しまなみ海道・道後温泉・内子・宇和島城・四万十・中津渓谷・祖谷~四国３日間の旅　②

2018/12/25 - 2018/12/27

今日は愛媛から高知へ回ります。

内子、宇和島城、四万十川の沈下橋、と、見たかった所ばかりなので

楽しみです！

エリア 宇和島(愛媛)

道後の泊まりはルナパークというホテルでした。

ちょっと古いタイプのホテルですが、サービスがはよかったです。

道後温泉　ホテルルナパーク 宿・ホテル

道後温泉から内子へ移動。内子観光は内子座からスタート！

内子座の前には建物があるので、全体像はなかなか写真にはおさまりません。

内子座 名所・史跡

内子座は1916年に建てられた芝居小屋で、取り壊しの危機を乗り越えて今では

重要文化財に指定されています。現役の劇場としても、利用されているそうですよ。

内子座 名所・史跡

舞台は回り舞台になっています。

芝居小屋というのを初めて見学したので珍しいものばかり。

内子座 名所・史跡

舞台の上手にある義太夫席。

オーケストラピットみたいなものですね。

内子座 名所・史跡

下手には黒簾というのがあって、2階部分には三味線や太鼓などのお囃子がいる場所

があります。

内子座 名所・史跡

テレビで相撲の升席は見たことありますが、
実際の升席というのを初めて実物でみました。かなり狭いような。

内子座 名所・史跡

奈落も初めて見ました。

回り舞台を人力で回します。

内子座 名所・史跡

舞台から一番遠いところにある2階正面席は大向うと言います。

低料金なので足しげく通う通な客が多く、「大向うをうならせる」と

いう言葉はここからできたそうです。

野球で言えば、一塁外野席ライトスタンドですかねー。

内子座 名所・史跡

内子座を後にして、こちらは内子町ビジターセンターです。

随分かわいらしい配色ですが、昔は警察署だったとか。

内子町ビジターセンター 名所・史跡

内部は古い部分を残しつつも、きれいに改装されています。

ここで、地図やきれいなガイドブックの冊子などをもらいました。

内子町ビジターセンター 名所・史跡

ちなみに、内子はドイツのローテンブルクと姉妹都市だそうですよ。

内子町ビジターセンター 名所・史跡

ビジターセンターの隣にある内子児童館は和洋折衷の建物でが、内子初の学校「化育

学校」の明治時代に建てられた校舎を復元したものです。

内子座から続く本町商店街はかつては六日市と呼ばれ、八日市とともに栄え、古い町並みが残っています。

下芳我邸は築140年の重厚な建物。現在はお店として活用されているようです。

下芳我邸 グルメ・レストラン

さらに歩いて行くと、伊予銀行内子支店が見えてきます。ここを曲がると、本格的に八日市・護国の古い町並み地区に入っていきます。

内子支店は明治時代に建てられた建物の外観を模して新しく造られたものです。

クリーム色をした漆喰壁の家が多いですね。

和蝋燭のお店。

大森和ろうそく屋 専門店

内子の町並み。

塔屋が印象的な旭館は登録有形文化財に指定されている映画館です。

現在は映画館としては使われなくて、内部公開も期間限定のようですが、古い映画のポスターが貼ってあって映画館らしい雰囲気でした。

旧活動写真館 旭館 名所・史跡

18世紀末の町屋を町屋資料館として公開しています。土間のかまどや生活の

様子が展示されています。

町家資料館 美術館・博物館

真ん中の背の低い白漆喰壁の建物は地味ですが、大村家住宅という重要文化財です。

内子では町屋資料館の次に古い建物だそうです。

大村家住宅 名所・史跡

重要文化財の本芳我家住宅です。とても凝った造りです。

亀甲型のなまこ壁が珍しいですね。

本芳我家住宅 名所・史跡

鶴や波などの彫刻が見事！！

本芳我家住宅 名所・史跡

彩色された鏝絵の懸魚が目を引きます。

本芳我家住宅 名所・史跡

内部は非公開ですが、お庭は拝見することができます。

本芳我家住宅 名所・史跡

本芳我家は木蝋を扱っていた豪商で本家ですが、内子にはほかにも下芳我家や上芳我家や中芳我家など分家がたくさん存在して隆盛を極めていたことが、立派なお屋敷からもよくわかります。

本芳我家住宅 名所・史跡

こちらは上芳我家。分家ですが、内子木蝋生産の中心となった家で、規模も大きい。

木蝋資料館上芳我邸 名所・史跡

木蝋資料館として公開されています。

木蝋資料館上芳我邸 名所・史跡

2階の海鼠壁や窓枠のデザインが個性的です。

木蝋資料館上芳我邸 名所・史跡

もうひとつ楽しみだったのが、現存天守のひとつ、宇和島城の見学です。

現存天守で訪れたことがあるのは、姫路城、松江城、彦根城、松山城、備中松山城、そして宇和島城とちょうど半分。あとの６つはこれからです。

宇和島城 名所・史跡

山全体に木々や植物がうっそうと茂って、石垣も苔むして、独特な雰囲気がしました。

宇和島城 名所・史跡

石垣。

宇和島城 名所・史跡

本丸に上がると、一転して目の前が開けて天守閣が現れます。

宇和島城 名所・史跡

小さいながらも、華やかな美しさが際立つ天守閣だと思いました。

宇和島城 名所・史跡

宇和島は伊達十万石の城下町ですが、最初に城を建てたのは藤堂高虎なんですね。

宇和島城 名所・史跡

海が見えますが、宇和島城が建ったころは、すぐそこが海だったとか。

宇和島城 名所・史跡

山の中腹に城山郷土館という施設があります。

この建物は武器庫で、三の丸にあったものを移築したものです。
武器庫の遺構は珍しいですね。

城山郷土館 美術館・博物館

郷土資料館では「うわじま　伊達・偉人展」という展示が行われていました。

城山郷土館 美術館・博物館

伊達のお殿様はもちろんですが、井関農機の創設者や、別府温泉開発で有名な油屋熊八、山下汽船の創設者など、「へ～」と思うような人物が宇和島出身だというのを初めて知りました。

城山郷土館 美術館・博物館

高知に入って、佐田の沈下橋にやってきました！

柵がないので、川面が見えないと普通の道路のように見えてしまいます。
途中膨らんでいるところはすれ違い用？退避所？
自動車は普通に通っていましたが、ガードレールがないと、心理的になんか怖いです。

佐田沈下橋 名所・史跡

雨降りでしたが、四万十の水は透明できれいでした。

四万十川 自然・景勝地

この橋が沈むほど増水することがあるんですねー。

佐田沈下橋 名所・史跡