2020/09/06 - 2020/09/11
16位(同エリア242件中)
ロムルスさん
今回はGOTOキャンペーンを利用し、北陸の秘境宿や名物宿を泊まり比べてみました。九州西岸を台風10号が北上中で、その余波を心配しましが、お天気にも恵まれました。
(宿泊)
名剣温泉(奥黒部欅平)
大牧温泉観光旅館
(ホテルインターゲート金沢)
葭ヶ浦温泉らんぷの宿
和倉温泉加賀屋
(ルート)
1日目、黒部峡谷鉄道で
(泊)名剣温泉
2日目、庄川峡を船で
(泊)大牧温泉
3日目、金沢市内を観光
(泊)インターゲート金沢
4日目、レンタカーで能登半島へ
(泊)らんぷの宿
5日目、能登半島から和倉温泉へ
(泊)加賀屋
6日目、金沢へ戻り帰途へ
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9月9日、8時30分、のと里山海道
金沢駅でレンタカーを借り、のと里山海道を一路能登半島へ向かいます。海沿いの快適なドライブルートです。 -
千里浜なぎさドライブウェイ
途中、羽咋市の海岸には、日本で唯一、世界でも数ヶ所しかない、車で走ることのできる砂浜があります。 -
千里浜なぎさドライブウェイ
海岸に出ると、センターラインや車線は一切になく、波打ち際まで自由に走ることができます。 -
千里浜なぎさドライブウェイ
ここの砂は濡れると固まる性質があるため、湿った所は一般道並みのスピードが出ます。 -
浜茶屋
途中には、名物の焼貝を売る浜茶屋が並ぶところもありました。 -
氣多大社、9時
のと千里浜の先で海道を外れ、氣多大社へ。能登の国の一宮で、万葉集にも歌われた由緒ある神社です。 -
氣多大社
大きなしめ縄をくぐり、拝殿の前へ入ります。拝殿は1654年の造営で、国の重要文化財だそうです。 -
氣多大社
背後に森が迫り、清らかな空気を感じる境内です。ドライブの安全を祈願しました。 -
入らずの森
氣多大社の奥院がある3万㎡の裏山は、立ち入ることのできない禁足地として、入らずの森と呼ばれ、天然記念物になっています。 -
能登金剛巌門園地、10時30分
氣多大社から30分ほどで、松本清張ゼロの焦点で有名な崖の名勝、能登金剛です。崖の下に千畳敷岩と船着き場があります。 -
巌門洞窟
台風の余波で船は欠航でした。船着き場からトンネルを抜けると、巌門洞窟へとつながっています。右手がトンネルです。 -
能登二見(機具岩)
能登金剛を後に、能登半島西岸の海岸線を更に北上します。少し走った所に、能登二見の機具岩があります。 -
黒島
能登金剛から更に30分ほどで、江戸時代には天領として幕府の直轄地であった黒島に到着、ここから内陸部に入ります。 -
総持寺祖院
黒島の街のはずれに、明治の初め本山が鶴見に移転するまで、禅の曹洞宗の総本山であった総持寺があります。 -
総持寺祖院
平成19年の能登地震で大きな被害を受けたそうですが、綺麗に復興されていました。 -
花一輪館、13時
再び、のと里山海道に入り能登空港を通り過ぎ、半島先端の葭ヶ浦温泉を目指します。お昼は桜峠近くのお蕎麦屋さんへ。 -
恋路海岸、15時
鍋乃と助三郎の恋愛伝説の残る、恋路海岸にきました。海水浴場になっているようですが、人影はまばらです。 -
見附島
恋路海岸からすぐの所にある 別名軍艦島。弘法大師が佐渡から能登に渡るときに見つけたので、見附島と呼ばれいるそうです。 -
見附島
高さ28mの島の上に神社があって、かつては参拝していたそうです。石伝いに渡ってみましたが、途中で断念しました。 -
奥能登国際芸術祭
見附島のある珠洲市内には、2017に年に開催された奥能登国際芸術祭の作品が残されています。1つはこの作品です。 -
なにか他にできる(トビアス レーベルガー)
のと鉄道の旧蛸島駅の近くにある作品です。カラフルなトンネル状のオブジェが、線路の上に置かれています。 -
なにか他にできる
横から見るとこんな形をしています。中に入れるようなので、段を登って入ってみます。 -
なにか他にできる
すると、旧のと鉄道の終着駅である蛸島駅の方を向いた双眼鏡が1つ、備え付けられていました。 -
なにか他にできる
双眼鏡を覗き込むと、線路が切れた先に、sonething else is possible の文字が見えます。 -
うつしみ(ラックス メディア コレクティブ)
こちらは、蛸島駅手前の旧上戸駅です。駅舎と同じ形のオブジェが、屋根の上に乗っています。 -
珠洲海道五十三次(アレクサントル コンスタンチーノフ)
珠洲市内に散在するバス停の待合所も、それぞれにデコレーションされ、作品となっていました。 -
葭ヶ浦温泉 らんぷの宿、16時
能登半島先端の珠洲岬にある、らんぷの宿に到着です。下りる道が狭いので、高台の駐車場から送迎車で下ります。 -
らんぷの宿の送迎車
駐車場の展望台の前に、送迎車が停まっていました。崖の下への道はとても狭く、この車でスイッチバックして下ります。 -
プールサイドのバー
冷たいお茶をいただきチェックインです。プールは、消防車が下りられないため、防火水槽の役割もあるそうです。 -
本館の廊下
秘湯の面影を残す廊下を進み、部屋に案内してもらいます。開業は1579年(天正7年)、織田信長の時代だそうです。 -
客室(花こよみ)
全客室の半分が露天風呂付きですが、8畳の部屋も多いです。今回は露天風呂無しで、12畳の広めの部屋を予約しました。(1泊2食付き、21,000円) -
内湯と露天風呂
さっそくお風呂へ行ってみます。共にそれほど大きくありませんが、内湯の外に景色のいい露天風呂があります。 -
露天風呂(男湯)
露天風呂は波打ち際です。泉質は、無色無臭のナトリウム酸化物泉(15℃)です。お風呂は1ヶ所なので、夕食前は混雑していました。 -
離れ「波の離宮」への廊下
夕食前に散策です。らんぷは防火上の理由で電気になっていますが、館内のあちらこちらに綺麗に飾られています。 -
お食事処
本館1階には、海がみえるお食事処があります。今回は部屋食でしたが、こちらもいい雰囲気です。 -
夕食(食前酒、先付け、八寸)
食前酒はすず音、先付けは根菜サラダ、八寸は、サーモンチーズ、湯葉雲丹乗せ、万寿貝バター焼き、ローストビーフ春菊です。 -
夕食(お椀物、お造り)
お椀は鰻豆乳白玉、お造りは、金目鯛、アラ(ハタ)、ナメラ(アコウ)、鰹、鮪、甘海老と高レベル。金沢では、お造りの前にお椀物が出ます。 -
夕食(焼物)
焼き物は、能登牛ときのこの朴焼きです。能登牛は柔らかくて美味しかった。 -
夕食(お凌ぎ、酢の物)
奥がお凌ぎ、蛸とアボカドのマリネ、手前が酢の物、〆鯵の叩きです。 -
夕食 (煮物、ご飯、止椀)
煮物は、小蕪と海老の炊き合わせ。そして最後に、能登産こしひかりと浅利のお味噌汁、香の物です。 -
夕食(デザート)
デザートは、ありの実(梨)、紅茶のシフォンケーキでした。なかなか洗練されたコースでした。 -
宿の夜景
夜になると、プールや海岸の岩が綺麗にライトアップされます。 -
貸切り露天風呂
特に綺麗だったのが、プールの上に浮かぶように作られた貸切り露天風呂「波の湯」のライトアップです。 -
露天風呂
波打ち際の露天風呂も、綺麗にライトアップされていました。夜の時間は、こちらも貸切り状態でした。 -
9月10日、葭ヶ浦温泉
今日は輪島を経由し、和倉温泉へ向かいます。朝食前にプールでひと泳ぎ、朝食は海の見えるお食事処です。お魚はふぐの一夜干し、夜も朝も食材のグレードが高いです。 -
らんぷの宿、9時30分
宿を出発します。それなりのお値段の宿なので、目指すところが秘湯なのか、高級プライベートリゾートなのか、どっちつかずなところが、少し残念に感じました。 -
禄剛岬
葭ヶ浦温泉から、まず能登半島先端の禄剛崎の灯台を目指します。眼下に千畳敷の岩が広がっています。 -
禄剛崎灯台
明治16年完成の灯台で、灯火が回転せず反射版が回る仕組みです。当時は道がなく、海から資材を引き上げ作ったそうです。 -
狼煙漁港、10時
禄剛崎から輪島へ向かいます。のどかな能登の海岸線をドライブです。 -
珠洲海道五十三次
狼煙漁港の近くにも、旧珠洲駅の近くにあったものと同じ、奥能登国際芸術祭のバス停の作品がありました。 -
奥能登絶景海道
禄剛崎からの道は、奥能登の美しい海岸線を走ります。ここは奥能登絶景海道と呼ばれています。 -
道の駅すず塩田村
途中、道の駅に立ち寄りました。隣接して塩田があり、400年前から続く揚げ浜式塩田での塩づくり体験ができます。 -
釜屋(すず塩田村)
海水を桶で組み上げ、砂に付着させ濃度を高めた後、この鍋で煮込み塩を作っていたそうです。 -
垂水の滝
塩田と千枚田のちょうど中間、見落しそうな細い流れでした。高さ35m、冬は強風で吹上がるので、別名吹上の滝だそうです。 -
白米千枚田、11時30分
小泉元首相が、絶景と称した白米千枚田に到着です。日本で初めて、世界農業遺産に指定された所です。 -
白米千枚田
ポケットパークの駐車場から、田んぼの中の展望台まで下りていきます。田んぼはもうすぐ実りの季節です。 -
白米千枚田
ここには実際は1.004枚の田んぼがあり、保存会によって運営されているそうです。 -
輪島工房長屋、13時
輪島に到着。残念なから朝市は終わっていました。ここでは、職人さんの仕事を見ながら、輪島塗りを体験できますが、時間の関係でパス。 -
輪島塗会館
こちらには、各工房の代表作が並んでいます。普段高級な漆器に触れる機会が少ないので、品質とお値段に驚きました。 -
和倉温泉総湯、15時
和倉温泉に到着しました。16世紀に海中から作られた源泉を囲む公園の近くに、公共浴場の総湯があります。 -
ルミュゼドゥアッシュ和倉店
チェックイン前に地元出身のパティシエ、辻口博啓氏のお店へ立ち寄りました。自由が丘にある名店の姉妹店です。 -
ル ミュゼ ドゥ アッシュ
海を望む喫茶室で、地産地消のこのお店オリジナルのお菓子をいただきます。 -
辻口博啓美術館
併設の美術館では、砂糖やチョコレートから作られた辻口氏のアート作品を展示しています。(無料) -
加賀屋
いよいよ今夜のお宿、加賀屋さんへ。車を玄関口で止めると、すぐに中居さんがやって来てキーと荷物を預かってくれました。 -
展望エレベーター
ピーク時間なのでフロントで少し並びましたが、てきぱきとした流れで、豪華な展望エレベーターに乗ってお部屋へ。 -
客室(雪月花特選階)
チェックイン時にアップグレードしていただき、案内されたのは雪月花16階、福寿草のフロアです。(眺望指定なし2食付き、20.300円) -
客室(雪月花特選階)
元々はJTBの格安プランでしたが、コロナで雪月花棟に集中させているようです。奥の椅子席が食事処、かなり広いお部屋です。 -
客室(雪月花特選階)
更に別室で、ツインベッドの部屋がついていました。部屋数も多いです。 -
ウェルカムドリンク
さっそくお部屋で、ウェルカムドリンクの抹茶のサービスがありました。 -
和倉温泉お祭り会館
加賀屋さんから徒歩5分、チェックイン時にこちらの無料券をいただいたので、散歩がてら行ってみました。(通常800円) -
和倉温泉お祭り会館
七尾市の4つの祭り、石崎のキリコ、向田の火祭り、お熊甲祭りなどを展示しています。中でも青柏祭の「でか山」は迫力ありました。 -
恵比寿の湯
散歩から戻り大浴場へ。女性は2ヶ所。男性は1ヶ所ですが、中が3層に分かれていて、浴室内にエレベーターもあり巨大です。 -
お土産処
特産品の専門店ほどの充実ぶりです。酒屋さんでは地酒も豊富で、夕食までさっそく部屋飲みです。 -
夕食
食前の紫蘇みつ、先附に焼き茄子利休寄せと太刀魚(左)、前菜が鮭菊花巻き、梅貝旨煮、甘海老揚げ、紅ズワイ蟹手鞠寿司、鳥松風、目鱚南蛮漬、金時オレンジ煮、銀杏、多彩です。 -
先吸物
やはり加賀金沢のお料理は、お造りの前に汁物が出ます。甘鯛菊花真丈です。 -
お造り
ハマチ、マグロ、甘海老など、ノドグロがなかったのが残念です。 -
台物(いしる鍋)
次は、能登いしる鍋です。いしるとは、秋田のしょっつるにあたる能登の魚醤のこと。鮑、帆立などが入っています。 -
煮物(治部煮)
続いて金沢の郷土料理、治部煮です。加賀のすだれ麩や椎茸が入っています。 -
御飯と留椀
締めは、創業115年目に入った記念のお赤飯と、渡り蟹の味噌汁、烏賊海女漬け(雲丹入り塩辛)、漬物3種です。 -
デザート
そしてデザート。五郎島金時ムース、能登のワインゼリー、季節のフルーツ添え。見た目も美しいお食事でした。 -
館内美術ツアー、20時
夕食後、館内の美術観賞ツアーに参加してみました。40分程のツアーで参加料は無料でした。 -
能舞台
まずは2階の能舞台へ。加賀は宝生流の能楽が盛んな地で、館内にも能舞台があります。 -
九谷焼彩釉鉢
続いて、雪月花3階のギャラリーへ。ここには、人間国宝の、三代目木村八十吉の作品がありました。 -
蒔絵
次に、雪月花の1階まで降り蒔絵を観賞。西塚栄治氏の魚映という作品です。周囲にも有名作家の作品が並んでいます。 -
加賀友禅
そして巨大な友禅。天皇ご宿泊の渚亭に、四季の花々の梶山伸の加賀友禅があり、エレベーターがライトアップする仕組みです。 -
輪島塗
ツアー最後は、輪島塗のグランドピアノでした。角野岩次氏作の昇陽松、一階ラウンジにあります。どれも素晴らしい作品です。 -
9月11日、和倉温泉の朝
いよいよ旅の最終日。16階からの和倉温泉の絶景です。今日は金沢に戻り、見落とした名所を回ります。 -
朝食
朝の風景を見ながら、加賀屋を満喫しました。さすが非の打ち所がありません。今回はGotoも使えかなりお得な宿泊になりました。 -
にし茶屋街、12時
金沢に戻ってきました。犀川の西岸の寺町近くの駐車場に車を停め、にし茶屋街と忍者寺を散策します。 -
西茶屋街資料館
にし茶屋街の中ほどに、西茶屋街資料館がありました。元は吉米楼というお茶屋さんだった建物だそうです。 -
西茶屋資料館
1階は大正時代の作家島田清次郎の資料館、2階には、往時のお茶屋のお座敷が再現されています。 -
妙立寺(忍者寺)、13時
金沢城を守る寺町の指揮所として、1643年に建てられた古いお寺です。内部には敵を陥れる様々な工夫があります。(予約制1000円) -
妙立寺(忍者寺)、13時
小さな寺に見えますが、上部の見張り窓まで4階建てで7層、部屋数は23あります。案内の方が内部を詳しく説明してくれます。 -
ひがし茶屋街、15時
次に、ひがし茶屋街に来ました。おととい見れなかった、お店巡りです。 -
箔座ひかり蔵
金箔製品を扱うお店の奥には、内部まで金箔を施した黄金の蔵がありました。 -
近江市場、16時
最後にもうほとんど閉店間際でしたが、近江市場を散策です。閉店前の半額セール中、帰りの新幹線用のおつまみを購入しました。 -
大国寿司、17時
帰りの時間に合わせ、近江市場近くのお寿司やさんで早めの夕食です。三千円のお任せコース。あじ、のどくろ、ひらめ、がんど(ぶり)と続きます。 -
大国寿司
そして、とろ、いくら、甘海老、白海老、ばい貝、白貝、穴子、煮烏賊、蟹と蟹味噌巻き、地元の魚介を満喫しました。 -
金沢駅、19時18分
田中ヤスタカ氏作曲の琴の音のような発車メロディーに送られ、東京行きのかがやき516号で帰ります。
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