2019/01/16 - 2019/01/19
1351位(同エリア1621件中)
三峯霧美さん
琵琶湖の西側、大津の札所巡り、午後は三井寺をお参りします。
ランチに時間がかかってしまい、旅の最後に予定していた番外札所の元慶寺はお参りをあきらめ、その時間を広い三井寺をゆっくり回ることに使います。
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12:52 三井寺駅
無人駅かと思ったら案内係の人がいました。
三井寺駅は琵琶湖疎水と線路が交差したところにあり、疎水の側道を歩いていきます。 -
大津閘門 高低差のある水路を船を通すための施設です。
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小学生の頃に本で読んだパナマ運河の仕組みが記憶に残っていて、規模は小さいですが、実物を見れてプチ感動。
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長等山のトンネルは当時の日本では最新の土木技術で造られました。
観光船に乗ってトンネルを通ってみたい。
春は桜の名所で、ライトアップも行われるそうですよ。 -
長等神社に向かっていくと、右側に三井寺の南別所跡がありました。
この近くに三井寺の大門があったそうです。 -
長等神社 ながらじんじゃ
周辺は住宅街ですが、お店もポツポツ並んでます -
立派な楼門をくぐって、境内へ。
創建は667年、近江大津宮の鎮護として長等山岩座谷に須佐之男命を祀ったのが始まりです。
860年に園城寺の鎮守として、山王権現を合わせて祀り、延暦寺の鎮守日吉大社に対して、 新日吉社、新宮社と名前を変えました。 -
楼門は1904年の建立
1054年に山上から現在地に遷座、南北朝の頃に戦乱で社殿が焼失しますが、室町時代に復興。 -
舞殿
明治の神仏分離で園城寺から独立し、長等神社に名称を変えました。
社務所のチャイムを押すも反応なし、誰もいないみたい。
前日は神事に使った藁で造った大きな蛇を燃やす「龍蛇焼き」が行われたんです。 -
龍蛇焼きはヤマタノオロチ伝説の神事で、藁で造った大きな蛇の尾を踏んで災厄を蛇に移し、それを燃やして一年の無病息災を願います。
そんな大きな神事の翌日だから、お休みなのかなぁ、時間があれば帰りにもう一度寄ってみよう。 -
祭神 建速須佐之男大神 大山咋大神 市杵島姫大神 宇佐若宮下照姫大神 八幡大神
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馬神神社
牛馬の守護神で、馬を突然死から守るご利益があり、馬の健康や道中安全の祈願に訪れる人が多かったそうです。 -
全国三馬神社の一つで、大津東町から明治時代に遷座。
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神社の境内の脇が園城寺(三井寺)の入口です。
山の上に西国の札所のお堂があります。 -
13:09 受付からいきなりの石段です。
お寺の創建は大友皇子の子、大友与多王が 壬申の乱で亡くなった父の菩提を弔うため、祖父の天智天皇の念持仏の弥勒菩薩像を本尊とするお寺を建立しました。 -
踊り場がないって、辛いね。
壬申の乱で大友皇子に対立した天武天皇は、大友与多王の荘園城邑を投げ打ってお寺を建立しようとした志に感じ入り、「園城」という寺号を与えます。
三井寺という通称はお寺に沸く泉が、天智・天武・持統天皇の産湯として使われ、「御井 みい」の寺といわれてたものが変化したんだそうです。 -
地蔵堂
坂の途中にあるので、中阪地蔵と呼ばれています。世継ぎ地蔵が祀られています。 -
やっと登り切った!正面に観音堂。
境内はテラスのようになっていて、琵琶湖を見下ろす景色の良い場所です。
ぱっと明るく、開けた場所。 -
手水舎
明治に造られた六角の手水舎です。
山の上の伽藍は南院札所伽藍と呼ばれています。 -
13:14 観音堂 西国三十三所観音霊場 第14番札所
1689年再建。
本尊 如意輪観音
秘仏で33年に一度開帳されます。 -
1072年に後三条天皇の病気平癒を祈願して華ノ谷に正法寺として創建されました。
1481年にお山のお坊さん全員が、観音様が下山したいと告げる夢を見て現在地に移りました。 -
納経所で御朱印をいただきました。
大悲殿 -
額堂は休憩所をも兼ねていて、琵琶湖と大津市街が一望です。
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観月舞台
懸造造り屋根のラインがとても優美です。 -
琵琶湖の上に浮かぶ月を見るなんて贅沢ですね。
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百体堂
観音堂の本尊・如意輪観音像を中心に、西国、坂東、秩父の本尊100体を安置しています。 -
手水舎の脇の石段を上って一番高い位置にある展望スペースへ行ってみよう。
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さらに眺望が良く、坂本方面を見ると、山の上に降雪。
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琵琶湖がよく見える
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観音堂の先には比叡山。
この日のスケジュールは余裕をもって、のんびりお寺周りできるように組んだけど、やっぱり時間が無くて、最後に予定していた札所番外の元慶寺は、ここで諦めました。 -
鐘楼を見ながら石段を下りて行きましょう
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うわ~、こっちも急な石段だ。
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石段を下りて振り返ると、観月舞台と百体堂の裏側が見えます。
山の斜面に建てた構造がよく判ります。 -
13:38 石段の途中に十八明神社
875年に創建されたと伝わります、お社は1836年に再建。
ねずみの宮と呼ばれ僧の頼豪が化けた鉄鼠を祀るお宮で、鉄鼠は妖怪話になってます。仇敵の比叡山に向いて建っています。 -
鮮やかに彩色された毘沙門堂
もともと三井寺五別所の尾蔵寺(廃寺)境内に1616年に建立され、現在時に移ったのが1956年。
平成元年に彩色を復元したんだそうです。 -
三井寺は御朱印をいただけるお寺が点在しているので、一周するように廻っていきます。
中院という地区に入って行きます。 -
13:41 微妙寺の手前で、砂利をザッザと音を立てて歩く女性とすれ違いました。
振り返って背中を見ると、あれ?見覚えがある。
石山寺で岩間寺のバスの話をした人でした。思わずバスは間に合ったかと声をかけると、彼女も振り返り「え?」って表情。
「石山寺でシャトルバスの」と言うと気が付いてくれて、バスに間に合ったとお礼を言われました。 いや~良かったわ~。 -
三井寺の金堂に行って観音堂は山の上だって言われたが、この先にあるのかと聞かれました。
今行ってきたところで、山の上に観音堂があるよというと、もう歩きはじめてます。
気になったので、この後、まだお参りするのかと聞いたら、元慶寺に行くという。
「私は諦めました、お気をつけて」と背中に声をかけると、歩みを止めることなく、首を横に向けて「何度もありがとう!」と言って去っていきました。
間に合うといいですね、元慶寺。(またかよ)
一日に別の場所で同じ人に二度も道を教えちゃった。
私より年上なのに、あのバイタリティーはすごい、きっと間に合いますね。 -
微妙寺 五別所と呼ばれる有力寺院の一つで994年に創建、現在地には1979年に移転しました。
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ご本尊は元の尾蔵寺の十一面観音。
参拝者がたくさん来て押し合って笠が破れることがあったので、「笠ぬげ観音」と呼ばれます。 -
微妙寺では国宝の秘仏、黄不動の御朱印もいただけます。
書き手の女性が、石山寺の厄除け不動明王の隣にしましょうと、お不動さんの御朱印が向かい合わせになるように書いてくださった。 -
こちらが本尊の十一面観音の御朱印
湖国十一面観音霊場の第一番札所です。 -
13:54 微妙寺の角を曲がると、参道は一直線に金堂に向かいます。
お寺は859年に唐の留学から帰った円珍によって天台別院として中興され、円珍はその後、比叡山の天台天台座主に就任します。
円珍の没後、比叡山は円珍の門流と慈覚大師(円仁)の門派に別れて、百年以上にわたり対立し、円珍派は比叡山を降りて園城寺に移り、その後も比叡山との対立は続き、園城寺は何度も焼き討ちされます。 -
村雨橋 境内はかなりオープンみたいで、映画撮影のロケ地になっているようです。この橋も「天地明察」という映画のロケ現場だそうですよ。
平安時代は朝廷や貴族の崇敬を集め、お寺は大きくなり整備が進みます。
源平の対立、南北朝の戦い、信長と延暦寺の対立に巻き込まれて焼き討ちにあい、豊臣秀吉の怒りを買って廃寺になったりと、歴史の波に揺られる小舟状態で、焼き討ち、荒廃するたびに時の勢力から保護を受け復興しています。 -
唐院の参道 ここは「柘榴坂の仇討」のロケ地
唐院は円珍が唐から持ち帰った経典や法具をおさめた場所で、お寺の中で一番重要な場所です。 -
四脚門 1624年建立
唐院大師堂は宝殿ともよばれ、円珍(智証大師)の廟所です。
灌頂堂の奥の一段高い場所に塀に囲まれて建っていて、見えるのはお堂の屋根だけでした。 -
灌頂堂
この奥に大師堂があり、拝殿の役割と、灌頂の儀式を行う場所です。
慶長の再興の際に、ここに移動しました。 -
長日護摩堂 御水尾天皇の祈願によって建てられた護摩堂。
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三重塔
吉野の比蘇寺の東塔だったもので、秀吉が伏見城に移した後、家康が移築し寄進しました。 -
本尊は釈迦三尊像
どっしりとした重厚な雰囲気の塔です。 -
塔から経蔵に向かう橋、ここは「るろうに剣心」のロケ地、映画見ました。
剣心が薫を助けて出会った、重要なシーンでした。 -
14:01 一切経蔵
元は国清寺の経蔵で毛利輝元により1602年に移築されました。 -
国清寺は山口県山口市にあった禅宗のお寺です。
八角輪蔵、回せません。 -
14:04 霊鐘堂
弁慶の引摺鐘と弁慶の汁鍋があります。
鐘みくじは水に入れると文字が浮かび上がってきます -
比叡山の弁慶が園城寺の鐘を引きずり上げ、山の上で鐘を撞くと、その音は「いのお、いのお」(帰りたい)と響いたので、弁慶は頭にきて鐘を谷底に投げ捨てたという伝説の鐘、だから、傷だらけなんだそうですよ。
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弁慶が持ってい大鍋で、鐘を奪い取ったときに置いて行ったと伝わります。
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経蔵前の石段を下りて金堂に向かいます。
そして、帰ってから気が付いたのですが、三井寺の名前の由来の井戸の撮影を忘れてしまいました。
時刻は14:10 今日はやっぱり元慶寺は間に合わないな~、彼女はきっと楽勝でまにあっただろうな。
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