島根、山口、広島周遊⑧広島市内

2020/03/20 - 2020/03/21

原爆の被害範囲である、広島駅～平和記念公園の間の原爆遺構を2日に渡ってまわりました（夕方と早朝）

3/27(金)
17:00 ホテル出発 広島電鉄で原爆ドームへ
18:00～19:00 平和記念公園周辺を散策
20:00 広島駅周辺で広島焼
3/28(土)
7:00 ホテル出発 徒歩で平和記念公園へ
8:15 平和記念公園で鐘の音を聞く
8:30 広島城
9:20 広島駅
12:00 東京駅にむけて 新幹線（のぞみ）乗車

エリア 広島市(広島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

広島駅前大橋から見た広島駅方面。
さすがに中国地方随一の都市だけあって都会です。

アパホテル広島駅前大橋。
部屋は狭いですが、清潔、機能的。大浴場もあるし。チェックインチェックアウトは機械対応なのでスムーズで分かり易い。
一番感動したのは、シーツは毎日交換しないけど、タオルは交換してくるって選択ができること。エコの観点で毎日交換しないホテルが世界的に増えてますが、シーツ＆タオルを両方合わせて交換or交換しないの選択しか経験していなかった。
メモ書きで「タオルだけ交換お願い」としたりしていたけど、ちょっと面倒くさかったので、最初から選択枝に入っているのが嬉しかったです。

広島電鉄に乗車して、原爆ドームに向かいます。広島電鉄は9路線もあります。広島駅から乗車する場合、複数路線がある上に、乗車と降車が別の場所。
迷っていた私の前に、原爆ドームに停車する2番の車両が。ワーイと思ってその列車を追っていき、駅員さんに「これ、原爆ドームに行きますよね」と嬉しそうに聞いたら、「ここは降車場なので、乗車は別のあちらの方です」と。急いで、駅員さんが指した方向に走っていったら優しい駅員さんが「お客様～」って追いかけてきて、乗車場所まで連れていってくれました。感謝です。でも、迷惑かけて申し訳なかったです。

まず、爆心地である島内科医院へ。投下当時も島病院でした。もちろん病院にいた人は全員即死。病院長はたまたま往診で不在で助かったみたいですが。
広島市内の原爆遺構は全てプレートがありますので、分かりやすいです。

爆心地に一番近い元安橋。
原爆の目標になった相生橋が有名ですが、こちらの橋の方が爆心地に近い。

現在の元安橋。
こちらを渡って平和記念公園内に入ります。

まず、原爆死没者慰霊碑で祈りをささげます。
「安らかにに眠ってください。過ちは繰り返しませんから。」の碑文と同じ言葉で祈りました。
式典でテレビに映ることが多い場所ですが、碑自体も、碑の前の広場も意外に小さく感じました。

平和記念資料館。
コロナ感染拡大により閉館です。残念ですが、長崎の資料館に２回行っているので、原爆の恐ろしさは知っているので、まぁ仕方ないかな。
・・と思いつつ、原爆資料館に行った日の夜は怖くて一人では眠れなくなるので、少しホッとしてしまいました。広島に来て、平和記念資料館を訪れないってのは許されないと思うけど、閉館だったら仕方ないよね・・・と。ごめんなさい。

平和記念資料館内の時計

祈りの泉
水を求めて亡くなった原爆犠牲者への慰霊のために、噴水なんですね。

被爆アオギリ２世
平和記念資料館から、原爆ドーム方向に少し歩いた所にあります。
原爆投下で焦土となった広島爆心地に緑の植物は、もの凄い希望になったのではないかと思います。

有名な建築家 イサム・ノグチがデザインした西平和大橋。
西側のデザインコンセプトは以下です。
日が沈む西側は＜別離＞を意味する「Shinu(To Die)」（死ぬ）

東側にある、平和大橋。
東側のコンセプトは以下です。
日が昇る東側は＜昇る太陽＞を象徴する「Ikiru(To Live)」（生きる）

平和大通りの横にある、平和の門。
１０個の門と礎石には、49言語で平和の文字が刻まれているらしいです。

原爆ドームまで戻ります。
原爆投下前の姿がプレートになっています。
なんか、想像と違った。現在は3階部分は完全に無くなっています。このため、２階建で、ドームが高くそびえる建物を想像していました。

ライトアップされた原爆ドームと桜。
キレイですが、こんな写真を撮影してよいのか少し悩みました。

広島駅に戻り、広島焼を食べるために「駅前ひろば」という広島焼の店が集まっているビルへ向かいます。

電光石火 という店がネットで評判良かったので入店。
この店のみ行列が出来ており、10分ぐらい入店待ちしました。
まず、広島菜とビールで乾杯。

チーズ入りの広島焼。

今回は、王道の焼きそばではなく、大好きなウドンを選択。
ウドン自体に出汁が効いていて激ウマでした。

翌朝、広島駅から歩いて平和記念公園を目指します。
爆心地から２kmの広島駅が、死者が発生する境界地です。
まず、八丁堀でプレート発見。
空襲を警戒した建物疎開のために沢山の学生が屋外で作業していた場所。屋外で作業していたために、若い学生が沢山亡くなった場所です。爆心地から１ｋｍなら屋内とかブロック塀とかがあれば、生存できたでしょうに。。。。

八丁堀のプレートは、池のようなモニュメントに掲げられています。
やはり水を求めてなくなった被爆者のために、水を使ったモニュメントが多いですね。

福屋八丁堀店。
爆心地からの距離は710ｍにある被爆建物です。

日本銀行広島支店。
爆心地からの距離は380ｍにある被爆建物。３階は窓を開けていたので被害が大きかったのですが、１階と２階は開店前で窓を閉めていたために、かなりの生存者が。
翌日には銀行業務を開始したというから驚きです。

爆心地からの距離は170ｍのレストハウス？となっていたが・・・・
修復中で幕が張られて見えませんでした。
ここの地下にいたかたが、爆心地から一番近い生存者なので、関心があったのですが。

平和の灯

原爆の子の像

平和の鐘
９：００からしか鐘を突くことができません
鐘に近寄ることもできません。少し残念でしたが、原爆投下時刻に平和記念公園にいたかったので。

平和の時計塔
原爆投下時刻の8:15に鳴ります。
この鐘がなる時間に黙祷を捧げたくて、早朝から行動を開始しました。

Ｔ字型の相生橋を渡って平和記念公園を出ました。

原爆ドームの周りを１周しました。
ほぼ真上から爆風を受けたためにドームが奇跡的に残ったと言われていますが、やはり爆心地側の方が破壊がヒドイ。
平和記念公園から見ると、少し建物の壁が残っているのですが、爆心地側は殆ど残っていません。

ひしゃげた螺旋階段。

原爆ドームを後にして、広島城に向かいます。
陸軍の大本営があった場所です。

広島城の敷地内にある大本営跡。

原爆投下を最初に知らせた防空壕の跡。
ここから女学生が、「広島が壊滅です」と第一報をした場所です。

広島城の天守閣。原爆投下前まで残っていたのですが、原爆で失われて再建されたもの。
実は広島城の天守閣は市内から（・・・っていうより城内に入っても近寄らないと）見えない様になっています。

天守閣の前が桜並木になっており、やっと満開の桜に出会えました。

広島駅に戻ります。
広島駅も被害があったのでプレートがあります。

東京に戻るために、コロナ感染でガラガラの新幹線に乗車。
広島名物のアナゴ飯と宮島ビールで昼食。

一番有名なアナゴ飯は売り切れで買えなかったですが、これも美味しかったです。

ローカル列車にばかり乗っていたので、新幹線のスピードになかなか目が慣れませんでした。周りの景色がどんどん変わっていくので、ゆっくり見れない・・・・

初めての中国地方。大阪到着したぐらいから、少し戻ってきた感じがして、豊橋すぎたあたりで見慣れた風景が広がり、４時間で東京に到着。

国内一人旅は初めてでしたが、けっこう楽しかったです。海外は３０か国以上一人旅しているのですが、国内は女子一人に「寂しい奴」って厳しい目を向けそうって偏見があって、実施できなかった。でも、この旅で国内も一人旅ができる自信がつきました！！