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バルト三国からポーランドに入りました。

2001年 シベリア鉄道経由バルト諸国-H(ポーランド編)/アウシュビッツ

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2001/04/24 - 2001/04/25

3544位(同エリア3980件中)

まさとし 国連加盟国全て訪問済

まさとし 国連加盟国全て訪問済さん

バルト三国からポーランドに入りました。

  • 国境行きの列車は3両編成。コンパートメントを独占することができた。途中カウナス経由で国境まで約4時間。朝天気は良かったが、いつのまにか雨が降ってきた。そのまま国境の手前の駅に到着。最悪なことに僕がヴィリニュスで買ったチケットは国境の手前の町まででここから国境まで別に切符を買わなければならないことが判明した。しかしポーランドのお金は使えず、結果として手持ちの3リタ(100円)で何とか大丈夫のようだ。<br />しかし車掌は最初23リタ(760円)払えと言ってきた。ヴィリニュスから4時間走って22リタ(730円)だったのにそりゃ高いだろう。ワイロにも限度がある。結局僕が理解しようとしなかったからか、あるいは手持ちのお金が極端に少なかったから、なにがともあれ切符が発行されたのでたすかった。

    国境行きの列車は3両編成。コンパートメントを独占することができた。途中カウナス経由で国境まで約4時間。朝天気は良かったが、いつのまにか雨が降ってきた。そのまま国境の手前の駅に到着。最悪なことに僕がヴィリニュスで買ったチケットは国境の手前の町まででここから国境まで別に切符を買わなければならないことが判明した。しかしポーランドのお金は使えず、結果として手持ちの3リタ(100円)で何とか大丈夫のようだ。
    しかし車掌は最初23リタ(760円)払えと言ってきた。ヴィリニュスから4時間走って22リタ(730円)だったのにそりゃ高いだろう。ワイロにも限度がある。結局僕が理解しようとしなかったからか、あるいは手持ちのお金が極端に少なかったから、なにがともあれ切符が発行されたのでたすかった。

  • 写真はリトアニア側の国境の駅。<br /><br />ポーランドに入国して車掌から再び切符を買うことになった。ワルシャワまで38.5ズロティ。(1260円)だ。40ズロティ払ったが釣りは返してもらえなかった。結果としてヴィリニュスからワルシャワまで15ドルかかってしまった。通しで買うのと同じか少し損をしたぐらいだ。でも途中の精神的ダメージや緊張を考えるとなんの得もしなかった。あまりくだらないことにこだわるのはやめよう。<br /><br /> ポーランドに入国して少し気分的に楽になった。とはいえ車内は他の東欧同様暖房が入っていないので寒い。そして外は雨。途中ビアウィストックという駅から客がたくさん乗ってきたが暖房は終始入らなかった。<br /> そのまま日は暮れ、夜8時にワルシャワ中央駅に到着した。朝パンしか食べてないので空腹が限界だ。おまけに体温が下がっているのか地下の駅なのに寒くて凍えそうだ。体の震えが止まらない。駅舎の中は天井が高く暖房は一応入っているようだが寒い。今回はかなり暖かいカッコウで来ているがそれでも体の震えが止まらない。ここに来て体調を崩したかもしれない。<br /><br />ワルシャワ中央駅はおそらくヨーロッパで最悪の駅のひとつだろう。駅の待合室には浮浪者がたむろし、どうしょうもない輩が駅構内をうろついている。彼らが直接我々旅行者に関わってくるのは物乞い目的ぐらいだが、あるものはエスカレーターの上で放尿し、あるものは酔っぱらい階段の上で力つき寝そべり通行人の邪魔をしている。

    写真はリトアニア側の国境の駅。

    ポーランドに入国して車掌から再び切符を買うことになった。ワルシャワまで38.5ズロティ。(1260円)だ。40ズロティ払ったが釣りは返してもらえなかった。結果としてヴィリニュスからワルシャワまで15ドルかかってしまった。通しで買うのと同じか少し損をしたぐらいだ。でも途中の精神的ダメージや緊張を考えるとなんの得もしなかった。あまりくだらないことにこだわるのはやめよう。

     ポーランドに入国して少し気分的に楽になった。とはいえ車内は他の東欧同様暖房が入っていないので寒い。そして外は雨。途中ビアウィストックという駅から客がたくさん乗ってきたが暖房は終始入らなかった。
     そのまま日は暮れ、夜8時にワルシャワ中央駅に到着した。朝パンしか食べてないので空腹が限界だ。おまけに体温が下がっているのか地下の駅なのに寒くて凍えそうだ。体の震えが止まらない。駅舎の中は天井が高く暖房は一応入っているようだが寒い。今回はかなり暖かいカッコウで来ているがそれでも体の震えが止まらない。ここに来て体調を崩したかもしれない。

    ワルシャワ中央駅はおそらくヨーロッパで最悪の駅のひとつだろう。駅の待合室には浮浪者がたむろし、どうしょうもない輩が駅構内をうろついている。彼らが直接我々旅行者に関わってくるのは物乞い目的ぐらいだが、あるものはエスカレーターの上で放尿し、あるものは酔っぱらい階段の上で力つき寝そべり通行人の邪魔をしている。

  • 外は雨。暗闇の中にスターリン建築の人民文化宮殿がそびえ立つ。少し薄気味悪い。<br /><br /> 地下通路は異臭が充満し、ホームレスの収容所となっている。共産主義の崩壊がこの光景を生み出した。急激な変化に人々はついていけなかった。ここには同じく怪しかったルーマニアのブカレスト北駅とは違った怪しさがある。警官も駅構内を巡回しているがまったく無力だ。こんなとんでもない駅は今までで初めてだ。クラクフ行きの出発まで約3時間強あるが落ち着いて座れる場所もない。<br /> クラクフへ向かう列車の出発時間は23:20。地下ホームに降りたが列車はこの駅始発ではないのでどこに停まるのかわらない。案内表示も何もない。<br /><br /> そのくせにホームには列車を待っている人がかなりたくさんいる。座れるのか心配だ。ほとんど勘で列車を待っていたらちょうど目の前に二等座席車が停まった。中はコンパートメントで何とか通路側の席に座ることが出来た。<br /><br /> クラクフの到着したのは夜明け前の早朝4時。一応列車内で仮眠は取れたが、頭がボーとする。4時に外へ出ても何もできないので6時までホームレスに混じってコンコースのベンチに座ることにした。それほど寒くはないが臭いが気になる。<br /> 居眠りしていると警官に危ないから起きろと注意された。ポーランドの警官は規律が行き届いているようだ。ロシアなら警察に連行されて所持品検査は必至だ。

    外は雨。暗闇の中にスターリン建築の人民文化宮殿がそびえ立つ。少し薄気味悪い。

     地下通路は異臭が充満し、ホームレスの収容所となっている。共産主義の崩壊がこの光景を生み出した。急激な変化に人々はついていけなかった。ここには同じく怪しかったルーマニアのブカレスト北駅とは違った怪しさがある。警官も駅構内を巡回しているがまったく無力だ。こんなとんでもない駅は今までで初めてだ。クラクフ行きの出発まで約3時間強あるが落ち着いて座れる場所もない。
     クラクフへ向かう列車の出発時間は23:20。地下ホームに降りたが列車はこの駅始発ではないのでどこに停まるのかわらない。案内表示も何もない。

     そのくせにホームには列車を待っている人がかなりたくさんいる。座れるのか心配だ。ほとんど勘で列車を待っていたらちょうど目の前に二等座席車が停まった。中はコンパートメントで何とか通路側の席に座ることが出来た。

     クラクフの到着したのは夜明け前の早朝4時。一応列車内で仮眠は取れたが、頭がボーとする。4時に外へ出ても何もできないので6時までホームレスに混じってコンコースのベンチに座ることにした。それほど寒くはないが臭いが気になる。
     居眠りしていると警官に危ないから起きろと注意された。ポーランドの警官は規律が行き届いているようだ。ロシアなら警察に連行されて所持品検査は必至だ。

  • 6時ぐらいから急に人通りが多くなってきた。そして僕も外へ出た。すでに外は明るくなっていて湿った地面に対して空は快晴だ。<br /><br />クラクフ駅舎。<br />駅前からトラムでユースホステルへ向かった。そして5つ目で下車した。しかしはるばるやってきたのに「満室」と言う返事。しかたなく近くのスチューデントホテルに行ってみた。ここは夏期のみ旅行者にも開放されると聞いていたがこの時季でも泊まれるらしい。しかし1泊70ズロティ(2300円)もしたので考えた末、今夜クラクフを離れることにした。<br /><br /> クラクフではアウシュビッツ収容所だけみられればいいし、旧市街自体半日もいらないだろう。今日ここで一泊しても明日ヒマになる可能性の方が大きいし、少し疲れるが最良の方法だ。<br /> クラクフ駅に戻った後、駅に荷物を預けて、窓口でプラハ行きのクシェットの料金を確認した後、必要なポーランド通貨を今日一日の生活費も含めて準備しチケットを購入した。<br /> 駅前からアウシュビッツ収容所行きのバスが出ている。本数は少なく午前中は9時発の一本のみだ。地元の中学生の団体が一台のバスに押し寄せバスはは超満員だ。一時間半後オシフィエンチム近郊にあるアウシュビッツ博物館の前に到着した。

    6時ぐらいから急に人通りが多くなってきた。そして僕も外へ出た。すでに外は明るくなっていて湿った地面に対して空は快晴だ。

    クラクフ駅舎。
    駅前からトラムでユースホステルへ向かった。そして5つ目で下車した。しかしはるばるやってきたのに「満室」と言う返事。しかたなく近くのスチューデントホテルに行ってみた。ここは夏期のみ旅行者にも開放されると聞いていたがこの時季でも泊まれるらしい。しかし1泊70ズロティ(2300円)もしたので考えた末、今夜クラクフを離れることにした。

     クラクフではアウシュビッツ収容所だけみられればいいし、旧市街自体半日もいらないだろう。今日ここで一泊しても明日ヒマになる可能性の方が大きいし、少し疲れるが最良の方法だ。
     クラクフ駅に戻った後、駅に荷物を預けて、窓口でプラハ行きのクシェットの料金を確認した後、必要なポーランド通貨を今日一日の生活費も含めて準備しチケットを購入した。
     駅前からアウシュビッツ収容所行きのバスが出ている。本数は少なく午前中は9時発の一本のみだ。地元の中学生の団体が一台のバスに押し寄せバスはは超満員だ。一時間半後オシフィエンチム近郊にあるアウシュビッツ博物館の前に到着した。

  • ここがいわゆるアウシュビッツ収容所跡地だ。ほとんどの観光客は観光バスでやってくるようで駐車場にはたくさんの大型バスが並んでいる。入場料は無料だが構内のガイドブック代3ズロティ(98円)が入場代わりだ。<br />今まで海外旅行を通じてユダヤ人とナチスに関するイスラエル、アンネの家、ホロコーストミュージアムなどたくさんの名所旧跡を見てきた。その中でもここが総本山といった感じがする。<br /><br />今まで本やテレビ、映画などで見ているので何が展示されているのかは大体想像していたが、改めて自分の目で見てみるとおぞましい。とくにおびただしい数の靴、そり落とされた囚人の髪の毛などは見るとぞっとする。またガス室や焼却炉などに入ると息が詰まる。

    ここがいわゆるアウシュビッツ収容所跡地だ。ほとんどの観光客は観光バスでやってくるようで駐車場にはたくさんの大型バスが並んでいる。入場料は無料だが構内のガイドブック代3ズロティ(98円)が入場代わりだ。
    今まで海外旅行を通じてユダヤ人とナチスに関するイスラエル、アンネの家、ホロコーストミュージアムなどたくさんの名所旧跡を見てきた。その中でもここが総本山といった感じがする。

    今まで本やテレビ、映画などで見ているので何が展示されているのかは大体想像していたが、改めて自分の目で見てみるとおぞましい。とくにおびただしい数の靴、そり落とされた囚人の髪の毛などは見るとぞっとする。またガス室や焼却炉などに入ると息が詰まる。

  • 収容されていた人はここで家畜のように扱われたのだろう。

    収容されていた人はここで家畜のように扱われたのだろう。

  • これはトイレ。<br /><br />今まで本やテレビ、映画などで見ているので何が展示されているのかは大体想像していたが、改めて自分の目で見てみるとおぞましい。とくにおびただしい数の靴、そり落とされた囚人の髪の毛などは見るとぞっとする。またガス室や焼却炉などに入ると息が詰まる。

    これはトイレ。

    今まで本やテレビ、映画などで見ているので何が展示されているのかは大体想像していたが、改めて自分の目で見てみるとおぞましい。とくにおびただしい数の靴、そり落とされた囚人の髪の毛などは見るとぞっとする。またガス室や焼却炉などに入ると息が詰まる。

  • 当時の光景を再現された絵。

    当時の光景を再現された絵。

  • 収容所と有刺鉄線がそのまま博物館として残る。

    収容所と有刺鉄線がそのまま博物館として残る。

  • 収容所には鉄道の引き込み線の跡も残る。

    収容所には鉄道の引き込み線の跡も残る。

  • その後いったんアウシュビッツ収容所を離れ、ビルケナウ(第二アウシュビッツ収容所)へ歩いて向かった。線路の引き込み線が収容所の中まで伸びている有名な光景の場所だ。<br /><br /> アウシュビッツというと僕はまずこの風景を思い起こす。

    その後いったんアウシュビッツ収容所を離れ、ビルケナウ(第二アウシュビッツ収容所)へ歩いて向かった。線路の引き込み線が収容所の中まで伸びている有名な光景の場所だ。

     アウシュビッツというと僕はまずこの風景を思い起こす。

  • 収容された人たちと同じように「死のゲートをくぐる」

    収容された人たちと同じように「死のゲートをくぐる」

  • ビルケナウ(第二アウシュビッツ収容所)のゲートの塔屋からの眺め

    ビルケナウ(第二アウシュビッツ収容所)のゲートの塔屋からの眺め

  • ここはアウシュビッツ収容所の場所が手狭になり、急遽つくられた場所だ。なので設備もずさんで囚人はほとんど家畜同然の扱いをされた。でも家畜扱いされ生き延びればいい方で実際はここに連れてこられた人のほとんどはそのままガス室経由で遺体として焼却炉に運ばれた。何ともいえない惨い場所だ。

    ここはアウシュビッツ収容所の場所が手狭になり、急遽つくられた場所だ。なので設備もずさんで囚人はほとんど家畜同然の扱いをされた。でも家畜扱いされ生き延びればいい方で実際はここに連れてこられた人のほとんどはそのままガス室経由で遺体として焼却炉に運ばれた。何ともいえない惨い場所だ。

  • これがビルケナウのガス室の跡。<br />ドイツ軍が逃走する際、自ら破壊した。

    これがビルケナウのガス室の跡。
    ドイツ軍が逃走する際、自ら破壊した。

  • 帰りは列車でクラクフへ戻ることにした。所要時間は2時間以上かかり、終点からトラムに乗り換え中心部に出るまでかなり大変だった。でも行きとは違った風景を眺められたのでなかなか良かった。

    帰りは列車でクラクフへ戻ることにした。所要時間は2時間以上かかり、終点からトラムに乗り換え中心部に出るまでかなり大変だった。でも行きとは違った風景を眺められたのでなかなか良かった。

  • クラクフ旧市街はポーランドで唯一、第二次世界大戦の戦火を逃れた場所だ。

    クラクフ旧市街はポーランドで唯一、第二次世界大戦の戦火を逃れた場所だ。

  • クラクフの最新型のトラム。<br />クラクフから次の目的地であるチェコのプラハへの夜行列車はウィーン行きに途中まで連結されるようだ。客車は全部で5両。その中でプラハへ行く二等車両は一両だけだった。プラハに行く客が妙に多く車内は大混乱だ。と思ったら客が車両の三分の一に集中していたからで出発後調整され、車内にゆとりができた。<br /><br /> プラハには明日の7時には到着する。寝ていればあっという間だ。

    クラクフの最新型のトラム。
    クラクフから次の目的地であるチェコのプラハへの夜行列車はウィーン行きに途中まで連結されるようだ。客車は全部で5両。その中でプラハへ行く二等車両は一両だけだった。プラハに行く客が妙に多く車内は大混乱だ。と思ったら客が車両の三分の一に集中していたからで出発後調整され、車内にゆとりができた。

     プラハには明日の7時には到着する。寝ていればあっという間だ。

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