吊り橋の先の秘湯の宿に泊まる　その3お食事編と帰りの道中編

2020/07/11 - 2020/07/12

旅の楽しみで一番大きいのは、宿のお食事。
毎日、どんなに遅くても仕事から帰ると食事の支度が待っている。
仕事が休みの日だって、食事の支度は休みではない。たまの外食や買って帰るお弁当だって、選んだり買ったりするのは自分。

だから、
旅行の間だけは自分で考えなくても、用意しなくても、宿が出してくれるお食事が私にとっては最高の幸せ。
元々、食いしん坊で食に対する期待も大きい。

そんな訳で、今回の信夫温泉のんびり館のお食事は宿泊前から口コミなどで期待が高まっていたのだが、その期待を上回る美味しさだった。

いいお宿見つけた！
夫婦揃って絶賛のお宿だった。

今回は信夫温泉のんびり館のお食事編と、チェックアウトして帰るまで、の完結編。

エリア 福島市(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、温泉を楽しんでちょっとだけお昼寝したら、楽しみにしていたお夕食。
私たちは個室食事処のプランだったので、あらかじめ教えて頂いていたお部屋に行くと、和室にテーブルと椅子がセッティングされていた。

因みに個室食事処プランの場合は、普段使わない客室をお食事処として使っているらしい。
だからうるさくもなく、のんびりお食事できて凄くありがたかった。

先ずは日本酒！
これはホームページから予約した特典で頂いたもの。
因みにドリンクは選べるのだが、私はすかさず日本酒を選んだ。

こんな時期なので、お料理は一品ずつ運ばれるのではなく、ある程度まとめて運ぶことを事前にご了承下さい、というような内容のプリントが部屋に置いてあったのだが、私たち夫婦には全然問題なし。

別に全部出しでもいいよね～なんて言ってたのだが、宿側としてはちゃんと温かいものや冷たいものなど、その都度もってきてくれた。

このお料理は前菜。
お品書きをみて、一品ずつじっくり味わったのだが、見た目も綺麗だけど、どれも美味しかった。

先付けのすだちジュレは、私たちが席についてから運ばれてきた。
すだちをジュレにするなんて、センスいい！
きゅうりにも合っていて、このお宿の板長はなんか凄いかもしれない、と期待が高まった。

次に運ばれてきたのは、お造り。

これ全部一人分。
マグロも本当に美味しいし、伊勢海老もウニものっていて、いろんなお魚が食べられる！
それと、お造りの下にひらめの昆布締めが敷いてあって、あ、こんなところにもお刺身がある！と夫婦で大笑いした。
後で聞いたら、そのひらめの昆布締めに気づかないお客さんもいるのだとか。

こんな山の中で、こんなに新鮮なお造りが食べられるなんて、ほんとびっくり。
何でも、かなり良いお魚屋さんから仕入れているんだそう。

順番が違っちゃったけど、これは福島牛のすき焼き。
福島牛なんているんだ、と福島出身の私も知らなかったのだけど、かなり肉質も柔らかくて美味しかった。

炊き合わせ。
お造りや、福島牛のすき焼きとか、目を引くお料理も凄いけど、ここのお料理のこういう一見地味なお料理も、きちんとしていて好感が持てる。

自家製ウィンナーとトリフ茸、黄桃のパイ焼き。
実は我が家はパイ焼きとかパイ包み焼きとかが昔から大好きで。
毎年のクリスマスメニューには欠かせない料理なのだが、このお宿で食べられるとは！
それも桃とウィンナーと茸って？という感じだったが、めちゃくちゃ美味しかった。
今、思い出してもまた食べたい。

わきにあるサラダもたっぷりで良かった。

信夫温泉のんびり館 宿・ホテル

ごはんはお漬物と一緒に。
ごはんがそれだけでも美味しいのに、お漬物がまた美味しくて、幸せな気持ちになった。

最後のデザートはすももの水羊羹。
大抵の旅館の場合、デザートにあまり力を入れてないことが多く、仕方がないとは思うけど、一口サイズの冷凍ケーキとフルーツにホイップを一絞りしたものだったりしてガッカリすることが多いのだが、ここは違った。
きちんと作ったデザート。
素晴らしい！

夫婦で感心しきりのお夕食だった。

夜は部屋にある温泉浴室で、のんびり温泉を楽しみ、ぐっすり眠って朝。
またまた朝の温泉につかった後の朝ごはん。

朝食も夕食と同じ場所だった。
先ずはジュースから。
これ、ちゃんと絞ってる感のあるジュースだった。

朝ごはんはごはんのおかずがたくさん並ぶ。
たくさんの野菜が入っているポテトサラダに、おひたし、黒豆、卵焼き、佃煮、そして福島名物イカ人参。

これ、何だったのか忘れたけど、優しい味だったことは覚えてる。

焼鮭。
柔らかくてちょうどいい。

豆乳入りのお豆腐！
すごーく美味しかった。
豆乳鍋みたい。

お味噌汁のお味噌、美味しい。

漬け物はどれを食べても絶品。
漬け物で、こんなに美味しいと思ったのはここが初めてかも。
あ、ごはんの写真がない。
お櫃で用意されて、夫がめちゃくちゃ食べてた。

朝ごはんのデザートはフルーツ。
いいなぁ。
地元のフルーツ。
甘くて美味しかった。

信夫温泉のんびり館。
皆さんの口コミや評判では、とにかくお料理が美味しい宿、とのことだったが、まさしくその通りだった。

私たち夫婦は大規模な宿やホテルが好きではなく、大人がのんびりできる小さなお宿を常に探しているのだが、ここは本当に私たち夫婦が求めているような素敵なお宿だった。
リピート決定！
それが私たち夫婦の共通の感想だった。

信夫温泉のんびり館をチェックアウトして、福島駅前まで戻り、福島の物産館であるコラッセふくしまに寄った。

美味しい地酒を探しに。
それから、大好きなままどーるを買おうかな、と。

コラッセ福島 福島県観光物産館 美術館・博物館

こんな看板もあって、お茶するのもいいかな？と思ったのだが、ちょっと混んでいたのでお土産だけ買って帰ることに。

コラッセふくしまの行政のブースは人気もなく。

コラッセふくしまで地酒と一緒に買ったお弁当。
なかなか行けない、いわき市のお店が出店していて、大好きなうにの貝焼き弁当が売っていたので、思わず買ってしまったのだ。

お墓参りの為だけに行った福島だったが、思いの外良いお宿を知ることができて、夫婦で満足できた一泊だった。