2020/06/20 - 2020/06/22
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kemigawaさん
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6月19日に都道府県を跨ぐ移動自粛が、ようやく全面的に解除されました。
ということで、貯まったマイルを利用して5年ぶりに大阪&京都へ行ってきました。
元々は3月に行く予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期していました。
感染の恐怖がまだまだありましたが、思い切って出かけてみて自粛疲れも少しは癒されたかな。
早く安心して旅行ができる日が来るといいですね。
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5年ぶりの京都。
前回は豊臣秀吉ゆかりの地を訪ねました。
今回は幕末の史跡巡りを計画しました。
龍馬や新選組のゆかりの地を巡ります!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【6/21】
おはようございます。
旅の朝の楽しみの一つが泊まったホテルの朝食バイキング。
今回は残念ながら、新型コロナウイルスの影響でパック弁当でした。 -
朝食は残念でしたが、あとは満足。
午前7時半にホテルを出発して、地下鉄でJR大阪駅を目指します。
今日も梅雨なのにまずまずのお天気です。 -
AM8:08発の快速電車で京都駅へ。
約40分で京都駅、到着。
本来なら外国人観光客もたくさん見られるのでしょうが、ほとんど見かけません。 -
今日はまず相国寺の承天閣美術館へ行きます。
京都駅から地下鉄で今出川駅へ。 -
このエリアには初めて来ましたが、同志社大学や関連の建物が数多く立っています。
赤レンガが中々素敵です。 -
相国寺は、1392年に夢窓疎石を開山とし、室町幕府第三代将軍足利義満によって創建された臨済宗相国寺派の大本山。
こちらの承天閣美術館には伊藤若冲、円山応挙、長谷川等伯など多くの優れた文化財が収蔵されているとのことで、やって来ましたが・・・。
なんと新型コロナウイルスの影響で休館中とのことです。
ホームページにはまったく休館中の記載がありません!! -
江戸時代中期に活躍した伊藤若冲の絵を見たくて訪問したのに、休館とは何とも残念至極。
やむを得ず、急遽近くにある下鴨神社へ行くことに。
すると同志社大学の西門前に、「薩摩藩邸」であったことを示す石標と説明板がありました。
説明板によれば、文久2年(1862)9月、薩摩藩が相国寺から土地を借りて藩邸を造営したもので、同志社大学の今出川キャンパスの約3分の2を占めていたそうです。 -
同志社大学、同志社女子大学を見ながら、京都御所の北側を歩いて下鴨神社を目指します。
思った以上に距離があります。 -
ようやく鴨川まで来ました。
川面を渡る風が爽やかです。
水もきれい! -
途中で少し道に迷いつつ、何とか下鴨神社にたどり着きました。
時刻は午前10時半です。
初夏の日差しが眩しい。 -
正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。
鴨川の下流にまつられているお社から「下鴨神社」とよばれています。
東西の両本殿はともに国宝に指定されています。 -
世界文化遺産に登録され、上賀茂神社と並んで京都最古と言われる歴史を誇る下鴨神社。
最近はパワースポットとして人気が高いそうですね。 -
本殿で旅の無事をお祈りします。
下鴨神社と言えば、京都三大祭りの一つである「葵祭」で有名ですね。
いつかは見てみたいものです。 -
相国寺から下鴨神社まで歩き続けてのども乾いてきました。
駐車場のスタッフに近くの喫茶店を訪ねると、こちらの「木下珈琲店」を紹介されました。 -
店内に入ると外からは分かりませんでしたが、明るい感じの良い雰囲気です。
地元の方々が日曜日の午前中、ゆったりと好きな珈琲でおしゃべりしています。 -
ちょうど小腹も空いてきたので、ぎりぎりセーフでモーニング・セットをお願いしました。
アイスコーヒーでのどを潤し、ゆっくり休憩しました。
ごちそうさまでした。 -
下鴨神社の帰り道、行きに前を通って気になっていた「河合神社」。
河合神社は下鴨神社の摂社で、女性守護として信仰を集めるお社。 -
ご祭神には神武天皇の母、玉依姫命をお祀り。
玉依姫命は玉の様に美しい事から美麗の神としての信仰も深く、
河合神社ではこの美麗の祈願絵馬として鏡絵馬の授与を行っています。 -
河合神社で有名なのが「鏡絵馬」と呼ばれる、手鏡形の絵馬。
絵馬にあらかじめ描かれた顔を自分の顔に見立てて、美しい女性になれるよう願いを込め、お化粧して奉納。
今日も若い女性が大勢お参りしていました。 -
そしてこの河合神社は、「方丈記」で有名な鴨長明に関係の深いお社。
鴨長明は河合神社の禰宜の息子として幼少時代を過ごしました。
方丈記が書かれたのは、およそ800年前、1212年頃。
鴨長明は執筆時58歳でした。 -
この河合神社には長明が晩年過ごしたと言われる建物を再現した「方丈の庵」が展示されています。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」
この方丈庵で執筆したことが、”方丈記”の由来となっているそうです。 -
さて下鴨神社、河合神社の参拝も済ませて、いよいよ幕末の史跡巡りへ。
京阪電車の出町柳駅から三条駅へ。 -
三条駅を出ると、すぐに三条大橋が目に飛び込んできます。
江戸時代には五街道のひとつ東海道五十三次の西の起点となっていました。
また近隣の川岸はかつて「三条河原」と呼ばれ、処刑や処刑後の晒し首が行われました。
新撰組局長近藤勇 も1868年(慶応4年)4月25日、板橋刑場(武蔵国)で刑に処せられたあと、首が塩漬けにして運ばれ三条河原で晒し首となったそうです。
合掌。 -
三条大橋を渡り、しばらく歩くと偶然こちらの碑が目に入りました。
「佐久間象山 大村益次郎遭難の碑」です。
元治元年(1864)7月11日の夕刻、この路上を馬に乗って通りかかった佐久間象山は、刺客に襲われて斬られ即死。
それから5年後の明治2年9月4日、この地の東側にあった旅宿の奥座敷二階で大村益次郎が斬られ、その傷がもとで益次郎は同年11月5日大阪の病院で歿した。
大村益次郎は司馬遼太郎さんの「花神」やNHK大河ドラマでもおなじみですね。
合掌。 -
三条大橋からはこちらを目指していました。
「池田屋騒動之址」
池田屋事件は、京都御所に火をつけ天皇を長州へ連れ去ろうとした長州藩の志士らを、新選組が襲い未然に防いだ事件。
池田屋において会合中の志士30余名が新選組に襲撃され、多数の死傷者を出しました。 -
続いては池田谷騒動の石碑から徒歩数分のこちらへ。
「酢屋・坂本龍馬寓居跡」
酢屋は享保6年(1721)年にこの地で創業した材木商。
現在も、 子孫が同じ場所で商いをしているそうです。
幕末には坂本龍馬をはじめ、多くの海援隊隊士をかくまい、
彼らは「海援隊京都本部」を置いていました。 -
坂本龍馬は、京都滞在中は材木商酢屋などに投宿。
現在この酢屋の前の道は「龍馬通り」ともいわれています。
残念ながら、新型コロナウイルスの影響で、龍馬と酢屋の歴史を紹介している、
「ギャラリー 龍馬」は休館中でした。
残念! -
次の目的地を目指して歩いていると、またしても予期せぬものが。
「後藤象二郎寓居之跡」
後藤象二郎が京都に滞在中、常宿とした醤油商「壷屋」があった場所。
土佐藩重臣・象二郎は同じ土佐出身の坂本龍馬とともに、徳川幕府の大政奉還の実現に大きな役割を演じたことで知られていますね。
現在跡地に建つ「ホテルリソル京都」の一角に、象二郎の記念ギャラリーが設けられていますが、こちらも休館中でした。残念! -
そして、ついにこちらに到着。
「坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地」
慶応3年(1867)11月15日、龍馬と慎太郎は近江屋の二階で、大政奉還後の政局について論じていたといいます。
そこに刺客がなだれ込み二人は暗殺されました。 -
実行犯は諸説ありますが、江戸幕府の組織である京都見廻組によるものという説が有力のようです。
現場は土佐藩邸がすぐ近くにあり、見廻組も決死の作戦だったようです。
龍馬は34ヶ所、中岡は28ヶ所の傷があり、滅多切りの状態でした。
合掌。
-
さて今度は龍馬とは反対の立場だった新選組のゆかりの地へ。
阪急電鉄京都河原町駅から大宮駅まで乗車。
駅から徒歩10分で「壬生寺」へ。 -
壬生寺の境内は、新選組の兵法調練場として使われ、武芸や大砲の訓練が行われました。
また一番隊組長・沖田総司が境内で子供達を集めて遊んだりしたそうです。
壬生寺境内には、壬生塚と呼ばれる新選組隊士の墓などがあります。
合掌。 -
続いては壬生寺から徒歩2,3分の所にある「壬生屯所遺跡・八木邸」へ。
こちらは和菓子の「京都鶴屋鶴寿庵」で入場券を購入します。
大人1人1,100円で、ガイド・抹茶・屯所餅付き となっています。 -
新選組は幕末の文久二年(1862)に清川八郎の提案により、幕府が上洛する十四代徳川家茂の警護の為に集めた浪士隊が前身。
翌年上洛した浪士隊は分裂し、京都に残った一部が京都守護職松平容保のお預かりとする形で結成されました。
浪士達は、ここ洛西壬生村に宿所を求めました。 -
邸内では、八木家当主が新選組の歴史や八木家との関わり、そして奥座敷での芹澤鴨暗殺のことなど、約1時間ほど丁寧にお話をしてくださいました。
時間にゆとりをもって訪れると良いと思います。 -
こちらの奥座敷は新選組三大内部抗争の一つ芹澤鴨暗殺の場で、文久3年9月18日深夜、芹澤鴨、平山五郎ら4人が斬殺されました。
現存する刀傷の一部がその凄惨さを物語っています。 -
芹沢一派等の粛清を経て局長近藤勇、副長土方歳三の体制で落ち着き、幕末の京都の治安を守った新選組。
最後には「鳥羽・伏見の戦い」において幕府軍に参加。
敗北し、江戸に逃れた後、各地を転戦しましたが、近藤は板橋で斬首。
土方も明治二年函館の五稜郭郊外での戦闘で戦死しました。 -
見学後、京都鶴屋鶴寿庵さんで抹茶と屯所餅をいただきました。
京都から帰ってきた後、NHKの歴史番組で土方歳三を見ました。
戊辰戦争では髷を落とし、洋装・洋式で戦い、宇都宮城など城攻めで手腕を発揮するなど意外な一面を見せてくれました。 -
壬生屯所八木邸を見学後、本日最後の目的地へ。
阪急電鉄大宮駅から京都河原町駅へ戻り、そこから徒歩で八坂神社へ。
八坂神社でお参り後、その先の円山公園へ。
時刻は午後4時を回ったところです。 -
京都市東山区にある円山公園は、 桜の名所として有名です。
この公園の奥の方に、幕末に活躍した坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像があります。
昭和11年(1936)に2人の銅像が作られました。 -
20代のころ、そして中年になってからと、2回ほど司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」を読みました。
生き生きとした龍馬の姿が描かれていて大変感動しました。
龍馬は筆まめで139通の手紙が現存しており、内容もユニークでユーモア溢れるものも多かった。
非常に魅力あふれる人だったことが良く分かり、この人が暗殺されずにもっと長生きしてくれたらと思うと、とても残念な気持ちになります。 -
坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像を見学後、再び八坂神社を通り、地下鉄四条烏丸駅へ。
途中の牛丼のすき家が空いていたので、少し早い夕食を食べました。
休憩も兼ね、すき家さんでゆっくり牛丼を食べてから、四条烏丸駅から京都駅へ。
京都駅ビルで明日買う予定のお土産を下見して、本日の宿「アパホテル京都駅前」へチェックイン。 -
【6/22】
おはようございます。
今回の旅行で、初めてアパホテルを利用しました。
なんと「新型コロナウイルスに負けるなキャンペーン」が適用になり、
2,500円(税サ込)で宿泊できました!
もちろん朝食は付いていないので、コンビニでサンドイッチを買い、お部屋で食べました。 -
朝食後、荷物をフロントに預けて観光へ。
するとホテルの近くで「此付近 新選組最後の洛中屋敷跡」の石碑を発見。
新選組は中京区の壬生寺近くの前川邸・八木邸、西本願寺を経て、1867(慶応3)年6月から半年ほど、不動堂村屯所を本拠にしていました。
不動堂村は、現在の京都駅烏丸口から西に約5分ほど歩いた場所です。 -
今日は午前中に「京都鉄道博物館」を見学して、午後に帰ります。
アパホテルから梅小路公園を抜けて徒歩約20分で到着。 -
京都鉄道博物館では新型コロナウイルス対策で、事前に日時指定の前売入場券を購入しておく必要があります。
2日前に大阪のセブンイレブンで購入したチケットを見せて入場。
大人1人1,200円です。 -
入り口で入館記念券と交換。
入館記念に新幹線をバックにスタッフが記念撮影をしてくれます。
撮影ポーズは0系新幹線がバックだけに指でOKマークを! -
京都鉄道博物館のコンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」。
3階建てで、1階には蒸気機関車から新幹線まで貴重な53両と工夫を凝らした見ごたえのある展示、2階には鉄道ジオラマや運転シミュレーターなどがあります。 -
3階には図書資料室やスカイテラスがあります。
スカイテラスからは京都駅周辺がよく見え、新幹線の通過など本物の鉄道の動きもよく見えました。
東寺の五重塔も見えます。
京都鉄道博物館には開館時間の午前10時から1時間半ほど滞在し、アパホテルに戻り荷物を受け取り京都駅へ。 -
まずは京都駅ビルで家族からリクエストのあったお土産を購入。
京菓子司 満月さんの「阿闍梨餅」です。
お土産を確保して、安心して昼食タイム。
いろいろ迷った末、こちらへ。 -
伊丹空港へはリムジンバスを利用するので、京都八条口方面へ。
東海道新幹線京都駅八条口にある「アスティ京都」。
こちらには初めて来ましたが、その中の「くらま」でヒレカツ御膳をいただきました。 -
くらまでゆっくり昼食をいただき、13:10発のリムジンバスを利用して京都駅から伊丹空港へ。
約1時間ほどで伊丹空港へ到着。
できれば予約した便より早い便で帰ろうと思ったのですが、新型コロナウイルスの影響で欠航だらけで、結局予定通りになりました。
カード・ラウンジでソフト・ドリンクを飽きるほど飲みました。(^-^; -
予定通り17:00発のANA34便です。
13番搭乗口から、今回もグループ1で最初に搭乗。
欠航便が多いせいで、帰りの便も満席です。
さて7月22日から「Go To トラベル」事業が始まりましたが、皮肉なことに連日のように新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新しています。
6月19日に都道府県を跨ぐ移動が解禁された時とは、様子がだいぶ違ってきています。
どうやら少なくとも今年1年は感染予防をしながら、恐る恐る旅をしなければならないようです。
医療従事者の皆様に感謝しつつ、周りに迷惑をかけないように注意しつつ、新しい生活様式を実践していきましょう。
---終わりーーー
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