母と娘のGOTO 金沢　1日目の１　準備・東京～金沢　長町武家屋敷跡

2020/11/03 - 2020/11/03

　2020年11月3日（火）～5日（木）母と娘2人で北陸新幹線で金沢に。
GOTO利用です。紅葉の美しい、動きやすい季節。コロナは怖いけれど、旅に出たい気持ちは押さえきれず、お得という言葉に、ありがたく踊らされました。沢山歩かされましたが、美味しいものもたっぷりいただきました。
　娘とは東京駅で待ち合わせし、「かがやき」で金沢へ。SAMURAIパスポートを購入し2日間観光。○がパスポート利用施設▲は割引施設です。
宿泊は金沢東急ホテル連泊です。
　主な行程は以下の通りです。
1日目　3日（火）準備編、東京～金沢駅　●「すし玉」にてランチ、
　　　　　　　　● 長町武家屋敷跡○「旧野村家」見学、
●「加賀生麩処茶庵」麩の買い物●「金花糖」にてお茶
●「紙屋市べゑ」にて夕食
2日目　4日（水）▲金沢21世紀美術館（ネットで事前購入）
○兼六園、金沢城公園 ○「五十軒長屋」
○加賀本多博物館○石川県立歴史博物館○石川県立美術館　
●「ルミュゼドゥアッシュ金沢」にてお茶
　　　 ▲国立工芸館●妙立寺拝観●「おでん美幸」にて夕食
3日目　5日（木）●近江町市場にて朝食●ひがし茶屋街見学、
　　　　　　　　 ●「金城楼」にてランチ●金沢駅あんとなどにて買い物、
　　　　　　　　「はくたか」にて東京へ。番外編

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　2020年11月3日（火）祝　曇り
　母と次女（以下２）二人でGOTO金沢。予習はこれらの本とネット。4トラベルの皆さんの旅行記、アドバイスも大変参考になりました。
　まっぷるは写真が多く読みやすいです。若い女性が好みそう。広く浅くという感じ。プレミアムの方は、「大人」向けで2度目、３度目の方向きかな？

「るるぶ」石川なので、金沢そのものは、ザックリ。娘２の頭の容量を考え、これくらいの方が向いていると思って。どれも図書館からの借り物です。自分では買わずにすませます。

　金沢行きを誘ったのは、母。金沢は2度目かな？数年前バスツアーで、永平寺や東尋坊などと一緒になったものでした。娘２も2度目らしく、以前は婿さんと。
1泊目は旅館、2泊目はホテルがいいねと、ラインや電話などで相談し、ネット検索。私の技量では、新幹線＋1泊ずつ別の宿泊先が申し込めず。近くの旅行社では、相談日時の予約が取れず。結局、毎月利用する（といっても、今年はコロナで2月以降利用していませんが）阪急トラピックスでネットで申込み、カード払いしました。指先だけで作業完了、速い速い。

　出発5日前に、クロネコヤマトで届きました。上の旅行行程表と、地域クーポン。ホテルで渡されるものと思っていましたが、事前に頂きました。二人で12000円分。旅費は一人　27040円。新幹線往復と、ホテル2泊（素泊まり）が付いてこの値段！おまけに地域共通クーポン　12000円付き。GOTO様々です。

　新幹線チケット往復分。
おおよその時刻が事前に選べました。

　２は近江町市場と兼六園には行きたい。美味しいものは食べたい。後はお任せと。母はアナログ人間なので、事前にあれこれ調べ、旅行のしおりも作り、とりあえず写メで送り、コピーして、当日２に渡しました。旅はこの予習が楽しいので、あれこれ迷いますが、この作業も大好きです。久しぶりのフリー旅行。コロナの引きこもりで錆びた頭にも少し油を差せました。コロナは怖い、東京駅も怖い。怖いけれど、誘惑に勝てませんでした。

　待ち合わせ時刻十分前に着くよう、電車の時刻も、事前にネット検索済み。忘れ物もなく家を出ました。以前2とシドニー待ち合わせ旅行の際、母はカード一式忘れ、滞在中必要なお金は全て借りました。それ以来、「忘れ物ないね？」と２に確認されます。「忘れたらお金持ちの2に借りるから大丈夫」と答えも同じ。
　東京駅は今年初めてかも？密を極力避けるために、満員通勤電車ではないであろう　祝日朝発を選びました。最寄りの駅のホームで、「えっ」乗る予定の電車が運休。その次のではぎりぎりか、間に合わない。「そんなの聞いてないよ～」と、心の中で叫びながら、閉まりかけたドアの電車に飛び乗りました。乗れて良かった、座れてよかった。空いててよかった。コロナのせいで休日運休するなんて、知りませんでした。東京在住の２は、5分遅れて悪びれもせずやって来ました。想定内。おのぼりさんの小心者の母は30分待ちました。

東京駅 駅

　北陸新幹線は初めて乗車します。最寄りの駅で、スイカで入場したものの、このチケットは東京都内発、清算をどうしたらよいのか分からず、駅員さんに尋ねました。「このチケットを入れてから、スイカをタッチしてください」なるほど。よく見たら東京駅の改札機にもそう書いてありました。チケットを入れてタッチ。でも、タッチする場所が違ったようで、すぐ、駅員さんがやって来て、指さして教えてくれました。自動改札なのに、駅員さんが立っているのは、母のような人の手助けをするためなのですね。
　スマホをタッチしている人もいました。凄い！落としたり、水没させたり、すられたりしないのね。私にはそんな自信はありません。

「かがやき」ももちろん初めて。この前新幹線に乗ったのは、うーん、一昨年？
北海道新幹線だったかな？

北陸新幹線 乗り物

「かがやき」は全車指定、2時間半で着きます。「はくたか」は3時間ですから、早く着くのでよかった。金沢で沢山遊べます。

　二人席と、三人席と。勿論二人席です。ふだん、LCCしか乗らないので、前の座席との空間が広く感じます。２はキャリーを横に寝かせておいて、足置きにしてました。
　２は朝食を持参しておらず、何も買って来てもなく、母が持参した朝ごはんのおにぎりやみかんをお裾分け。想定内。一応２は専業主婦ですが、何にも専業主婦で、一応学生でもあり、有閑マダム学生と、呼んでいます。

　立山連峰が見えてきました。車中では、行程の確認、２に付け焼き刃での金沢の学習をさせました。ガイドブックを読ませただけですが、とりあえず今日はそれでよし。

立山 (立山連峰) 自然・景勝地

　金沢駅着。まずはランチを。２は食べることに関しては、学習意欲が素晴らしく、車中でも、スマホ片手に、あれこれ見ていました。（食べる意欲に関しては、蛙の子は蛙？）

　駅ビルの19番の横のエスカレーターを上った所に、スーパー「100banマート」、その先にお寿司やさんがあります。お寿司やさんの順番待ちの間に、ちょっと覗きました。
　ビーバーというお菓子。美味しいのかわかりませんが、誰かがお勧めしていました。東京に戻る際に寄りましょう。

「しばふね」も有名ですね。

「すし玉」というお寿司やさん。回転すしですが、正午前のせいか、もう何組か待っていました。

廻る富山湾 すし玉 金沢駅店 グルメ・レストラン

２はのどぐろなどの３点もり。のどぐろを一口もらいました。脂が乗ってます。

母は甘エビ。甘くて美味しい。

　休日なので、カニ汁もあります。でもお箸では、中身をほじくり出すのは難しい。こちらの方は、食べ慣れているので、出汁として使う物なのでしょうか？
以前、ボストン？で頂いたことがありますが、ナイフとフォークで頂くのは難しかったです。日本の100 均で、カニ用のスプーンを買って来て売ったら、儲かるのではないかと思ったことを思い出しました。

　煮穴子も。ちょっと醤油が塩辛いです。甘いたれを付けましたが・・・
しめはウニかなと言ったら、２に止められました。
　支払いは地域クーポンが使えました。
　店を出てから、「米がまずい。私が貧乏学生だった頃、シドニーで買って食べた、安いジャポニカ米みたい」と２。確かに硬くはあったけれど・・・
ウニが食べられなかったことが心残りです。

　それぞれ金沢での第１食目に、別の意味での不満の気持ちを抱えながら、駅の観光案内所へ。ひゃくまんさんが笑顔でお出迎え。

ひゃくまんさんは石川のマスコットキャラクターです。

　この「SAMURAIパスポート」を買いに来ました。２日間12の施設に、何度でも入場可能。１冊1000円。「3か所入ると元が取れます」と、係りのお姉さん。地域クーポンでお支払い。このクーポン　観光客として使う分には、あちこちで使えて助かります。先月の福岡では、利用できるようになった初日と言うこともあって、どこで使えるかが分からず、半地元民としては使いづらかったです。旅行中のみの使用期限なので、早めに使ってしまわないと、最後残って困るということだけは学習したので、会計係りの２に、使え使えと催促します。

　パスポートを手に、駅の外へ。鼓門。伝統芸能に使われる鼓をイメージしています。金沢の新しいシンボルです。

鼓門 名所・史跡

　金沢を訪れる人に差しだす雨傘をイメージし、おもてなしの心を表したガラスのドーム、「もてなしドーム」

もてなしドーム 名所・史跡

　ホテルのある「香林坊」行きのバスに乗ります。大きな案内表示、時刻表が観光案内所にあり、見やすかったです。１乗車200円、後ろ乗り、前降り、後払い。路線バスのお客はシニアが多いです。
　これが明後日行く、近江町市場。

近江町市場 名所・史跡

　香林坊にそびえるレンガ色の建物が、連泊する金沢東急ホテル。ポーターがいて、エスカレーターにて、2階フロントまで運んでくれました。母より高齢のようで、運んでいただくのが申し訳ないような気もちになりました。実際軽いし、エスカレーターなら、自分でも運べます。

金沢東急ホテル 宿・ホテル

　1階には提灯が下がっていました。
2階のフロントで荷物を預かってもらいました。この周辺の地図をくれました。
　実は、金沢駅からホテルのバスに乗ろうと、数日前に事前に予約の問い合わせをしたのですが、13:15は満員で、14:45なら空いてると言われ、時間の節約のため、路線バスで来ました。

　トイレにも秋の飾り。造花でなければなおよいのですが・・
　ホテルから歩いて長町武家屋敷跡に向かいます。ホテルの入り口を出たら、ボーイさんが「傘はお持ちですか？」と声をかけてきました。「ビニル傘の貸し出しがあります」と。折り畳みを持っているのでと母。おもてなし精神なのでしょう。ご親切な方です。

　長町武家屋敷
　藩政時代に加賀藩の中級武士が暮らしていた所で、細い路地や土塀が続きます。
２がスマホのグーグルマップを手に案内します。母も持っているし、WIFIがなくても使えるように、マップスミーを入れても来ているのですが、地図が読めない方向音痴なので、２に付いて行きます。老いては子に従え。です。

長町武家屋敷跡 名所・史跡

　野村家　MURAIパスポートで無料
　長町で唯一公開されている武家屋敷跡です。
　11代にわたり、加賀藩の重職を歴任した名家野村家の屋敷跡です。この建物は、加賀の豪商が建てた屋敷を一部移築した物です。　

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

鎧の武将がお出迎え
野村伝兵衛が着用したものだそう。

　昔習った「書院造り」ですよね？
床の間には掛け軸と、お花。

欄間の彫りも素晴らしい。象がいる。

　ふすま絵
狩野派の最高峰である法眼位の佐々木泉筆によるものらしいです。

御影石？

大きな鯉が泳ぐ

お庭が大変美しいです。

石灯籠が並びます。

菊も生けられています。

大きな鯉です。何が餌なのか、丸々とよく育っています。

金箔の町　金沢らしい煙草盆。

庭の組石
金沢城の石垣として切りだされた際、搬出不能で山に残されたもの

　次は長町武家屋敷休憩館ヘ
座ってちょっと一息つきながら、地図を眺めていると、ボランティア職員の方が
こんな資料もありますよと、次々に下さいました。

長町武家屋敷休憩館 名所・史跡

金沢市観光マップ

散策マップ

　この界隈のマップ
地図が読めて、読解力があれば、必要な物とそうでない物を即座に判断できるのでしょう。しかも歩きながらでは、どれがどれやらで、お土産になりました。

　加賀生麩処茶庵にて
金沢と言えば、麩。不室屋のにしようかとも思いましたが、差し上げるのに、大きさと値段がこちらの方が良いかなと。１袋300円。2袋だと570円。松茸の香り、お花の形、手毬。

加賀生麩処 茶庵 グルメ・レストラン

　それぞれにパンフレットを付けてくれました。小袋は1枚1円。地域クーポンが使えました。

　旧加賀藩士高田家跡
少しだけ開いているので恐る恐る入りました。

旧加賀藩士高田家跡 名所・史跡

　長屋門
間口が一間半あるそうです。右手の方だったみたい。広かったです。あちらが入り口だったのでしょう。

厩がありました。

お庭が紅葉して綺麗です。

　次は足軽資料館ヘ
藩政時代の足軽屋敷２棟を移築再現した物です。

金沢市足軽資料館 美術館・博物館

茶の間の様子

　足軽の教養
足軽は武家の最下位層で、公務と内職の兼業をしていたことを知りました。その他勤勉な足軽は、文学書、歴史書、俳諧、和歌、漢詩などを読んでいたそうです。

　明日の朝のパンを買おうと、ひらみぱんへ。レストランですが、パンだけも買えるとの口コミだったので。ここは、店内には１組ずつ入るようにとの指示。数組待ってようやく入店。でも、食べたいパンではなかったので、出ました。どこかのスーパーかコンビニで買いましょう。

ひらみぱん グルメ・レストラン

　貴船神社
　縁切り、縁結びにご利益があるそうです。
こんなに低い所に、赤松の枝が延びています。

貴船明神 寺・神社・教会