2010/07/01 - 2010/07/04
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SamShinobuさん
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2005年にアジア最大規模を誇る映画の博物館「中国電影博物館」が北京にオープンした。見応えのある展示が数多くあり、何度か訪問しているが、その度に新しい発見があって飽きさせない。2010年夏、僕はクライアントをこの中国電影博物館や、日本でも話題になったジャッキー・チェンが作ったシネコン、耀栄国際影城の視察にお連れした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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2010年7月1日(木)
10時30分、羽田空港発全日空NH1285便(飛行時間3時間50分)ボーイング767-300Rは、13時20分に北京首都国際空港第三ターミナルに着いた。
空港で両替。1元=約14円。
タクシーで王府井へ向かう。 -
ヒルトン北京王府井(北京王府井希尓頓酒店)にチェックイン。北京の銀座、王府井という絶好のロケーションにある。
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ホテルの部屋。
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部屋は広くはないが、さすがヒルトンのクオリティ。
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バスルーム。
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ホテルの近くの天福茗茶で中国茶を試飲させて貰いながら、お土産のお茶を購入。
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王府井。700年以上も続く商業エリアで、北京を代表する繁華街。
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歴史ある老舗ブランド店も数多く、飲食、土産などアテンドにも便利だ。
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マンホールの蓋。王府井とは皇族の井戸という意味で、かつては皇族の屋敷が建ち並んでいたこの場所に井戸があったということ。水事情が悪かった北京において、美味しい水が出る井戸は貴重だった。
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王府井食品商場。
こういう中国ならではの土産店にお連れすると、物珍しさからか大抵喜んでくれる。今回は中国が初めての方々のアテンドだったので、都度新鮮な反応が面白かった。 -
王府井には中国全土から観光客が集まってくる。
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歩行者天国になっているので歩きやすい。
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王府井小吃街。
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名物?サソリとヒトデ。サソリはわしゃわしゃ動いている。
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小吃街の店は正直あまり美味しくないし、衛生的にも一抹の不安が残る。
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臭豆腐の匂いが漂っていて、このころはまだ苦手な場所だった。
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糖葫芦。
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民族文化街。王府井小吃街を奥に進むと、土産物屋が所狭しと並んでおり、ガラクタのような土産が売っている。それにしても人が多い。
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どの店も置いてある商品はほぼ同じ。あとはどれだけ値切れるかだ。
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タクシーの車窓から天安門をパチリ。ここを車で通ると、毎度のことながらつい撮りたくなる。
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前門大街。
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スタバもチャイナ風。
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もともとは明、清から続く商業街だったが、北京オリンピックに合わせて再開発され、今ではテーマパークを彷彿とさせる最新のレトロな街が誕生した。
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時代がかっていて雰囲気はあるが、あくまでも最近造られた建物。
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綺麗過ぎる町並み。
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大柵欄。前門大街と公差しているこの通りは全長250mあり、明の時代から続く昔ながらの商店街だ。ここに入ると、前門大街とは打って変わり、本物の歴史が感じられるのでワクワクする。
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その昔は花街だったようで、茶館、演芸場、宿、商店などが建ち並んでいた。今も北京の老舗と言われる店が100店舗以上集まっている。
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大観楼影城。1905年に中国人が製作した最初の映画がここで上映されたことから、中国映画誕生地と言われている。(諸説あり)
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全聚徳 前門店(本店)。
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一人360元(約5000円)のコース料理を事前に予約しておいた。
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予約したからか、いつもよりいい席に案内される。
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目の前で切り分けてくれるので、クライアントはご満悦。
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「お作りしましょうか」と言うのでお願いすると、綺麗に巻き巻きしてくれた。
北京ダックは安定の美味しさ。 -
お腹いっぱいになったので、腹ごなしに前門大街をぶらぶらしながら老舎茶館に向かう。
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老舎茶館。
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京劇。
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お茶を飲みながら、中国の伝統芸能やカンフーショー、茶芸などを楽しむ。
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最前列の一人380元(約5300円)の席を予約しておいた。
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この時間はお茶よりお酒が飲みたいが、ここは茶館なのでぐっと我慢。
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カンフースタイルで、お茶を入れてくれる。
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変面ショー。
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カンフーショー。
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ショーは19時50分〜21時20分までだった。
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終了後、タクシーで帰ろうとしたが、全然捕まらない。
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仕方がないので、地下鉄で帰った。
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2010年7月2日(金)
車をチャーターして万里の長城に向かう。いつもお願いしているドライバーの孫さんは実に優秀なので、僕は勝手に北京のトランスポーターと呼んでいた。 -
ここは八達嶺長城。北京から約1時間とあって大人気。ここへの行き方は3パターンある。まず車をチャーターする方法。この場合、ドライバーは基本中国語しか話せない。次は電車で行く方法。事前にチケットを買っておく方がいい。一番安上がりで比較的分かりやすいのは、直行バスで行く方法。本数が多いので好きな時間に乗って行けるし、帰りの時間も自由になる。
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比較的緩やかな勾配の女坂を行く。男坂の方が急だが人は少ない。お勧めは男坂。
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総長21,196キロもある万里の長城は、中国人にとって聖地であり、死ぬまでに一度は行きたいと思っている人が多い。そのためいつもここは混んでいる。
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八達嶺長城の入場料は45元(630円)。
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絶景を楽しむ。
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晴天で気持ちがいい。
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日傘を差している人が多い。
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暑くて体力を消耗した。お腹すいたー。
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東北餃子店。
市内に戻る途中で昼食。ドライバーの孫さん一推しの店。 -
回鍋肉かな。美味しそう。
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麻婆豆腐は見た目より辛くて、ご飯がすすむ。
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餃子店というだけあって、水餃子は間違いなし。
他に空心菜炒めや中華ハムなど注文してビールまで飲んだが、4人で合計78元(1090円)だった。安っ! -
中国電影博物館。
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中は広くて、展示も充実している。
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映画関係者なら半日いても飽きないと思う。もちろん関係者でなくても十分楽しめる。
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1895年に映画を発明したルミエール兄弟のキャメラ。35mmフイルムがかかっている。まさか、本物?
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いにしえの上海。右側のグランドシアターは1945年に李香蘭がリサイタルを行った劇場で、現在も健在だ。
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中国映画の歴史の展示。
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中国映画「変臉この櫂に手をそえて」(1995年)。川劇の変面を題材にした名作。
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映画のポスター。「蒲田行進曲」が中国では「進行曲」になっていた。
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35mmキャメラ。米国ミッチェルに混ざって中国製のキャメラも並んでいる。
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映画のセット。
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ベル&ハウエル社35mmプリンター。
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当時の中国映画。右上の「麦田」は、2009年10月に東京国際映画祭で観たが、その舞台挨拶に主演のファン・ビンビンが来ていた。噂に違わず容姿、スタイルとも整ったまさに中国美人だった。
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「良子健身」でマッサージ。万里の長城を登った後のマッサージは最高。
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清潔で高級感があるので、クライアントにも評判がいい。
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ペニンシュラホテル(王府半島酒店)。
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「凰庭」
ペニンシュラのB2階にある高級広東料理の店。アテンドでよく使わせてもらった。 -
これは酸辣湯かな。
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海老プリプリ。
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素朴な茸料理。
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酢豚?パイナップルが入っているからそうかも。すっかり忘れてしまった。
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魚翅撈飯。たっぷりのフカヒレがご飯にかかっている。めちゃくちゃ旨かった。これはいつも注文していたのを覚えている。
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什刹海の烟袋斜街に来た。
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土産物を物色しながらぶらぶらする。
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后海にはショップ、レストラン、バーがひしめき合っている。
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店の外テーブルも若者でいっぱい。
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「北京小王府」后海沿いに建つオープンテラスのある高級中華レストラン。テラス席のミニマムチャージが高かったが、この景色には代えられない。
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夜になり少し涼しくなったので、外で飲むのは気持ち良かった。
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2010年7月3日(土)
故宮博物院。 -
太和殿は、凄い人の数。
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保和殿の玉座。
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保和殿の裏にある雲竜大石彫。
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乾清門の前の獅子。ライオンをイメージした空想上の動物。
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乾清宮に掛かる、若き順治帝による「正大光明」の扁額。決して上手くはないが、満州人の順治帝が異国の言葉である漢字で一生懸命書いたのだろう。
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今日も走獣が元気に見守ってくれている。
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何度訪れても神聖な気持ちになり、歴史の重みが身体に不思議な力を宿してくれるような気がする。
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九龍壁。紫禁城の強力なパワースポット。
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皇極殿。
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これは龍頭といって、雨が降ると龍の口から排水される。
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珍妃の井戸。
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ラストエンペラー溥儀のように、ここを自転車で走りたいと思う輩は多いのではないか。かく言う僕もそのひとり。
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神武門。紫禁城の裏門。
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景山公園。今日は暑かったので、登るのはパスした。
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南鑼鼓巷。
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食べ歩きやショッピングには最高。
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「過客」
ランチをとりながらビールで喉を潤した。この店はウッディな中庭にバックパッカーが集う、お気に入りの場所だった。しかし2018年に訪れた際には、店名はそのままだったが安っぽいフードコートに変わってしまっていた。 -
元の時代からある街で700年以上の歴史がある。今は街全体がリノベされて、若者に人気のスポットになっている。
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お洒落なお店が多いので、いつも大勢の人で賑わっている。
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海外からのお客さんも多い。
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耀栄国際影城(ジャッキーチェンシアター)。ジャッキーが五棵松に17スクリーンのシネコンを作り、日本でも評判に。
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館内の壁の至るところにジャッキー映画のシーンが描かれている。
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「ベスト・キッド(功夫夢)」のチケットを購入。70元(約1000円)。
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コンセッションでコーラやポップコーンを買うのは、どこの国も同じ。
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「ベスト・キッド」は1984年のオリジナルも面白かったが、2010年にリメイクされた本作品も、ジャッキー・チェンとウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスの師弟関係が良かった。メイ役のハン・ウェンウェンが決して美人ではないがとても魅力的だった。
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2010年7月2日(金)
天安門広場。この日は朝から曇り空だった。 -
人民大会堂。全国人民代表大会(全人代)が行われるホール。
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中国国家博物館。
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毛主席紀念堂。毛沢東の遺体が安置されている。
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正陽門。天安門広場の南側の城門。500年以上前の建築。
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前門大街。この旅二度目の前門なので、多分お客さんのリクエストで再訪したんじゃないかと思う。
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確か初日にこのスタバを見かけて気になっており、帰る前に一度入ってみたいと言われたような気がするが、どうだったかな。さすがに10年前の記憶は曖昧だ。
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冷たい飲み物を買って、2階席でのんびり寛いだ。
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王府井に戻り、北京apmの「一茶一坐」で昼食。この店、当時は渋谷ロフトにも支店を出していたが、いつの間にか日本から撤退したようだ。
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王府井。
これからタクシーで北京首都国際空港第三ターミナルに向かう。
16時30分北京発、全日空NH1286便(飛行時間3時間30分)ボーイング767-300Rは、21時00分羽田空港に着いた。
次に北京を訪れたのはこの3ヶ月後だった。
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