2018/06/28 - 2018/06/28
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chieko2014さん
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この旅行記のスケジュール
2018/06/28
この旅行記スケジュールを元に
オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)へ行くのにお誂え向きと言っていいのか、六月末だというのに涙雨の降る寒い日でした。
クラクフからは一時間半位。アウシュヴィッツへ行くために訪れた街だったクラクフですがもっともっとのんびりしたかったな・・
その目的地であるオシフィエンチム(アウシュヴィッツ)は、第二次世界大戦中のドイツナチス政権が推進した人種差別的な抑圧政策により、史上最大級の犠牲者を生んだ強制収容所です。
アウシュビッツとは第1~3まであった収容所の施設群の総称を指し、ドイツ語読み。
人類史上最大級のホロコーストが起きた場所です。オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)だけでは収容所が足らず、ブジェジンカ(ビルケナウ)を作ります。
ここでは、ユダヤ人の迫害の為だけでなく、28の民族、共産主義者や反ナチス活動家、心身障害者等々、150万人以上の人が殺害されたとか・・
今まで訪れた地、プラハの近くにあったテレジーンでも多くのユダヤ人が殺戮されました。他のゲットーなどの犠牲者を合わせたらどれだけの尊い命が奪われたのでしょうか・・
例えがよろしくない(/ω\)けど、群馬県民193万人にほぼ相当する大量虐殺が行われたんです。
とにかく、行ってこそ分る、人を人だと思わぬ所業が多く行われ、目を覆い耳を塞ぎたくなるような事だらけ・・その事実を重く受け止めて忘れてはならないと思っています。
そんな真摯な心持ちと共に忘れられないのよ 「な・め・く・じ~~!」
ビルケナウ収容所から、オシフィエンチム駅まで歩きました。
夥しい数のナメックが行く先を阻んで先に進めない!それも、日本で見かけるナメックとサイズが違い、小型犬のオトシモノ位のサイズです。
アウシュヴィッツ、ビルケナウ、ナメック、どれもが恐ろしくて忘れられません、パチリ!もどれもが恐ろしくて殆どありません。そんな感じの旅記です。
ゆるくご覧いただけると幸いです。でも、少しだけ心に留め置いて下さると嬉しいかも。。。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
朝早く、ツレにたたき起こされる。昨日のスピリッツ効果でボーとしてた。
薄暗く雨の降る中、クラクフのバスステーションまで来ました。
只今6時02分。15分程前からウロウロしています。
バスは6時20分発。常に余裕を持って当たる、これツレの信条ですから^^ -
オシフィエンチムまでは一時間半ほどです。
雨が結構降っていて寒い日です。 -
オシフィエンチム行き。バスはほぼ満席状態。
-
バスはアウシュヴィッツの近くまで行きます。
雨はまだ、降っていました。 -
青空だったら感じる雰囲気も違ったものだったかもしれませんが、空気も重苦しくどんより・・
-
アウシュビッツの入り口。
-
ここで日本から予約してあった入場券を貰います。(無料・・)
券にはフルネーム記載。入場時間が入れてあります。 -
ガイドツアーでなく、個人で回ることにしたのでガイドブックを購入。
私のパチリ!では上手く撮れていない「ARBEIT MACHT FREI 」のBの文字。
Bの文字が反転しています。これを作った収容者のせめてもの抵抗の現れだって。 -
「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)」の標語。実際には10人に1人も生還できなかったのだとか。Bは写せてない。
ところで、入場地点で一悶着。入場ゲートでパチリ!をしたツレに警備員が駆け寄り、「データーを削除しろ!」な感じで詰め寄られる。
ここで、パチリ!は1枚減りました。
博物館を兼ねた収容所内の撮影禁止は限られた場所のみ。
私は、見て泣いてばかりでパチリ!が出来ませんでした・・ -
アウシュヴィッツの周囲には鉄線が巡らされており、約220ボルトの電流が流されていたんだって・・
収容所の過酷な生活に耐え切れなくなった者は、脱走を防ぐための高圧電線を張り巡らされた鉄条網へ身を投じ、自殺したそうです。 -
あんまり語りたくないのですが、忘れられない事、少しだけ言わせてください。
アウシュヴィッツ強制収容所に来ると、まずは選別が待ち受けていました。
労働力とみなされない妊婦、女性、病人、障害者、老人、身長120cm以下の子供等は右、それ以外は左へと、選別はいとも簡単に行われたそうです。
イマドキの言い方だと「ツカエナイ奴」と「優秀な人間」と「だめな人間」「じゃまなやつ」とを勝手に分けて命の選別をしたんです。
イマドキだって、そんな考え方していませんか? -
アウシュヴィッツはメンタル弱い時に行ってはなりません。
当時のままの状態をそのままに曝してあります。残酷過ぎます・・
右へ行くよう指示された者は「消毒のためシャワーを浴びる」という名目で、プライバシー保護なく裸にされて狭いガス室へ押し込まれて「チクロンB」を投入されます。
ガス室も「チクロンB」の空き缶もそのままに展示してありました。 -
左側で、例えガス室行きを免れたとしても、その後に待ち受けているのは限界を超えた強制労働です。
線路を敷く、下水溝を作る、道路を作るといった重労働で食事は僅かなもの・・腐った野菜のスープ。少しのパンかじゃが芋など。
食事と言えるだろうか。ろくに与えられず苛酷な労働で直ぐに死亡する人ばかりだったと思います。
その、亡くなった人々の写真がありました。
まるで、即身仏のような姿で頬がこそげ、あばら骨が浮き出し、下肢は骨ばかり。そして、尊厳などなく荷物のように積み重ねてあるんです・・
思い出して泣きます( ;∀;) -
被収容者棟以外にも、色々な見学が出来ました。
まず印象深かったのは、収容者からはく脱した生活用品。鍋釜、薬缶等々・・ユダヤ人をここに集めるために、親戚や知人に楽園があるとうその手紙を書かせて呼び寄せた。
偽の土地権利証書まで付けて。
騙されたユダヤ人が愛用の道具などを持ち込んだのでしょうか。
目を背けたくなったのは、他にもたくさんあります。
義足や義手、杖などの山。靴の山。子供用の靴や未だ色褪せない赤い靴・・
トランクやバックの山。眼鏡の山。
そして、髪の毛の山。もう75年近くも経つのに綺麗なカールのかかったものを累々とした中から見ました。また、思い出した・・(´;ω;`)ウゥゥ -
「死の壁」と言われる一角。主に抵抗組織の人間などが銃殺された所。置かれた花束が悲しいなぁ・・・
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整然と被収容者棟が並んでいます。建物は再現されているものもありますが、当時もほぼこのような風景だったそうです。
ここでも当時の劣悪な環境を見せつけられます。
寝る場所はたこ部屋状態、トイレはドアどころか壁もない便器だけが並んでいる部屋。回数だって決められていたそうです。
立つのがやっとの牢。鞭打ち部屋・・もっと酷い部屋もありました。
もっと残酷で辛いことは、亡くなった方達の壁に飾られてあるポートレート。説明はカットさせていただきます。辛くて書けません・・
ポプラ並木が綺麗なのが、尚更哀れを誘う・・ -
更に怖いのは、被収容者(この云い方は嫌いですよ~!)がお互いを監視しあったりすることで「優秀な人間」と「だめな人間」の構図が出来たこと。
同士なのにどうして~ -
更に更に、もっと怖いです。
この殺戮行為の責任者の住まいはこの敷地内にあるんです・・
普通に幼子を持ち愛する者と暮らす。選別行為担当者にどうしてそんなこと出来たのでしょうか。
「仕事なんだ」とツレがサラリと言います。 -
この収容所が使われていたのは1940~1945年の間。
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150万人のうち、生き残ったのはたったの5万人だけだったそうです。
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あぁぁ、暗い。
ビルケナウへ無料バスで移動します。 -
ビルケナウ(第2アウシュヴィッツ)
53万坪の土地に300棟以上の被収容者棟があった第二収容所。貨車が通る線路。
ビルケナウ収容所はアウシュビッツ収容所が手狭になったため、つくられました。ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡
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この線路はヨーロッパ中から繋がっていたそうです。
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こんな家畜運搬車でぎゅうぎゅう詰めでたどり着いた先には・・
(この移送中でも多くの人が亡くなったそうです。) -
あの選別が待っています・・
選別では、25%は労働へ、残りの75%はそのままシャワー室と呼ばれたガス室に直行し、殺されました。
死の門と多くの運搬車両が写されています。 -
見張り台。
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荒涼としたこの地、連れられて来た人はどんな心持ちだったのでしょうか・・
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「死の門と引き込み線」
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得体の知れない奴になっている私、私ですよ~!
なんか寄付とは思えないパチリ!ですが、寄付してますから! -
死の門・・
ビルケナウとお別れします。 -
ビルケナウからオシフィエンチム駅まで歩きました。
そして、思い出したくもない蛞蝓との出会い・・
?壓殖期だったのかしら?ウインナーソーセージサイズのなめくじが折り重なっています。それにたどり着くためか、そこら中になめくじがウロウロ・・思いだすと吐きそう。 -
這う這うの体で着いたオシフィエンチム駅。
オシフィエンチム駅 駅
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ここでも受難が待っています。クラクフまでの電車がありません。乗り継いで行けるらしいのですが、詳細が不明。
取り敢えず乗る電車の確認して・・ -
時間があったのでオシフィエンチム駅から少し歩いて、エネルギーチャージ。
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このお店もスポーツバー。お店の名前もズバリ!スポーツバー(笑)
ここで、昨日の二の舞い、絡まれます。何せ、ワールドカップで対戦相手の日本人ですからね。 -
今日はすごすごと引き下がります。
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再び、オシフィエンチム駅。
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クラクフまですごく大変な鉄旅でした・・
オシフィエンチム駅 駅
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車内ガラガラ・・
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ドボルツォバ駅。ここで乗り換えだって。
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Rondo Grzegorzeckie駅。ここでも乗り換え。
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やっとこクラクフまで近づいたみたい。
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Rondo Grunwaldzkie駅。で、又も乗り継ぎ・・
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Stradom駅。
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クラクフ、どこも素敵な街。
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お腹ペコペコでたどり着いたレストラン。「Bazylia」さん、。
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ポーランドのビール、Warkaヴァルカ。
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外れる事ないスープ!
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ピエロギ、頂きました。
アウシュヴィッツへ行った後の食事は何とも言えません・・
アウシュヴィッツで満足な食事も与えられず解放された人の中には一気に食べて亡くなった人もいたそうです。 -
「Bazylia」こんな路地にありました。スープは本当に美味しかったです。団体様も受け入れているお店で、私がおトイレをお借りする頃には高校生くらいの団体で大賑わい^^
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又、トラムで移動。パチリ!の時系列です。これがどこの路線か説明出来ません。
すみません。<m(__)m>
アルコールのせいと、記憶の忘却のせいです・・ -
クラクフまでは無事たどり着いたようです。
明日はワルシャワ移動です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ネコパンチさん 2020/06/24 11:01:44
- 涙雨のアウシュビッツ
- c-2さん、おこんにちは~
避けては通れない人類の負の歴史。
現地へ足を踏み入れるのは言うまでもなく
旅行記にするのも辛く苦しい作業だったと思います。
c-2さんの旅行記で初めて知ったことも多かったです。
購入した日本語ガイドブックを参考にしたのですか?
下の写真の線路に宿る光の美しさが哀し過ぎて。
線路の先に待ち受けることを思うと…(号泣)
写真枚数はこのくらいがちょうど良かったと思います。
ここまで重苦しい写真を(場所柄と天気のことよ^_−☆)
何十枚も延々と見せられたら、脱落するもの。
ソーセージサイズのナメクジも恐ろし過ぎる…
最後はいつものようにビールが登場して
ホッとしました(*^^*)
執筆お疲れ様でした!
ネコパンチ
- chieko2014さん からの返信 2020/06/24 21:32:09
- Re: 涙雨のアウシュビッツ
- ネコちゃん!おこんばんは~♪
訪問も嬉しいけどコメントまでありがとう~♪
旅記を書くのはしんどかったわよ。第二次世界大戦では日本兵も大勢亡くなったけどそれも、殆どが餓死だったと記憶していてその事実を目の当たりにしたら、暗闇の中に這入ってしまったよ・・
太平洋戦争の犠牲者の死を見詰めるのは苦しかったけど、アウシュヴィッツはホロコーストだから無残さはもっとだと思います。ユダヤ人だというだけで、殺されるなんて残酷過ぎる・・
お国の為に死んだ事だって悲劇ですよね。
つい、群馬県人口でお茶を濁す私はやな奴だなあと思います(>_<)
私もアウシュヴィッツへ行って知った事がたくさんありました。子供たちの無垢な笑顔や、人体実験の事など・・
辛いことだらけだけど、その中で監視しあいながらも助け合う人も多くいた事などを知りました。
写真は撮れなかったのが事実。ツレは入口の改札機を撮っただけ、監視の人に囲まれて一瞬何されるんだろうとビビりました^^)
中は真実を広めて欲しいのか、割とフリーだったんですが、重すぎて写せなくてね(#^^#)
ナメクジなんて、あ~~~~!思い出したくもない。車道にも大量にいて車が通るたびにヘンなものが飛んでこないかと大騒ぎ。
はい、最後は美味しいしお安くお食事できました。サッカーワールドカップ中だったから、何だか言葉は通じないけど楽しかったよ。
ネコちゃん、ありがとうね。またです。 C-2
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- pedaruさん 2020/06/22 05:45:22
- アウシュビッツ
- chieko2014さん おはようございます。
私の細い足を見ると、アウシュビッツで解放されたユダヤ人のようだと家族はいいます(笑)。
現地に立てば、出るのは涙ばかりで、笑いはないでしょう。人間てこうまでできるのか、できる人間と、できない人間がいる、と聞いたことがあります。
雨模様のアウシュビッツ、どんよりとした空と空気、気分が晴れるわけがありませんが、目を背けてはいけないことです、忘れてしまっては、犠牲者が可哀そすぎます。
何度も乗り換え、個人旅行の大変さでもあり、楽しさでもありますね。
pedaru
- chieko2014さん からの返信 2020/06/22 20:25:23
- RE: アウシュビッツ
- > chieko2014さん おはようございます。
>
> 私の細い足を見ると、アウシュビッツで解放されたユダヤ人のようだと家族はいいます(笑)。
> 現地に立てば、出るのは涙ばかりで、笑いはないでしょう。人間てこうまでできるのか、できる人間と、できない人間がいる、と聞いたことがあります。
>
> 雨模様のアウシュビッツ、どんよりとした空と空気、気分が晴れるわけがありませんが、目を背けてはいけないことです、忘れてしまっては、犠牲者が可哀そすぎます。
>
> 何度も乗り換え、個人旅行の大変さでもあり、楽しさでもありますね。
>
> pedaru
pedaruさん、ガリガリ君でしたか?出来る事なら私のお肉を分けて差し上げたいわ。
> 現地に立てば、出るのは涙ばかりで、笑いはないでしょう。人間てこうまでできるのか、できる人間と、できない人間がいる、と聞いたことがあります。
行く前から、行きたくない所でした。だって、想像つくでしょ?ポートレートは残酷ですよ。アウシュヴィッツへ連れてこられた日と亡くなった日が刻まれていました。同日なんて方もおります。
ポートレートはあっただけましなんです。多くの人はフィルムが切れて記録さえないんです。
アウシュヴィッツへ着くまでユダヤ人が迫害された場所を多く見ました。
同じ人間なのに、ユダヤ人とアーリア人だから差別する。島国日本では何にも考えることなく、生きてきた私はその惨さに啞然としました。
でも、今はそんな負の遺産さえ、観光材料なんですから平和っていいですね。
そして、オリンピック開催が延びた私の旅記はどうなる?
どうなってもいいのだ!!パチリ!を見れば思い起こすこと多々あります。のんびりと完結致しますので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
chieko2014
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