パリ：至福のケーキ屋巡り。極上のスイーツを勝手にランキング

2019/09/12 - 2019/11/27

三度の飯よりケーキが好き！

スイーツの宝庫パリは、甘党の楽園。
美味しいケーキを提供する店は星の数ほどありますが、その中でも特にファビュラスなパリのケーキ屋さんを紹介します。

私のベスト5

1位　ヤン・クヴルール　Yann Couvreur
2位　セドリック・グロレ　Cedric Grolet
3位　シリル・リニャック　Cyril Lignac
4位　ピエール・エルメ　Pierre Herme
5位　ボリス・リュメ　Boris Lume

エリア パリ(フランス)

NO.1　ヤン・クヴルール　Yann Couvreur

マレ地区、ギャラリーラファイエットのグルメ館にもショップがありますが、メトロ・ゴンクール駅の近くにある本店は、観光客も少なく、のんびりできます。

ヤン・クヴルールの極上ミルフィーユ！！

そば粉入りの超薄焼きサブレと、濃厚で薫り高いバニラクリームが5層に重ねられています。
香ばしいサブレのサクサクとした食感がたまりません。

出来たてを食べてほしいとのことから、テイクアウトはできません。確かに時間が経つとサブレのサクサク感が失われてします。刹那な快楽は、お店でしか味わえません。

*ミルフィーユの販売は12時から
https://yanncouvreur.com/

Tarte Citron Vert Shiso
ヤン・クヴルールのライムとシソのタルト

シソを使うなんて斬新！爽やかなライムのクリームの中に、シソのほのかな渋味がアクセントになっています。

https://yanncouvreur.com/

Paris-Brest
ヤン・クヴルールのパリ・ブレスト

シューの間に、ヘーゼルナッツのクリームがぎっしりサンドされています。
濃厚な味わいですが、しつこさがないので、ペロリと平らげてしまいました。
2人分、4人分、6人分があります。

https://yanncouvreur.com/

No.2　セドリック・グロレ　Cedric Grolet

一流ホテルのムーリスでシェフ・パティシエとして活躍するグロレさんが、オペラ通りに自らの店をオープン。
見た目も味もエレガントにアレンジされた、フランス菓子の定番が味わえます。

https://cedric-grolet.com/

セドリック・グロレのモンブラン　Mont-Blanc

香ばしいタルト生地に生クリームを敷き、マロンクリームを絞った絶品。

https://cedric-grolet.com/

セドリック・グロレのサントノレ　Saint Honore

薄い生地が層になったパイ生地に生クリームをホイップして、プチシューをトッピング。
クリームの美味しいこと！バニラの後味が心地よく舌に残ります。

https://cedric-grolet.com/

サントノレを制作するようすは、お店のカウンターキッチンで見ることができました。

セドリック・グロレのババ・オ・ラム　Baba au Rhum

ラム酒シロップに漬けたブリオッシュに、むっちりとしたテクスチャーのクリームをホイップ。

https://cedric-grolet.com/

NO.3　シリル・リニャック　Cyril Lignac

人気シェフの作るケーキは、見た目も味もスタイリッシュ。

https://www.gourmand-croquant.com/fr/

Tarte Citron
シリル・リニャックのレモンパイ

サブレの上にレモンクリームを絞り、ホワイトチョコの額でデコレーション。

https://www.gourmand-croquant.com/fr/

Equinoxe
シリル・リニャックのエキノクス

斬新な見た目！
中にはバニラクリームとキャラメルが忍ばせてあります。

https://www.gourmand-croquant.com/fr/

エキノクスのケーキの断面

Tarte Framboise
シリル・リニャックの木苺のタルト

木苺のひとつひとつの中には、甘酸っぱいジュレが絞り込んでいるという手の凝りよう。

https://www.gourmand-croquant.com/fr/

Tigre
シリル・リニャックのティグレ

チョコチップを入れた焼き菓子の真ん中に、ショコラのガナッシュを入れたフランス菓子の定番。
息子のお気に入りです。

https://www.gourmand-croquant.com/fr/

NO.４　ピエール・エルメ　Pierre Herme


ボナパルト通りの本店は混雑しがちですが、オデオン駅前の新しい店(昨年夏オープン)は比較的空いています。

https://www.pierreherme.com/

Ispahan
ピエール・エルメのイスパハン

ライム＆バラ風味のクリームをマカロンで包み、木苺でデコレーションした普遍の名作
味わいも香りもエレガント

https://www.pierreherme.com/

Plaisir Sucre
ピエール・エルメのプレジーユ・シュクレ


カカオとヘーゼルナッツの味わいが濃厚で、エレガントながらガッツリとした食べ応え。

https://www.pierreherme.com/

2000 Feuilles
ピエール・エルメのドゥー・ミルフィーユ

プラリネクリームとパイ生地が無数の層になった、エルメさんの定番ケーキ。

https://www.pierreherme.com/

NO.5　ボリス・リュメ　Boris Lume

元々はパン職人でしたが、ジョエル・ロビュションやシリル・リニャックのもとで腕を磨き、素敵なスイーツを制作。
リーズナブルなのも嬉しいです。

Tarte Citron
ボリス・リュメのレモンパイ

船型のサブレの中に、レモンクリームが絞ってありますが、底にはバジリコの葉を忍ばせてあります。

爽やかさ満載

Millefeuille
ボリス・リュメのミルフィーユ

クリームとパイ生地が層になっているのが定番ですが、筒形のパイ生地の中にクリームをホイップするという独創的なスタイルのミルフィーユ。

トロリとのせたキャラメルが絶妙。

この旅行記へのコメント （6）

• norio2boさん 2020/10/01 09:41:27

  旅行記拝見！

  貴重な情報ありがとうございました。
  
  初めてパリに行った時
  どこででもミルフィーユを試したことがありました。
  ご紹介のヤン・クヴルールは是非試してみたいですね。
  ミルフィーユはバラバラになってしまうので食べるのも難しくて、、、
  手でつかんで食べるのが作り手が考えてくれた設計通りの美味しさを楽しくには良いかと思います。
  
  ラデュレと抹茶を使ったサダハルアオキが印象に残っています。
  
  コロナの対応が終了したら(2023年頃？)パリで2～3週間くらい自炊生活をしてみたいと思っています。
  
  夏の時期はお店が休みになると聞いるので9月にしようかと思っています。
  
  フランスも悩ましい状況と伺っています。
  ご自愛下さい。

  que sera seraさん からの返信 2020/10/01 18:09:53

  Re: 旅行記拝見！

  メッセージありがとうございます！
  
  スイーツ全般が大好きなのですが、ミルフィーユは特に大好物で、いかにお行儀よく食べるか挑戦しながら味わっています。
  アオキさんのミルフィーユは食べたことがないので、ぜひ試してみたいです。
  
  パリでの生活計画、素敵ですね。
  こちらは9月になるとすっかり秋らしくなって、残暑が厳しい日本よりも過ごしやすいので、最適な頃かと思います。おっしゃる通り8月には、観光客相手の店でもない限り閉めてしまうところも多いので。
  
  ただ厄介なのはコロナですよね。
  フランスでは感性拡大が止まらず、パリの日本人学校でも、感染者が出て先週は学校閉鎖になったらしいです。
  街中でマスク着用が義務付けられている以外には、ほぼ普段通りに生活をしていますが、さすがに心穏やかではいられません。
  
  コロナが終息して、皆が自由に旅行できる日が早く来ますように。
  その時まで、どうぞご自愛ください。

  norio2boさん からの返信 2020/10/01 18:40:55

  Re: 旅行記拝見！

  早速のご返事ありがとうございます。
  
  ミルフィーユのレシピ完成には建築の構造力学的なセンスが必要と聞いたことがあります。
  
  縦置きのものが主力ですが
  横置きのミルフィーユを出す店がパリにあった記憶があります。
  
  壊れずに(壊さずに？)素材のパーツの味覚を間違いなく食べるためには食べる方にも構造力学的な設計知識が必要かも知れません。
  ナイフやフォークで木っ端微塵になったミルフィーユは味気ないと思います。
  今のところ手づかみで(むせない程度に)頬張るのが良いかと思っています。
  
  同じものを違った店で食べるのは
  カレーうどんを試したことがあります。小麦粉を使ったネットリ、スープ上のサラサラ、器が浅いお皿状で脇に福神漬けが載っているやつとか
  あと紙のエプロンがついてくる店とか
  ーーーーーーーー
  
  9月のパリには通常は見学出来ない公共の建物が一般公開される土日があると聞きました。側面情報お持ちでしたらご教示お願いします。
  

  que sera seraさん からの返信 2020/10/01 19:19:11

  Re: 旅行記拝見！

  毎年9月に開催されるLes Journees du Patrimoinesのことでは！
  直訳すると「遺産の日」で、普段は一般公開されていない貴重なフランスの宝を拝見することができます。
  官庁、教会、美術館のバックステージなど、公開は多岐にわたります。
  
  毎年、夏前後からプログラム(公開される施設のリスト)が発表されます。
  この機会にまだ学生の頃、早朝から並んで大統領官邸エリゼ宮を見学したことがあります。(シラクさんが大統領の時代！）
  
  今年19日(土)・20日(日)はコロナのため縮小開催でしたが、下記が公式サイトです。ご参照を
  https://journeesdupatrimoine.culture.gouv.fr/
  

  que sera seraさん からの返信 2020/10/01 19:22:59

  Re: 旅行記拝見！

  追伸
  ボリス・リュメの横置きのミルフィーユも美味ですよ！

  norio2boさん からの返信 2020/10/02 17:35:09

  Re: 旅行記拝見！

  EUROPEAN HERITAGE DAYSのご紹介ありがとうございます。
  Instagramがあったのでフォローしておきました。これなら最新情報が入手できそうです。
  
  追伸
  ケーキを美味しく楽しむにはレモンを数滴絞った冷やした水が相応しいと思っています。