2019/12/28 - 2020/01/09
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Satoshiさん
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3年ぶり3回目のネパール。
今回はランタンエリアの最深部ランシサカルカをめざす1週間のトレッキングです。
〔旅程〕
12/28 羽田→香港、香港→カトマンドゥ(泊)
12/29 トレッキング準備、カトマンドゥ(泊)
12/30 (バス移動)カトマンドゥ→シャブルベシ(泊)
12/31(DAY1)シャブルベシ→ラマホテル(泊)
1/1 (DAY2)ラマホテル→ランタン(泊)
1/2 (DAY3)ランタン→キャンジンゴンパ(泊)
1/3 (DAY4)キャンジンゴンパ→ランシサカルカ(テント泊)
1/4 (DAY5)ランシサカルカ→キャンジンゴンパ(泊)
1/5 (DAY6)キャンジンゴンパ→ラマホテル(泊)
1/6 (DAY7)ラマホテル→シャブルベシ(泊)
1/7 (バス移動)シャブルベシ→カトマンドゥ(泊)
1/8 カトマンドゥ→香港
1/9 香港→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2019年12月28日(土)
10:05 羽田発香港行 14:15香港着(JAL029)
航空券はJALマイレージで1年も前に手配したもの。
香港発カトマンドゥ行のCathey DragonもJALマイレージで取れる。
ネパールまでの交通費が浮くのは本当にありがたい。 -
香港で4時間のトランジット。斎藤道三の「国盗り物語(司馬遼太郎)」を読んで時間をつぶす。そういえば来年の大河ドラマも道三だったな。予習ということにしておこう。
18:29 香港発 21:17 カトマンドゥ着(Cathey Dragon104)
定刻にネパール、トリブバン空港に到着。
15日間の観光ビザに3500円(邦貨で支払い可)を支払い、空港からプリペイドタクシーで中心街タメルへ(800ネパールルピー=800円)。
ネパールの入国手続きはずいぶんスムースになった。
到着ロビーある入国手続き用の機械は十分な台数があり、情報の入力の仕方も簡単だ。以前のように機械の前に旅行者が行列を作ることもなくなった。 -
12月29日
カトマンドゥのホテルはネットで評判の良い、アンバサダーガーデンホームに。
ホテル予約サイトAgoda経由で2泊9,911円(朝食付き)
朝食はおいしいし、部屋もきれいで文句ないレベル。
しっかり熱いお湯が出ることもここネパールではうれしいこと。
Wi-Fiもとても快適だ。 -
12月29日(日)
この日はまず、旅行代理店(ヒマラヤンアクティビティーズ)でトレッキング費用の支払い。
費用は、全9日間で1,150USドル。
トレッキングに必要な費用はすべて含まれています。
・ガイド
・ポーター(1名)
・宿泊代(ロッジ7泊+テント1泊)
・食事代(休憩中のお茶代を含む)
・トレッキング許可証
・バス・タクシー代
社長さんはカトマンドゥ在住の日本人女性で数か月前から今回のトレッキングについて相談に乗ってもらった。費用だけを考えればもっと抑える方法もあるけど、今回は安心感とか細かいニュアンスの伝わり方とかを取りました。
ランタンの天候や荷物のパッキング、必要な用具のことなどいろいろと情報をもらえて私は価値があったと思います。安心感とコスト、どちらを優先するかは人によるなあ。
ちなみにタメルの街中では、ランタン8日間250USドル(ただし、ポーターなし、食事別)の格安ツアーの案内を見ました(Top of The World Adventure Pvt.Ltd.という会社)。これなら食事を入れても5-600ドルくらい、ポーターを入れても7-800ドルくらいでいけそう。なるべく安く済ませたいなら、現地の代理店に飛び込んでみるのも良いと思います。
手続きの後、トレッキングガイドのプルナさんに私の寝袋(レンタル)を選んでもらう。1日100ルピー×9日で900ルピー(900円)を支払う。安い。
本物かどうかは不明だけど、ノースフェイスの冬山用。
作りはしっかりしていて、トレッキング中、何の問題も起こらなかった。
匂いとか汚れも特になし。かさばる寝袋は現地レンタルで十分ではないかと。
寝袋選びの後、プルナさんといったんお別れ。 -
寝袋を選んだあとは特にやることもない。
あまり興味もないが、時間つぶしにひとりでナラヤンヒティ宮殿へ。
タメルの中心から歩いて10分くらいの場所にある。
王政が廃止される2008年まで王宮として使われていたそうだが、
2001年には王族の殺害事件がここで発生している。
1000ルピーというくそ高い入場料を払って中に入るが、カメラは持ち込めない。入口で兵隊によるボディーチェックを受けるが、あまり気分のいいものではない。そんなに重要な場所なのか?
というわけで中の様子は写真で伝えられないが、数えきれない部屋とうす暗い廊下には歴代の王の肖像画と埃をかぶった野生動物のはく製が所せましと並べられている。
虎、豹、ホッキョクグマ、ワニ・・・どれも大物で貴重なものだったのだろうが、これで威厳とか権力を取り繕おうとしていたのかな。象の足を切り取って、ティーテーブルとして使っていたのはよい趣味ではないなあ。しかも、この王宮、2000年代まで使われていたというのだから驚く。中世だったらともかくね。
出口でまたボディーチェック。盗りたいものなど何もありはしないのに。
インドや中国といった大国を向こうに回しながら、必死に独立を保ってきた王国の残滓というべきか。 -
暇を持て余し「Garden of Dreams」へ。宮殿から歩いて5分程の場所にある。
入園料は400ルピー。
ヨーロッパ貴族の庭園といった風情なので、タメルの喧騒に疲れたら立ち寄ってみるのも良いかもしれない。レストランも併設されている。 -
ここのリスは全然人を怖がらない。
指先のほんの先まで近づいてきて餌をねだる。 -
タメルに歩いて戻り、目についたサンドイッチ屋でランチにする。
ブリトー風のサンドイッチは、チキン、キュウリ、トマト、レタスがたっぷり入っていてなかなかおいしい。220ルピー。
「ビールある?」て聞いたら、店のおじさんが「そこで買ってくるよ」と小走りで出て行った。戻ってきたおじさんからグルカビールを受け取り、500ルピーを支払う。こういうやり取りが面白いなーと思う。日本なら、ないものはないものねえ。 -
さらにこのおじさんはただのサンドイッチ屋の主人ではなかった。
旅行代理店の社長なんだって。「店の3階が、おれのオフィスなんだ。ちょっと寄ってけよ」てなことを言われて、彼についていく。
こういう誘いはリスクゼロではない。
百パー断る旅行者もいるだろうけど、私は自分の感覚で、いけそうなときはいくようにしている。
トラブったら自己責任だけどね。
それはそれとして、社長に使い走りをさせてしまったわけですね。私は。 -
タメルの街が見下ろせるオフィスで色々話をする。小1時間いたかな。
おじさん、いや社長は、最近のカトマンドゥにはびこる拝金主義に大変怒っていらっしゃった。中国資本の勢いが凄まじいらしく、ネパールの役人は彼らにこびへつらい、袖の下でたんまり儲けている! お金なんて生活に必要なだけあればいいんだよ!と。かつてのネパールの良さが年々失われているという。その憤り、昭和世代の私にも少しわかるなあ。
カトマンドゥから少し離れれば、まだ昔のネパールが味わえる場所もあるという。「1泊でどうだい?」と案内される。「ノーバイク、ノーポリューションの良い村」で「自家製の野菜が味わえる」んだって。
うーんちょっと行ってみたい気がする・・・
時間があれば参加したいけど、今回はちょっと難しい。
「またいつでも来なよ」と店先まで送ってもらう。
ごめんね社長。またいつか! -
夕食は、タメルにあるSmall Star Restaurantで。
ハイカラな店名だが、客は100%ネパリーだ。 -
ここでのお目当てはネパールのどぶろく、トンバ(120ルピー=120円)を飲む事。発酵した稗をたっぷり詰め込んだ木の器に自分でお湯を注ぎ、待つことしばし。
稗にしみ込んだアルコールが注いだお湯と混ざり器の底にたまる。それをストローでちびちび飲る。酸味が少しある焼酎のような味でおいしい。
お湯は3回くらいつぎ足すことができる(だんだん味とアルコール度が減っていくけど)ので、お財布に超やさしい。120円で大ジョッキ3杯の焼酎だもんね。 -
酒の肴にはスープモモ(150ルピー)を頼む。これはかなりのおいしさ!
お会計はたったの270ルピー!センベロならぬ270ベロで店を後にする。 -
新年のお祝いのデコレーションだろう。ほろ酔いでタメルをぶらつくと、道路にアートを作っている人たちがいた。
完全手作業で色のついた細かな岩粒をつかって絵や文字を描いている。気が遠くなる作業だなあ。 -
12月30日
朝6時にプルナさんがホテルに迎えに来る。
タクシーで途中ポーターのディネスさんを拾って、カトマンドゥ郊外のバスターミナルに向かう。
トレッキングの起点となるシャブルベシ行きのバスは7:32に出発した。
シートのピッチは狭いが、180センチの私でも我慢できないほどではない。
バス前方のテレビではネパールの歌謡ショーが延々と流れる。
男女が歌い踊り、恋に落ちるパターンが相場。大体ハッピーエンドだが、うまくいかずに別れてしまうことも時々ある。
ヒロインは顔の彫りが深いヨーロッパ顔で体型はふくよかと決まっているようだ。髪の毛はサラサラのロングでこれも例外はない。ネパールはいまだ男性社会。型にはまった感じの女優はこれが影響しているのかな。
一方、男優のほうはスティーブン・セガール風のマッチョから東方神起風のヤサメンまでバラエティ豊かだ。 -
10時半に昼食を兼ねた1回目の休憩。
ダルバートをいただく。見た目はいまいちだけどなかなか美味い。 -
カトマンドゥ市街を抜けると道路はずっと未舗装。
日本の林道なんかより状態はずっとひどく、強烈な突き上げにひたすら耐え忍ぶしかない。
車に弱い人は、酔い止め必須。
バス以外には乗り合いジープという手もある。
バスより幾分、所要時間が短くなるが、揺れ具合はバスとほとんど一緒だ。
谷底まで数十メートルはあろうかという道にもほとんどガードレールはない。
しょっちゅうトラックやバスの転落事故があるという。
実際、谷底に転落して腹を見せたバスを帰りに見ることになる! -
14:10 ドゥンチェ。検問所でアーミーのチェックを受ける。パスポートとトレッキング許可証は常に手元に置いておこう。
15:15、トレッキングの起点の街、シャブルベシに到着。カトマンドゥから約7時間半。まあ順調なほうだと思う。他の方のブログを見るとパンクしたり、事故に巻き込まれたりで10時間以上かかるケースも珍しくないみたいだから。 -
Hotel Mallaに宿泊。
Wi-Fiがつかえるのは良かった。家族に無事を伝える。
夕食後、20時ころには就寝。
さあ、いよいよ明日からランタントレッキングだ。
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