上海下町散策 松江倉城歴史文化風貌区界隈を行く

2019/08/16 - 2019/08/19

松江倉城歴史文化風貌区、という案内板はあったが人がいない…

そもそもワタシが好む場所には人がいない(笑)

エリア 上海(中国)

上海滞在２日目 午後2:53．天馬山汽車站から乗った松江28路のバスは25分ほどかけて目的地の最寄りのバス停、松匯路玉樹路に着いた。

近くの交差点から通りを渡り玉樹路を北の方へと歩く。

この交差点の信号機の横に この先が観光地だというような案内板がある。

そっかオレ観光地へ行くんだ！

と、改めて思う(笑)

しばらく歩くと橋があった。

この橋の上から東の方を見ると でかい石橋の大倉橋が見える。

久々だな～　この景色

一気に水郷らしくなった。

今いる橋の左手（西側）にも古い石橋があるんだがここからは見えない。

大倉橋へ行くには この橋の下から川沿いにある道を行けばよさそう。

そう思いUターンして少し戻り 橋に上がらず脇道を進むと さっき案内板にも出てた寺院がある。

ちょっと のぞいてみるか。

長居する気は全くなく 雰囲気だけ味わえばオーケー。

寺院を後にし川沿いの道を歩く。

両サイドの端の穴が樹の陰になって見辛いが五孔アーチ型の石橋だ。

その姿はとても優雅に映る。

橋の高さは約８m、幅５m、長さは50m強。

上ってみる...

結構傾斜が急だな。

橋の上からの眺めは水郷古鎮とまではいかないが、それに近い趣を充分に感じることが出来る。

欄干の獅子像はまだ新しそうだが 橋の歴史は古く、明代 1626年の創建だ。

それにしても静かだ。

観光客らしき人もいなければ この辺の住民らしき人もいない。

この10分間の間に見かけた人は、釣り禁止の看板の横で釣りをしてる輩と橋の上ですれ違った３人組と石碑の近くのトイレで掃除をしてる人だけ。

まぁ人のいない穴場的な環境には慣れてるし、落ち着いて散策できるからいいけどね。

橋を渡り中山西路の方へ歩く。

なかなかこの辺りは古い家が多い。

空き家もちらほらある。

この家、扉の上には「文物保護点」と書かれたプレートが貼ってあるが本気で保護する気あんのかな？

中山西路に出る。

この通りを東へ向かって歩く...

この通りは路線バスも走るルートだが交通量は少ない。

通り沿いには古い家が目立つ。

それら古い家のほとんどが外に面してる壁がコンクリートで覆われてる。

狙いは何なんだ？

しばらく歩くと左手に木造のキレイな建物が見えた。

一応この「杜氏雕花楼」はNETでチェックしてきた場所。

中に入ってみる...

中は特に受付けがあるわけでもなく、残念ながらこの古い屋敷の中を見学できるような場所はない。

ただ真正面の建物だけ扉が開いてて中に入れそうなので行ってみる...

建物の中はエアコンこそないが外の暑さと比べるとマシだ。

椅子が置いてあるのでちょっと休憩する。

部屋の中には地元民らしき人が４人いるが特に話をするわけでもなく みんなジーっとしてる。

そう言えばさっきから部屋の中にある扉（写真）の向こうから子供たちが演奏してるっぽい楽器の音が聞こえてる...

どうやらここは習い事をする教室で ここに座ってる人たちは生徒の保護者のようだ。

ワタシの火照りも治まったので また街歩きを始める。

中山西路から川縁へ抜ける道があったので そっちへ進む。

うん、やっぱり川越しに映る黒瓦に漆喰の白壁の景色はいいね。

さっき渡った大倉橋が向こうに見える。

歩く方向はこっち。

向こうにも橋が見えてる。

所々水郷の雰囲気を感じながら歩く。

んん？　屋根に風呂？

露天風呂でも作りたかったか？

橋のところまで来た。

この対岸にも古い町並みが残ってそうなので行ってみる。

橋の袂の家はそうとう古そうだが ちゃんと住んでらっしゃる。

橋を渡ると秀南街という路地に突き当たる。

とりあえず右の方へ歩いてみる。

川縁へ抜ける道が余りない中で見つけた道だが 私有地度が高くて進入を断念。

秀南街を少し歩いてみたが 特に目を見張る物はない。

橋よりも東の方へ行けば また違うかもしれないが もう充分だ。

しかも暑いし...

帰ろっ

中山西路に戻り「永豊小学」のバス停から地下鉄 松江大学城の駅へ行くために松江５路のバスに乗る。

バス停を３つほど過ぎた辺りから思ってた方角とは真逆の方にバスは曲がる。

その後もバスはどんどん夕陽に向かって走って行く...

逆向きに乗っちまった。

どうせまた折り返しのバスに乗るんだし終点まで行こう。

12分ほどバスに揺られ終点「松江汽車西站」に着いた。

もちろん こんなところで時間を潰したくないので早々に脱出を図る。

バスターミナルの建物の中にある電光掲示板を見ると ８分後の16:17に乗って来たバスと同じ松江５路が出発するようだ。

松江汽車西站と隣り合わせにあるのが松江長途汽車客運站。

ただこの時間は発着便が少ないのか殺風景な感じ。

そのすぐ前に小さな売店があるのでお茶を買う。

再び松江５路に乗車。

さっき歩いた中山西路の街並みを車窓から眺める...

しばらく進むと左手に西林塔がチラっと見えた。

移動中ふと外を見ると電車が走ってる...

え！？　上海にこんな鉄道があったとは知らなかった。

なんでも上海LRT て言うらしい。

午後4:53．松江客運中心に到着。

すぐ隣が地下鉄９号線の松江大学城站。

ここから地下鉄に乗り往路と同じく世紀大道まで行き、そこから２号線に乗り継いで川沙へ戻る。

川沙站に着くとホテルへは戻らず そのまま駅直結のショッピングモールへ。

レストラン街を歩いて行くと食べたかった生煎のチェーン店「小楊生煎」を発見。

良かった～　ここに店があるんだったら わざわざ龍陽路まで移動しなくて済む。

早速カウンターで注文する。

何回も利用してるんで勝手はわかるんだが 新しいメニューのサラダセットにちょっと手こずりながらも無事オーダー完了。

うう～　生煎の肉汁は最高だね。

酸辣粉も結構この店では注文する１品。

美味かった～

ご馳走さん！

晩めしを終え この辺りを散策してると、これまた小楊生煎に続き龍陽路広場で世話になったデザートの店「満記甜品」を発見。

大体ショッピングモールに入る店舗って決まってんのかな。

とにかくこっちも入店。

楊枝甘露をオーダー。

好吃～

会計は29元

ご馳走さん！

まだ時間は7時35分...

とりあえず外に出る。

ショッピングモールの南側一帯はモールに負けないくらい たくさんの飲食店を中心とした店舗がひしめき合ってるエリア。

ちょっと歩いてみる...

すると週末限定だろうか、前回来た時には見かけなかった移動遊園地さながらの子供向けの遊具の数々が一角を埋め尽くしている。

いいね～　活気があって

川沙路の方まで来ると明日泊まる予定のホテル「如家精選酒店」が見えた。

訪中時の夜はフットマッサージが定番。

今日は暑い中たくさん歩いてるから尚更だ。

前回入った店は大したことがなかったんで別の店に入りたいところ。

川※南路には安い店があるのは知ってるが余り気乗りしない。

...てことで 恐らくこの界隈で一番目立ってる商業ビルの３Fにある「大桶大足浴」に入ってみる。


※　おうへんに不 ⇒ 王不

外からはわからないが店内はなかなか立派な造り。

故に安くないのはすぐわかる。

受付けで１時間のフットマッサージを依頼するとすぐに部屋へと案内される。

しばらくして現れたのは20代半ばの女子。

腕前は上々、途中気持ち良くて寝落ちする...

毎回の事だがコミュニケーションは中国語のみなので ぼちぼちって感じ。

だが この店は正解だ。

ていうか彼女が正解なのかもしれないが。

９時半過ぎにホテルへ戻りシャワーを浴びTVを観る。

米中貿易摩擦でUS経済が衰退信号？(笑)

HKデモに続き こちらも日本とは真逆の報道なのが面白い。

USがそのレベルなら中国は...

寝るっ！





NEXT旅行記「ザリガニ デビュー in 上海」ヘつづく