2020/08/11 - 2020/08/14
328位(同エリア472件中)
じんさん
今年の夏は三泊四日で北陸エリアへ、その4。
石川県・粟津温泉の宿"法師"さんからの帰路の途中、福井県にある永平寺に立ち寄った。永平寺は"座禅"で知られる曹洞宗の総本山。開山は道元。
道元さんは初め、比叡山延暦寺に入門。しかし、そこで"悟り"に対して疑問を持つ。よーわからんわと比叡山を去り、答えを探しに中国まで渡航。そこで入門した曹洞宗の教えを学んで日本へ帰国。京都で曹洞宗の教えを広めようとするも、新興宗派である道元さんは比叡山の一門から嫌がらせを受けてしまう。見かねた信徒の一人、波多野さんからお誘いがあり、今の福井県越前地方へと向かう。そこでこの永平寺を建てられた、という話。
失礼ながら「何故に福井? 京都からもそこそこ離れてるのに?」と疑問に思ったのだけれど、調べてみるとこういう経緯だった。結構、ドラマティックな人生。これって映画になりそうなストーリーでは?と思ったらやっぱり映画化されてた。2009年公開の「禅 ZEN」というタイトルの映画で、中村勘太郎が主演。機会があれば一度観てみたい。
表紙写真:
永平寺参道の一葉観音様。道元さんが中国に渡航中、大しけに遭った時にお経を唱えたらこの一様観音様が現れて海を静めてくれたという、道元さんにとって救いの観音様。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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永平寺に到着。ここから巨木の立ち並ぶ参道が続く。
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参道の脇には苔むした土手。その上にポツポツと仏像や石碑。
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苔で覆われた空間。神聖な空気が感じられる。
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苔で覆われモコモコな石垣。
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参道の脇に流れている川。ここも苔でびっしり。
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口から水を出す龍。
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参道の奥には石段があり、その上にあるのは唐門。ここから先は立ち入り禁止。
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通用門の外にある手水舎は改修中。どのちみちコロナ渦で使えないし、この間に直しちゃえといった感じだろうか。
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永平寺の全体図。
通用門で検温を受け、靴を脱いで吉祥閣へ。そこで若い修行僧の方から永平寺の概要と見学時の注意などのガイダンスを受ける。ちなみにここでは修行僧の方々を"雲水"と呼ぶ。永平寺の中は七堂伽藍と呼ばれる建物群が廊下で結ばれている。思っていたのより広い。 -
ガイダンスの後、永平寺の中を見学開始。まずは笠松閣の広間。
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天井にはたくさんの動物やら花が描かれている。
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東司の辺り。東司は雲水さんのお手洗い。
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中雀門
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僧堂。修行僧が座禅に励むところ。一般の参詣者はこの中には入れない。
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仏殿。
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仏殿の中。御本尊を祀っている。
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仏殿の欄間には手の込んだ彫刻。
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仏殿から見た中雀門、その奥に隠れてるのが山門。
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長い階段を登って法堂へ。
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法堂(はっとう)
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妙高台(左)と大光明蔵(右)
妙高台は特別貴賓室だとか。中は見学できない。 -
今度は下り階段。
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苔むした巨木の根本付近から何本もの新芽が伸びている。なんともお寺に相応しい、生命を感じる木。
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シーンとした石の廊下に、ひらひらとウスバカゲロウが舞い降りる。こんなお寺で、こんなタイミングで。何かの使いにしか思えなかった。
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大庫院。修行僧と来客のための台所。
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瑞雲閣。「大庫院ノ一部ニシテ貴賓の接待所ニ充ツ」とのこと。
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大すりこぎ棒。3回擦ると料理上手になるとか。なので下の方がツヤツヤ。
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雲水さんの浴室。入浴中は私語が禁じられてるとか。
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中雀門から見た山門。
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山門の四天王像
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山門の四天王像
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山門の上部。雲水さん達がこの山門を通るのは、修行に来た時と帰る時のみ。
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龍の木彫り。
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山門の外。寒い冬、雪の上に立って待つ修行僧の姿を思い浮かべる。
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生ごまどうふソフト。480円。なかなか美味しい。永平寺の手前に並ぶお店にて。
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最後に越前そばを食べて帰ろうと、福井市にある笏谷そば本店へ。
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おろしそば。表面は鰹節で覆われている。
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実は中に天ぷらやら、油揚げがたくさん入っている。結構ボリューミーで大満足。
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旅行記グループ 2020夏 北陸旅行
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