2018/08/10 - 2018/08/10
38位(同エリア384件中)
Sahraさん
- SahraさんTOP
- 旅行記138冊
- クチコミ3677件
- Q&A回答1件
- 343,309アクセス
- フォロワー56人
2年前と古い旅行記で恐縮ですが、新型コロナウイルスで予定がぽっかりあいたので、
備忘録も兼ねて少しずつ作成することにしました。
2018年夏のヨーロッパ旅行はトゥール⇒ブロワ⇒パリ⇒ブリュッセル⇒ロンドンと周遊しました。旅の始まりは、念願の古城めぐりから。ブリュッセルは2年前に続いてフラワーカーペットを見に訪れました。お天気にも恵まれ、青空の下でお城や庭園、街歩きと沢山観光に励みました♪
主な日程はこちら↓
8/8 (水) 伊丹⇒8/9(木) 羽田⇒フランクフルト⇒パリ⇒トゥール泊
サン・ガシアン大聖堂 ランジェ城
8/10(金) シュノンソー城 アンボワーズ城~ブロワ泊
8/11(土) シュヴェルニー城 シャンボール城 ブロワ城~ブロワ泊
8/12(日) ブロワ⇒パリ 凱旋門 エッフェル塔周辺散策 買物~パリ泊
8/13(月) 買物&街歩き セーヌ川クルーズ 夜の凱旋門~パリ泊
8/14(火) パサージュ巡り ノートルダム大聖堂等 マレ地区散策~パリ泊
8/15(水) ヴェルサイユ宮殿 美術館巡り パレロワイヤル~パリ泊
8/16(木) パリ⇒ブリュッセル フラワーカーペット 教会等~ブリュッセル泊
8/17(金) 午前中ブルージュへ フラワーカーペット 王宮等~ブリュッセル泊
8/18(土) ブリュッセル⇒ロンドン V&A博物館 買物&街歩き~ロンドン泊
8/19(日)バッキンガム宮殿 庭園&美術館巡り タワーブリッジ~ロンドン泊
8/20(月)バラ園 アフターヌーンティー ロンドン⇒8/21(火)羽田⇒伊丹
3日目は朝からシュノンソー城、アンボワーズ城を見学後、翌日の古城巡りの為ブロワへ移動しました。ちょっとしたハプニングもありましたが、お城や周辺の街の散策も楽しむことが出来ました。
-
今日は朝から古城めぐりの1日です。1番気がかりだったお天気は見事快晴(^^♪列車の時間まで少しあるので今日のランチを調達します。
-
ブリオッシュ専門店「ルロン」へ。昨日お試しに頂くと美味しかったので、おやつ用にチョコチップ入りを、トゥールに戻ってきてからプレーン味も購入しました。
-
もう一件、昨日通りかかって気になったパン屋さんへ。
焼き立てパンが豊富に揃い、フルーツタルトも美味しそう。チーズのキッシュと、クロワッサンと間違えて買ったクロワッサン オ ザマンドが美味しく、味見するだけのつもりが車内で殆ど食べてしまいました(^-^; -
トゥール駅から9時17分発の列車に乗り、シュノンソー城へ向かいます。
-
約30分後9時42分に到着しました。駅から並木道を通りチケット&お土産売場から城内へ。チケットはネット購入済みなので見せるだけです。
そしてさらに先へ進むと、 -
視界が開いた先には、シュノンソー城がお目見え♪
-
16~19世紀にかけて、歴代の城主が女性達であったため「6人の貴婦人達の城」とも呼ばれています。朝日を浴びるお城がより一層白く輝いて見え、とても美しいです。先にお城を眺めながら庭園を散策しました。
-
パリのヴェルサイユ宮殿に次いで人気があるルネサンス様式のシュノンソー城、シェール川にまたがって建つ姿が優雅で美しく、城内の調度品などは当時のまま残されています。
-
「ディアーヌ・ド・ポワティエの庭園」
シュノンソー城には美しい2つのフランス式庭園があり、もう1つの「カトリーヌ・ド・メディシスの庭園」より大きい造りとなっています。 -
花壇の構造などは造園当時から変わっていないそうです。
-
16世紀に建設された管理人事務所は、満開の藤に覆われていました。また庭園内には、ハイビスカスや色とりどりのお花が咲き誇りとても華やか。観光客もまだそれほどおらず、ゆっくり1周出来ました。
-
「マルク家の塔」
1430年代に当時の領主であったジャン・マルクにより建設、1515年シュノンソー城がルネサンス様式に建て替えられる際、唯一残された塔です。 -
「礼拝堂」
「護衛兵の間」奥にあり、1789年のフランス革命では宗教性を隠し、貯蔵庫に転用したため破壊を免れたそうです。ステンドグラスは1954年に再建されました。 -
「ギャラリー」
1576年、3代目の城主となったカトリーヌ・ド・メディシスがシェール川に架かる橋を改築し、ギャラリーを建設させました。白黒のタイル張りの床、と梁のある天井が特徴的です。 -
扉が開いていたので、そのまま進み対岸へ。振り返ると、鏡のように水面に映し出されるシュノンソー城、あまりの美しさに感激しました。
-
反対側からも眺めます。ギャラリーは長さ60m、左右18個の窓からシェール川を望むことができる明るい空間で、1階部分はダンスホールとして華麗な舞踏会が催されました。
-
「ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋」
フランス国王アンリ2世の愛妾であり、2番目の城主となったディアーヌ・ド・ポワティエの部屋で、6人目の女城主マルグリット・ペルーズにより復元されました。 -
暖炉の上には、王の死後ディアーヌを追い出し居住した、正妻カトリーヌ・ド・メディシスの肖像画が掛けられています。
-
暖炉や格天井には、アンリ2世とカトリーヌの頭文字HとCが組み合わされ、ディアーヌのDにも見えるという、有名なイニシャルがあります。
-
「フランソワ1世のサロン」
フランソワ1世は2度城を訪問し、この部屋に滞在しました。城を築城したボイエの息子が相続した際、国庫への債務のためフランソワ1世に献上しました。壁には肖像画が飾られ、中央の大きな絵画は1556年にシュノンソー城で描かれた、狩人に扮したディアーヌです。 -
フランソワ2世(アンリ2世とカトリーヌの長男)と、メアリー・ステュアートの結婚祝いとして贈られた16世紀のイタリア製キャビネットです。
-
「ルイ14世のサロン」
部屋は築城当時のものではなく、後年に改装されました。ルネサンス様式の暖炉上部にあるのは、フランソワ1世とクロード王妃の紋章です。 -
1650年、フランス王ルイ14世はシュノンソー城を訪問しました。
後になって肖像画とタペストリー、家具などが贈られました。 -
地下にある台所には食肉解体処理テーブル(写真右)や食堂(写真左上下)、他に配膳室や、オーブン等近代設備が整えられた厨房もありました。
-
2階へと続く階段の踊り場には開廊(ロッジア)があり、窓からはシェール川を望むことができます。
-
2階のテラスから。
正面にある前庭の先は、今朝通ってきた並木道に繋がります。 -
先程見学した「ディアーヌの庭園」
-
「マルク家の塔」の左手には「カトリーヌの庭園」
お城見学の後に訪れます。 -
「5人の王妃の居室」
部屋の名前は、カトリーヌ・ド・メディシスの娘2人と、義理の娘3人からきており、格天井には、5人の王妃の紋章が飾られています。 -
「カトリーヌ・ド・メディシスの居室」
木彫り装飾が施された豪華な天蓋付きベッドが置かれ、壁には16世紀にフランドルで製作されたタペストリーが掛かっています。 -
「セザール・ド・ヴァンドームの居室」
1624年に城主となったセザール・ド・ヴァンドームの名が付けられた部屋です。16世紀の暖炉には後に金が彩色され、中央にはトマ・ボイエの紋章が描かれています。 -
金箔が施され、色彩豊かで豪華な天井の格子内には、様々なイニシャルが描かれています。写真中央下は、メディチ家の紋章とアンリ2世のHとカトリーヌのCを組合わせたイニシャルです。
-
「ガブリエル・デストレの居室」
フランス王アンリ4世の愛妾で、1624年に息子、セザール・ド・ヴァンドームがシュノンソー城の城主になりました。彼女自身は1599年に亡くなっており、シュノンソー城に住むことはなかったそうです。 -
3階ホールは19世紀、当時の城主マルグリット・ペルーズの依頼により改装され、お城の絵も飾られていました。この階にある「ルイーズ・ド・ロレーヌの居室」は修復中で、別室を公開していましたが、とても暗くてすぐに出てきてしまいました。
-
「版画展示室」
シェール川に張り出した2つの小部屋がそれぞれ展示室となっています。 -
壁には16~19世紀まで、各時代のシュノンソー城を描いた版画コレクションが飾られています。
-
「メディシス家のギャラリー」
2階のギャラリーには、今まで公開されていなかったシュノンソー城に関する資料や、家具調度品が展示されています。 -
城内の見学を終え、1階に戻ってきました。1515年に建設された玄関ホールで、リブ・ヴォールト様式の天井アーチが美しいです。
-
「カトリーヌ・ド・メディシスの庭園」
正面から、シェール川の対岸から、2つの庭園からとお城を眺めましたが、見る角度によって全く趣が異なります。 -
庭園はバラとラべンダーを中心とした花々が植えられていて、綺麗に花を咲かせています。
-
お城の敷地内ではセルフサービスや、レストラン「L'Orangerie」で食事することが出来ます。今回は時間の都合で入れず残念、お土産屋さんを覗いて次の目的地アンボワーズへ向かいます。
-
今朝到着したシュノンソー駅です。駅舎はありますが中には入れず、少し離れたところにホームがあります。アンボワーズへはバスに乗車するつもりでしたが、、、乗り遅れました(>_<)
-
近くの観光案内所へ行き、タクシーを呼んでもらうことにしました。
幸い10分程度で来てくれるとのとで待っている間に周辺を散策。 -
アンボワーズに到着しました。シュノンソーからは20分程、30ユーロ弱だったと思います。アンボワーズ城への入口がある広場は、多くの観光客で賑わっています。まずはお目当てのお店でカフェタイムです♪
-
「Maison Bigot」
日本にバゲットを紹介したビゴの店のご親族が経営されているお店です。お昼を過ぎてとても混雑していました。広場が見渡せるテラス席へ。 -
カフェ・グルマン(Café gourmand)、飲物はショコラ・ ショーを注文。のんびり広場を眺めながら美味しく頂きました。カフェを頂いた後、店内でチョコレートも購入しました。
-
坂道を上ってアンボワーズ城に向かいます。右上にチラッと見える尖塔は、ダヴィンチのお墓があるサン・テュベール礼拝堂です。
-
アンボワーズ城は元々は要塞としての役目がありましたが、15~16世紀初頭、イタリアルネサンスに影響を受けたフランソワ1世やシャルル8世により、華麗なお城へと改装されました。
-
旗にはフランス王国の紋章であるユリと、ブルターニュ公国の紋章であるオコジョの尻尾が描かれています。
-
お城の見晴らし台からは、アンボワーズの可愛い街並みが広がります。
-
反対側の景色は、ロワール川の雄大な流れを望むことができます。
橋の途中に中洲があり、その向こうにアンボワーズ駅があります。 -
サン テュベール礼拝堂
1493年に建設されたゴシック様式建築です。狩人の守護聖人サン・テュベールに捧げた王家の私的礼拝堂でした。礼拝堂内にレオナルド・ダ・ヴィンチが眠るお墓があるため、多くの観光客が訪れていました。 -
戦後に造られた色鮮やかなステンドグラスには、国王ルイ9世の生涯が描かれています。
-
レオナルド・ダ・ヴィンチが眠るお墓です。
-
ダビンチの胸像が建っているところは、サン・フロランタン教会の跡地で、最初にダ・ヴィンチが埋葬されていました。
-
王の居住棟に入ります。チケットはトゥールの観光案内所で購入済です。
写真上:入口にあるフランソワ1世の紋章サラマンダー(火トカゲ)
右下:アンボワーズ城(1576年頃)の銅版画。黒が現存、赤は消失。
大部分が取り壊され、唯一残ったのは国王の居住棟のみです。
左下:「貴族衛兵の間」王侯貴族が住む上階を守るため、地上階には
衛兵が控える間が複数配置されていました。
甲冑(複製)は16世紀の貴族衛兵達が着用していたものです。 -
「会議の間」
国王が地元の有力者や聖職者に接見や祝宴を行うための場として使用されていました。青い天蓋付きの王座、奥にあるゴシック様式の暖炉にはフランス王家の紋章であるユリの花が装飾されています。 -
「給仕係の間」
飲物の給仕をしていた部屋で、ルネサンス様式の家具や、中世の脚台に代わって登場し始めたイタリア様式のテーブルがあります。壁にはタペストリーも飾られ、温まった室内の熱を逃がさない効果もあったそうです。 -
「アンリ2世の寝室」
アンリ2世の妻、カトリーヌ・ド・メディシスの命により建設した東棟(消失)に隣接していました。天蓋のカーテンや寝具にアンリ2世の頭文字Hと王冠、王家の紋章が織り込まれています。 -
「オルレアン家の居室」
お城は17世紀オルレアン公家が所有していましたが、部屋は1821年にお城を受け継いだルイ・フィリップ時代の家具が並べられています。 -
ルイ・フィリップ1世夫妻の肖像画
お部屋は上品で素敵な内装に改装されていますが、ルイ・フィリップがアンボワーズに滞在したのはたった1度だけだったそうです。 -
「音楽サロン」
中央にはルイ・フィリップ王の妻マリー・アメリー王妃と2人の息子の肖像画が飾られ、ピアノやハープの楽器や家具等が展示されています。 -
見張り台であるミニームの塔からは、ルネサンス様式装飾を施された居住棟の屋根、庭園や城下の街が見渡せます。
-
手前にあるのはナポリの庭園と呼ばれ、15世紀にシャルル8世が招いたナポリの庭師が作った庭をアレンジしています。奥には風景式庭園、南庭園、東洋の庭園と様々な様式の庭園があります。
-
「騎兵の棟の傾斜路」
当時としては珍しい螺旋式の傾斜通路で、騎兵が馬に乗ったまま入城し昇ることが出来ます。お城の見学はこれで終了、通路を通り城外へでます。 -
まだ少し時間があるので旧市街をブラブラ。当初はクロリュセ城へも行く予定でしたが、バスに乗り遅れたこともあり、慌ただしく観光するよりカフェや街歩きでゆっくりすることにしました。立ち並ぶお店の雰囲気も良く、思わずお土産を沢山買ってしまいました(*^^*)
-
列車でトゥールへ戻るため、橋を渡って駅へ向かいます。先程乗り遅れたので早めに行動(^-^;ロワール川に面して建つアンボワーズ城、高台に建ち、要塞だったことが良く分かる外観です。
-
アンボワーズ駅に着きました。15時44分の列車に乗り、一旦トゥールへ戻り、荷物を受け取ります。
-
17時、トゥールから再び同じ路線に乗車し、アンボワーズを通り過ぎブロワへ向かいます。時間のロスですが、交通機関を使いながら個人でお城巡りをすると、多少の不便は仕方がないです。
-
「Best Western Blois Chateau」
トゥールから40分程で到着、こちらでロワール古城巡りのため2泊します。ホテルは駅前横断歩道渡ってすぐ、古城めぐりの巡回バスも隣接していて部屋からも確認できました。 -
19時近いですがまだ明るいので、夕ご飯のお店を探しながら街を散策♪
リス公園を進むと王の庭園へ。お城と周辺地域の美しい景色を眺めることができます。 -
左手には聖ヴァンサン・ド・ポール教会、翌朝の散歩で見学しました。
-
お城からブロワの町を1周して戻る、観覧馬車も出ています。
-
中世フランス王が拠点とした面影が残る、落ち着いた街並みです。
-
聖ニコラス教会
ブロワの中心部にある大聖堂です。12世紀に建てられたゴシック様式建築で17~18世紀にかけ、修復再建されました。扉が閉まっていて中に入れず、結局訪れる機会がありませんでした。 -
何軒かお目当てのレストランへ行くもどこも満席(+_+)
お城周辺を1周して戻ってきました。 -
「Le Triboulet」
結局隣接したレストランへ。手前がテラス席で奥が店内になっています。お城のすぐ横と絶好のロケーションで、お客さんで賑わっていました。 -
いくつか選択できるディナーメニューから、白身魚ラタトゥイユとデザートに砂糖掛けのクレープを注文しました。シンプルですが、あっさりとした味付けでお魚も美味しかったです。目の前にあるお城を眺めながら、ゆっくりと食事を楽しみました(^^♪
-
ちょっと失敗もありましたが、予定通りお城を見学することが出来ました。明日はお城巡りのハイライト、巡回バスで3つのお城を見学します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ロワールの古城周辺(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018年夏ヨーロッパ旅行
0
79