2020/10/22 - 2020/10/22
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Smith26さん
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◆第1便 常盤通り5:52→河口湖駅7:08 (富士急バス甲府線) ¥1,500 / 36km
ホテルからバス停まではものの徒歩3分ほど。バス停名は通り名である "常盤通り" であり、岡島百貨店前の副名称が付いている。甲府に限らないが、大規模商店などの立地は国道20号沿いに移って久しく、かつて繁華街の中心だったであろう栄華がそっと忍ばれる。
今日の初乗車は富士急バス富士山駅行。甲府駅5時50分発の便であり、鉄道や他路線からの接続はない。
しかし通勤・通学需要があるようで先客数名、富士吉田に通う女子高生が主だが、皆車内で無防備にも横たわり寝息をたてている。次のバスは2時間近く後になるから、始業時刻に間に合うにはこの便に乗るしかなく、少々気の毒である。
バスは国道411号を東進し石和へ向かう。常盤通りはいつの間にか城東通りと名を変え、城下町らしく金手(かねんて)駅と善光寺駅付近でクランクを挟む。善光寺を過ぎて身延線を跨げば酒折地区であり、高校や大学が多数立地する。おそらくはこの辺りが旧甲州街道なのだろう、石和まで市街地が途切れることなく続く。
以前、あずさ号の速達化のため塩山駅や石和温泉駅などが通過となり、停車する特急列車の本数減少が話題になったが、こういった地区への細かいアクセス性が高速バスの強みだと感じる。かく言う私もその利用者の一人だ。
石和温泉駅入口交差点から駅まで一旦往復すると、すぐに国道を離れ笛吹川を渡る。勝沼バイパスを過ぎると甲府盆地の郊外感が強くなり、県道沿いも至るところで葡萄はじめ果樹園が目立つようになる。バスは御坂みちの旧道をのんびり走り、やがて上黒駒の峠寄りでバイパスと合流する。バイパスは登坂車線も完備されており、流れはスムーズだ。
御坂峠から河口湖までは記憶がない。適度に不足した睡眠を補い、終点の富士山駅を待たずに河口湖駅でバスを降りた。改札の奥からは旧205系が大月へ向けて静かに発進していくのが見えた。
◆第2便 河口湖駅7:30→御殿場駅8:40 (富士急バス河口湖線) ¥1,540 / 34km
ローソンから戻ってくると既に御殿場駅行のバスが入線していた。富士急(旧山梨)バスには最近EV車が3台導入され、今回は乗らなかったものの、先程の甲府線及びこの河口湖線にも充当されており、甲府から御殿場までかなりの広範囲に亘って富士急の電動バスが見られる。
トップ画がそれであり、中国系企業のBYDから導入しているK9という車種とのこと。写真ではわからないが長尺車で、定員も55人と比較的多い。
登坂では50キロ出ないのか、遅延することもしばしばあるのでできればこの便では当たりたくない。普通のエルガで良かった・・・
河口湖線は富士急モビリティ(旧本体)との共管であり、路線のバリエーションが豊かで、大別してA1・A2・C1・C2の4系統がある。系統によって忍野地区及び御殿場市内の経路が異なるが、全ての便が河口湖駅・富士山駅から山中湖(旭日丘)~籠坂峠~須走を経由し御殿場駅(一部便は更にアウトレット迄)へ至る点は同様であり、朝から夜間まできっかり30分間隔で走っている。先に述べた外国人専用のフリーパス "Fuji Hakone Pass" では、富士五湖と箱根の各フリーエリア同士を唯一連絡する重要な路線だ。
にもかかわらず、時間帯によっては2本連続で間引きされていたりするなどどうにも扱いがよろしくない。感染症拡大の影響で減便に至るのはやむなしとしても、1本逃せば90分待たされるのは如何なものか。せっかく富士急モビリティ(御殿場口に拠点がある)との共管にしているのだから、最大でも1時間間隔になるよう調整してもらいたいものである。
通勤時間帯の割にバスは富士山駅を過ぎても車内はまばら。富士吉田市内はふじさんミュージアム付近の渋滞に巻き込まれやすく、忍野入口まで10分延はざらである。自家用車であればアムール峠や鳥居地トンネルに迂回すればよいが、経路の決まった路線バスではたまったものではない。三島駅行までの乗継時間には余裕がなく、できれば1本前のバスに乗りたいところだが、河口湖駅での接続がないため叶わない。
河口湖駅7:30発のバスは2便目であり、忍野八海を経由しない。浅間神社から仁杉までほぼ全区間国道138号を走行するが、1時間あまりの車窓は変化に富んだものとなっている。富士山山中湖停留所を越えると山中湖が車窓に広がり、旭日丘からは一変して籠坂峠越えの山岳路線となる。乗っていて飽きの来ない区間だが、両起点から乗ると丁度睡魔に襲われる頃でもある。
甲府線と同じく、この路線が全線含まれるフリーパスは存在しないので、初めて乗るのであれば寝過ごすことなく是非車窓を堪能してほしいと個人的には思う。
須走の霧を抜け、富士の裾野を駆け下りれば御殿場駅は近い。14分延だがどうにか三島駅行に乗り継げた。
◆第3便 御殿場駅8:55→三島駅9:45 (富士急モビリティ御殿場線) ¥990 / 21km
用便を河口湖駅で済ませておいて良かった。ほぼ乗り継いですぐの出発となった。あと1分余裕がなければ六角堂停留所から新橋(にいはし)銀座停留所までの徒歩連絡になるところだった。いずれにせよトイレに行く時間さえなく、ギリギリの乗継だ。いつもなら5分程度は余裕があるのだが。
ともかく、間に合って良かった。この路線は、御殿場線という名の通り裾野駅付近まで鉄道路線に並行して三島駅に至るもので、かつては沼津駅発着や河口湖線に直通する便もあったという。公式ウェブサイトで御殿場駅での乗継運賃が記載されているのはその名残だろう。昭和期には国鉄御殿場線の使い勝手が悪かったことから、終日10~20分毎に運行されていたが、現在では三島駅行が1日6本、御殿場駅行に至っては1日4本という体たらくである。
この時代、そんな乗継をする者がいるのかとさえ思うが、つい数年前までは外国人客が東海道新幹線を降りて富士五湖や御殿場アウトレットへ向かうメジャーなルートだったらしい。しかし、両路線ともに単なる一般路線バスであり、途中乗降によるタイムロスや乗継そのものが嫌われたのか、特急 三島・河口湖ライナーやO系統(三島アウトレット線シャトル)などの早くて安い直行バスに需要がシフトしていくこととなった。
その結果、私のような変わり者以外は路線バスの乗継を行うものがいなくなったが、ダイヤの見極めさえ間違えなければ本数極小でも使えなくはなかったりする。
車窓としては県道をひたすら三島駅に向かうだけの市街地路線で面白味はないが、ある程度すそ野から離れて来たため天候さえ良ければ富士の全景が拝めるポイントも多く、愛鷹との対比が絵になる区間でもある。名峰はあまり近付き過ぎず臨むのが粋なのだと再認識した。
しかし、今まで乗ってきた観光路線に較べると停留所での乗り降りは多く、正直鬱陶しい。特に裾野駅以南では富士急シティバスによる折返し便が加わるため、本数も乗降も増えて生活路線としての趣が一層濃くなる。乗客僅少の御殿場口は殆どオマケのようなものかもしれない。
通勤時間帯を外しているためか渋滞はあまりなく、定時より若干早く三島駅南口に到着した。だが予定していた1本前の電車には間に合わなかった。
とはいえ甲府から三島まで4時間を切った。路線バス乗継の成果としてはまずまずだろう。
伊豆箱根鉄道の三島駅は南口バスロータリーに面しており使い勝手が良い。最近まであった駅そば屋は取り壊され代わりに朝7時オープンのラーメン屋が開店した。九州トンコツ系の味は結構本格的で、普通のラーメンが500円とワンコインから食べられる。「朝ラー」を手短に済ませ、足早に駿豆線ホームへと向かった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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