端であろうか。<br /> 季節的にも、今はちょうど良いかもしれない。真冬の北海道は全面雪景色になってしまうが、この時期の道東はまだ雪がないため、景色の変化を楽しむことができる。<br /><br />@狩勝峠手前(雲が多くなってきた)

     ふと右手を見ると、飛び立とうとしている3羽の丹頂鶴ではないか。さすが道東である。
     移動中は、駅に関連したスマホの位置ゲームをやっているが、それにしても廃駅の多いことときたら。まぁ、駅周辺に何もなく、乗降客がほとんどいないのであるのだから、仕様がないのであろう。
     ふと外を見ると、今度は大鷲である(間違いないはず)。これは珍しい。越冬地としてはこの辺りが最南端であろうか。
     季節的にも、今はちょうど良いかもしれない。真冬の北海道は全面雪景色になってしまうが、この時期の道東はまだ雪がないため、景色の変化を楽しむことができる。

    @狩勝峠手前(雲が多くなってきた)

  •  石勝線の長大なトンネルをいくつも抜けて、南千歳以降は乗り慣れた千歳線である。この路線は特筆するものはないが、ここ数年限定で要注目なのが、北広島市で建設中の野球場である。所用で札幌に来ることがあれば、球場の完成具合を目にすることができるであろう。<br /><br />@まだ基礎工事中

     石勝線の長大なトンネルをいくつも抜けて、南千歳以降は乗り慣れた千歳線である。この路線は特筆するものはないが、ここ数年限定で要注目なのが、北広島市で建設中の野球場である。所用で札幌に来ることがあれば、球場の完成具合を目にすることができるであろう。

    @まだ基礎工事中

  •  10時47分、札幌着。見所が多い路線であるため、4時間超もあっという間であった。<br /> 続いて乗るのは、11時00分発の特急「ライラック」である。札幌から旭川までの特急は、私の幼少時分(小中学生)は「ライラック」であったが、その後は「ホワイトアロー」だの「カムイ」だの耳慣れない列車名になり、ぐるっと一周して元に戻ってきた感じである。<br /><br />@次はこれ

     10時47分、札幌着。見所が多い路線であるため、4時間超もあっという間であった。
     続いて乗るのは、11時00分発の特急「ライラック」である。札幌から旭川までの特急は、私の幼少時分(小中学生)は「ライラック」であったが、その後は「ホワイトアロー」だの「カムイ」だの耳慣れない列車名になり、ぐるっと一周して元に戻ってきた感じである。

    @次はこれ

  •  なお、この車両でこの地域を乗るのは初めてである。留萌本線や札沼線に乗るためにこの辺りにはここ数年でも何度となく来ているが、青春18きっぷを使って数少ない各駅停車に乗ったりしているためである。<br /> 定刻に出発。初めての車両とは言え、昨日乗ったばかりの区間である(しかも景色は地味)。ネタは皆無であるため、駅売店で買いそろえた食ネタの紹介である。北海道らしい酒類と、おにぎりである。<br /><br />@ネタ3種

     なお、この車両でこの地域を乗るのは初めてである。留萌本線や札沼線に乗るためにこの辺りにはここ数年でも何度となく来ているが、青春18きっぷを使って数少ない各駅停車に乗ったりしているためである。
     定刻に出発。初めての車両とは言え、昨日乗ったばかりの区間である(しかも景色は地味)。ネタは皆無であるため、駅売店で買いそろえた食ネタの紹介である。北海道らしい酒類と、おにぎりである。

    @ネタ3種

  •  なお日本酒は、新十津川の酒蔵のものである。札沼線廃線直前に新十津川駅に行った際に臨時売店でキハ40系柄のワンカップが売っていたのを買ったことがあり、それ以来である。おにぎりは、一昨日に新函館北斗駅で買った駅弁を作っている業者のものである。ちなみに、これらも例の切符で10%割引である。<br /> 酒の影響もあり深川付近から旭川手前までウトウトとして、12時25分に旭川に到着した。ここで1時間ほど暇があるが、北見のように「落穂拾い」をする観光施設もない(そもそも、私の生誕地であり、これまでに何度も来ている)。新しくできた商業施設を見たりして、適当に時間を潰した。<br /> 続いて乗るのは、13時35分発の特急「サロベツ」である。<br /><br />@今日3本目

     なお日本酒は、新十津川の酒蔵のものである。札沼線廃線直前に新十津川駅に行った際に臨時売店でキハ40系柄のワンカップが売っていたのを買ったことがあり、それ以来である。おにぎりは、一昨日に新函館北斗駅で買った駅弁を作っている業者のものである。ちなみに、これらも例の切符で10%割引である。
     酒の影響もあり深川付近から旭川手前までウトウトとして、12時25分に旭川に到着した。ここで1時間ほど暇があるが、北見のように「落穂拾い」をする観光施設もない(そもそも、私の生誕地であり、これまでに何度も来ている)。新しくできた商業施設を見たりして、適当に時間を潰した。
     続いて乗るのは、13時35分発の特急「サロベツ」である。

    @今日3本目

  •  今日の旅程は「ただ単に3本の列車に乗り続けるだけ」であり、普通の旅行客からは全く理解されないであろう。「乗り鉄」の私ですら、「少しくらい観光したいな」と思うくらいである。<br /> 定刻に出発。名寄までは路盤も整っているので、「おおぞら」と同様の「爆走」である(さすがに、塩狩峠では車体が唸って遅くなったが)。<br /> 名寄から先は、天塩川に沿ったり離れたりで、のんびり運転である。音威子府駅の蕎麦屋に寄りたいが、停車時間も短いし、そもそも営業時間外である。<br /><br />@北へ北へ

     今日の旅程は「ただ単に3本の列車に乗り続けるだけ」であり、普通の旅行客からは全く理解されないであろう。「乗り鉄」の私ですら、「少しくらい観光したいな」と思うくらいである。
     定刻に出発。名寄までは路盤も整っているので、「おおぞら」と同様の「爆走」である(さすがに、塩狩峠では車体が唸って遅くなったが)。
     名寄から先は、天塩川に沿ったり離れたりで、のんびり運転である。音威子府駅の蕎麦屋に寄りたいが、停車時間も短いし、そもそも営業時間外である。

    @北へ北へ

  •  時折、汽笛が鳴ってブレーキが踏まれるが、これは線路上にいる鹿対策である。<br /> 昨日と同様、16時過ぎから暗くなり始め、16時半過ぎには景色が見えなくなってしまった。またしてもPCとスマホが友達である。抜海駅付近の高台からは日本海越しの利尻富士が拝めるのであるが、今日は無理である。<br /> 17時23分、日本最北の駅である稚内に到着した。<br /><br />@最果ての駅へ

     時折、汽笛が鳴ってブレーキが踏まれるが、これは線路上にいる鹿対策である。
     昨日と同様、16時過ぎから暗くなり始め、16時半過ぎには景色が見えなくなってしまった。またしてもPCとスマホが友達である。抜海駅付近の高台からは日本海越しの利尻富士が拝めるのであるが、今日は無理である。
     17時23分、日本最北の駅である稚内に到着した。

    @最果ての駅へ

  •  駅近くにホテルに投宿し、今日もまた同じパターン(地域共通クーポンでスーパー食材購入)である。<br /><br />■2020.12.7<br /> 6時過ぎにチェックアウトをして、駅へと向かった。今日もまた、特急「サロベツ」に乗車である。昨日の写真と比較すると色が違うのが一目瞭然であるが、昨夕の「サロベツ」は折り返し特急「宗谷」として札幌に向かっており、この車両は昨晩遅くに稚内に到着した別編成である。<br /><br />@お色直し?

     駅近くにホテルに投宿し、今日もまた同じパターン(地域共通クーポンでスーパー食材購入)である。

    ■2020.12.7
     6時過ぎにチェックアウトをして、駅へと向かった。今日もまた、特急「サロベツ」に乗車である。昨日の写真と比較すると色が違うのが一目瞭然であるが、昨夕の「サロベツ」は折り返し特急「宗谷」として札幌に向かっており、この車両は昨晩遅くに稚内に到着した別編成である。

    @お色直し?

  •  編成は4両であり、自由席は先頭の4号車であるが、最後尾にも「増結1号車」として追加されており、5両編成になっている。増結1号車も自由席であり、覗いてみると内部はラウンジカーであった。「これも面白そうだな」と思ったが、4時間近く乗るため、「普通の席の方が腰に良かろう」との判断で4号車に陣取った。今回の切符を使える年齢=それなりの歳=腰が優先、なのである。<br /><br />@飲食するならこちらが良さそう

     編成は4両であり、自由席は先頭の4号車であるが、最後尾にも「増結1号車」として追加されており、5両編成になっている。増結1号車も自由席であり、覗いてみると内部はラウンジカーであった。「これも面白そうだな」と思ったが、4時間近く乗るため、「普通の席の方が腰に良かろう」との判断で4号車に陣取った。今回の切符を使える年齢=それなりの歳=腰が優先、なのである。

    @飲食するならこちらが良さそう

  •  定刻の6時36分に稚内を出発。私の好きな沿線風景である「宗谷本線の豊富以北」であるが、昨日は日が暮れてしまったが、今日はなんとか目視可能である。しかし、まだ日が昇る前であることと、雲が厚いため、かなり見難い。私がこの路線に乗る際は、抜海以北の高台で「利尻富士」の立て札がある場所で利尻島の写真を撮るのが必須課題であるが(ワンチャンスなので、これがなかなか難しい)、今回は失敗作であった。<br /><br />@ブレブレ(雲の下に少しだけ利尻富士あり)

     定刻の6時36分に稚内を出発。私の好きな沿線風景である「宗谷本線の豊富以北」であるが、昨日は日が暮れてしまったが、今日はなんとか目視可能である。しかし、まだ日が昇る前であることと、雲が厚いため、かなり見難い。私がこの路線に乗る際は、抜海以北の高台で「利尻富士」の立て札がある場所で利尻島の写真を撮るのが必須課題であるが(ワンチャンスなので、これがなかなか難しい)、今回は失敗作であった。

    @ブレブレ(雲の下に少しだけ利尻富士あり)

  •  今日も、「鹿との戦い」は継続である。汽笛が鳴り、ブレーキが掛かり、加速する、の繰り返しである。<br /> 豊富から音威子府までの天塩川が沿う区間も、私の好きな沿線風景である。北海道のローカル線がかなり淘汰された現在では、これだけ「人工物がない景色」が続くのは珍しいものとなっている。昨晩のうちに内陸部は大雪が降ったようで、雪のなかった道東や道南とは全く違う北海道の姿を見せてくれている。<br /><br />@これも北海道

     今日も、「鹿との戦い」は継続である。汽笛が鳴り、ブレーキが掛かり、加速する、の繰り返しである。
     豊富から音威子府までの天塩川が沿う区間も、私の好きな沿線風景である。北海道のローカル線がかなり淘汰された現在では、これだけ「人工物がない景色」が続くのは珍しいものとなっている。昨晩のうちに内陸部は大雪が降ったようで、雪のなかった道東や道南とは全く違う北海道の姿を見せてくれている。

    @これも北海道

  •  雪景色は素晴らしかったが、先頭車両が舞い上げる雪がだんだん窓に張り付いてきて、なんとか外の様子は見られるものの、写真撮影は完全にできなくなってしまった。ということで、音威子府以降は「のんびりタイム」である。<br /> しかし、その「のんびり」を打ち壊すかのように、列車は士別で停止してしまった。理由は、この先の踏切の不具合だそうである。旭川で11分の乗り継ぎで特急「ライラック」に接続する予定であるが、これに乗れないとなると、留萌本線にも乗り継げなくなる。<br /> 結局、士別を23分ほど遅れて出発した。停止中に代替案をあれこれ考え、追分駅近くにある道の駅(キハ183などを展示)に行くことにした(以前の訪問時に、鉄道資料館を見ることができなかったため)。<br /> 10時42分に旭川に到着(ライラックは12分前に出発済み)。仕方なく、11時00分発の特急「カムイ」に乗り込んだ。<br /><br />@無念

     雪景色は素晴らしかったが、先頭車両が舞い上げる雪がだんだん窓に張り付いてきて、なんとか外の様子は見られるものの、写真撮影は完全にできなくなってしまった。ということで、音威子府以降は「のんびりタイム」である。
     しかし、その「のんびり」を打ち壊すかのように、列車は士別で停止してしまった。理由は、この先の踏切の不具合だそうである。旭川で11分の乗り継ぎで特急「ライラック」に接続する予定であるが、これに乗れないとなると、留萌本線にも乗り継げなくなる。
     結局、士別を23分ほど遅れて出発した。停止中に代替案をあれこれ考え、追分駅近くにある道の駅(キハ183などを展示)に行くことにした(以前の訪問時に、鉄道資料館を見ることができなかったため)。
     10時42分に旭川に到着(ライラックは12分前に出発済み)。仕方なく、11時00分発の特急「カムイ」に乗り込んだ。

    @無念

  •  定刻に旭川を出発。「留萌本線に乗る」「留萌駅で駅そばを食べる」という2ネタを失ったため、旭川駅で自棄になって1ネタ追加してきた。在り来りであるが、駅弁である。それほどお腹は空いていなかったのであるが、そんな私にちょうど良いミニサイズであったため、これを選択した(大きさの割に、値段はなかなかのもの)。<br /><br />@北海道ですから

     定刻に旭川を出発。「留萌本線に乗る」「留萌駅で駅そばを食べる」という2ネタを失ったため、旭川駅で自棄になって1ネタ追加してきた。在り来りであるが、駅弁である。それほどお腹は空いていなかったのであるが、そんな私にちょうど良いミニサイズであったため、これを選択した(大きさの割に、値段はなかなかのもの)。

    @北海道ですから

  •  12時00分に岩見沢に到着。室蘭本線の各駅停車が出発するまで45分もあるため、ベンチに座って「臨時休館なんて洒落にならないからな」と思ってウェブで確認してみると、なんと冬季は資料館が「ガラス越し」でしか見ることができないとあるではないか。これでは、訪問する意味がない。あれこれ代替案を考えたが、もうネタも尽きており、仕方なく「室蘭本線で苫小牧まで乗り通す」ことにした。追分以南はかなりご無沙汰のはずである。それに、せっかく北海道に来たのであるから、オンボロのキハ40系に付き合ってあげる(?)のも醍醐味である。<br /> ホームに向かい、今回の旅で初めてのキハ40系に乗り込んだ。<br /><br />@大御所

     12時00分に岩見沢に到着。室蘭本線の各駅停車が出発するまで45分もあるため、ベンチに座って「臨時休館なんて洒落にならないからな」と思ってウェブで確認してみると、なんと冬季は資料館が「ガラス越し」でしか見ることができないとあるではないか。これでは、訪問する意味がない。あれこれ代替案を考えたが、もうネタも尽きており、仕方なく「室蘭本線で苫小牧まで乗り通す」ことにした。追分以南はかなりご無沙汰のはずである。それに、せっかく北海道に来たのであるから、オンボロのキハ40系に付き合ってあげる(?)のも醍醐味である。
     ホームに向かい、今回の旅で初めてのキハ40系に乗り込んだ。

    @大御所

  •  まさかの2両編成であったが、1両は締め切り(回送)であり、実質1両であった。<br /> 定刻の12時45分に出発。あまり変化のない景色の中を走り続け、苫小牧には14時10分に到着した。<br /> さて、宿泊地である登別に行くにしても、まだ早すぎる。しかし、苫小牧も、これまで何度も訪問してきた町である(ホッキカレーを食べに港まで行ったり、軽便鉄道の車両を見に行ったり)。新たなネタも思いつかないので、製紙会社まで軽便鉄道を見に行った。<br /><br />@再訪

     まさかの2両編成であったが、1両は締め切り(回送)であり、実質1両であった。
     定刻の12時45分に出発。あまり変化のない景色の中を走り続け、苫小牧には14時10分に到着した。
     さて、宿泊地である登別に行くにしても、まだ早すぎる。しかし、苫小牧も、これまで何度も訪問してきた町である(ホッキカレーを食べに港まで行ったり、軽便鉄道の車両を見に行ったり)。新たなネタも思いつかないので、製紙会社まで軽便鉄道を見に行った。

    @再訪

  •  その後は駅前にあるショッピングセンターなどを見たが、それでも時間は余っている。駅に戻ると、ちょうど14時46分発の特急「すずらん」(室蘭行)が入線して来たが、これに乗ったところであまり変化はない。隣のホームに14時49分発の各駅停車が停まっており、キハ143系という私があまりよく知らない(乗り慣れていない)車両であったので、とりあえずそれに乗ってみることにした(だんだん「行き当たりばったり」になってきた)。<br /><br />@過去に乗った記憶なし

     その後は駅前にあるショッピングセンターなどを見たが、それでも時間は余っている。駅に戻ると、ちょうど14時46分発の特急「すずらん」(室蘭行)が入線して来たが、これに乗ったところであまり変化はない。隣のホームに14時49分発の各駅停車が停まっており、キハ143系という私があまりよく知らない(乗り慣れていない)車両であったので、とりあえずそれに乗ってみることにした(だんだん「行き当たりばったり」になってきた)。

    @過去に乗った記憶なし

  •  定刻に苫小牧を出発。車内でキハ143系について調べたりしていたが(50系客車が元になっていたとは意外である)、それにしても窓が焼けてまっ茶色で外も見難いため、白老で下車してしまった。アイヌ模様の新駅舎を眺めたりしてから、15時42分発の特急「北斗」に乗り、登別へ。宿の送迎車で登別温泉へ向かった。<br /> いつもは安宿であるが、今回は「部屋食」「船盛付き」「飲み放題付き」であり、定価は2万円超えである。しかし、GoToで35%引きとなり、また勤め先の補助も使えるため、自腹は千円ちょっとである(結局、いつもの安さに)。<br /> 部屋に入り、説明を受け、「お茶をお持ちします」と言われたので、「いやいや、お茶なんて自分でやりますよ」と言いそうになったが、しばらくしてやってきたのは予想外の「お茶」であった。こういう宿に泊まり慣れてないので、なにか間違いを犯しそうである。<br /><br />@確かに「お茶」である

     定刻に苫小牧を出発。車内でキハ143系について調べたりしていたが(50系客車が元になっていたとは意外である)、それにしても窓が焼けてまっ茶色で外も見難いため、白老で下車してしまった。アイヌ模様の新駅舎を眺めたりしてから、15時42分発の特急「北斗」に乗り、登別へ。宿の送迎車で登別温泉へ向かった。
     いつもは安宿であるが、今回は「部屋食」「船盛付き」「飲み放題付き」であり、定価は2万円超えである。しかし、GoToで35%引きとなり、また勤め先の補助も使えるため、自腹は千円ちょっとである(結局、いつもの安さに)。
     部屋に入り、説明を受け、「お茶をお持ちします」と言われたので、「いやいや、お茶なんて自分でやりますよ」と言いそうになったが、しばらくしてやってきたのは予想外の「お茶」であった。こういう宿に泊まり慣れてないので、なにか間違いを犯しそうである。

    @確かに「お茶」である

  •  温泉に2度入り、お待ちかねの夕食である。お造りには、ソイやホッキなどの地の物もあり、追加で出てきた料理(写真以外に、焼き物と炊き込みご飯と香の物があった)にも白老牛があったりしたので、ついつい日本酒を飲みすぎてしまった(飲み放題であったことも影響した)。<br /><br />@優雅に

     温泉に2度入り、お待ちかねの夕食である。お造りには、ソイやホッキなどの地の物もあり、追加で出てきた料理(写真以外に、焼き物と炊き込みご飯と香の物があった)にも白老牛があったりしたので、ついつい日本酒を飲みすぎてしまった(飲み放題であったことも影響した)。

    @優雅に

  • ■2020.12.8<br /> さて、今日は帰るだけである。アクセントとして、室蘭に寄ることにしている(ここで、3千円もある地域共通クーポンを使うという使命もある)。<br /> 出発前に、登別を徒歩観光である。実は登別に来るのは34年ぶりであり、前回は高校2年生で初めての北海道旅行であった。旅行案内書でしか知らない北海道であったため、どうしても登別に来たくて旅程に入れたものであり、クマ牧場の写真がいまでもたくさん残っているが、当時の私に助言ができるとすれば「そんなものより、ギリギリ残っていた廃止対象路線(広尾線や天北線や羽幌線など)に乗車すべき」である。若気の至りというか、まぁ仕様がない。<br /><br />@早朝の地獄谷

    ■2020.12.8
     さて、今日は帰るだけである。アクセントとして、室蘭に寄ることにしている(ここで、3千円もある地域共通クーポンを使うという使命もある)。
     出発前に、登別を徒歩観光である。実は登別に来るのは34年ぶりであり、前回は高校2年生で初めての北海道旅行であった。旅行案内書でしか知らない北海道であったため、どうしても登別に来たくて旅程に入れたものであり、クマ牧場の写真がいまでもたくさん残っているが、当時の私に助言ができるとすれば「そんなものより、ギリギリ残っていた廃止対象路線(広尾線や天北線や羽幌線など)に乗車すべき」である。若気の至りというか、まぁ仕様がない。

    @早朝の地獄谷

  •  朝食を頂いてから送迎車で登別駅へ。当初予定では8時48分の東室蘭行の各駅停車に乗ることにしていたが、停まっていたのは昨日と同じキハ143系である。どの窓も茶色に変色しており、あれでは景色がよく見えない。<br /> ということで、8時43分発の特急「すずらん」に乗ることにした。この特急はなぜか東室蘭行という中途半端なものであり、室蘭着は後発の各駅停車と同じであるが、「窓がきれい」というのが最大の違いである。<br /><br />@飛び乗る(フリー切符ならでは)

     朝食を頂いてから送迎車で登別駅へ。当初予定では8時48分の東室蘭行の各駅停車に乗ることにしていたが、停まっていたのは昨日と同じキハ143系である。どの窓も茶色に変色しており、あれでは景色がよく見えない。
     ということで、8時43分発の特急「すずらん」に乗ることにした。この特急はなぜか東室蘭行という中途半端なものであり、室蘭着は後発の各駅停車と同じであるが、「窓がきれい」というのが最大の違いである。

    @飛び乗る(フリー切符ならでは)

  •  東室蘭で室蘭行に乗り継ぎ(これまたキハ143系であるが、選択肢はない)、ゆらゆら揺られて、9時25分に室蘭に到着した。<br /> 室蘭に来るのは、ちょうど20年ぶりである。途中駅であれば「ぶらり途中下車」もできるのであるが、盲腸線になっているため、室蘭を目的にしないと来ることがないのである。<br /> それにしても、「こんなに寂しい街であったろうか」というのが実感である。まだ9時台であるが、「10時を過ぎても絶対に開かないだろうな」というシャッター続きの商店街であった。<br /> 10時開店のスーパーで地域共通クーポンを使い果たし、駅へと戻る。「どうせまたキハ143系だろう」と決めかかっていたところ、10時36分発の列車は、日高本線運休で流れ込んできているキハ40系であった。<br /><br />@シンボルはお馬さん

     東室蘭で室蘭行に乗り継ぎ(これまたキハ143系であるが、選択肢はない)、ゆらゆら揺られて、9時25分に室蘭に到着した。
     室蘭に来るのは、ちょうど20年ぶりである。途中駅であれば「ぶらり途中下車」もできるのであるが、盲腸線になっているため、室蘭を目的にしないと来ることがないのである。
     それにしても、「こんなに寂しい街であったろうか」というのが実感である。まだ9時台であるが、「10時を過ぎても絶対に開かないだろうな」というシャッター続きの商店街であった。
     10時開店のスーパーで地域共通クーポンを使い果たし、駅へと戻る。「どうせまたキハ143系だろう」と決めかかっていたところ、10時36分発の列車は、日高本線運休で流れ込んできているキハ40系であった。

    @シンボルはお馬さん

  •  定刻に出発し、東室蘭で10時57分発の特急「北斗8号」に乗り込んだ。フリー切符を活用して次はどこへ、と思われるかもしれないが、実はもう帰らないといけない。新函館北斗まで2時間強、30分の待ち合わせがあり、新幹線「はやぶさ」に4時間乗り、近郊路線を乗り継いで、自宅のドアに辿り着くのは19時過ぎである。いくら新幹線が道南まで来たとはいえ、やはり北海道は、鉄道だけでアクセスするにはまだまだ遠い場所である。<br /> ということで、一路関東へ。しかし、最後に一仕事ある。往路では果たせなかった「小沼と駒ケ岳」の写真である。少し雲が多めであるが、今日は成功させることができた。<br /><br />@美しい<br /><br /> 新幹線内ではもうすることもないので、この旅行記を仕上げて、新幹線内からアップである。<br /><br /><br />*旅行記および私の詳細については以下で。<br />「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm<br />

     定刻に出発し、東室蘭で10時57分発の特急「北斗8号」に乗り込んだ。フリー切符を活用して次はどこへ、と思われるかもしれないが、実はもう帰らないといけない。新函館北斗まで2時間強、30分の待ち合わせがあり、新幹線「はやぶさ」に4時間乗り、近郊路線を乗り継いで、自宅のドアに辿り着くのは19時過ぎである。いくら新幹線が道南まで来たとはいえ、やはり北海道は、鉄道だけでアクセスするにはまだまだ遠い場所である。
     ということで、一路関東へ。しかし、最後に一仕事ある。往路では果たせなかった「小沼と駒ケ岳」の写真である。少し雲が多めであるが、今日は成功させることができた。

    @美しい

     新幹線内ではもうすることもないので、この旅行記を仕上げて、新幹線内からアップである。


    *旅行記および私の詳細については以下で。
    「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm

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