鎮魂の夏、京都東山・建仁寺～八坂神社～知恩院～平安神宮辺りへ（２）

2020/08/05 - 2020/08/06

建仁寺拝観を終え暫く大樹の木陰で休んだのち花見小路を散策し、そば処「へんこ」でランチ休憩しました。大将の癒快な話っぷりを愉しみ絶品のとろろそばに舌鼓を打ちました。元気回復、八坂神社を抜けて丸山公園へ。
春ならば有名な桜の樹がきれいなのですが今は予備の桜の樹が養生されている一画も緑一色。へと歩きました。早春に逝った義姉が眠る予定の菩提寺・知恩院にも立ち寄りました。
東山通は由緒ある建物が並び炎天下緑陰下腰を下ろすには格好の石段が至る所にあります。漬物体験プログラムに参加するため平安神宮東隣の「大安本店」を探し当てました。近頃発酵食品に目覚めたのを機に本格的な漬け方を教わろうと考えたのです。京野菜を用いた糠漬けの作業に大満足でした。
2～3日後には配送されるのを待ちかね当日の夕食用にもいくつか買って帰りました。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

建仁寺の北の方へと歩き出します。
葦簀をかけた情緒ある家屋が並んでいます。

花見小路 名所・史跡

祇園歌舞練場辺りです

舞子さんや芸子さんに会えるかな？
花見小路通り
所在地 〒605-0084　 京都府京都市東山区 MAP
交通アクセス (1)京都市バス「京都駅前」より乗車「祇園」下車　徒歩５分

暑いのにすっきりと着物を着て優雅に歩くあの二人芸子さん？女将さん？

花見小路 名所・史跡

置屋「小田本」さん
今夜はお呼びがかかるのかな？

夕方から賑わう筈の花見小路
「一見さんお断り」の高級お茶屋が軒を連ねます。

花見小路 名所・史跡

脇道には電線が無かったら昔のままの家並

情緒たっぷりの塀、葦簀、すだれがかかっています

玄関を掃き掃除している人影

コロナ禍はやはりここにも？
赤い提灯が灯りますように…

コロナ自粛の影響でしょうか、妙に静寂です

改装された石畳の家並はノスタルジックで気品があります

祇園 和食

花街特有の艶ッぽい赤壁出現！

「一力」と暖簾が染め抜かれています。

一力亭 名所・史跡

どんな歴史のドラマを見てきたのでしょう
祇園の中でも最も由緒のある「お茶屋」のひとつで、大石内蔵助が豪遊したとか、近藤勇や大久保利通、西郷隆盛も通ったとか。

建仁寺から約１ｋｍの花見小路が終わりました。

花見小路 名所・史跡

お腹もすいたので見つけたそば処「へんこ」

そば處へん古 グルメ・レストラン

「御免」暖簾をくぐって
「ああしんど、倒れそうや」という夫に中から「倒れんといてや～」と
声がかかります。大将はどんな”へんこな人”かと興味深々。

そば處へん古 グルメ・レストラン

「マスクはテーブルへ置かんといてな」と言いつつ
良く冷えた水と熱いお茶ががテーブルに運ばれてきました

蕎麦ができるまで大将の話が愉快で話が盛り上がります
「誰の写真撮ってんの？奥さんのかいな」
「大将の写真撮らしてくれる?」
「ええよ、ちょっと待ってな 着替えてくるよって」

白い匠の帽子に前掛け、白ズボン、仕事着がバッチリと決まった大将

いなせでカッコいい！！

真っ白なとろろがたっぷりかかった「おろし月見そば」
うっかり撮影前にとろろを混ぜてしまい卵黄が横に滑っちゃった。
腰があって美味しくいただきました。

四条通に出ます。まぶしい日照りに竦みながら東山の方へ。

四条通 名所・史跡

祇園祭から年末の除夜の鐘でマスコミにも登場する八坂神社
京阪祇園四条駅より徒歩で約5分
阪急河原町駅より徒歩で約8分
ＪＲ京都駅より車で約15分
ＪＲ京都駅より市バス206番祇園下車すぐ

八坂神社 寺・神社・教会

歴史的特別保存地区

八坂神社茅の輪
夏越しの祓は終わってもコロナの厄を落とすまでは．。。

八坂神社茅の輪
しっかりとくぐりました。

絵馬堂の前を右折します。

八坂神社御旅所 名所・史跡

本殿
年間行事は元旦の「をけらまつり」を始め例年ならば大勢の観光客でにぎわう「祇園祭」その他数多くの祭礼が執り行われます。

東の鳥居

振り向けば、

丸山公園西口　桜の樹の保養圃がありました。

名勝です、春の花見頃は人で溢れていたことも。

円山公園 公園・植物園

近くの食事処も京都らしくて、

すぐに知恩院への入口に着きました。

知恩院 寺・神社・教会

知恩院三門の威容
知恩院は、宗祖法然上人が1175（承安五）年、吉水の地に草庵を結ばれたことを起源とし、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山。
第二世源智上人により基礎が築かれ、徳川家康、秀忠、家光らの外護により現在の壮大な伽藍が形成されました。

知恩院 寺・神社・教会

「へんこ」の若いお弟子さんが階段がキツイですよ」と気遣ってくれてたね。
三門は1621（元和七）年に徳川秀忠によって建立された日本最大級の木造二重門。

境内には、国宝の御影堂や三門、重要文化財の勢至堂、集会堂、大方丈、小方丈、経蔵、唐門、大鐘楼など文化財指定建造物が建ち並ぶ広大な寺苑。
法然上人の像（御影）を安置する御影堂は、1639（寛永十六）年に再建された中心的堂宇で、2011年から8年間にわたる半解体修理が行われています。紙本著色法然上人絵伝（四十八巻）、絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図、上宮聖徳法王帝説（いずれも国宝）など多数の文化財を蔵すそうですが拝観は次回に。

青蓮院門跡
天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くより知られ、現在は天台宗の京都五箇室門跡の一つに数えられています。室町時代の相阿弥の作と伝えられる庭園も有名。粟田山を借景にしてその山裾を利用した幽邃な趣の池泉回遊式だ。華頂殿の東面には江戸時代の小堀遠州作と伝えられる「霧島の庭」もあるそうで見逃せません。

道の途中ふと見逃すかもわかりませんが大楠が目印です

三条通です。琵琶湖疎水が美術館に沿って東西に走っています。

さらに北進すると動物園の動物園の前に来ました。お子様連れがちらほら。

京都市動物園 動物園・水族館

そこからしばらく歩いてたどり着いたのが「大安」本店
左手に「京都市 京セラ博物館」改称してからは訪問していませんが
今、ネット予約制の特別展中だとか。
開館記念展「京都の美術 250年の夢」最初の一歩：

大安 本店 グルメ・レストラン

西日射す店内に入ります。
https://www.daiyasu.co.jp

実習予定時刻にはまだ間があるとて店内の多彩な品物を拝見、
コンセプトは自然素材に拘った製品づくり。

冷たいお茶で火照った体を冷やしたり社史を読んだりして待ちました。
元祖は若くして身を立て工夫を重ねて老舗のブランドを確立した安次郎さん。
「僕の親父とおんなじ名前や」と呟く夫。
頂いたお茶が美味しくて３杯お代わりしました。

講師の到着を待って２階の教室に上がり丁寧な説明を受けました。
手袋をして手入れのコツが記されたリーフレットで確認しつつ漬け方を
実習しました。昔、母の手伝いをしたころの記憶が読みがえってきました。
（ケースごと一人分１セット）

今晩のお茶漬けにと大根やキュウリの糠漬けを購入
（追加の糠も忘れずに）

２ケース分の漬物はずっしりと重く宅配の手続きをして貰うことにしました。
かかった費用は実習が漬物容器込み2人分一式で　￥2,90０
　　　　　　　　　　　　　　土産品送料込みで　￥2,320　でした。

動物園前からバスに乗って西日が眩しい平安神宮の大鳥居を過ぎ四条河原町へ。

平安神宮 寺・神社・教会

四条河原町で、頑張ったご褒美にと高島屋の4階カフェ「アサヌマ」でコーヒータイム。
この店も雰囲気良くテイスト良くアンコールスポットです。　2人分　計￥１,１００

京都高島屋 百貨店・デパート

2日後に届いた手作りのお漬物はほんのり甘く美味しくて御飯が進みました。
野菜の値段が高騰していますが、コロナに負けず毎日マメにぬか床のお手入れを続けています。