GoToで行く越後線、弥彦線乗り鉄の旅

2020/11/16 - 2020/11/16

GoToトラベル　お値打ち商品その２と言う事で、先月の浜松に続いて新潟へ行ってきました。

今月車で新潟まで出かけた際に越後線を走る115系を撮影しましたが、まだ越後線と弥彦線に乗っておらず115系もいつまで走るが判らないので早めに乗っておこうと言うことで調べたら、JR東日本「びゅー」トラベルの「列車で行く日帰り旅行／新潟すし三昧「極み」」と言う旅行商品がありました。
1名利用の場合はGoToトラベル適用で13,800円となり、往復新幹線にお寿司（3500円相当）まで付いてこのお値段です。

地域クーポンは3000円が提供されますので実質10,800円です。
この価格は東京新潟間の新幹線半額相当ですから、JR東のえきねっと「お先にトクだね」の5割引きを買うよりお得だと思います。
この商品は最短で出発2日前の23:40まで購入が可能ですから利用価値は高いと思います。

https://view.eki-net.com/pc/personal/reserve/wb/rmreserve/3102_RMPackageDetailSub.aspx?SCREEN_ID=SPPR3003&PKGCD_CD=R2700426331&DPT_DAY=20210131&ADLT_NUMERAL=1&CHILD_NUMERAL=0&targetPage=sppr3102

そんな商品を使って新潟まで行って、越後線と弥彦線を乗り鉄してきました。

エリア 新潟市(新潟)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 利用旅行会社: びゅうトラベルサービス

東京駅9:12発の新潟行きとき305号で出発です。
東北上越新幹線の東京駅は折り返し時間が短く車内清掃が終わるのが発車3分前と結構あわただしくて、個人的に好きでは無いんですよね。
ホームも次発列車を待つ人とかも多いからなんかいつも混雑している印象があります。

東京駅 駅

秋晴れの良い天気で群馬県内も紅葉終盤と言った感じです。
今年の春はコロナで夏は暑い日が9月まで続きようやく過ごしやすい天気になったらもう冬です。

上越新幹線 乗り物

上越国境を越えると雲が広がって来ました。大宮区を出ると新潟まで停車しないスーパーなとき？なのですが、乗車率は4割程度です。
コロナ渦と言えこの乗車率は厳しいですね。以前なら出張族で混雑した列車なんですが‥

日本海側はこれから寒い冬がやってきます。

新潟には定刻10:49に到着です。酒田行きの特急「いなほ」に接続しているので同一ホーム乗り換えが出来る11番線に到着です。

試しに接続ホームから下車しましたが、これは乗り換えに便利ですね。
乗換改札口を新潟までの切符でも通れました。ちょうどこの後、4番線に内野からやってくる115系を撮影するので5番線ホームに出られるのは便利です。
撮影後この115系が折り返し11:01発1532M内野行きになるので乗車しますが、その前にコンコース内売店でお昼用に駅弁を購入します。

GoToトラベルの地域クーポンは12時にならないと発行されないので使えないのが残念です。日帰りの場合はせめて10時には発行して欲しいなぁ。まあそうすると空予約とかの問題も出るのでしょうが・・・

新潟駅 駅

乗車した内野行きは朝ラッシュが終わったデータイムだけあってガラガラでした。
先日撮影した信濃川橋梁を渡り新潟の市街地を走り、25分程で終点の内野駅に到着です。ココで後続の吉田行きに乗換となります。
できれば全線115系で乗り通したかったのですが行程の都合で内野～吉田間は115系では無くE129系になってしまうのが残念です。

JR越後線 乗り物

でも内野駅では到着すると直ぐに新潟行きが115系6両編成でやってきます。
なので内野駅で115系同士が並ぶ光景が見られるのです。
一昔前ならよく見られた光景だったのですが、115系が少なくなった今では貴重なシーン？になってます。
それに新潟は過去の色々な塗装が入り混じってますので、なかなか面白い光景となります。

内野駅 駅

この後やって来る吉田行きが到着するまで、乗ってきた115系は折り返し待機となりますので時間まで車内を見たりしてすると、「敬礼！」と大きな声がするのでその方向を見てみると、どうやらこの列車の車掌さんは見習い修了試験なのか管理者から総評を受けてました。

20分後の11:50発1932M吉田行きが到着します。この時間にしては珍しく6両編成です。
なので車内はガラガラです。内野を出ると一気に郊外の風景になります。

およそ30分、12:24に終点の吉田駅2番線に到着です。
弥彦線との接続駅でホームも3面あってちょっとしたターミナル駅の風貌です。

乗継の12:33発140M柏崎行きは1番線に115系の湘南色が停車しています。
先頭のクモハ115-1001に乗車しましたが、この列車もガラガラです。とう言うより殆ど乗客の姿がありません。1号車には自分を含めて3人で他の車両も似たようなものです。
昼下がりとは言えローカル線の現実で、115系なのでツーマン運転（でも運転士も車掌に女性だったのでツーウーマン？）なのでコストが掛かります。

吉田駅 駅

吉田駅を定刻12:33に発車します。
ココでようやくお昼のお弁当にします。
新潟駅の駅弁はどれも美味しそうな物が多いのですが、その分お値段も良くて1000円以下のリーズナブルなものは少なくこの「たれカツ重」が900円でしたのこちらにしました。

新潟産コシヒカリの上に千切りキャベツを敷き、甘めの醤油ダレに浸した越後もち豚のカツ3切れ乗っているシンプルなお弁当です。
東北に行くとカツ丼と言うと玉子でとじるので無くこういう醤油やみそダレに漬けるパターンが多いです。
味が良くしみていてなかなか美味しいし、お米も流石米どころ新潟です。

駅弁屋 新潟店 グルメ・レストラン

寺泊駅で1号車の乗客は自分だけになってしまいました。
と言う事は普段だと空気輸送になっている可能性もあります。これならE129系のワンマンで充分なんでしょうね。次のダイヤ改正で115系が残るか？微妙ですよね。

https://youtu.be/161spuFMg-o

JR越後線 乗り物

ローカルチックな風景の中、115系は独特のモーター音を響かせながら越後路を走ります。人気のある？湘南色とあって所々の好撮影地には撮り鉄の姿も。
ただ今日は天気が良く無く時折晴れ間がのぞくことがありますが、雲が優勢な天気です。こういう日は乗り鉄するに限ります（笑）
越後線は国鉄末期に電化されましたが、工費節約で国鉄では採用例が少ない低コストの直接吊架式が採用されており、最高速度が85km/hに制限されている線区でもあります。

越後線は平行する信越本線より海側ですが、走っている路線からは一切海は見えません。これで海が見えたりすれば観光列車でも走らせるのでしょうがこれでは難しいかな

この辺りは米どころでもありますが既に収穫も終わり寒い冬を迎えますが、シベリアが越冬の為に南下してきた白鳥の休憩地でもあり、時折田んぼに白鳥の群れが降りたっている姿が見受けられました。

終点の柏崎には13:43、行き止まり式の0番線に到着しました。
列車から降り立ったのは目算で20名足らずでしょうか。3両編成にしてはかなり寂しい数字です。ローカル線は収入も大事ですが、輸送人員の方が存続目安になったりしますので乗って欲しいところですが、柏崎～吉田間は本数も少ないから難しいでしょうね。

柏崎駅 駅

ここから下越に戻ります。6分の接続で特急しらゆき5号新潟行きがやって来るので2番線に移動してやってきたのE653系1100番台車、フレッシュひたちからの転用改造車に乗車します。

この時期は閑散期なので指定席が安いので指定席を確保しておきました。
まあ自由席も空いているのですが、えきねっとで以前に確保して使わなかった指定券を使いまわす都合もあったので・・・

さすが特急列車です120km/hでどんどん駅を通過していき、長岡に到着するとここで大半の乗客が下車していきました。

特急しらゆき 乗り物

このまま弥彦線の接続駅、東三条まで乗りたい所ですが、柏崎から東三条だと59.9kmで特急料金が最安の50kmまでを超えてしまいます。なので手前の見附で下車すれば48.1kmで50km以内に収まり440円程安くすみますし、見附で降りて後続の普通列車に乗り換えても弥彦線に接続するので14:24見附に到着し、下車します。

見附駅 駅

20分程ホーム待合室で待ち、後続の14:49発の新潟行き449Mに乗車します。この列車も長いE129系6両編成でした。

東三条には15:02に到着すると隣の0番線ホームに2分接続で弥彦線吉田行き238Mが待ち受けています。
乗り換え客が乗り込むと4両編成のE129系が発車します。

9月に東三条から燕三条までは115系の湘南色に乗車していますが、その時は夜間で個人的な乗り潰しルール、夜間乗車の場合は昼間に再乗することにしているので、これでクリアです。

東三条駅 駅

吉田には15:24に3番線に到着すると、1番線に柏崎行きの115系が停車していました。
内野駅で見た「新潟色」の115系が新潟からやってきて柏崎行きになっています。
また115系に乗りたい衝動にかられますが、まだ弥彦線のミッションが完了していませんので、5番線の弥彦行きに乗車します。

吉田駅 駅

15:55発の弥彦行き272MはE127系ワンマン2両編成です。
115系の柏崎行きが発車した後、進路構成が変わり出発信号が進行現示となり発車します。

昼すぎはぐずついた空模様でしたが夕方になりと雲が殆ど無くない良い天気で夕日を見ながら列車は弥彦駅に向かいます。
弥彦までは8分と短い時間ですが、これで弥彦線乗車ミッションはクリアです。

今回は大都市近郊区間のなので、新潟～西燕、西燕～弥彦間の乗車券を用意しておいたのを改札口で渡します。
越後線と弥彦線が大都市近郊区間なので大回りできるのはお財布に優しいですが、JR的にはアレでしょうからその分特急乗車した事で(笑)

弥彦線 乗り物

駅の写真を撮影して、予約しておいたタクシーに乗り込みます。
実はこの旅行記を書くまで大勘違いしていて、弥彦から戻る列車は1時間後だと思い込んでいたのです。
ならばタクシーで吉田駅まで戻れば早い、越後線に乗れて新潟に戻れると思い、地域限定クーポンが使える弥彦タクシーを予約しておいたのです。
しかし弥彦1610発の吉田行きがあったのです。

それを知らずにタクシーで弥彦駅から吉田駅まで2160円かけて移動してしまいましたが、地域クーポンを2000円使用したので160円で済みました

弥彦駅 駅

まあそのお陰で吉田駅近くの雪国らしい垂直型信号機を見ることが出来ました。
この形態の信号機もかなり減ってきましたから貴重です。
まあ、これなら欧州なんかのラウンドアバウトで良いような気もしますね。

吉田駅から16:27発159M新潟行きに乗車します。E129系4両編成ですが今までの様子とは一変して学生の下校ラッシュ時なので結構乗っています。
吉田以外にも巻駅からも乗車があり、越後赤塚からは大学生らしき乗客が乗り込みボックス席も4名着座の満席状態になりました。
ローカル線の大顧客は通学生ですからこれだけ乗車するのはありがたいものです。

吉田駅 駅

夕闇の越後路を走り17:16終点の新潟に到着です。
弥彦線完乗後、燕三条から新幹線に乗れば早いのですが、今日はこの日帰りツアー最大のお楽しみ？新潟県自慢の「お寿司」を食する為に新潟まで戻ってきたのです。

高架工事の進捗で駅舎の解体間近な万代口を見ながら駅近くのお寿司屋へ向かいます。

新潟駅万代口観光案内センター 名所・史跡

何店舗ある駅近でクーポン券を扱っているお寿司屋から探した中で一番良さそうな場所と言う事で、「富寿司　新潟駅前店」にやってきました。
上越市に本店を構える新潟県内ではそこそこ名の通ったお寿司屋さんの様です。
まだ17時過ぎと言うことで店内は空いており、カウンターへ通されてクーポン券を差し出します。今日は飲めないのでノンアルで我慢です。

富寿し 新潟駅前店 グルメ・レストラン

新潟県の寿司組合が提供している新潟県の地魚などを使ったお寿司「極み」（3500円相当）がこのクーポン券で食することが出来るのです。
注文して10分も経たずにやって来たお寿司は「極み」10貫。大トロ、中トロにのどぐろ、ヒラメや白身、ウニ、南蛮海老などにJRクーポンの特典で1貫追加の南蛮海老が入って11貫に茶碗蒸し、あら汁が付いてきます。

流石に日本海側だけあってネタは良いものが揃っています。
お昼が駅弁でちょっと物足りなかった感があったのもあってどんどんお腹に入っていきます。あら汁もちゃんと骨や鱗処理がされており美味しいし言う事無しです。

地域クーポンが1000円分余っており、このお店は対象店なので追加飲食で使用できるので、美味しかったのどくろと生さばを追加でオーダーしました。
のどぐろは言うまでも無く美味で、生サバも新鮮で無いと出せませんからね。
合計13貫を食べてお腹も膨れました。

時計を見ると17:50でそろそろ駅に向かわないといけません。上がりのお茶をずずーと飲んでお会計を済ませます。
追加は1130円だったのでクーポン1000円分を使い残りの130円を支払い、これで3000円の地域クーポンを使い果たしました。
タクシーは使わなくても良かった訳ですが、地方のタクシー会社もコロナで厳しい情勢ですから支援と言うGoToの目的とおりの使い方ですから良かったのかも知れません。

さて新潟駅に向かいます。
帰りの新幹線は18:12発の「とき342号」です。
ＪＲ東日本の車内販売からホットコーヒーが無くなったので、コンコース内のニューデイズでホットコーヒーを買って車内に持ち込みます。
車内販売からコーヒーが無くなったのは個人的には痛いですね。
発車前にわざわざ買わないといけないのが面倒なんですよね。それも売店がホームあれば良いのですが大抵はコンコース内の売店になるので、荷物とコーヒーを持って移動するのが億劫になります。

新潟駅 駅

「とき342号」はE7系でこの列車も「いなほ」の接続を受けるので11番線からなのでドアは両側が開いていて、発車2分前に乗換側ホームのドアが先に閉まるとアナウンスがありました。
まあ乗り継ぎ客は、早々に乗り込むでしょうから問題は無いのでしょう。

上越新幹線 乗り物

とき342号は新潟県内の新幹線各駅に停車して越後湯沢を出ると大宮まで停車しない早い「とき」になります。
時間的に新潟からの出張帰り客が多い列車の筈ですが、新潟を発車し燕三条、長岡、浦佐、越後湯沢とて停車しましたが、乗客は思ったより増えずトイレに行った際に数えてみたら定員の1割強程度で、横5席まるまる空いている列もありました。
月曜夜の上りですからそんなに混まないとは思うのですが、それにしても空き過ぎです。
まあその分感染確率は低いことになるのは嬉しいですが、経済的には宜しくないと言う感じですかね。

東海道新幹線はかなり乗客が戻ってきているとの話もありますが、上越新幹線までは戻ってないようです。

高崎を通過し、大宮で1/3が下車してさらに空いた「とき342号」は定刻20:06に上野駅に到着しました。
地元まで満員電車に久々に乗り、今回の旅は終了です。

上野駅 駅