母と娘のGOTO 金沢　２日目の１　金沢21世紀美術館～兼六園～金沢城公園

2020/11/04 - 2020/11/04

　2020年11月3日（火）～5日（木）母と娘2人で北陸新幹線で金沢に。
GOTO利用です。紅葉の美しい、動きやすい季節。コロナは怖いけれど、旅に出たい気持ちは押さえきれず、お得という言葉に、ありがたく踊らされました。沢山歩かされましたが、美味しいものもたっぷりいただきました。
　娘とは東京駅で待ち合わせし、「かがやき」で金沢へ。SAMURAIパスポートを購入し2日間観光。○がパスポート利用施設▲は割引施設です。
宿泊は金沢東急ホテル連泊です。
　主な行程は以下の通りです。
1日目　3日（火）準備編、東京～金沢駅　●「すし玉」にてランチ、
　　　　　　　　● 長町武家屋敷跡○「旧野村家」見学、
●「加賀生麩処茶庵」麩の買い物●「金花糖」にてお茶
●「紙屋市べゑ」にて夕食
2日目　4日（水）▲金沢21世紀美術館（ネットで事前購入）
○兼六園、金沢城公園 ○「五十軒長屋」
○加賀本多博物館○石川県立歴史博物館○石川県立美術館　
●「ルミュゼドゥアッシュ金沢」にてお茶
　　　 ▲国立工芸館●妙立寺拝観●「おでん美幸」にて夕食
3日目　5日（木）●近江町市場にて朝食●ひがし茶屋街見学、
　　　　　　　　 ●「金城楼」にてランチ●金沢駅あんとなどにて買い物、
　　　　　　　　「はくたか」にて東京へ。番外編

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　2020年11月4日（水）雨
　天気予報通り、雨。今日が観光のメインで、一日動き回るのに・・・
SAMURAIパスポートも今日一日活用するのに・・・
「弁当忘れても傘忘れるな」の金沢ですから、仕方ないよね。福岡雨女の自覚はあるけど。ここでもパワーを発揮？
　部屋で朝食。昨夜東急ハンズ隣のスーパー　マルエーミニで購入したおにぎりやサンドイッチなど。

　気分は今一つですが、予定通り、「金沢21世紀美術館」へ向かいます。
「8分で着く」と次女２。写真を撮りながらなので、10分はかかります。朝食をしっかり食べたし、主目的の場所なので、頑張れます。
　石川四高記念文化交流館前を通過。レンガ造りの素敵な建物。SAMURAIパスポートは使えますが、時間の都合で行きません。

石川四高記念文化交流館 美術館・博物館

　部分的に青空。紅葉が美しいです。晴れていたらもっと美しかったでしょうに。
レンガの色と良く合います。

緑と赤と黄色の葉。青空に良く映えます。

　金沢市役所前を通ります。

　こちらの紅葉も美しい。雲がなければもっと美しいです。よい季節を選んで来たつもり。その点は大正解でした。予報では、今日は最高気温が12度。ヒートテックの上にタートルネックのセーター。ダウン。大正解でした。晴れていれば、上を着なくても大丈夫。

　「金沢21世紀美術館」　外は9時、中は10時オープン。
　チケットは事前にネット予約し、カード払いしてあります。地図の水色部分を見るにはチケットが必要。口コミ情報で、プールを見るためにさらに並ぶと。２をせかして、支度させ、9時半には着いていました。中で入場チケットを買うために並んでいる方達の横の廊下で、さらに行列、30分待ち。室内なので、暖かく、雨にもあたりません。

金沢21世紀美術館 美術館・博物館

　行列に並びながら、本当に早く来てよかったねと２。さすが母と、恩を着せておきました。プールは6名ずつ5分間入室。その2組目でした。展示室6の横の階段を降りて行きます。

　下から眺めると、プールに水が張ってあって、雨が降って来ていて、面白いです。
レアンドロ・エルリッヒ作
　どこかに穴が開いていたら、バサーっと水が落ちて来るのかしら？とバカなことを考えていました。

　はしごで降りると・・・
実際には見上げると・・・です。

　雨粒が輪っかになっています。
　広さはさほど広くありませんが。6人には十分。コロナで、少し前までは、ここには入れなかったそうです。もっとその前には無料だったと。今日来てよかった。と思うことにします。プールのために1000円って、高いような？せいぜい他の作品も楽しみましょう。

　底にはちゃんと水抜き網格子。手がこんでいます。小学校のプールって、こんな感じだったっけ？？

上からも見たかったですが、雨なので、出られず残念。

　トイレには水晶？の飾りが。さすが美術館です。
ピピロッティ・リストの「あなたは自分を再生する」という作品です。

「ミヒャエル・ボレマンス　マーク・マンダース　ダブル・サイレンス」
という作品展でした。
　どの作品の傍らにもQRコードがあり、それを読み取ると、解説が流れるシステムでした。ガイドレシーバーを借りなくても済みます。さすが21世紀です。ただ、解説を聞いても、21世紀的な作品を理解できるとは思えなかったのと、時間の関係で聞きませんでした。
　

　作品は巨大な粘土の塊とか、それで造った頭部の像の中に板が入っているものなど。21世紀に生きる人にとっては、こういった前衛的な？作品がよいのかもしれません。が、昭和生まれの私にはちょっと。
　
　来年2月末までやっていますのでよかったらどうぞ。

　ウサギの耳のようなイス。
座り心地はどうかしら？

　外に出ました。12個の大きなチューバのラッパのようなものが点在。「おーい」と呼んでみましたが、誰からも返事はなく。地中でどこかには繋がっているはずなので、12人で遊ぶと面白いかな？

フロリアン・クラール
「アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー３」

この球体は何でしょう？同じ風景が映っていて面白いです。

　ドロップチェア　濡れてなければ座ってみたかったです。

　この美術館は「町に開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトにし、誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いの場となるような美術館を目指しているそうです。
　確かに外は面白く、遊べます。中には託児所もあったし。レストランやショップ、図書館も。お昼頃外から見ましたが、レストランは混んでいました。

手前　オラファー・エリアソン
「カラー・アクティヴィディ・ハウス」　
シアン・マゼンタ・イエローの３色の組み合わせ

奥　ＬＡＲ　フェルナンド・ロメロ
「ラッピング」
中に入って遊べます。

　続いて兼六園ヘ。金沢観光のメインです。

　地図を見ます。広いです。それは分かるけれど、地図の読めない、方向音痴の母はこの地図を見て、○○へ行こうと、言えません。2に付いて行くだけです。
　

　兼六園は日本三名園の一つで、国の特別名勝にも指定されています。紅葉を鑑賞するために来ました。

兼六園 公園・植物園

さぎでしょうか？苔むした石灯籠の上に。生きています。本物です、動いています。

　瓢池、翠滝
　紅葉が美しいです。静かです。以前ツアーバスで来た時は、観光客も多かったけれど、今回ははるかに少ないです。外人もいません。もう少ししたら、紅葉もいっそう進むでしょう。

サギはまだ逃げません。

　かやぶき屋根の家屋　夕顔亭
　園内に現存する最も古い建物です。1774年に建てられたそうです。日本庭園とよく合います。
　五箇所村も、白川郷も、こんなかやぶき屋根でした。拭き替えるのに、多くの人手とお金がかかると聞きました。

　噴水
　１３代藩主斉泰が造らせた日本最古と伝わる噴水です、池の水圧を利用して吹きあがる仕組みだそうです。
　雪吊り
　これも見たかったのです。冬の風物詩。寒いのは苦手なので、吊りたての頃来たかったのです。新しい縄です。毎年新しい物を用意するのですね。

　雪吊り作業中
こうやって１本ずつ一枝ずつ保護していくのですね。人手も時間もかかりますね。

　ことじ灯籠
　足の長さが違います。晴れていたら、もっと美しく撮れたかと思います。定番の撮影スポットです。

　雪吊りが映える園内一の名木です。「唐崎松」
近江の景勝地　唐崎から種を取りよせて実生から育てた松です。姿形は園内一です。

　眺望台
金沢市内が見えます。

　唐崎松近景
　確かに姿が美しいです。雪吊りの姿は遠景が、松の姿は近景が美しいと思います。
青空の下ではないのが残念と言えば残念ですが。

　雨は止んでいますが、雲ばかり。お天気は残念ですが、歴代の加賀藩主が長い歳月をかけ、人手とお金をかけて、庭を作って来たということがよく分かりました。ツアーではガイドさんが説明はして下さるけれど、駆け足。じっくり自分のお気に入りを眺めることはできません。個人旅行で来てよかったです。
　

水道の遺構

　海外では「水道橋」という通り道を、後世にも残し、見せています。

　昨日11月3日なら、ここは無料開放で、大勢のお客で賑わったと思います。あえて避けました。何の気兼ねもなく旅を楽しめるのはいつのことかしら？

金沢城に向かいます。

　修学旅行生もいました。
どこから来たのでしょう？このご時世で大変ね、でも、来られただけ良かったね。

　ここでもSAMURAIパスポートを見せて、入場料無料。もうしっかり元を取りました。

　金沢城はいにしえの物ではなく、復元されたものなので、私はあまり興味がありませんでした。
　でも、説明をよく見ると、五十間長屋などは資料に基づき史実を尊重し、日本古来の伝統工法により再建したと。釘などは使わず、継手や仕口を用いていると。明治以降の木造城郭建築物としては全国的にも大規模なもので、建物の耐用年数は200～250年を想定していると。全く知らなかったことなので、驚くと同時に感心しました。

　五十軒長屋　
　広い空間を歩きました。石落としがありました。

　巨大ジオラマ

　

ミニチュアお城

　窓から見える景色
芝生が広がってます。
　館内にはバリアフリーを考慮し、階段昇降機、エレベーターがありました。古いものの再現だけではなく、21世紀をいや23世紀までを意識しているのですね。

　説明文があちこちに。