にわか山が～あっさりと撤退…

2020/08/11 - 2020/08/14

登山をはじめて5年目の夏。去年は息子の受験で秋以降自粛。今年は受験も終わり心置きなく山へ行けると思っていたところ世界的にコロナで自粛。今回はマスク、アルコール、体温計、インナーシーツを持参して夏山へと向かった。

【1日目　8/11】
東京７:15～関越自動車道～高坂SA～上信越自動車道～東部湯の丸SA～
長野IC～八方駐車場Ｂ14:00到着~八方アルペンライン～八方尾根15:20
《宿泊》八方池山荘

【2日目　8/12】
八方池山荘～八方池～戸隠～長野
《宿泊》ホテルメトロポリタン長野

【3日目　8/13】
長野～斑尾高原～葛温泉
《宿泊》温宿　かじか

【4日目　8/14】
葛温泉～七倉温泉～長野自動車道安曇野IC～諏訪SA～中央自動車道～東京

エリア 八方尾根・岩岳(長野)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅はスタートからアクシデントが続いていた。当初6時には家を出る予定がパパの登山用時計が行方不明になり（しょーもない結末だったが…）やっと見つけて家を出たのが7時過ぎ。前を走る車に見覚えがあるな~（仲良しのママ友さんが出勤途中だった）とぼんやり早稲田通りを走っていたら再びパパが「これは本当にまずい。。。家に戻る」と言い出した(# ﾟДﾟ)

中野駅 (東京都) 駅

パパは車の免許証を家に忘れてきていたのだ(# ﾟДﾟ)
息子も私も絶句。。。
そして1時間後にまた早稲田通りを西に向かう…

イライラとした空気がしばらく車に充満していたが、高坂SAで朝食の天ぷらうどん（そばの食券を買ったはずなのだが）を食し、浅間山が見える頃には前向きな気分に。

横川サービスエリア 道の駅

年々暑くなっているように感じる日本の夏だが、今年はマスク効果も加わってどえらく暑い夏だったような気がする。快晴の東部湯の丸SAでは車外にでるのを躊躇うぐらいに暑かった。

東部湯の丸サービスエリア 道の駅

八ヶ岳は隠れてしまっているけれど、老後はこの景色を見ながら過ごしたいくらいここからの眺めが好き。

長野ICから下りて一路白馬村へ。雲が多いなぁ～～

14:00、コロナ禍とあってゴンドラリフト前の絶好の場所にある駐車場B（一日600円）に停めることが出来た。

白馬は4年ぶりだが、このゴンドラに乗るのは35年ぶりくらいかしらｗｗ

八方アルペンライン 乗り物

このホテル、35年前に泊まったぞ！懐かしすぎる～～～
あ、流石に閉鎖されたみたいっす。

モンシャトル北城 宿・ホテル

パパと息子は湯ノ丸でソーセージやら何やら食べていたけれど、私はお昼を食べていなかったので、ゴンドラ前の「ももちゃんクレープ」でおにぎり弁当を購入。

ももちゃんクレープ 八方本店 グルメ・レストラン

ゴンドラとリフトを乗り継いで、本日の宿泊場所である八方池山荘を目指す。帰りは五竜のテレキャビンで下山予定なので片道切符一人1610円を支払う。

私がこのゴンドラ乗ってたの長野五輪のずっと前だもんな～

大きなザックを持って乗るにはやや狭いゴンドラ内。

ゴンドラの進行方向に乗ったので画が面白くないや。

約8分で兎平駅に到着。うさぎ平はしばらく見ない間にスタバもあるコジャレた空間になっていた。焦って下界で買ったおにぎり弁当が空しいが、ここのベンチで絶景を眺めながらしばし腹を満たす。

うさぎ平１０９ グルメ・レストラン

アルペンクワットリフトで兎平から黒菱平へ。乗車時間約7分。

下界は青空なのに。

山の上の方は厚い雲に覆われている。。。

一面お花畑、青空だと映えるのに。

黒菱平から八方池山荘までグラートクワッドリフトで約5分。

黒菱平 自然・景勝地

ここで標高1830ｍだけど、ゴンドラとリフトを乗り継げばハイヒールでも来られてしまうのだ！

15:20、本日お世話になる八方池山荘に到着。山荘の看板には1850ｍと書いてあるな。

八方池山荘 宿・ホテル

売店にはビールにソフトクリーム、山Tシャツも売っている。

白馬村が運営している山小屋で1泊2食付き大人1人11000円。部屋はこんな感じ。
お風呂があるのと、トイレが水洗なのがありがたい。飲み水も水道から汲める。

八方池山荘 宿・ホテル

この日は全く体を動かしていないので、荷解き後山荘周辺を散策。山荘からすぐのところにある第一ケルン。昔スキーでよくここまで来ていた。

白馬三山の鑓ヶ岳と杓子岳は見えるのに白馬岳はなかなか天辺を見せてくれない。

18時から夕食。こちらの食事はとても美味しい！白飯もおかずも種類が多くて豪華。お弁当も良かった！

夕食後、リフトの運転が終了した山荘前の広場は静寂に包まれる。

18:45、部屋からやっと白馬三山が全て見えた。
「明日の朝、晴れてくれれば良いなァ」と祈りつつお風呂に入り20時には就寝。

5時起床。
5時半には山荘を出発する為に朝食をお弁当に変更してもらっていたが、今日明日と天候が不順で上に行っても景観が期待出来なく、唐松岳から五竜岳へ向かうところに雨が降っていると一部不安なところがあった為に、今回は泣く泣く下山することに決めた。コロナ禍で遭難は絶対出来ないし、今回の旅は初っ端からあまり良いスタートが切れなかったのも理由のひとつ。

7時過ぎ、それでも八方池は一目見てみよう、という事になり大きな荷物は置いて、山荘から1時間で辿り着ける八方池へ向かった。

天気が良ければお花畑が広がる天空の木道なんだろうけど、ガスっているので視界は悪い。

雨にぬれるホタルブクロ。

下を見るとこれぐらいの天気なら上まで行けるかな、なんて思ったりもする。

上を見ると白馬三山も唐松岳も見えず、辛うじて見えるのは途中の丸山。

と思ったら、うっすら虹が見えたりもする。

7:57、第二ケルン到着。キレイな水洗トイレあり。

どこから来たのか、登山道にカエル。

第二ケルンは昭和12年の冬に遭難した息子を偲んで父親が建てたケルン。

そして前の写真で小さく見えた八方ケルン標高2035ｍ。

八方池に下っていきます。

晴れていれば白馬三山を写すであろう八方池。さっきのカエルはここから来たのかな？

八方池 自然・景勝地

天気が良くて、コロナ禍でなければ結構な人出があるのだろうな。

本来ここからが登山道なんだけれど、我々はここで撤収。唐松岳から下山してきた人も天気が悪いので五竜岳に行くのをやめて下山して来たと話していた。

最後に標高2086ｍの第三ケルン。次回いつリベンジできるかな～

うえーん、視界悪い。

ホソバツメクサは小さな小さな花の集合体。

元気なベテランお爺は五竜に向かっていたけれど、我が家は安全策をとりました。
コロナのバカ～～～

ヤマルリトラノオはもう終わりかけか。

山荘に戻り、大きなザックを引き取り、下山開始。こんなことなら割引のある往復乗車券を買えばよかったなんて思ったりする。

10:30、こじゃれたうさぎ平テラスの「マウンテンビーチ」でコーヒーブレイク。

アイスコーヒー500円、グリルソーセージ750円はいっちょ前のお値段。場所代か。

下界は晴れているのだ。

11:45、地上に降りたらひとっ風呂浴びて汗を流す。

13:45、本来なら今日は五竜岳山頂直下の五竜山荘に宿泊する予定だったが、キャンセルしたので急遽別の宿を確保し向かうことにした。途中立ち寄った鬼無里村の「鬼無里農林産物直売所 ちょっくら」で野菜と味噌を購入。

鬼無里農林産物直売所 ちょっくら お土産屋・直売所・特産品

14:30、遅い昼ご飯に戸隠そばで有名な「たんぼ　そば店」へ。

たんぼ グルメ・レストラン

実はそば屋へ行くと自分はいつもキノコそばを注文してしまうという事をこの旅行記を書いている時に気付いてしまつた。。。お値段900円。間違いない美味しさ！お通しで出されたお新香も美味しかった。

15:10、折角なので戸隠神社の中社だけをお参りする。次回は登山も含めて（無理か～～）じっくり回ってみたい。

16:20、急遽予約した長野駅に直結している「ホテルメトロポリタン長野」に到着。自粛中だった為お手頃価格で宿泊で来た。

ホテルメトロポリタン長野 宿・ホテル

19時、「Buono！ヨシザキ」でイタリアンと熟成肉の夕食。大箱でももう少し料理は頑張って頂きたかった。。。2日目終了。

伊太利食堂 ヨシザキ グルメ・レストラン

3日目朝9時、朝食をとりに外へ出る。今回は善光寺参りはパス。

駅前にある「森乃珈琲店 曇り時々晴れ 長野駅前店」でワッフルドッグとコーヒーを。

11:15、3日目は本来五竜岳から下山するスケジュールであったが、一日フリータイムになったので斑尾高原まで足を伸ばし「ジップラインアドベンチャー」で遊ぶことにした。

斑尾高原 自然・景勝地

斑尾到着時は雨が降って視界も悪かったが、装備の説明を受けて準備が終わる頃には雨は上り日も差してきた。

斑尾山は往復3時間くらいで登れるようだけど、今日はジップラインを滑って思う存分楽しむのだ。

ここのジップラインは6コース約2時間の行程。二人同時に滑れたり、後ろ向きや捻りを加えて回転しながら滑ったり、とコースごとにインストラクターさんが色々なアレンジをしてくれるのが面白い。

最後までマスク姿だったので全貌は明らかにならなかったけれど、目だけ見ていると中川家の礼二を膨らませた感じのインストラクターさんはサービス精神旺盛で楽しませてくれた。

この長野と新潟の県境をまたぐコースで息子は着地に失敗し宙づり状態に。それを救出しに行ったパパも自分が吊られている事を忘れた行動に出て同じく宙づりなってしまい、インストラクターに救出してもらっていた、、、お恥ずかしい親子。。。

まあ色々あったけれど、とても楽しんだ後はブルーベリーソフトで一服。

15:30、「道の駅オアシスおぶせ」でおやつタイム。

道の駅 オアシスおぶせ 道の駅

17時、3日目の宿は2年前から泊まりたかった葛温泉の「温宿かじか」。

秘湯　葛温泉　温宿かじか 宿・ホテル

クーラーが無くても涼しいお部屋。

かけ流しの内風呂。特に露天の泉質が最高だった。ただ、アメニティーが乏しいのとお風呂上りに冷たい水かなんかが用意してあったら良いのになぁ、と思った。

18:30から夕食。一皿一皿供される料理はどれもそれなりに美味しいのだが、期待が大き過ぎたせいでやや肩透かしでもあった。やはり良い旅館には非日常を求めているので、、、このスターターの時は期待していたんだけど。3日目終了。

最終日の朝7:30、おかずが沢山の朝ごはんはとてもうれしい～

高瀬川沿いに数軒の宿が点在する葛温泉は、憧れの裏銀座のスタート地点に近いのでまた泊まりにきたい。

宿の散策路につくられた涼しげな滝。

10:00、葛温泉を後にして、またしても七倉山荘に来てしまった。

七倉山荘 宿・ホテル

お目当てはテラスで食べるスイカ。

「2日ズレていればなぁ」と恨めしくなるほどこの日は良い天気だったので、往生際悪く登山口の方に行ってみる。

ここから七倉岳まで約6時間の道のり。

この日は鹿島槍ヶ岳も登るはずだった五竜岳もバッチリ見えた。

12:30、中央自動車道諏訪SAの「そじ坊」で昼食。

諏訪湖サービスエリア 道の駅

最後は八ヶ岳もクッキリ。
一年後の登山はコロナが収束し、マスク無しで心置きなく楽しみたいものである。

この旅行記へのコメント （4）

• 琉球熱さん 2020/09/28 22:47:34

  同感

  antabaさん、こんにちは
  
  以前、八方池山荘を予約したものの、天候不順でキャンセルしたことがあります。
  絶景の唐松だからこそ、天候は選びたいですよね・・・といっても仕事の絡みや同行者の都合とか、諸々の要素で、全てがドンピシャってほんとに稀(涙)
  でも、わたしもやっぱりこの状況なら撤退だなぁ
  八方池もあれじゃ残念の極み
  
  下山してからのピーカンも「あるある」でなんとも切ない・・・
  
  なかなかうまくいきませんね～
  それでも諦めずにしつこくチャレンジ！
  
  ---------琉球熱--------

  antabaさん からの返信 2020/10/04 18:40:45

  Re: 同感

  琉球熱さん、ご訪問ありがとうございます。
  
  コロナ禍でなければ無理して行ったと思うのですが、
  今回は初っ端から物事はスムーズにいかなかったこともあり、
  何か嫌な予感がして無理せず下山しました。
  ここ数年、この辺りを訪問した際に昼間白馬がしっかり見えた例がありません。
  相性が悪いのかな～
  いつか、後立山からドーンと剣岳をを見てみたいものです。
  
  あ、でも9月の連休では良い思いしました！
  近々旅行記UPします～～
  
  antaba
  

• たらよろさん 2020/09/27 10:39:00

  お天気も良くて最高♪

  こんにちは、antabaさん
  
  登山に目覚めてもう5年なんですねー
  コロナが流行り始めた最初の頃は、、、
  まさか登山は全然関係ないと思っていたから、
  会社の同僚が富士山に登ろうと思っていたのに登れない…っていってて、何故？って感じていたのですが、
  登山って、登っている途中というより、
  ホテルや小屋で密になるんですね。
  特にしっかりとしたホテルがない登山なら無理なんだぁ～って。
  でも、そろそろこうしていける場所も出てきて、
  その上とても良いお天気で良かったぁ。
  
  出足はいろいろあってヒヤヒヤしたけれど、
  結果良ければOK♪
  テラスでスイカも食べることができたし！！
  
  早く自由にあちこち登れる時が戻ってきてほしいですね。
  
  たらよろ

  antabaさん からの返信 2020/10/04 18:30:01

  Re: お天気も良くて最高♪

  たらよろさん、大変ご無沙汰しております。
  
  今年は大変な年になってしまいましたが、
  相変わらず山バカは続けています。
  今回の旅行、下界は良い天気でしたが、
  山の上はお天気、悪かったんですよ～～～
  なので、無理をしないでテッペンを狙わず、
  あっさり下山したつまらない旅行記になってしまったんです、、、
  汗だくで筋肉痛になって、苦労して山に登るのは、
  テッペンからの絶景が見られるご褒美があってこそ。
  いつか、都合優先ではなく、天気優先で登山できるようになれれば、
  よいんですけどね。
  
  たらよろさんも日々気をつけてお過ごしください。
  普通の日々が早く戻ってきますように。
  
  antaba