貴重な MD-82 フライトを遠東航空で金門島往復

2019/05/24 - 2019/05/24

2019年5月。世界的にも絶滅危惧種になりつつあるマクドネル ダグラス 製のＭＤ－８×シリーズに乗りたくて福島空港発着のチャーター便ツアーで台湾へ。

パックツアーでの台湾訪問だったがフリープランのものにしたので２日目の自由行動日は遠東航空の国内線を利用してＭＤ－８２に搭乗することを計画。出発前に公式ホームページの台湾語と悪戦苦闘し、空席と料金の兼ね合いで金門島往復のチケットをなんとか購入する。本当に予約できたのか不安になりながらも台北・松山空港へ向かった。


福島空港から桃園空港までのMD-83搭乗記はこちらへ。
『貴重な MD-83 に搭乗！福島空港発着・遠東航空チャーター便ツアー（MD-83搭乗記）』
https://4travel.jp/travelogue/11501531


再び遠東航空のチャーター便で台湾旅したかったけど２度と叶わぬ夢となってしまったのは残念だ。


※お断り
遠東航空の国内線 MD-8x シリーズでは出発時のドアクローズから到着時のドアオープンまで電子機器（デジタルカメラ含む）の使用が禁止されていたので、一部画像には国際線で撮影したものをイメージとして使用している。

エリア 金門島(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: 遠東航空 (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝07:00出発の便に乗るにはMRTやバスなどの公共交通機関では間に合わないので台北駅近くのホテルからタクシーで移動する。早朝だと渋滞にはまることもなくスムースに空港へ。

この日の遠東航空の金門行始発は06:50発のFEA6061、その10分後の07:00発のFEA65があり先発は ATR-72（プロペラ機） 、後発はお目当ての MD-82 だったのでFEA65を予約。ちなみに MD-82 の方が後から出発して金門島には先に到着する。

台北松山空港 (TSA) 空港

遠東航空ではWEBチェックインや自動チェックイン機が無いのでカウンターで搭乗手続きが必要だ。

06:50発と07:00発の2便分の搭乗手続きをしているので行列が出来ていた。

台北松山空港 (TSA) 空港

受託手荷物は搭乗手続き後、別な場所で預け入れる。

こちらはチェックインカウンターに飾ってあったCAさんのパネル。制服が可愛らしい。

台北松山空港 (TSA) 空港

搭乗手続きを経て無事に搭乗券が手元に。クレジットカードで決済していたがクレジットカードを見せる必要はなく、パスポートを提示して搭乗手続きを行った。

ちなみにWEB予約時やカウンターでの搭乗手続き時などでも座席の指定はできなかった。なのでどこに座るかは運次第。MD-8xシリーズだと空席が多ければ前方に指定されることが多い。

セキュリティーゲートを抜けて搭乗待合室へ。エプロンが見渡せるようになっていて、これから搭乗する機体が見える。機体番号は B-28011 だ。

出発時刻の20分ほど前に搭乗開始。ゲートではチケットの左側が回収され、大きい方の右側が手元に残る。

MD-82の機内へ。MD-83と同じく座席は2-3の配列（左側２席、右側３席）になっている。この便は搭乗率が高くほぼ満席に近い感じだった。

座席は主翼前縁に近いような位置。窓はご覧の通り傷が酷い状態で、外の景色も曇って見える。

上空では写真は撮れないから（デジタル機器の使用禁止）....ま、いいか。

乗客が全員着席したところで客室乗務員が最終のチェックをする。
ドアが閉まったのでデジタルカメラの電源はoffに。

フライトは順調。ただ雲が多くて眼下の景色は楽しめず、ときおり雲の間から海がちらほらと見えるような感じだった。

※こちらの写真は福島空港発着チャーター便にて撮影したものでイメージです。

タイムテーブル上では1時間丁度のフライトながら、機内サービスが行われた。飲み物とスナック菓子が提供される。

温かいコーヒーをスナック菓子とともにいただく。スナック菓子は国際線で提供されているものと同じだ。

※こちらの写真は福島空港発着チャーター便にて撮影したものでイメージです。

ほぼ定刻で金門空港に到着。限りなく中国に近い台湾にあっという間に着いてしまった。ジェット機はボーディングブリッジのあるスポットへ。

金門空港 空港

降機するまでのわずかな時間で撮影。
古い機体だけあってくたびれているところが多い。

シートの肘掛け部分の先端にある灰皿。
今となっては珍しいが、もちろん機内は禁煙だ。

いよいよ降機。このあと急ぎの予定は特にないので慌てず、慌てず。

乗ってきた MD-82 を眺める。あと何回搭乗できるか....。

金門空港 空港

初めて降り立つ空港はいつもながらワクワクしてくる。

こちらは到着便の情報ボード。乗ってきたFEA65は定刻より4分遅れての到着。そして10分前に出発したFEA6061を途中で抜いてきたようだ。

金門空港 空港

金門島から船で厦門へ向かう人はこのカウンターで手続きを。各航空会社が小三通というチケットを販売していて金門島までの航空券＋送迎バス＋厦門へのフェリーがセットされいる。

次に金門島に来たら厦門まで足を延ばしてみたい。

金門空港 空港

こちらは機内販売で手に入れた遠東航空グッズ。いまとなっては貴重なものになってしまった。

早朝から行動していたので朝食はまだ。ということで空港内にあったコンビニエンスストアで海苔巻を購入。美味しいうえに意外とボリュームがあって、この１つでお腹いっぱいに。

腹ごしらえを終えた後、空港内の案内所へ行ってレンタサイクルについて尋ねてみたら....いまはやっていないと。事前に調べていた情報にはレンタサイクルがあったので、これを借りて空港周辺を走って航空機の撮影をと考えていたけど見事に撃沈。

金門空港 空港

航空機撮影は空港外周からを諦めて空港ターミナルの大きな窓から撮影で我慢する。ただしガラス面にはブルーのフィルムが貼られていてホワイトバランスの調整が必須だ。

金門空港 空港

空港から出て空港を見渡せる丘を目指して行った尚義環保公園。残念ながらこの日の離着陸では撮影に使えず。

でも、ちょっとした息抜きの散歩で楽しめた。

尚義環保公園　（金門風獅爺環保公園） 広場・公園

帰りはFEA66で台北・松山空港へ戻る。
定刻で出発できるようだ。

金門空港 空港

有人カウンターで搭乗手続きをして搭乗券を発券。往路と同じようにパスポートを提示して搭乗手続きをする。

FEA66は11番搭乗口より。金門空港ではジェット機はボーディングブリッジのある搭乗口、プロペラ機は専用の搭乗口からと分けているようだ。

金門空港 空港

帰りのMD-82は....行きと同じ B-28011 だった。できれば違う機体にも乗ってみたかったな。

向こうには到着したばかりの MD-82 の姿が見える。

金門空港 空港

ボーディングブリッジを渡って搭乗。

金門空港 空港

搭乗寸前に見える機体。リアエンジンの特徴的な姿が見える。

金門空港 空港

入口ドア横には MD-82 と マクドネル ダグラス のロゴが印字されていた。

ドアの部分にあるこの機体の銘板。1991年製とわかる。30年近く活躍している古い機体で、いまも現役でいる貴重な機体でもある。

こちらもほぼ満席に近い状態。金門島路線は人気が高いようだ。

隣には 立榮航空（UNI AIR）の ATR-72 が見える。

そしてドアクローズで電子機器の使用ができなくなり、台北・松山空港まで写真はお預け。

金門空港 空港

台北・松山空港に到着。あっという間の空の旅。

台北松山空港 (TSA) 空港

降機するわずかの時間で写真撮影。
また MD-8x で台湾国内線を飛びたいな....と思いつつ、名残惜しみながら降機した。

台北松山空港 (TSA) 空港

空港を後にして昼食をとるために徒歩で移動。

友人が勧めてくれた魯肉飯の美味しいお店で昼食を。
魯肉飯はもとよりタケノコのスープが美味しくてオカワリしてしまった。

食後は濱江市場へ移動して屋上からヒコーキウォッチングを。

羽田に戻るJALの777を始め、いろいろな航空会社、航空機を眺める。

濱江市場 市場

もちろん遠東航空の MD-82 / MD-83 の姿も。

濱江市場 市場

ヒコーキウォッチングの後は再び徒歩移動で町並み探索。

歩いた先のゴールはサニーヒルズ。こちらで温かいお茶と美味しいパイナップルケーキをいただく。歩いて汗だくになったとき、こちらの温かいお茶が身に染みた。

これでパックツアー・自由行動日に自分たちで計画した金門島往復した行程も無事に完了。この後は路線バスに乗って台北駅へ戻り宿へ。

充実な１日だったけど、これで２度と遠東航空に乗れなくなってしまったのは残念だ。なので微妙なタイミングで計画を立てて搭乗できたのは幸運だったのかもしれない。

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