2019/10/03 - 2019/10/03
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frau.himmelさん
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[Little BIG City」編はまだ途中です。
あれって、気が向いたときに個々に切り取って、調べたり見たりするのは大変楽しいけど、旅行記に纏める作業は時間ばかりかかって難しかった・・・。一時休憩です。
では次の旅行記は何にしよう?
皆様の旅行記を拝見して決めようと思い、いろいろ拝見したのですが、選択肢が多くてなかなか決まらず。
ボーデン湖、ツークシュピッツェ、チェコやポーランドの国境付近、南ドイツ、スイスなど、手つかずの旅行記が膨大に残っています。
結局、とっつきやすいところで2019年のベルリンの続きから続けます。
◇◆
2019年の夫との二人旅の続きです。
10月3日は、東西ドイツが統一した「ドイツ統一の日」で祝日です。
今日はベルリンの郊外に出て、二つの記念的な交通機関を経験します。
一つは、DDRにつながる子供たちだけで走らせる「ヴュールハイデ公園鉄道」。
遊園地の子供電車ではありません、れっきとしたドイツ鉄道の運行です。
もう一つは、『世界のトラムベスト10』に選ばれたベルリンの路面電車68番。
実はこれは2017年のリベンジなのです。
歴史に残るベルリンの大嵐の日、意を決して路面電車に乗るために出かけたのに、何と反対方向に乗ってしまったというオマヌケな顛末でした。
-
今朝は、同じアレキサンダープラッツではあるのですが、ホテルを移動したりしていたので出遅れました。今10時20分。
ドイツ統一の祝日でもっと賑やかだと思っていましたが、意外と静か。 -
私たちはアレキサンダープラッツ駅からS3で8つ目のWuhlheideを目指します。
構内の路線図、アレキサンダープラッツ駅は左上の○印、ヴュールハイデ駅は赤矢印。ちょっと見難いです。 -
車窓から眺める沿線は相変わらず落書きがいっぱい。もう見慣れました。
でも時々すばらしい落書きを見かけて、おお~~っ!と感心したり・・・。 -
何回か下車して馴染みのあるオストクロイツ駅。
駅前には旧東ドイツのB級グルメで有名なカリーヴルストならぬ「ケットヴルスト」のスタンドがあります。
店番のおばちゃん、お元気かしら? -
ほどなく目的地の「ヴュールハイデ駅」に到着。
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線路の向こうにかわいい電車が停まっています。
私たちは跨線橋の階段を上って急いでそちらに向かいます。
しかし階段を降り切らないうちに出発しちゃった・・・! -
雨に濡れて見難いですが時刻表が、ここにあります。
たった今、10時40分が出発したので次は11時20分。
40分も待ち時間がありますが仕方がない。
雨も降っていることだし大人しく次の列車を待ちます。 -
旅行計画を立てているときに、ベルリン郊外に子供たちだけで走らせる鉄道があるということを知りました。
それは旧東ドイツ時代の青少年団体組織FDJ(自由ドイツ青年団)の流れをくむもので、今で言うボーイスカウトのようなものですね。
子供のころより、勉強と労働を同時に体験すれば効率的(?)という当時のソ連の考え方からきているものだそうです。 -
旧東独時代に、FDJ(自由ドイツ青年団、14歳から25歳までが参加資格)や、その下の年代のユンゲ・ピオニーレ、テールマン・ピオンーレ(6歳から14歳までが参加資格)などの組織がありました。
ベルリン訪問の折に、DDR博物館やシュタージ博物館などでこれらの組織のことを知り興味を持っていましたので、これはぜひ行ってみなければと。
東西ドイツ統一後もこの鉄道を残してほしいとの要望が強く、こうやって現在も続いています。
ただし現在は11歳から18歳までの少年たちが働いています。
この鉄道は、1956年から続いているといいますから、もう60年以上ですね。
(写真は上:2012年に訪れたシュタージ博物館で撮ったFDJの制服、下:2014年クルトゥア・ブラウエライ博物館で撮ったテールマン・ピオニーレの可愛い子供たちの姿) -
駅の案内所及びお土産屋さん。
ここでチケットを買うのかなと思いましたら、車内で買ってね、との文字が。
それにしてもこの絵、可愛くないですね。
もっと可愛く書き直せばいいのに。 -
チケットは一人往復6.5ユーロ。
月のうち何回か蒸気機関車が走るようですが、この分は1ユーロ高くなります。
なお、これはお遊びの子供列車などではなくれっきとしたドイツ鉄道の路線なのです。パンフレットにはDB(ドイツ鉄道)のマークが見えます。
このパンフレット、職業訓練生の募集も兼ねています。 -
ルート図。
私たちは紫色のコースを反時計回りに一周します。
ヴュールハイデという公園の中を7.5㎞を走るコースです。 -
ぼちぼち人が集まり始めました。
やはり子供連れが多いですね。 -
線路の幅は大変狭く60cmしかありません。
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車両に可愛い絵が描かれた列車が到着しました。
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まだあどけない顔をした乗務員さんたちも俄かに忙しくなります。
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線路に降りて異状ないことを報告。
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出発前の車内では緊張した車掌さんが、チケットの販売をして、チケットのハサミを入れてくれます。
私たちが乗った車両は木造の車両。
狭いけど、雰囲気はいいです。 -
列車が出発しました。車内も混雑してきました。
ほんとに狭い車内です。向かい合った席の足と足が触れそう。
色白の丸坊主の赤ちゃんが床に座りこんで、真剣な表情で外を見ているのが可愛い。 -
私たちを乗せた木造の車両は広大な森の中を走っています。
ヴュールハイデ公園の中です。
ここはヘンゼルとグレーテルの世界?
森の中からひょこっと赤ずきんちゃんが出てくるのではないかしら?
昨日訪れたミニチュアの世界がまだ頭に残っています。 -
と、中央駅と書かれた駅に着き、急にあわただしくなる乗務員さんたち。
乗降客のチェックをしなければなりません。 -
あらっ、あの色白の赤ちゃんもここで降りたのね。
中央駅近くには子供用遊園地やプールなどもあります。 -
中央駅から乗ってきた客で車内はまた混雑し始めました。
可愛い乗務員さんたちも大忙し。 -
列車は静かな街の中を走ります。
-
車掌さんたちもやっと空いている席に腰をかけることができました。
しかしのんびりしてはいられません。
チケット売り上げの整理などの仕事が待っています。 -
森の中には、比較的立派な駅もあります。
この近くには屋外コンサートホールやスタジアムなど、
また家畜と遊べる環境の家などもあります。 -
列車は「Bade See」駅に到着。
近くに湖でもあるのでしょうか。 -
ここの駅舎はカラフルです。
森の中でひときわ明るい列車の絵。 -
子供列車に関係する絵、笛を吹いている駅員や銀河鉄道みたいな長い列車・・・。
これも可愛くないですね。
案内所の絵と同じ画家が書いた絵かも。 -
と言っているまにヴュールハイデ駅に到着。
30分ほどの短い旅路でした。 -
後ろの車両からさっきの車掌さんが降りてきました。
かわいい車掌さん、お疲れさまでした。
でも手にはなにやら表示器のようなものを持っていますね。 -
こちらではもう次の乗客が乗っています。
まだまだ乗務員さんの仕事は終わりません。 -
私たちを引っ張ってくれたディーゼル機関車が切り離され・・・。
-
その後にさっきの車掌さんが表示器を差しこんでいます。
14歳から18歳の子供駅員さんたち、
みんなそれぞれに責任を持って、真剣な表情で仕事に取り組んでいるのがとても素敵でした。 -
再び跨線橋を渡ってヴュールハイデ駅のSバーンのホームに出ます。
ここにもカラフルな電車が・・・。
これはSバーンです。 -
ヴュールハイデ駅。
駅舎には行きませんでしたが、ここから見えるヴュールハイデ駅は石造りの落ち着いた駅のようです。
ベルリン郊外に来たな~って感じさせる佇まいです。 -
ヴュールハイデ駅からSバーンで1駅、ケーペニック駅です。
ここはホームの待合室でしょうか、
これも煉瓦造りがとても渋い。 -
ケーペニック駅前のトラム乗り場。
ここからトラム68番で終点のアルト・シュメックヴィッツまで向かいます。
ベルリンのトラム68系統と言うのは、ナショナルジオグラフィック協会が選んだ「世界路面電車路線10選」の中に入っているのです。 -
さあ、68番のトラムがやってきました。
2017年の轍を踏まないようにちゃんと行先を確かめて。
一昨年も夫と二人、ベスト10に惹かれて68系統に乗ったのでした。 -
(2017年の写真)
ところが何と反対方向に乗ってしまったのです。
あの日はベルリンに強い雨が降っていましたし、風も大変強かった。
トラムの中から景色を見るだけだから構わないだろうと、出かけたのでしたが、乗り換えて再度目的地を目指そうという元気はありませんでした。
後からテレビを見ると、ケーペニックではこの後強風のために木が倒れ死者まで出たそうですから、強引に強行しなくて正解でした。
2017年の写真を見ても、窓ガラスは曇っているし、雨粒で景色は全然見えないし、最悪の状態でした。
そこで今回のリベンジとなった次第です。 -
では出発です。
今日も時々小雨交じりのどんよりとした天候ですが、車窓から「ベスト10」の風光明媚な景色を眺めるのにはさほど支障はありません。 -
グーグルでとった路線図を入れておきます。
全行程35分と出ます。
ちょっと見難いですが・・・。 -
ケーペニックを出たトラムはしばらく市街地を走ります。
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まもなく木立に沿って走ります。
木立の向こうはたぶんシュプレー川。
ケーペニックはシュプレー川とダーメ川が交わる地点にあります。 -
また市街地に入ります。
この付近はケーペニックの旧市街。
壁には顔の彫像が装飾されているバロック様式の美しい建物。
薬局が入っています。 -
レンガ色の尖塔はケーペニック市庁舎。
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重厚な赤レンガ造りのケーペニック市庁舎。
電車の中から撮るのでうまく写せません。
市庁舎の下にはラーツケラー。
ケーペニックは今はベルリンに統一されていますが、もとはベルリンより前にできた歴史ある古い町です。 -
シュロス広場の馬の像。
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ケーペニック宮殿への入り口の小橋。
中にお城があるのですが、木立に隠れて見えません。 -
ダーメ川にかかるランゲ橋。
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ケーペニックの旧市街を抜けると、電車はしばらく松の木立のなかを走ります。
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Sバーンのグリューナウ駅を通り過ぎて、再びダーメ川沿いにでました。
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リヒタースホルンと言う停留所。
川沿いにはボートクラブ、ヨットクラブ、レガッタコースなど水上スポーツの施設がいろいろあります。 -
カロリーネンホーフという静かな別荘地を通り、また松林の中に入ります・・・。
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終点のアルト・シュメックヴィッツに到着。
片道30分くらいでした。 -
トラムを降りた人々はみんなどこへ行くのだろう?
着いていけばよかったのだけど・・・。 -
このパネルが気になり・・・。
え、なになに?
1911年3月11日に、シュメックヴィッツ・グリューナウアー・ウーファーバーンの建設作業が始まりました。
ダーメ川に沿った7.8キロのルートは、ドイツで最も美しいルートの1つです。
そして「ウーファーバーン(沿岸鉄道)は今後も走り続けなければならない!」とくくってあります。
このパネルは2011年、100年の記念に、市民グループにより造られらたものです。 -
ちょっと気になり調べてみました。
この68系統路線は利用客が少ないことで存続の危機に瀕していました。
2011年までに利用者が増えなければ、ウーハーバーン(沿岸鉄道)と呼ばれるグリューナウから終点のシュメックヴィッツ間は廃止されることになっていました。
(地図は廃止されるはずだったグリューナウからシュメックヴィッツまでの路線図。)
しかし現在もこうやって運行しているということは廃止を免れた・・・。
地域住民の強硬な反対運動が実を結んだのですね。
よかったよかった。 -
この可愛い教会が気になり・・・。
ここはシュベックヴィッツ福音教会。 -
こんな可愛い建物に気を取られ・・・。
ここは地元の小学校らしいです。 -
結局その辺をブラブラして電車が引き返してくるのを待ちました。
この奥には美しい湖の景観が待っていたことも知らずに。
先ほど電車を降りたみなさん、そちらに行かれたのでした。
いつも私の人生、そうなのです。
詰めが甘いと言われます(泣)。 -
では、電車がきましたので、ケーペニック駅に引き返します。
-
車内はガラガラ。
こんな状態だとまた存続の危機に瀕するかも知れませんね。
現在は20分に1本走っているようですから、本数をもう少し減らしてでも、住民のために存続してほしいと思いました。 -
Sバーンのグリューナウ駅。
さて、この路線が「世界の路面電車ベスト10」に選ばれるほど、風光明媚な路線かと言うと・・・、
私的にはちょっと微妙・・・。 -
グリューナウの市街地
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ツタの絡まる重厚な建物。
歴史を感じますね~。 -
ダーメ川の橋を渡り、ケーペニックの旧市街に近づきました。
-
市庁舎?
違いますね。
ここはデザインスクール。昔の帝国郵便局だった建物を利用しているのだそう。 -
その近くには落書きだらけの建物が。
でもよく見ると、壁には彫像や小花模様のレリーフなど、バロック様式っぽい手の込んだ外装。
やっぱりケーペニックは歴史ある古い街ですね。
今度ケーペニックだけを目的に訪れたいです。
って、いつになるのでしょう。 -
トラム68番はケーペニック駅に着きました。
-
Sバーンのホームに展示されていたケーペニックの観光案内。
-
アレキサンダープラッツ駅付近だったか、車窓から大勢のデモ隊の姿が見えました。
周りを警官隊が囲んでいます。 -
ポツダム広場で食事をして、アレキサンダープラッツ駅に降り立ったら、何台ものパトカーと警察官。
あ、そうか、今日は10月3日、ドイツ統一記念日でしたね。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kaoluさん 2020/08/06 18:15:22
- ケーペニック
- himmelさん こんにちは。
なんだか同じような季節に、同じようなところに行って、同じように感じていて・・おかしくなりました。
>さて、この路線が「世界の路面電車ベスト10」に選ばれるほど、風光明媚な路線かと言うと・・・、
私的にはちょっと微妙・・・。
そうですよね。私もなんだか期待が大きすぎたのかそう感じました。
それに比べたらケーペニック、良いですよね。
実は私はリピートしてしまってます。(笑)
こども鉄道、楽しそうですね。
今度行く機会があったら・・のリストにいれます。
国内旅行もままならない今日この頃、せめて旅行記を拝見して行ったつもり・・になります。
- frau.himmelさん からの返信 2020/08/07 13:14:03
- RE: ケーペニック
- kaoluさん、コメントありがとうございます。
kaoluさんの「トラム68番」はダイジェスト版で拝見いたしました。
年は違えど、ほんとに同じ時期の訪問でしたね。
ただ私は10月3日、実は4日は「白水」に行ってました(笑)。
やはりそう思われましたか?ちょっと10選には荷が重すぎですね。
もう少しダーメ川畔の近くを走り、カヤックなどの競技が見えれば動的にも見ごたえがあったのでしょうけど。
私はkaoluさんがご覧になった終点近くの湖の景色は見ていないので、もしかしてあれも含めての10選かな〜と。
ケーペニック、いいですよね、歴史があり。
市庁舎(?)の前にはあのケーペニックの大尉殿が立っていらっしゃったとか。
2017年と2019年、2度も68番には乗ったのに、ケーペニックの旧市街には降りなかった・・。
次回のベルリン行ではぜひ行ってみたいけど、いつになるのでしょうね。それまでおばちゃまの旅行記で穴場の訪問地を探さなければ。
梅雨明けとともに急に暑くなりましたが、熱中症にはお気を付けください。
himmel
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