【東京散策108-1】延期で今月OPENの復元されたトキワ荘マンガミュージアムへ行ってみた

2020/07/23 - 2020/07/24

新型コロナの影響で今年3月開館予定だった『トキワ荘マンガミュージアム』が7月7日に開館しました。

トキワ荘マンガミュージアムは、手塚治虫氏、赤塚不二夫氏、石ノ森章太郎氏、藤子不二雄両氏ら昭和を代表するマンガ家が若手時代を過ごし、1982（昭和57）年12月に解体されたアパート『トキワ荘』を当時の姿を忠実に再現したミュージアム。
新型コロナウイルス感染症予防対策として、当面の間、事前予約制となっていますが、今回予約して4連休初日に行ってきました。

旅行記には掲載できなかった1階の展示物もマンガにお世話になった人なら楽しめるものがいっぱい。
誰もが人生で必ずお世話になってると思うマンガ、そういった時代を懐かしむ意味でも行ってみるのもいいかと思いますよ。

トキワ荘には以下の著名なマンガ家が住んでいたそうです。
手塚治虫（1953年初頭～1954年10月）
寺田ヒロオ（1953年12月31日～1957年6月20日）
藤子・F・不二雄（1954年10月30日～1961年10月）
藤子不二雄A（1954年10月30日～1961年10月）
鈴木伸一（1955年9月2日～1956年6月1日）
森安なおや（1956年2月～1956年末）
石ノ森章太郎（1956年5月4日～1961年末）
赤塚不二夫（1956年5月4日～1961年10月）
よこたとくお（1958年～1961年）
水野英子（1958年3月～1958年10月）
山内ジョージ（1960年9月～1962年3月）
向さすけ（1981年～1982年）

トキワ荘マンガミュージアム
https://tokiwasomm.jp/

エリア 池袋(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

トキワ荘マンガミュージアムがあるのは池袋からも程近い椎名町、最寄駅は都営大江戸線の落合南長崎駅。

落合南長崎駅 駅

本日は朝から雨、日中は強く降るらしいが予約したんで強行することに・・・
傘をさして住宅街を歩くと正面にそれらしき建物が・・・

復元されたトキワ荘は実際あった場所から程近い、南長崎4丁目の豊島区立南長崎花咲公園内に復元されました。

場所はココ！

3月にOPEN予定でしたが、新型コロナの影響でずっと延期されていました。
都内含めた首都圏では今年春OPENの施設が数多くありましたが、どこもコロナの影響で延期になってます。

長崎花咲公園入口にはトキワ荘公園のゲートが・・・

南長崎花咲公園 公園・植物園

公園内に再現された施設です。

10：00OPENで10：20予約しました。
豊島区の施設で、入館無料です。

これが復元されたトキワ荘。
今さら考えると復元するなら解体せず移築すればよかったのに・・・

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム 名所・史跡

看板もトタンに筆文字で錆びも表現していますね。
以前、川崎にあった電脳九龍城ウエアハウス川崎を思い出す精度だ！
https://4travel.jp/travelogue/10949789

建物の周りを見てみるとできたばかりの新築なのに古さ加減も忠実に再現してます。

電話ボックスも当時スタイルで再現。

中には通話できない電話機も置いてありました (^▽^;)

トイレは真新しいアート。

ガラスにはマンガタッチの文字がいっぱいある。

南側も見学できるようになってたので回ってみる。

2階は汲み取り便所と思われ、直下に2本の排便管も再現されてる。

窓枠や外の囲いなども錆びや曲がったところまで再現されています。

近くで見ると新築とは思えない感じ。

雨どいの支持金具も錆びを演出している。

窓枠も塗装が剥げたりしてますね。

施設概要のチラシ。

入館前に斜め読み・・・

館内の間取り図。

そして10：00OPEN、予約は20分後だったが施設の人の配慮で20分繰り上げて入館させてもらえました。
玄関で靴を脱いで順路は2階からです。

館内写真撮影可能エリアは2階、その中でも一部撮影不可な場所があります。

2階に最初にあったのはいきなり便所！
現代はトイレとかWCとか言ってますが、この当時の表現ではトイレなどと上品な言い方しないと思うんで汚さも再現した状態から、あえて便所と表現してみた。

説明も便所と表現してますわ (笑)

2階の廊下はこんな感じで、両側に部屋があります。

便所の隣がナント！炊事場。
実際の間取りも同じかと思うんですが、食事を作る場所の隣が汲み取り便所なんて、何だか臭ってきそうだ・・・(^▽^;)

資料などの展示。
ここで関係資料などを頂けます。

部屋番号で20号室は『よこたとくお』の部屋。

jh2fxvはこの漫画家存じ上げていませんでした <(_ _)>

カメラモードを変えて昔をイメージさせて撮影してみました。

テレビもちゃんと映ってるのが当時の雰囲気っぽく撮影できました。

実際はこんな感じ・・・窓の外の景色は絵ですが奥行きも感じられます。

この古いテレビはちゃんと映ってるんですが、たぶん中身は現代のテレビかと・・・

普通の家庭にもありそうな風景。

超レトロなステレオ。

テーブルにはマンガの原稿も・・・

続いて18号室、『山内ジョージ』の部屋。

間取りは同じですね。

漫画家なんで本はあっても当たり前か・・・

窓の外の景色がリアルだ。

これ！映画のフィルムですよね。

19号室は水野英子の部屋。
女性漫画家も住んでいたってことか・・・

裸電球もイイ感じ・・・

机の上にはペンや墨も・・・

本物のトキワ荘には無い設備のエレベーター (^^ゞ

16号室の赤塚不二夫の部屋には何も置いてない空室状態 (笑)

17号室の石ノ森章太郎の部屋は・・・

マンガ家体験やる部屋なんだ。

マンガ用具の展示が押し入れにあった。

マンガの描き方をレトロなテレビで上映。
今までペンで描くもんだと思っていたが、貼り付けて削る手法もあることを知った。

マンガ用語の解説。
部屋は撮影OKなのにこうした展示はNGのものがあったり混在している。
普通に見ていたら勢いで撮影してしまいますわ。

マンガができるまでの説明。
あっ！これ撮影禁止だ！
左下に禁止マークが小さくあるが、みなさん気付かず勢いで撮影していた (笑)
NGとOKが混在していてNGならもっと大きく分かりやすく表示してほしいってのが率直な感想。

貼り紙もなかなかいい感じですわ。

15号室は藤子・F・不二雄の部屋も展示のみ。

トキワ荘のくらしや・・・

生活文化圏マップも・・・

窓の外の景色の絵はこんな感じです。

藤子・F・不二雄の隣の14号室は藤子不二雄Aの部屋。
隣人がコンビを組んだってことか。

トキワ荘再現までの道のり。
これはネットでも計画から完成まで豊島区のHPで紹介されています。
https://www.city.toshima.lg.jp/467/tokiwa-so_museum/1905291134.html

マンガ家達の部屋を見終えた後は、階段横の常設展示室を見ます。

椎名町物語・・・この後、マンガ家の聖地を散策してみます。

そして1階へ降ります。
1階は企画展示室とマンガラウンジ。
ここはマンガの歴史やマンガ家達の作品や色紙など貴重な資料がいっぱい、撮影禁止だったんでこの1枚のみ、実際に訪問して体験ください。

この旅行記へのコメント （3）

• jh2fxvさん 2020/07/24 16:38:55

  Tagucyanさん　4連休訪問ありがとうございます。

  いつも訪問とポチッとありがつございます。
  4ヶ月OPEN延期になったトキワ荘、4連休初日の訪問は新型コロナの影響で予約制となってますが、昨日は雨や感染者急増の影響か人も少なめでした。
  今なら予約のハードルは低いかと・・・
  
  旅行記には掲載できなかった1階の展示物もその世代のマンガにお世話になった人なら楽しめるものがいっぱいです。
  マンガ好きでもそうでなくても誰もが人生で必ずお世話になってると思うマンガ、そういった時代を懐かしむ意味でも行ってみるのもいかと思います。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  jh2fxv
  

• Tagucyanさん 2020/07/24 15:40:54

  私も行ってみたい場所です

  jh2fxvさま
  こんにちは。
  
  このミュージアム、以前から気になっていて行ってみたい場所なんです。
  ですので、じっくり拝見させてもらいました。
  今は事前予約制とのことは知っていましたが、申し込んでおけば、行くのはそれほどハードル高くなさそうですね。
  私も今度行ってみようと思います。
  
  ---
  Tagucyan

  jh2fxvさん からの返信 2020/07/25 08:38:13

  Re: 私も行ってみたい場所です

  すみません、返信箇所を間違えて入れていました。
  
  Tagucyanさん　4連休訪問ありがとうございます。
  いつも訪問とポチッとありがつございます。
  4ヶ月OPEN延期になったトキワ荘、4連休初日の訪問は新型コロナの影響で予約制となってますが、昨日は雨や感染者急増の影響か人も少なめでした。
  今なら予約のハードルは低いかと・・・
  
  旅行記には掲載できなかった1階の展示物もその世代のマンガにお世話になった人なら楽しめるものがいっぱいです。
  マンガ好きでもそうでなくても誰もが人生で必ずお世話になってると思うマンガ、そういった時代を懐かしむ意味でも行ってみるのもいかと思います。
  
  これからもよろしくお願いします。