2020/06/09 - 2020/06/09
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ブリッヂ・トレック(橋梁旅行)さん
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この旅行記スケジュールを元に
長良川鉄道沿線の橋梁等を巡る旅、後半です。
橋梁だけでなく、長良川の豊富な水量を利用した曽代用水や長良川発電所の施設、名鉄美濃町線廃線跡等、盛り沢山の内容です。
NEW! 長良川発電所前の橋名が判明しました。(2020/11/4修正)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
-
【長良川発電所 取水口】
1910年(明治43年)竣工。(以降同年竣工は省略)
欠円アーチゲート5門の上に、増水時の取水用に増設された矩形開口部4門を備えた、煉瓦/石積の取水口です。
【登録有形文化財】 -
【長良川発電所 蓋渠吐口】
こちらの蓋渠坑門も煉瓦造り。沈砂池へ流れ込みます。 -
【長良川発電所 第一沈砂池】
煉瓦造りの防水壁は、第一隧道の流入水量を調節する4門の半円アーチゲートを備え、この時期鮎釣りで賑わう長良川側には余水吐が見えます。
【登録有形文化財】 -
4門のゲートにはそれぞれ2つの小門扉が設置されていて、細かく流量を調整できそうです。
-
【長良川発電所 第一隧道呑口】
沈砂池のゲートを抜けると、緩やかなカーブを描いた煉瓦造りの防水壁で隧道へ呑み込まれていきます。 -
【長良川発電所 下須原谷水路橋】
煉瓦4重巻の欠円アーチで導水路が沢を跨いでいます。
【登録有形文化財】 -
【長良川発電所 第2沈砂池制水門跡】
上流方は石積半円形、下流方は煉瓦造り楔形の美しいゲートピア。 -
【新立花橋】
1965年(昭和40年)竣工、下路ランガー橋他。1985年歩道橋併設。
トラストランガーの歩道橋の斜材に、鋼棒を使用しています! -
【長良川鉄道 第一長良川橋梁】
1927年(昭和2年)開通、上路プレートガーダー橋。
橋脚脇に列車の時刻表を書いた板が置いてありました。アニメ「のうりん!」にも登場した橋です。 -
【長良川発電所 湯之洞谷水路橋】
1910年(明治43年)竣工、煉瓦/コンクリート造充腹5連アーチ橋。
【登録有形文化財】 -
イチオシ
中央の大きい3連(煉瓦6重巻)が道路と河川を跨ぎ、両脇の小さい2連アーチ(煉瓦4重巻)は藪に隠れていました。橋脚もアーチになっています。
-
斜面を少し登ると、導水路が観られました。
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【長良川発電所 第三隧道吐口】
導水路の上流側です。煉瓦造りの坑門ですが、水に浸かる部分はモルタルを吹き付けられていました。 -
【長良川発電所 事務所棟】
建設当時の姿がかなりそのまま残っています!
【登録有形文化財】 -
【長良川発電所 正門】
【登録有形文化財】 -
【長良川発電所 外塀】
外塀までも文化財に登録されています。事務所棟上部には明り取りの丸窓を配置、第二期蹴上発電所や三縄発電所にも同様の丸窓がありました。
【登録有形文化財】 -
【長良川発電所 余水路横断橋】
中部地方における最初期の鉄筋コンクリート橋。もう少し頻繁に余水路の草刈りをしていただけると嬉しいです。
【登録有形文化財】 -
【坂ノ下橋】
長良川発電所の余水路を跨ぐ県道の橋です。拡幅前の煉瓦造りのアーチ橋が残っています。下須原谷水路橋と同じく、欠円アーチ。
県域統合型GISぎふ の橋梁トンネル位置情報(15m以上)試験運用で橋名が判明しました♪ -
イチオシ
【美濃橋】
1916年(大正5年)竣工、トラス補剛吊橋。
【重要文化財】美濃橋 名所・史跡
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支間長は建設当時わが国で最大級の116m、わが国に現存する最古の吊橋。設計は戸谷亥名蔵氏。
重量感ある主塔が特徴的。1965年まではバスも通っていました。
修繕工事中で渡れなかったのが残念。 -
【曽代用水 取水口】
1937年(昭和12年)竣工。(1934年,1945年とする記述もあり)
曽代用水は江戸時代の1669年(寛文9年)に完成しましたが、長良川の河床低下に伴い、取水口を上流へ移設しました。
【世界かんがい施設遺産】(曽代用水) -
【曽代用水 立ケ岩】
岩盤を堀り抜いて曽代用水を貫通させています。 -
【名鉄美濃町線 美濃駅本屋】
1923年(大正12年)築・開業、1999年(平成11年)廃止。
新関~美濃駅間が先行して廃止になり、残る区間も2005年(平成17年)に廃止されました。
【登録有形文化財】旧名鉄美濃駅 美術館・博物館
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【名鉄美濃町線美濃駅プラットホーム及び線路】
頭端式2面3線のホームと線路が保存されています。廃止時点では2面2線だったので、車両展示用に1線増設したようです。
【登録有形文化財】 -
保存車両は写真左からモ876・モ601・モ512・モ593の4両。一番左はカットボディの保存で、ホーム上に載っています。
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山型の上屋はレールではなくアングルを加工して作られていて、名鉄の本気度が表れています。
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【長良川鉄道 美濃市駅本屋】
1923年(大正12年)築、1995年,2002年改修。
【登録有形文化財】美濃市駅 駅
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【長良川鉄道 美濃市駅ホーム】
両端がスロープになった玉石練積の島式ホーム。美濃太田方ホーム端から地下通路で駅本屋と繋がっています。
【登録有形文化財】 -
【長良川鉄道 美濃市駅待合所】
古レール製山型上屋の下に木造の待合所。
【登録有形文化財】 -
【長良川鉄道 美濃市駅地下道入口】
昔は構内踏切を渡っていたのでしょうか。 -
と思ったら 大正12年からの物 とする建物財産標がありました!
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【美濃市駅の古レール】
官営八幡製鉄所の皇紀レールに米国CARNEGIE、英国BARROW STEEL。ホーム上屋の柱はアンティークレールの宝庫です! -
【うだつのあがる町並】
古い街並みが保存されています。1回100円の町営駐車場がありがたい。曽代用水の立ケ岩から美濃市駅まで、折りたたみ自転車で廻りました。
【重要伝統的建造物群保存地区】うだつの上がる町並み 名所・史跡
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【茶房とみや】(西尾家住宅)
立ケ岩で少し迷ったりで疲れたので、旧家を改築した喫茶店でちょっと一服。小豆はというと、中にうずめてありました♪茶房 とみや グルメ・レストラン
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【名鉄美濃町線 廃線跡】
廃線跡が歩道となって一部残っています。 -
【名鉄美濃町線 松森駅跡】
ホームや枕木も残っていました。 -
【名鉄美濃町線 神光寺駅跡】
舗装された道路の両側に対向式ホームがあったようです。googleearthではまだホームが写っていますが、撤去されてしまいました。 -
【名鉄美濃町線 下有知駅跡】
線路は鳥居の脇を走っていたそうです。 -
【曽代用水 杁之戸分水】
昭和20年代に円筒分水に改修されましたが、1989年(平成元年)に元の背割分水に改修されました。 -
【名鉄美濃町線 関駅跡】
1999年(平成11年)開業、2005年(平成17年)廃止。
新関~美濃駅間の廃止と共に、長良川鉄道の美濃駅との乗換の利便性向上の為、新設されましたが、僅か6年で廃止となりました。レールやホーム等が残っています。 -
イチオシ
今回の旅は文化財が際立って多かったのが印象的でした。特に長良川発電所の湯之洞谷水路橋や長良川鉄道の郡上八幡駅跨線橋、重文の美濃橋は特筆すべき素晴らしい橋です。
武漢肺炎の影響で休止していた長良川鉄道の観光列車『ながら』も運転を再開したことですし、一日も早くまた賑わいが戻ってくる事を祈念します。
トータル 橋28,トンネル4,駅7,他22
内 重要文化財1,登録有形文化財19 を巡る旅でした。
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