2020/07/17 - 2020/07/18
75位(同エリア99件中)
タブラオさん
梅雨時ではありますが、コロナで行けなくなる前に行けるだけ行っておこうと思い、金土で信州に行ってきました。金土ということで、今回もまた一人。朝から出発できたため、今度は自分の車で行きました。本当は乗鞍高原温泉の「みたけ荘」に泊まる予定で予約もしていたんですが、豪雨で国道が不通となってしまい、結局1週間前に旅館側から宿泊不可の通知を受けました。金曜日に有給休暇を取っていたため、どこに行こうか迷いましたが、前から興味があった「五色温泉 五色の湯旅館」に泊まることにしました。
「五色の湯旅館」はその名の通り、お湯の色が時間帯によって5色に変化するらしく興味を引かれたのと、日帰り入浴をやってなく宿泊でしか入れないため、ちょうどいいと思いました。それともう一つ。これが重要なんですが、ある温泉マニアの集まりで「日本百ひな泉」という本を書くことになり、私が「万座温泉 湯の花旅館」のページを担当することに。「湯の花旅館」は6月に行きましたので、写真もあるにはあるんですが、雨のため写りもイマイチ。そのためもう一度写真を撮りたかったのと、旅館側に書籍への掲載許可を貰う必要があり、いずれかのタイミングでまた行こうと思っていましたが、五色温泉は万座温泉からだと一山越えてすぐですので、その意味でもちょうど良いと思いここに決めました。
で、どうだったかというと、目的の一つである「湯の花旅館」の撮影&書籍掲載許可は無事クリア。五色温泉、万座温泉の他に、硯川温泉、七味温泉にも日帰り入浴しましたが、いずれも好みの硫黄泉で大満足。途中で小布施町にも立ち寄り、少しですが観光もできました。
2日間の総走行距離は690キロ。ほとんど下道を走りましたが、雨もそれほど降ることなく気持ちよくドライブでき、大満足&充実の信州一泊ドライブ&温泉の旅となりました。
1日目:万座温泉湯の花旅館、硯川温泉硯川ホテルで日帰り入浴。五色温泉五色の湯旅館に宿泊。
2日目:万座温泉湯の花旅館で写真撮影。燕温泉に向かうも途中で断念。小布施町散策の後、小安温泉共同浴場、七味温泉山王荘で日帰り入浴。帰京
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自宅を6時前に出ました。どのルートで行こうか迷いましたが、万座温泉の天気が曇りっぽかったため、雨が降り始める前にと思い、先に万座温泉に向かうことにしました。
東京から万座温泉に向かおうとすると大嫌いな「万座ハイウェイ」を通らざるを得ず、仕方なく「万座ハイウェイ」を通るルートをナビにセットしたつもりが、気が付くと、通行止と言われていた、草津温泉から万座温泉に回り込むルートを走っていました。これはヤバイと思いつつ、ふと前を見ると、よく事情を知っていそうなトラックがどんどん前に進んで行くため、意外と万座温泉まで繋がっているのではと超楽観的に考え、そのままトラックの後ろをついて行きました。 -
ところがやはり、前回と同じところで通行止となっていました。トラックは工事現場にでも行ったのか、手前の道を曲がって行ってしまいました。
前回来た時にはよく確認できませんでしたので、そのまま通行止の看板を無視して進めば、万座温泉まで着けたのではと思っていましたが、この通行止の看板の向こうにゲートがあって、閉じていましたので、結局突き切ろうとしても無理でした。 -
ということで、結局「万座ハイウェイ」の入口まで逆戻りしましたので、大幅な時間ロスに。
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今回はしっかり1,070円払いましたが、万座温泉まではたったの15キロ。それに1,070円ってどうなの? その割りに車は多めで、追い越しも容易に出来ず、ストレス溜まりまくりでした。
「万座温泉 湯の花旅館」に着いたのは、結局、11時00分過ぎ。予想以上に時間が掛かってしまいました。 -
万座ハイウェイの途中から霧でしたので、半分覚悟していましたが、「湯の花旅館」に着いた時にはこの通り濃霧でした。外観を撮影しにわざわざ来たのに…
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急に力が抜けてしまい、取り敢えず、「湯の花旅館」に入る前に車の中で、買ってきた菓子パンを食べました。
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気を取り直して、「湯の花旅館」の中に入りましたが、受付に誰もいない! 取り敢えず、前回訪問時に撮れなかった囲炉裏をパシャリ。
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その後、前回訪問時にいろいろ教えてくれた経営者の息子さんが出てきて対応してくれました。他に誰もいなくてちょうど良かったため、率直に事情を話し、色々とお願いしてみましたが、書籍掲載については快諾してくれました。それと旅館の外観写真について相談したところ、息子さんがスマホからいくつか良さそうな写真を探してくれ、その場でメールで送ってくれました。
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せっかくですので、日帰り入浴料の700円を支払って、サルノコケシ湯にまた入ってきました。前回よりもぬるめで適温でした。硫黄の香りも最高! やっぱり万座温泉はいいなあ。次は絶対に泊まりで来ようと思いました。
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「湯の花旅館」を12時40分頃に出て、次の目的地の硯川温泉に向かいました。途中、峠越えをしましたが、この通りの濃霧でした。
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「噴火警戒中」の看板。どう注意すれば良いのでしょうか?
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右に行くと草津温泉ですが、右側は通行止になっていました。左側が長野県に抜ける道ですが、この道通るの何回目だろ?
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峠を越えてからもこの通りの濃霧でした。硯川温泉の後は万座温泉に戻り、県道466号線で小布施町に行く予定でしたが、この霧の中を抜けるのは危ないため、県道466号線は諦めました。
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「硯川温泉硯川ホテル」
「硯川ホテル」は、前回万座温泉に行った時についでに行った「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」からすぐ近くのホテルです。「熊の湯温泉」のお湯とはかなり違うとのことでしたので、今回はこちらに寄ってみることにしました。 -
「硯川ホテル」の前の駐車場は「志賀山登山道・池めぐりコース」の入口になっていて、これから山登りの方もいらっしゃいました。日光キスゲが群生していて綺麗でした。
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「硯川ホテル」の受付ロビー。お昼の時間帯のため閑散としていました。
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13時25分にお風呂場に行きましたが、誰もいないどころか電気さえ点いていませんでした。スイッチがなかなか見付からず、あちこち探し回りました。
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一度に60人まで入浴可とホームページにありました。確かに着替えスペースは人数分ありますが、お風呂はそこまで広くないです。
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風情は感じられませんでしたが、広々としていて、いい感じでした。まあ、人がいなかったから印象も悪くなかったというところでしょうが、60人入っていたら…
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お湯は、近くの「熊の湯ホテル」とは色も匂いも違っていました。「熊の湯ホテル」が透明に近い緑色に対し、こちらは淡い緑でした。香りは「熊の湯ホテル」の方がアブラ臭を感じましたが、こちらはそれほど感じられませんでした。どちらかというと、その後に入った「五色温泉」や「七味温泉」と似ている気がしましたが、いずれにしてもお湯が濃くて、好みの香りでした。
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お湯よりもここで気になったのは、大量に浮いていた浮遊物でした。暫く誰も入っていなかったせいか、入った時には、この通りびっしりお湯の表面を覆っていました。
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これは汚れではなく、湯の花です。手に取ってみるとこんな感じですが、擦り合わせてみると砂のようにジャリジャリしていました。
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露天風呂です。悪いわけではありませんが、インパクトがなくておまけのような感じでした。
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「硯川ホテル」を2時過ぎに出て、中野市経由、小布施町に向かいました。小布施町のスーパーマーケットで夕食と翌日の朝食を調達して、この日の宿泊先である五色温泉に向かいました。
写真は五色温泉に向かう途中の道沿いにあった「松川渓谷温泉 滝の湯」の入口。川沿いの混浴露天風呂とのことで興味もありましたが、硫黄泉ではないとのことで結局行きませんでした。 -
「五色温泉 五色の湯旅館」
もっと奥まったところにある秘湯かと思っていましたが、普通に主要道路沿いにありました。建物の外観はあまり旅館らしくありませんでした。 -
今回も素泊まりにしました。コロナ対策ということで、旅館の方とのやり取りをなるべく減らす意味もあり素泊まりにしました。まあ、一人でしたので、立派な夕食を食べるのも、もったいないというのもありましたが。ちなみに、ここの料理は評判いいみたいです。
お部屋はこんな感じでした。最近泊まった旅館が湯治宿風のところばかりでしたので、豪華に感じてしまいました。 -
別の角度からお部屋を撮ったものです。着いた時に、既に布団は敷かれていました。宿泊客と宿の方とのやり取りをなるべく減らす意味もあるのでしょう。
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ふすまには、一面「いろなにほへと」の文字が…。目がチカチカしました。
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部屋からの景色に癒されました。
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お部屋で一休みした後、早速お風呂に向かいました。お風呂は別棟にありましたが、近年改装したみたいでとても綺麗でした。
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貸切風呂です。メインのお風呂もほとんど貸切状態でしたので、写真を撮っただけで結局入りませんでした。
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衣類を入れるスペースも新しくてとても綺麗でした。
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メインのお風呂です。秘湯をイメージしていましたが、予想外に新しくて明るい浴室でした。
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別の角度から撮ったものです。お湯はとろみのある濃厚な硫黄泉。硫黄泉といっても、万座温泉のような正統派硫黄泉とは、香りも色もちょっと違っていましたが、いずれにしても好みの香りでした。昼間に入った硯川温泉と似たようなお湯でした。水面に少し湯の花が浮かんでいましたので、掬い上げて擦ってみましたが、硯川温泉のようにザラザラはしませんでした。
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ここのお風呂で最も気に入ったのが、この木の手触りです。これが檜なのかヒバなのか、または名もない木なのか知りませんが、お湯で濡れた木の表面を手で擦ると、お湯にとろみがあるせいか、ツルツル感・ヌルヌル感がたまりませんでした。
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触った時の感触も最高でしたが、見た目もとても美しく感じました。家のお風呂がこんなだったらいいのになあ…
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壁も天井も白っぽく、浴室全体が明るい感じでした。好んで行く湯治場風のお風呂場は、黒っぽいイメージのところがほとんどで、風情があって好きですが、こういう雰囲気のお風呂もいいかも。
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露天風呂は内風呂から出てすぐのところにありました。
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以前は、旅館の建物から離れた、川沿いにあったそうですが、熊が出没するとのことで(他の宿泊客の方の情報)、新しくここに作ったそうです。
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入る時間帯によりお湯の色が変わるようですが、私が滞在中は残念ながらずっとこの色でした。
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数日前からここの旅館付近でもかなりの大雨が降ったそうで、露天風呂の源泉が水に浸かってしまったそうです。そのため露天風呂に流れ込むお湯の温度は恐らく30度から35度とかそれぐらいだったと思われますが、かなり冷たいお湯でした。ところが最初は冷たく感じるものの、慣れてしまえばなかなか居心地が良くて、外の景色を眺めながら、ゆっくり浸っていました。
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露天風呂から景色です。スマホの写真ですから広角には撮れませんが、実際には緑が視界いっぱいに広がっていました。
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他に入ってくる人もいないし、川の流れる音と雨の音しか聞こえませんでした。ぼんやりと外の景色をずっと眺めていましたが、とても癒されました。
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お風呂から出て、部屋に戻る前にロビーの前を通ったところ、玄関のドアの外で、たぬきがこちらを覗き込んでいるのに気が付きました。
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早速、旅館のお姉さんに「たぬきがこっちを覗いてますよ!」と声を掛けたところ、どうも毎日来ているたぬきのようで、お姉さんはドアを開けてたぬきに声を掛けていました。
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お姉さんがドアを開けると、しきりに中に入ってこようとするため、お姉さんもすぐにドアを閉めてしまいましたが、ずっと物欲しそうに、こちらの方を見ていました。
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いつも2匹で来るそうですが、最近赤ちゃんが生まれたらしく、たまに連れてくるそうです。手のひら位の赤ちゃんでとても可愛らしいとのこと。ちなみに、入口付近にまかれていたエサはドッグフードなんだそうです。
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夕食は、小布施町のスーパーで買ってきた弁当を食べました。夕食を食べて、さてどうしようかと思いながら、テレビを見ていたら眠くなり、結局朝まで寝てしまいました。
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翌朝5時に目覚ましをセットしてあったため、5時過ぎにまたお風呂に行き、小一時間ほど、ぼっとしていました。朝食は、前日に夕食と一緒に買っておいたパンを食べました。
「五色の湯旅館」は素泊まりで10,000円でしたが、内容を考えたら充分に納得できるお値段だと思います。もうちょっと近かったらいいんですが、いずれにしても、いつかまた来たいと思える素晴らしい旅館でした。
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