2010/02/11 - 2010/02/19
1084位(同エリア2743件中)
まさとしさん
①2/4 東京(1630)~LAX(920/1245)~ワシントン~ (機内)
②2/5 ~ブエノスアイレス(1050) ブエノスアイレス Hotel Frossard
③2/6 ブエノスアイレス(930)~コロニア(1345)~モンテビデオ モンテビデオ(2100)~ バス車中泊
④2/7 ~ポルト・アレグレ(800/1300)~フロリアノポリス(2000) フロリアノポリス POUSADA CENTRAL
⑤2/8(月) フロリアノポリス(セントロなど) フロリアノポリス▼POUSADA CENTRAL
⑥2/9 フロリアノポリス フロリアノポリス(1600)~ バス車中泊
⑦2/10 ~フォスドイグアス(ブラジル側イグアスの滝・ヘリコプター・バードパーク) フォスドイグアス SAN REMO HOTEL
⑧2/11 パラグアイ(シウダー・デル・エステ/イグアス市) フォス・ド・イグアス(2110)~ バス車中泊
⑨2/12 ~クリチバ クリチバ(1200)~モヘチス(1500)観光鉄道 クリチバ NOVA LISBOA HOTEL
⑩2/13 クリチバ(1000)~サンパウロ(1700) サンパウロ 萬里ホテル
⑪2/14 サンパウロ(休み) サンパウロ 萬里ホテル
⑫2/15 サンパウロ(900)~リオデジャネイロ(19:30Tさん空港到着/カーニバル鑑賞) シェラトンホテル
⑬2/16 リオデジャネイロ観光 リオデジャネイロ(2130)~ (バス)
⑭2/17 ~サンパウロ(荒木仮眠)サンパウロ(2300)~ (機内)
⑮2/18 ~シカゴ~LAX(1035/1139)~ (機内)
⑯2/19 ~東京(1630)
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パラグアイから戻り、ブラジルのゲートからバスでホテルに戻った。パラグアイからブラジルに戻ると時差があり一時間進む。結構時間があると思っていたが夕方五時だ。
ホテルで荷物を受け取り長距離バスターミナルへに向かった。次の目的地はクリチバだ。しかしクリチバへの安いバスは満席。料金が倍のレイト(豪華バス)だけ残っていた。失敗した。昨日切符を買っておくべきだった。いつもブラジルのバスは満席になることが少ない気がしていたので油断していた。 -
今夜はここからクリチバ以外に移動する場所はない。逆に考えればレイトだけでも残っていたのを幸運に思うべきなのか。
普通バスだと100レアル(5000円)なのに倍の200レアル(10000円)払うことになる。料金の差が倍は結構大きい。所要11時間なので快適に移動できるのはありがたいのだが。
出発まで3時間バスターミナルで待つことになった。出発は21時発だ。レイトはかつて一度だけ乗ったことがある。しかしノーマルのバスが快適なのであまり価格に見合ったメリットを感じなかった。
外観は普通のバスト同じだ。 -
しかし座席は一人掛けでかなりリクライニングが倒れる。ただそこまですごいというわけではない。
車内サービスとしてお菓子と水がもらえる。
クリチバへのバスは深夜にお検問があり、余計な時間を取られた。おそらくパラグアイからの麻薬が問題になっている影響だろう。しかしすべてのバスが対象なら文句もないが、抜き打ちだったようで後発のクリチバ行の格安バスがノーチェックで追い抜いていったので頭に来た。
何で高い金を払ったレイトだけチェックを受けるのか。捜査側のフェイントか。
結局深夜の検問のおかげでクリチバ到着が大幅に遅れた。何でバスの遅れが気になるかというと朝8時にクリチバを出発する観光鉄道に乗りたかったからだ。クリチバに到着後ホテルを探した。 -
ちなみにホテルはニューリスボアホテル。
部屋に荷物を置き急いで鉄道駅に行ったがすでに列車は出発したあとだった。
今日一日クリチバで何をすればいいのか途方に暮れたが、バスで鉄道の目的地であるモヘチスに行って復路を鉄道で帰ってくればいいと気づいた。クリチバ駅で復路の列車の席を予約し、バスターミナルへ行くと12時にモヘチスへ行くバスがあるようだ。
午前中ゆっくりする時間ができ結果オーライといった感じだ。午前中の空いた時間でクリチバでサンパウロからリオ往復のバス予約もすることが出来た。宿は良心的な値段で無線LAN使い放題で快適だ。心配したクリチバの天候も悪くはない。時折雨が降るが終始傘がいるわけではない。問題はほとんど解決したが、両替やキャッシングだけができず、現金が底をつきそうなのが不安だ。 -
12時のバスでモヘチスへ向かった。高速を飛ばし1時間でモヘチスに到着した。列車の3分の1のスピードだ。モヘチスに到着後列車の出発まで2時間ほどある。とりあえず駅の方へ歩いて向かった。モヘチスは小さな町でコロニアル調の町は美しいが、歩いてすぐに見て回れる規模だ。
昼食はポロキロだが、モヘチス名物の「バレアード」というシチューのような牛肉の煮込みが含まれていた。とろけるような柔らかい牛肉は疲れ気味の胃には優しい。今朝から調子がいまいちだったが、お腹もふくれ調子もよくなってきた。 -
モヘチスのランドマークはマトリス教会で周辺の川沿いにたたずむ古い家々が美しい。しかし雨が降っているのでゆっくり散策できない。
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早々に駅へ戻り、列車を待つことにした。モヘチスに来たのは列車に乗るためだったので町並み見学はついでだ。
モヘチスからの鉄道は港があるパラナグアから繋がっていてクリチバへと続く。歴史ある鉄道でかつて海岸からクリチバや内陸部への交通の要衝だった路線だ。ブラジル全土に張り巡らされていた鉄道網も時代の流れか廃止の流れをたどっている。そんな中景色のいいこのルートだけ観光用の路線として存続している。あくまで観光用なので値段は高く、一日一往復のみだ。一応ツーリストクラスとエコノミークラスがあり、どちらも汚い車両だがツーリストクラスは進行方向を変えられる転換クロスシートだ。
僕が乗車するエコノミークラスは固定された質素なベンチだ。でも客はほとんどいないので席にこだわる必要はない -
午後3時定刻通りモヘチスを出発。老朽化した線路は乗り心地はよくない。
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高度が上がるにつれ雨は上がった。途中駅からの眺め。
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その後車窓からは雲海を見下ろす感じになった。
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今登ってきた線路は崖にへばりついている感じだ。
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列車は崖や渓谷を縫うように走行する。至る所に架かる鉄橋は最先端だったと思われる橋梁技術が用いられている。
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脱線転覆した車両が放置されていた。
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滝
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景色がいいのは最初の1時間ほどだけでその後は居眠りしながら時間は過ぎていった。
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クリチバの町に戻ってきた。
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午後6時にクリチバ駅に到着した。バスで行って鉄道で帰ってくるのは一般的ではないようだが、なかなか充実した1日だった。
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クリチバのセントロの方へ行ってみた。クリチバの名物は3連の牽引バス。おそらくここ以外で見たことのない珍しいタイプのバスだ。一部を除き専用の軌道を走ることになる。
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バス停はチューブ状の屋根を備えたホームになっていて乗る前に料金を払うシステムだ。このおかげで乗り降りがスムーズで鉄道に近いシステム運行が実現している。とにかくブラジルには世界で認められないような独自のシステムがいろんなところで確立されている。日本とは違いレベルの低い一種のガラパゴス現象だ。このバスで中心部の方へ行ってみた。中心部はバスの専用軌道がなく少し渋滞に巻き込まれる。
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クリチバの治安がいいかはわからないが、金曜の夜ということでセントロの目抜き通りは夜になっても人通りが多く、歩いていても安心だ。しかし開いてる店は少なく、ホームレスも多いので路地裏や人通りが多い場所を歩くときは注意が必要だ。
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クリチバのカテドラル・メトロポリターナ。
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翌朝サンパウロへ向かう。今回の旅行で2回目の週末はサンパウロで過ごすことになる。
ホテルで朝食を取り、チェックアウトをすませた。 クリチバを10時のバスで出発した。途中、食事休憩を一回取って7時間後の午後5時にサンパウロに到着した。 -
地下鉄でバスターミナルのあるチエテから東洋人街のあるリベルタージュへ向かった。
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リベルタージュ広場。そして約1年ぶりの東洋人街。土曜ということで商店は閉まっているとこが多いが、露天なども出ていて人通りは多くにぎやかだ。
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今回サンパウロでの宿泊先は常宿の「ペンション荒木」はやめ、イグアス移住地の澤村さんが勧めてきた台湾系の「萬里ホテル」に泊まることにした。
フロントには台湾系の日本語を喋る人がいて言葉に不自由はなさそうだ。料金は77レアル(3850円)だが前払いすると一割引してもらえるサービスがある。 -
良心的な値段だが設備は中級クラス並で部屋は広く窓からの見晴らしがいいのが気に入った。
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この日の夕食は日系商店でのり巻き。
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東洋人街にはシュラスコの屋台なども出ていて夕方になってもにぎやかだ。
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翌朝。
今回の旅行で二度目の日曜日。
毎日が日曜日みたいなものだが、旅行中にも休みが必要だ。特に南米では日曜日はあまり動き回らない方がいい。どこに行っても店がしまっていて何もないのでストレスがたまる。
リオなど日曜日は地下鉄も停まってしまう。
サンパウロに何回か来ているが日曜に来たのは初めてかもしれない。日曜は東洋人街で「日曜市」というのが開かれている。他の場所はゴーストタウンだが、リベルタージュ広場はたくさんの屋台が出て観光名所になっている。 -
今川焼やたこ焼きの屋台が目を引く。これらの店は人気があるようで行列もできていた。この市は夕方まで開かれるようだ。
値段は高めだ。
(1R$=50円) -
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今川焼きを買ってみた。一コ2R$(100円)
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リベルタージュから歩いて数分のサンパウロのカテドラル・メトロポリターナへ行ってみた。セー広場にありここがサンパウロのへそだ。
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ちょうど11時から礼拝が始まった。ブラジルでは無機質で近代的なカテドラルが多いが、サンパウロのものはヨーロッパと同じように重厚な伝統のある建造物だ。
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聖母マリアのモザイクが刻まれたステンドグラス。
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セー広場をいったん離れる事にした。
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サンパウロのカテドラル・メトロポリターナ。
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カテドラル周辺は観光客で賑わっているが、少し離れたサンパウロのセントロの商店街はこのような状態だ。
昼間だというのに誰も歩いていない。中南米では一般的な光景だ。だから日曜日は旅行も休んだ方が良い。 -
このような場所で強盗に遭いやすいので注意が必要だ。マクドナルドも休業中。
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地下鉄でリベルタージュへ向かった。
セー駅は東西南北の路線が直角に交わり、中心部が吹き抜けになっている。 -
遅めの昼食は東洋人街でラーメンを食べる事にした。ラーメン「和」という店でみそラーメンを食べたら結構美味かった。日曜の昼時ということで地元の日系人や観光客で繁盛している。値段は安くないのに景気がいいようだ。
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夜のリベルタージュ。日本に戻ってきたような錯覚に陥る雰囲気だ。
(2月15日)
この日、いよいよ最終目的地のリオデジャネイロへ向かう。今回の旅の目的のひとつは「リオのカーニバル」だ。
サンパウロを朝9時発のバスでリオデジャネイロに向かった。クリチバで事前予約していたバスだが、結構空席が目立つ。日中の便は人気がないのだろう。カーニバル期間中とはいえリオに出入りする交通機関にはあまり影響はないのかもしれない。
実際サンパウロは日常の平日の朝といった感じで街があわただしく動き出し、カーニバル期間中を感じさせるものは何もなかった。
サンパウロから昼食休憩を挟んで6時間半後にリオデジャネイロに到着する。
リオデジャネイロに到着したのは午後3時半。今日は大半をバスで過ごし、昼間の時間を有効利用しなかったがカーニバル期間中は昼夜が逆転するのでバスで少し寝ておきたいという思いもあった。
今夜7時にリオデジャネイロに到着する友人のTさん他2名と合流しカーニバルを一緒に見に行く約束をしているのでこれからが長いのだ。
日中のリオデジャネイロのバスターミナルは普段と変わらない賑わいでカーニバル期間中という感じはあまりしない。バスターミナルは一部改装されバス会社のブースが広くなり全体のスペースに余裕ができたように思う。そのおかげで混雑が解消されたのかもしれない。
とりあえず1泊分の荷物以外はバスターミナルに預けることになる。身軽になりビーチへのバスに乗り込んだ。
バスはセントロを経由したが、店が全く開いていない。普段の日曜日以上に人気がない。みんな寝ているだけなのだろうか。一定の場所に人が集まっているだけなのか。このような閑散とした街を見ているとホテルも探せばあるのではないかと思ったりする。とにかくカーニバルという名前に圧倒されホテルがないだのチケットが馬鹿高いだの近寄りがたい雰囲気はあるが、実際来てみるといろいろなことが見えてきて、実はそれほど大混乱しているわけではないと感じ取ることができる。車もほとんど走っておらず、普段あり得ないくらいの猛スピードでセントロを抜けた。 -
写真はボタフォゴ海岸を行くバスの車窓。
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30分もしないうちにトンネルを抜けコパカバーナビーチに出た。
バスは海岸線の道路にでた。ビーチはすごい人だ。とはいえ街中は食べ物屋以外すべて休業だ。
とりあえずコパカバーナビーチでバスを降りた。 -
ビーチ沿いの道路は歩行者天国になっていて、なにやら盛り上がっている。
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そのあたりにいる見ず知らずの人と意気投合できるのもブラジルの良いところだ。ただし荷物には常に気をつけないといけない。
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ビーチの方へ行ってみた。
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カーニバルバーションの砂の城。
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いつもに増して大混雑のビーチは中をまっすぐ歩くこともままならない。水辺にたどり着くのも至難の業だ。でもこの程度の混雑は予想の範囲内で歩いてイパネマの方に向かった。今回はビーチに出ることもないと思い長ズボンできてしまったが、こんな暑苦しい格好をしている人は誰もいない。
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イパネマも海岸通りは歩行者天国でみんな踊っている。
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イパネマの町中の公園もこの有様だ。
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大混乱するイパネマビーチ。
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みんなテンション高すぎでついていけない。
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もう日が暮れる。
そのまま待ち合わせ場所であるシェラトンホテルへ向かった。結構な距離を歩いたのでいい時間になってきた。
シェラトンはあの山の麓にある。 -
ビーチを山に向かってひたすら歩く。
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ホテルは近い。あの建物がシェラトンだ。リオでは珍しくプライベートビーチを持つリゾートホテルだ。
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数時間かけてあのビーチの先端から歩いてきたのだ。
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シェラトンに到着した。
イグアスの滝から到着するTさん一行との待ち合わせ場所はこのシェラトンリゾートホテルだ。プライベートビーチ完備でリオの中でも隔離されたロケーションに位置する。少し街から離れているので周辺に店がないく多少不便ではある。
流しのタクシーも空車を捕まえるのは難しいかもしれない感じだ。とりあえずエアコンの効いたホテルのラウンジで待つことにした。
夜9時過ぎにTさん一行3人が到着した。Tさん以外とは面識がなく初対面となる。この4人でカーニバルを見る約束をしていた。そんな中一番のネックが宿泊先だったのだ。馬鹿高い宿泊代を4人でシェアすることで安くすますことができる。
結果的にレブロンビーチのはずれにあるシェラトンホテルに泊まることになった。1泊45000円のトリプルルームだが4人でシェアすれば一人11250円だ。カーニバル期間中、リオでホテルの値段が表示されていたのがここだけだったというのが決め手だが、それにしても高い。一人だと絶対泊まれない値段だ。 -
実際部屋に行くと老朽化し設備や部屋の狭さなど値段の価値は見いだせない。でも21階のイパネマビーチビューの部屋を与えられたのでバルコニーからの眺めは最高だろう。明日の朝が楽しみだ。
今までリオに何回か来ているが、泊まっている部屋からこの眺めが見られる日が来るとは思いもしなかった。
部屋でゆっくりする間もなくタクシーでカーニバルのメイン会場であるサンボドロームへ向かう。しかしホテルの前で客待ちしていたタクシーはメーターで行こうとしない。予想通りといっては何だがリオでメーターを倒されないのは初めての経験だ。言い値は60リエル(3000円)とメーターの倍以上だ。カーニバル期間中であることを実感させられる。
でもホテルが不便な場所のためここから出るには客待ちタクシーしかない。値引きにも応じてもらえずあきらめて乗り込むことになった。たぶん他のタクシー運転手と値段の協定を結んでいて値引きはしないことになっているのだろう。黙っていても客は来るのだから値引く必要はない。南米はぼったくりも横のつながりがしっかりしているようだ。今回ばかりは仕方ないだろう。我慢だ。 -
タクシーで30分ほど走り、リオのカーニバルのメイン会場である「サンボドローム」に到着した。
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リオのカーニバル2010。
とうとうここまでやってきた。ブラジル観光の最高峰的存在だ。
タクシーを降りたら早速チケット売りが声をかけてきた。チケット探しには苦労しないようで少し安心した。問題の値段だが一番よくない席で50リエルから70リエルといったところか。比較的いい席でも300リエル(15000円)といった感じだ。カーニバル3日目。予想していた以上に値段が安いことに一安心。この程度なら余裕で買える値段だ。どの席にするかだが、朝までいるなら高い席もいいが、おそらくそんなに長くはいないだろう。どんな感じか観覧席やカーニバルの雰囲気を味わえればいい。安い方の席「セクター13」に50レアル(2500円)で入場することにした。 -
カーニバルが開始される合図の花火。爆音が轟く。
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チケットを手にゲートへ。
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カーニバルのゲートは簡素なつくりだ。
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カーニバルはすでに始まっていてスタンド内に入るとすごい熱気だ。
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リオのカーニバルは朝5時くらいまで延々と続く。
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確かに華やかだが、少し遠いので見えにくい。
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カーニバルといっても遠くからパレードを眺めている感じだ。
もう少し近い席の方が好かったのだろうか。 -
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カーニバルの踊り子は審査員のいるスタンドの前で最高の踊りを見せる。
それにしてもスピードが遅く、同じようなのがずっと続くので少し飽きてきた。 -
結局3時間ほど見学して深夜1時過ぎに会場をあとにした。
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帰りにタクシーでセントロのリオブランコ通りに立ち寄った。ここでもカーニバルが行われると聞いていたからだ。しかしすでのカーニバルは終わってしまったのかゴミが散乱して汚い。でもよく見ると通りで若者が勝手に踊っている。派手な衣装などはなく写真を撮りたいようなのはない。狂ったようなのが多いので治安も悪く荷物が心配だ。
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これでは昼間のイパネマで見た騒ぎと同じだ。みんな疲れているのでタクシーでホテルに戻ることにした。
僕はエキストラベッドで寝ることになる。やはりカーニバルを見たあと戻る宿があるとホットする。
Tさん以外初対面だが夜遅いので彼らとの話は明日にして早めに就寝。とはいえ深夜3時近い。 -
翌朝。
朝8時には目が覚めてしまった。みんなは昼まで寝てるようなので一人でレブロン海岸を見下ろせる場所まで散歩することにした。
見晴らしのいい場所にあるファーストフードの屋台で朝食を済ませることにした。ホテル代には朝食は含まれていないのだ。 -
青い空と白いビーチがまぶしいシェラトンホテル。
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バルコニーからの眺め。
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12時にチェックアウトをすませた。荷物は夕方までホテルに預かってもらうことにする。今日は一緒にカーニバルを見に行った4人で行動することになる。とりあえずコルコバードの丘へ。電車は長蛇の列だったためミニバスで丘を登った。
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ミニバスを乗り継ぎほとんど待つことなくコルコバードの丘に登った。
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リオを象徴する眺め。何度来ても感動する場所だ。今度は夜景かヘリに乗りたい。それにしても暑いしすごい人だ。長居できないので丘を降りることにした。
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山麓の駅にいたユニークな物売りたち。
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ホテルへ戻る途中、リオデジャネイロ最高級ホテルであるコパカバーナパレスホテルに立ち寄った。純白の外壁がまぶしい。
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ホテルで荷物を受け取り、出発したのは夜7時前。
僕はバスターミナルへ向かうがTさんと同じ空港バスに乗り、途中で降りることになる。
バスはかなり時間がかかりボタフォゴまで終始渋滞に巻き込まれたがその後は早い。セントロをあっという間に抜けバスターミナルへ。バスを降りるつもりが話をしていたらうっかり乗り過ごしてしまった。後で考えたら運転手に僕だけバスターミナルで降りると告げていなかったのだ。誰も乗り降りがなかったのでそのまま通過してしまったのだ。しかたなく一度空港へ行くことにした。空港でTさんを見送り再び同じバスでバスターミナルに戻ることになった。少しヒヤヒヤしたがサンパウロ行きのバスには間に合う事ができた。
リオデジャネイロでの滞在は1泊だったがその宿泊先が決まっていたおかげでカーニバル期間中にもかかわらずゆとりのある滞在ができた。ゆっくり休む場所があるのは重要だ。おかげで翌日もそれなりに充実した時間を過ごせた。大人数で移動したおかげてタクシー代も節約できたし、有意義なひとときだった。
昨日リオを出たのが21時半と早く、早朝4時前にはサンパウロに到着してしまった。24時稼働しているのでバスターミナルにいる分には問題ない街には出られない。とりあえずペンションにはあまり早く行かない方がいい。
6時半頃、空が明るくなってきたので地下鉄でサンジョアキン駅へ向かった。今回は荒木の隣の宿でもいいかなと思っていた。でも荒木の前を通ったら日本人旅行者を見送る荒木のおばさんとばったり鉢合わせになってしまった。さすがに通り過ぎることはできず、ベッドもありそうなので昼寝させてもらうことにした。夕方の6時までの滞在ということで前回同様安くしてもらい夕方までくつろぐ事ができほっとした。 -
写真がペンション荒木。
シャワーを浴び仮眠だ。しかしこの時期はカーニバルの影響で日本人旅行者が多く、世界から南米へ渡ってきた長期旅行者があふれかえっていた。これだけ混雑している荒木は初めてだ。
昼はだらだら同室のおじさんと話をしたりして時間を過ごた。 -
昼は中国人が経営しているラーメンを食べに行ってみた。薄味で中華そばといった感じだが具は多くなかなかいける。
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食後はアサイのデザート。
夜の7時前に出発するつもりだったが夕方大雨が降り出した。やみそうにもなく、待っていても仕方ないので駅まで傘をさして出発することにした。サンジョアキン駅は構内から傘がなくて外に出られない人であふれていた。人集りをかき分け地下鉄のホームへと下った。時間は遅めなので電車はそれほど混雑しておらずタツアッペ駅までスムーズに向かう。
地下鉄は地上に出たが雨はいっこうにやむ気配はない。タツアッペ駅で下車し、空港バス乗り場に向かったらバスはすでに停まっていて座ることができた。バスはすぐに出発。夜8時空港には到着した。
荒木を出て1時間ジャストだ。スムーズに空港へ向かう最高の流れだったようだがこういう日はなかなかないだろう。
ユナイテッドのチェックインも質問は相変わらずだが、その後の優先手続きをフル活用して全く並ばずに出国審査へと向かった。出発時間まで3時間近くあるのでラウンジでくつろぐことにした。機内食はろくなものしかないのでここである程度腹ごなししておきたい。
22時。早めに搭乗口へ向かった。シカゴまでは12時間。空席が多く2席を独占できたおかげで熟睡できた。 -
到着前の機内食は相変わらず貧相だ。12時間のフライトにもかかわらずだ。東南アジアの国内線でこれよりまともなんじゃないかと思う。
シカゴに到着したのは夜明け前だった。ブラジル時間では朝の10時なので十分睡眠を取ることができた。シカゴで一度入国し国内線でロサンゼルスへ向かうことになる。ロサンゼルスまでは4時間。機内食は10ドルほどで買わなくてはならないのでラウンジで無理して食べることにした。ユナイテッドのレッドカーペットラウンジは朝食時だけパンが置かれている。
ロサンゼルスでは乗り換え時間は2時間しかない。結構慌ただしく東京行きの便に乗りついだ。東京までは再び12時間。機内はサンパウロからとは一転、結構混雑している。昼間のフライトのため機内では全く寝られずサンパウロから約30時間。午後4時過ぎに東京に到着した。
しかし成田に到着してからトラブルが発生した。荷物を受け取りにターンテーブルへ行ったらホワイトボードに僕の名前が書かれていた。確認した荷物がまだロサンゼルスにあるということだ。いわゆるロストバゲジだ。積み忘れたらしい。帰国後だったから良かったものの、これが出発時ならたいへんな事になっていた。空港スタッフに文句を言っても仕方ないのでおとなしく手続きだけして帰ってきた。何らかの補償も要求しようと思ったが、困る事が思い浮かばず強く出る事はできなかった。荷物は明日到着次第配送してくれるとの事だ。結果的には身軽な状態で帰国する事ができたのはよかった。
このような出来事は過去一度だけだ。2001年の1月。しかも前回はマレーシア航空で成田に荷物を積み忘れるという馬鹿馬鹿しさ。アフリカやロシアなどいい加減そうな国では全くないのに先進国でこういう目に遭わされるので常に油断は禁物だ。 -
帰国した翌日。
この日の夕方、荷物が日本に到着したとの電話連絡があった。ワシントンからの便は乱気流でけが人が出る騒ぎがあり、この日もユナイテッドのスタッフは混乱しているのだろう。
夜8時。僕の荷物一つのために軽トラックがチャーターされ1日遅れで自宅に荷物が届いた。混載便でなかったのが航空会社の誠意の現れか。
【おわり】
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旅行記グループ
2010年 の南米旅行
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