2019/12/28 - 2020/01/09
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Satoshiさん
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3年ぶり3回目のネパール。
今回はランタンエリアの最深部ランシサカルカをめざす1週間のトレッキングです。
〔旅程〕
12/28 羽田→香港、香港→カトマンドゥ(泊)
12/29 トレッキング準備、カトマンドゥ(泊)
12/30 (バス移動)カトマンドゥ→シャブルベシ(泊)
12/31(DAY1)シャブルベシ→ラマホテル(泊)
1/1 (DAY2)ラマホテル→ランタン(泊)
1/2 (DAY3)ランタン→キャンジンゴンパ(泊)
1/3 (DAY4)キャンジンゴンパ→ランシサカルカ(テント泊)
1/4 (DAY5)ランシサカルカ→キャンジンゴンパ(泊)
1/5 (DAY6)キャンジンゴンパ→ラマホテル(泊)
1/6 (DAY7)ラマホテル→シャブルベシ(泊)
1/7 (バス移動)シャブルベシ→カトマンドゥ(泊)
1/8 カトマンドゥ→香港
1/9 香港→成田
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1月2日(木)Day3
今日は、ランタン村(3430m、地図左)からキャンジン村(3830m、右)まで。 -
今回ガイドをしてくれたプルナさん。33歳。
日本語堪能、英語、ドイツ語、マレーシア語もしゃべれる。
日本語はカトマンドゥの日本寺で習ったそうでとても流暢だ。
ネパール人ガイドの語学力にはいつも感心する。
トライリンガルはふつうだもん。
おしゃれでスマート、6000m級の経験も豊富な頼れるガイドだ。 -
8:35 ランタン村を出発。
天気はまずまず。
気温はそれなりに低い(2~3度くらい)。
今日からベースレイヤーをモンベル(スーパーメリノウールMW)、フリースを少し厚めのモンベル(クリマプラス100)に変え、寒さに備える。
歩いていれば、寒さは感じない。 -
Mundu村の近くで指先を切り、血を流しながら歩いている子供に出会う。
「ほらきっちゃった。すげえだろ、おじさん」みたいな感じで患部を見せつけてくる子供。
でも結構、血出てるよ・・・
持っているバンドエイドを巻いてあげた。
病院もドラッグストアもないランタン。
切り傷ならまだしも、大きなけが・病気をすると大変だろうな。
別にお礼を期待していたわけではないが、
お母さんに「終わったの?じゃあこの子にお菓子をあげて。」と言われ、少しずっこけた。ポケットのキャンディをあげると、「背中の子にもね」と。転びそうになった。
うーん。これぐらいのたくましさがないとここでは生きていけないのかもしれない。
せめて写真だけ撮らせてもらおう。気を付けて。 -
キャンジン村に近づくにつれて気温は一段と下がり、先週降ったという雪が目立つようになってきた。
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こちらは、ポーターのディネスさん。
心優しきナイス・ガイだ。
どことなく俳優の田辺誠一さんに似ているような気がするので、心の中でセーイチと呼ぶことにする。
正直、ポーターを雇うことに対しては迷いがあった。
お金を使って自分の荷物を人に運ばせることへの罪悪感みたいな気持ち。
でも、ポータなしでは今回のトレッキングはまず無理だったと思う。
もともと私は荷物が少ないほうではないが、冬季は防寒のためにどうしても重量が嵩んでいく。
私の荷物の総重量は16キロくらいだったが、このうち12キロをセーイチに担いでもらった。このくらいの重量だと自分で担げる人もいると思うけど、私の体力では無理だ。
ひとりのポータ-には、20キロまでの荷物を預けることができる。
今回、私は、シュラフを含むすべての荷物を60リットルのスポーツバッグに詰めて預けた。セーイチはそれを彼のリュックサックに入れて担いでいる。 -
11:20、キャンジン村(3830m)に到着。ランタンから約3時間、イージーだ。
人が住む場所としてはここが最奥となる。
富士山山頂よりも高いところにある村、さすがに冷え込む。 -
ゲストハウスは「Higher Guest House」というところ。
清潔で気持ちのいい宿だった。
荷物を降ろしてから、食堂へ向かう。 -
チャパティ、チキンスープ、ミルクティーの昼食。
食後、「体調が大丈夫なら、キャンジン・リまで行こう。」と言われて行ってみることにした。
キャンジン・リは村の裏手にある眺めの良い小ピーク。
2時間ほどで帰ってこれるという。
小ピークと言っても標高は4400m、傾斜はそんなに緩くはない。
ガイドは、セーイチがすることになった。
プルナさんは明日のランシサカルカ行きの準備のために村に残る。
食料や燃料、テントの調達などいろいろとすることがあるようだ。 -
12:50、キャンジン村出発。
のっけから急こう配の登りで心臓がバクバクする。
高山病が心配な高度だ。
「ビスターリ(ゆっくり)、ビスターリ」とセーイチ。
かなりの角度で高度があがっていく。 -
おお、キャンジン村があんなに小さく。
今立っている場所は、人生初の標高4000mを超えただろうか? -
雲間から時折差し込む太陽の光がなんとも神々しい。
向こうにタルチョ(五色旗)が見える。あのあたりが、めざすピークだろう。 -
14:10、キャンジン・リ(4400m)に到着。
すごい風景だよ。360度、何も遮るものがない。 -
Yubra(6264m)方面を望む。
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ピークをぐるりと囲む5千メートル級の山々、まっすぐ立っていられないほどの強風、強烈な太陽光、いろんな思いを込められて風にはためくタルチョ、なんだか泣けてきたよ。
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キャンジン・リからさらに北へと道が続いている。
写真左上のピークは、地図で確認するとMenchhyamsa Riという名前らしい。
米粒のように見えるトレッカーは先ほど挨拶を交わしたノルウェー人のカップルだろう。
気持ちのよさそうな稜線。歩いてみたいなあ。
写真を撮るのに夢中になり、セーイチをかなり待たせてる
そろそろ戻らねば。 -
15:20、ゲストハウスに帰る。
今日の歩行距離は13.9キロだった。
夕食はモモ。おいしかったな。ああビール飲みたい・・・
ランシサカルカから帰る明後日からは飲んでもいいよと。プルナさん。
待ち遠しいなあ。
食後、血中酸素濃度の測定。
数値は73、ちょっと低いけど、まあ大丈夫でしょうとのこと。 -
暖かいストーブを囲んでプルナさんと話をする。
ネパールで一番のおすすめのトレッキングコースを質問したところ、次のように答えてくれた。
エベレスト方面だ。
カトマンドゥ→ルクラ→パグディン(泊)→ナムチェバザール(2泊)→ドーレ(泊)→マッチェルマ(泊)→ゴーキョー(ゴーキョーピークへの日帰りハイクを入れて2泊)→レンジョラパス(5300m)→ロンデン(泊)→ターメ(泊)→ナムチェ(泊)→ルクラ(泊)→カトマンドゥ
費用:1900USD
ものすごい景色が味わえるらしい。ここランタンとはまあ別格のようだ。
いずれどんなコースか調べてみよう。
明日は、ついに今回の目的地であるランシサカルカへ向かう。
宿泊施設はないため、テントとバーナーを持ってのハイクとなる。
寒い。ダウンジャケットを着こんでシュラフに潜り込む。
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