紅葉の戸隠・鏡沼と戸隠神社５社めぐり

2020/10/25 - 2020/10/25

暑かった夏も終わり、紅葉の秋。
長野県の戸隠・鏡沼が紅葉がきれいと聞いて行ってみました。
あわせて戸隠神社の５社もめぐってきました。

エリア 戸隠・鬼無里(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 2.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

長野駅前に宿泊して、早起き。
長野駅前から朝７時のバスで戸隠へ向かいます。

朝早い便だったのでガラガラかと思ったら、結構な混み具合。
みなさん、紅葉の戸隠が目当てなのでしょう。

観光地へ向かうので観光バス型のバスを期待していましたが、普通の市内バスと同じバスでした。

長野駅 (JR東日本) 駅

長野駅から１時間、まずは戸隠神社・中社前で降ります。

戸隠神社は天照大神の天岩戸伝説にゆかりの神社です。
５つの社があり、それぞれ天岩戸伝説にゆかりの神様が祀られています。
「戸隠」は天岩戸の岩がここまで投げられたことに由来します。

戸隠神社中社 寺・神社・教会

中社に祀られている祭神は天八意思兼命（あめのやごころおもいかねのみこと）。
天照大神が天岩戸に隠れたとき岩戸神楽（太々神楽）を創案し、岩戸を開くきっかけを作ったとされる神で、知恵の神とされています。
朝８時過ぎでまだ観光客も少なくとても静かです。

この中社から鏡池まで森の中を歩く遊歩道が整備されています。
その入り口にある「足神さん」。

「足神さま」から鏡池までの遊歩道は森の中を歩いていきます。
とても気持ちのいい道でした。

「足神さん」から１０分ほどのところにある小鳥ヶ池。
雪化粧した西岳が水面に写り、とても美しい景色です。
「おおーッ」と声を出してしまいました。

小鳥ヶ池 自然・景勝地

青空で天気がよく、風も無くて水鏡がとても美しい。

紅葉の木々が水面に映えていました。

これなら鏡池は期待できそう。

遊歩道に戻り、鏡池まで歩いていきます。
途中見晴のいいところから見た風景。
山々やさらに長野市街まで見えてとても景色が良かったです。

「足神さん」から約５０分で鏡池に到着。

ところがさっきまでは青空のいい天気だったのに、雲が出てきてしまい、あまりきれいじゃない・・・

鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地

天気が良くなるまでしばらく待つことにしました。
幸いレストハウスがあり、ここには喫茶店もありました。

鏡池どんぐりハウス グルメ・レストラン

戸隠と言えばそばが有名ですが、ここにはそば粉を使ったガレットというデザートがありました。
アンズのソースのかかったデザートです。

鏡池どんぐりハウス グルメ・レストラン

３０分ほどカフェにいたら、少し雲が切れて青空が出てきました。
左は西岳、右側が戸隠山です。

高いところが戸隠山、右のなだらかな山は九頭龍山。
水面に写っていました。

雪化粧しているのが西岳。
先ほど小鳥ヶ池からも見えた山々で、戸隠山より迫力がありました。

少し場所を変えて西岳を見ます。
正面から見るとより一層迫力を感じます。

真っ赤な紅葉の木もありました。

鏡池でしばらく景色を見てから、ここから戸隠神社の奥社まで遊歩道があるので、奥社を目指して歩きます。
ところが道を間違えてしまい県道に出てしまいました。
仕方がないので県道を奥社へ向かいます。
県道はすごい渋滞。

途中にある「もりのまなびや」。
戸隠山の歴史やこのあたり一帯の動植物についての資料館です。
無料ながら結構充実した展示がされていました。

戸隠森林植物園 公園・植物園

「もりのまなびや」から再度遊歩道を歩いていくと、戸隠神社・奥社の随神門に到着します。
戸隠神社・奥社はバス停や駐車場から社殿まで２キロもありますが、随神門は中間地点になります。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

随神門を抜けると杉並木が続きます。
見事な大きな杉が並び壮観です。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

壮観な杉並木を過ぎるとひたすら登りとなり、しんどい思いをして随神門から２０分で奥社に到着しました。
ここは参拝客が多く、長い行列になっていました。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

戸隠神社・奥社の社殿。
祭神は天手力雄命（あめのたぢからおのみこと）で、天照大神が隠れた天岩戸をこじ開けた大力の神です。
神話では天手力雄命が投げ飛ばした天岩戸が現在の戸隠山であるとされています。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

奥社の隣には九頭龍社があります。
祭神の九頭龍神はこの一帯の地主神です。

ここはまとめて２つの社の参拝ができるからか参拝者が多く、朱印をもらう人たちも長い行列をつくっていました。

戸隠神社 九頭龍社 寺・神社・教会

奥社の社殿から下り坂、杉並木、随神門を通り長い参道を歩いて４０分。
県道に出てきました。
ここには食堂やお土産物店などがあり、たくさんの人でにぎわっていました。

ここからバスで中社方面は戻ります。
渋滞していたので遅れているかな、と思いましたが、定時にバスが来ました。

戸隠民俗館 美術館・博物館

中社バス停の次の戸隠営業所へ。
バスが混雑＝「３密」していたので、続行便がここから出ていました。
満員のバスは次の続行便に乗り換えていました。

火之御子社 寺・神社・教会

戸隠営業所からすぐ降りたところにあるのが火之御子社。
祭神は天鈿女命（あめのうずめのみこと）。
天鈿女命は天照大神が隠れた天岩戸の前で面白おかしく踊って天照大神を誘い出すきっかけをつくったとされる女神です。
「古事記」によれば、「胸をあらわに」と記されており、いわば日本で最初のストリッパー。

奥社とは打ってかわって参拝客は１人のお祖母さんだけ。
閑散としていました。

火之御子社 寺・神社・教会

火之御子社からさらに森の中の道を１０分ほど下ってくると、５つめの社・宝光社。
祭神は天表春命（あめのうわはるのみこと）で、中社の祭神である天八意思兼命の子とされている神様です。

宝光社 寺・神社・教会

宝光社の門前はかつての宿坊だった旅館やホテルが並んでいる街並みとなっており、伝統的家屋保存地区に指定されています。
昔風の宿坊の庭には美しい紅葉の木がありました。

戸隠と言えば、「戸隠そば」。
せっかくなので。
大ざるを注文しました。
腰の強いそばでした。

そば処 よつかど グルメ・レストラン

戸隠からバスで長野市に戻ります。
途中の善光寺前でバスを降りて善光寺参り。

さすがに東日本最大の本殿は立派なものでした。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会