台風の翌日 前編【伊根の舟屋】

2020/10/11 - 2020/10/11

旅行が、ちょうど台風にあたってしまった
私1人なら気軽にキャンセルや日程変更しちゃう所なんだけど
同行者が仕事を持ってるので、お気軽にとはいかない

相談の結果、高速道路が通行止めにならない限りGO！

NEXCO中日本の前夜の予想ではは
10日未明から夕方にかけて紀勢自動車道、伊勢自動車道、新名神高速道路の一部区間で通行止めが発生する可能性がある。と発表された

あら！目指す所へは大丈夫そう

この旅行記は台風が過ぎた2日目です

エリア 丹後半島(京都)

　　　　　　　6:00 日本海に面する京丹後で目覚める

　　　お天気よかったらビーチブランコを撮りに行きたかったのに
　　　まだ昨日の悪天候を引きずっているのね(/ _ ; ) 残念だけどパス

　　
　　

　朝風呂へ
　こちらの温泉は循環ろ過式、なのでお風呂には期待していない
　とにかく夕陽が目当てで選んだお宿なのです

　夜中は清掃時間で早朝6時から利用可

　浸かって即効感じた事、プール臭がする
　温泉なのに、あのプールの消毒臭がするのです

　循環の湯なので消毒されている事は当然の事なんだけど
　それにしてもキツイわ
　きっとコロナ禍なので、通常より濃いめに消毒されてるのかと…

　肌が弱い私には長湯できない、、、
　普段はやらないシャワーをひつこいぐらい浴びて流しとってから出る

　　　　(この臭いが気になったのは私だけでした)
　

　　朝食　7:30 or 8;30 二者選択 7:30の方が少ないと聞き、ではそちらで

　　炊き立ての釜炊きご飯が、お釜のままやって来ました
　　ふっくらと炊き上がった丹後米の美味しい事！
　　卵かけご飯にして、なんと2杯も食べちゃった
　　

　　　雨でなければ、夕日ヶ浦の温泉街を歩いてみたかったんだけど
　　　(そだなぁ、1人だときっと傘さしてでもお散歩してたな)
　　
　　　雨だからやめとこうよ！と言われたら
　　　そうね。と納得する私がいた

　　　そんなこんなで予定より早く9時にはチェックアウト

夕日ヶ浦温泉 夕日浪漫 一望館 宿・ホテル

　　うっそー！！　30分ほどの走行中、見る見る間にお天気が回復　

【琴引浜】
全長1.8kmの「鳴砂（なきすな）」の浜として有名なビーチ

鳴砂はタバコの灰が混入すると鳴かなくなるので浜辺での喫煙は禁止！
地域全体で環境保全に力を入れ、世界初の禁煙ビーチなんだって

琴引浜 自然・景勝地

　　　　　　高さが20mもある巨大な一枚岩　【立岩】

立岩 自然・景勝地

　　　　　振り向くと橋が！　　よーく見たら木製

　　　　丹後半島、海岸線沿いの道を走り、、、

道の駅「舟屋の里伊根」に到着
11時をちょい過ぎたぐらいなのに、すでに満車だったのにはびっくり
やっぱり人気あるんだね

道の駅の屋根を見て気がついた！　道の駅自体が舟屋になってる

舟屋の里公園 公園・植物園

　　　　　　　　車は少し離れた第2駐車場に停めれたのでホッ

　　　　　　　　道の駅は高台にあるので、伊根湾を一望よ

　　　　　ずーと！　ずぅ～～～～と来たかった伊根の舟屋

　　　連れて来てくれてありがとぉ～♪( ´▽｀) 感謝の気持ちが炸裂

　　炸裂し過ぎて少々失敗しちゃった事、先に告白しておきます(ｰｰ;)

　　長年思いを馳せてた舟屋の光景を目にして、私かなり興奮してます

　　　さらに言うならお天気も急激に回復してくれ、気分上々

　　　　お連れさんの事、すっかり忘れてしまい、もう1人旅状態
　　　　舟屋ではなくまだ道の駅だと言うのにね(^◇^;)

　　　　舟屋へはこの長い階段を降りて行きます

　　　　

階段降りたらまずは左へ
(飲食店やショップ、観光案内所などがありフォトジェニックなのは右)

すぐに伊根浦漁港が！
伊根にはお魚屋さんはありません
お宿の方もそうで無い一般の方も、観光客もみんなこちらで購入

そうそう、お魚屋さんじゃないので切身なんてないからね～
お魚まるまる1匹買いです

階段降りて左、地図上でいえば東側の方が生活感があるように思います

　　　　　　　　祭りの舟が入ってる舟屋

　　　海辺に立つ舟屋、道路を挟んで山側にある母屋が向かい合って立つ
　　　伊根の町並みはこの2つで1セット

舟屋の町並み 名所・史跡

　　　　　伊根のまち歩きを楽しみながら てくてく♪

　　　　　完全に1人の世界にどっぷり浸かっている事に
　　　　　ここでやっと気がつく(ｰｰ;)

私は赤い灯台まで歩く気満々だったんだけど…

同行者は撮影には興味がないのでカメラは持ってません
生活感のあるこっちより、観光客があつまるアッチの方に行きたいみたい

空気を察し西側へ移動。。。舟屋日和へ

　　　「舟屋日和」とは
　　　レストラン・カフェ・物販・交流体験・など7棟が並んぶ
　　　観光客の為の施設です

　　　その中でも一番人気の『INE CAFE』へ

　　店内はガラス張りになっていて伊根湾を眺めながらのスイーツ
　　カメラを向けたくなる最高のロケーション♪
　
　　季節のケーキ　ポティロン (かぼちゃ) ケーキセット 900円

　　ここで海上タクシーの船長さんに直接電話

　　船長「今どこに居ますか？」
　　私　「イネカフェです」

　　船長「15分後ぐらいにお迎えに行くけど大丈夫ですか？」
　　私　「はい♪ 大丈夫です。よろしくお願いします」

　　　　道の駅「舟屋の里伊根」　赤丸で囲んだ所

　　　　そのちょっと左、色が薄い辺りの所に車停めてます
　　　　

　　　　　海辺ギリギリに舟屋がズラリと建ち並ぶ、美しい光景

　　　　私ね、ずーと心配と言うか気になってた事が、、、
　　　　台風なんかの時はどうなっちゃうの？

　　　　長年の疑問を早々、船長さんに聞いてみた

伊根湾は日本海を背にした南向きの湾だから北風の影響は受けない
そして南側には青島と言う大きな無人島が天然の防波堤になってるので
外海が荒れても湾内は、さざ波程度で収まるんだって

船長さん、今日この時点で日本海は3メートルの高波だけど
伊根湾はこんな状態だからね！と

はいはい！　わかります！
今朝まで日本海側にいました。確かに昨日から波が高かったです

　　　　舟屋って、そもそもが船のガレージ！　

　　　　なので海と一体化した船のお家なんですね

　　　潮の干満差が50cm程度だそうです
　　　36㎝くらいかなぁって言われたので
　　　まぁ！…細かい36㎝だなんて測ったんですか？
　　　
　　　測った測った！毎日測っとる！と笑い話に( ＾∀＾)

　　　とにかく年間を通じて水位が安定しているそうです

　　　　1階が船のガレージ
　　　　2階は漁具などの物置場やったけど
　　　　　　(それが本来の舟屋の姿)

　　　　今は住居にしとるとこの方が多いなと船長は言われてました

　　船を手放し、船を持っていないお家が増えたのも現実だそうです

　　　それと昔の舟は木製の小舟だったけど
　　　今は大きなエンジンが付いた立派な船に変わったので
　　　舟屋の中に入れることは困難に、、、

　　　

　　　もう木の舟を使って漁をすることはなく
　　　使うのは年に1回行われる「伊根祭」の時だけだそうです

　　　　　左の舟屋に祭りの木舟が入ってますよ～

　　　　　確かに、住居になっている方が多い

　そうそう屋根に注目！
　舟屋の屋根はハの字です。　そして奥が主屋です。
　舟屋と母屋は屋根の向きが違うように建てられているんだって

　　　　最も古い舟屋（写真左）　江戸時代の舟屋

　　　　２階に床板はなく、網干し場として使われています
　　　　これが本来の舟屋です
　　　　
　　　　舟屋は船を入れるところで、住まいではなかった事がよくわかる

　　　　ちなみに左から、江戸・昭和・大正の舟屋が並んで現存
　　　　観光案内で必ず登場する舟屋だそうです

　　　　
　　　　

伊根の舟屋 名所・史跡

　　ここが映画やテレビでよく使われる舟屋郡ですよ～

　　はい！カメラ貸して、そこに立って、こっち向いて、マスク外して！
　　船長さん、突然カメラマンに変身
　　言われるがままに 笑

　　　　　　　撮影会が終わると次はカッパえびせんが配られた

　　　　　　　　　　お決まりのコレですね 笑

　　　　　　女性の杜氏が造る伊根の酒蔵【向井酒造 】

　　　　　　あとで買いに行きまーす♪　待っててねぇ

向井酒造 専門店

　海の上から舟屋の景色を見るには遊覧船より海上タクシーがお勧めです
　大型船では近づけない舟屋の近くまで、、、

　「マリネ」　　090 1022 1252 (予約)
　　　　　　　　090 7360 9323 (船長直通)

　おもてなしが上手で笑いが絶えない楽しい方でした

　30分1000円と聞いてだけど、たまたまかな？40分楽しませてもらった
　遊覧船だと乗り場まで行かなきゃですが
　タクシーなので、どこそこに居ますって言ったら
　何分後にお迎えに行きます！って感じでした

　ちなみに利用は基本2人から、後は交渉次第って感じ

　　「伊根満開」古代米・赤米酒で、G20 大阪サミット提供酒

　　　日本酒というよりロゼワイン！
　　　鮮やかな赤色も目を引くよね～女性杜氏ならではの日本酒ゲット♪

　　　　　　　　後半へ続く