マスカットより日帰りツアーでオアシス都市ニズワへ

2020/01/02 - 2020/01/02

年末年始の休暇で、中東湾岸の2ヶ国（UAEとオマーン）へ行ってきました。
旅程は、往路がシンガポールからJMBの提携航空会社の特典で、エミレーツでドバイへ、そしてドバイからマスカットまでの片道航空券を利用しました。
帰路は、マスカットからシンガポールへの直行便が運行していない為、何処かで中継しなければならず、オマーン航空でモルディブのマレに渡って1泊し、シルクエアーでマレよりシンガポールへ戻るルートにしました。

この旅行記は、マスカットからニズワ方面への日帰り観光編です。（★の部分です）

旅程
12／28 シンガポール発 EK355便
12／29 ドバイ着
12／30 アブダビ日帰りツアー
12／31 ドバイ → マスカット EK864便　
1／1 オールド・マスカット街歩き　
1／2 ニズワ日帰りツアー★
1／4 マスカット → マレ WY383便
1／5 マレ → シンガポール SQ5479便

エリア ニズワ(オマーン)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エミレーツ航空 オマーン航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ツアー参加前日に宿泊しているホテルのコンシェルジェにマスカットからの日帰りツアーを尋ねたところ、パンフレットは置いてなく写真のiPad の画面でフォート巡りツアーか砂漠ツアーを勧めてきました。UAEでも砂漠へ行けなかったので、オマーンでは是非行ってみたかったのですが、ツアー料金が日本円換算で４万円以上掛かるとのことで諦め、近場のフォート巡りツアーに参加する事にし予約しました。

ツアーの主催はWabar Tours で料金はランチ込みでOMR45(約￥13500円)でした。

ツアー参加当日の朝、ホテルの朝食レストラン

シェラトン オマーン ホテル ホテル

今日一日どういう行程なのか分からなかったので、朝食は少なめに、また水分も控えめにしました。

宿泊ホテルのロビーでAM8:30に待ち合わせ。
ツアー参加者は他にもいるようですが、このホテルからは自分だけでした。

シェラトン オマーン ホテル ホテル

車は普通の乗用車でした。
ドライバー兼ガイドのオマーン人は、イギリスに留学（遊学？）していたようで流暢な英語を話します。お喋りが好きな様で、運転中も常に喋っていました。
風貌から30代半ばぐらいかと思いましたが、まだ20代そこそことのこと、ひと回りは歳上に見えました。写真の腕の毛深さから想像つくかも知れませんが、とにかく髭が濃い。
ツアー参加者は、自分以外にイタリア人の親子３名でした。子供はまだ1歳ぐらいです。こちらのイタリア人夫婦は、余り英語が得意ではありませんが一生懸命にドライバーとのお喋りに付き合ってくれていました。

マスカット市内を抜けると道は空いていて順調に走りました。
私が助手席に乗り、イタリア人の家族は後部座席に。

荒漠とした大地を進みます。
ホテルからニズワまでは約170kmの道のりで、往路は途中休憩なしで移動しました。

約2時間程でニズワの町に到着

ニズワは、古くからのオアシス都市で、一時はオマーンの首都だったそうです。

最初にデーツの専門店に寄りました。
種類が豊富で味見し放題ですが、衛生面が心配で購入はしませんでした。

ニズワスークを見学

ニズワ スーク 市場

スーク内のデザート屋さん
ここも味見のみ。

野菜や果実のマーケット
想像してたより多くの種類の野菜、果物がありました。砂漠地帯なので輸入かと思いましたが、自国産とのことでした。

いよいよニズワフォートへ
同じツアー客のイタリア人親子

ニズワ フォート 城・宮殿

フォート入口
ここでOMR5を支払います。

フォートの前庭
17世期の中ごろに12年の歳月を費やし建設されました。

フォートの造り
攻めてくる敵に対し色々な仕掛けがあります。
仕掛けは日本の城と似ています。

砲台口から見えるオアシス都市

円形の城壁の上から
意外に大きな円形でした。直径45mもあります。
一番涼しい季節だったので日向でもそれほど苦になりませんが、灼熱の時期ですとキツイかもしれませんね。この日の最高気温は、30度に届かない位だったと思います。

フォートからの眺望
円形の縁より撮影しました。高さは36mあるそうです。

フォート内部で名前をアラビア文字で書いてくれるサービスがありました。
端正で美しい顔立ちの女性で、顔は隠していませんでした。ただ、他のツアー客が顔をアップで写真を撮っていたら手を止めて、断ってから撮れと、少し怒っていました。

フォートの裏庭では井戸水をこぶ牛を使って汲み上げる様子を再現していました。恐らく観光客向けかと思います。

この作業をずーっと繰り返しフォート内の植物に水を与えていました。

こちらも観光客向けのラクダ

ランチに寄ったレストラン

ランチのオマーン料理
小部屋でツアー客とドライバーで車座になって一緒に食べました。食物は、テーブルではなく絨毯の敷いてある床に置きます。中央に大皿に肉類やビリヤニが盛られ、囲む様にして座り、各自で自分の皿に摂ります。ちょっと食べにくかったです。

昼食後、ジャブリン城へ
入場料はOMR 0.5 でした。

ジャブリン城 城・宮殿

城砦の前庭
ここで一旦解散し、内部の自由見学です。

城砦内部
見学者への案内やサービスは、ニズワフォートと違って皆無です。どうぞ勝手に見学してね、と言った感じで、この差が入場料の価格差（10倍）になっています。

城砦内部

城砦登頂部からの眺望

城砦の周辺は、ナツメヤシのプランテーションに囲まれていました。

ツアーの最後は、見晴らしの良い高台からバハラフォートの見学です。

世界遺産にも登録されているバハラフォートですが、修復工事中とのこで、ドライバーは入場見学をお勧めしませんでした。

バハラァ フォート 史跡・遺跡

バハラのオアシス
この後、マスカットへ戻りました。
帰路は１度、お茶（アラビックコーヒー）の休憩タイムがありました。

夕方前にはマスカットに到着し、ホテルにドロップしてもらいました。ツアー料金は現金でドライバーに渡しました。

ホテルで少し休憩してからマトラの港町へ。

マトラスーク入口
次の旅行記に続きます。