2007イタリア・スペイン・モロッコ1人旅④～バルセロナ編～

2007/05/16 - 2007/06/09

①～③のイタリア編に続き、④からスペインに国が変わり、最初はバルセロナ編です。
イタリア編と同じく、情報が古いので、写真は協力少なくしました。

スペインと次の訪問国モロッコは、ホテルを事前に予約せず、到着と同時にホテル探しから始めています。
どんなホテルに宿泊したかが、その町の印象を大きく左右するので、バルセロナは大成功の例です。

特にスペイン編では、文中でいくつか「高い」と表現していますが、それは当時のレートの影響です。
なにせ、1ユーロ＝166円ぐらいだったので、投稿した2020年5月3日のレートの1ユーロ＝118円とは50円ぐらい違うので、差し引いて考えていただければと思います。

【スケジュール】
5/16～5/23：イタリア編
5/24～5/26：バルセロナ（★)
5/27～5/29：マドリード
5/30：コルドバ
5/31：マラガ
6/1～6/9：モロッコ編

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月24日
ローマの外港都市チビタベッキアからフェリーでバルセロナに移動し、定刻の15時着。
バルセロナにだんだん近づくのをデッキから見るのは感動的でした。

遠くからでもビルが目立ち、明らかにイタリアとは別の国に来たと実感しました。

フェリーが到着したのは、ランブラス通りの南端付近。
僕が利用したGRIMALDI FERRIES 社のフェリーも、写真のフェリーと同じぐらいの大きさでした。

イタリアでは、全てのホテルを予約していました。
つまり、フェリーを予約していたため、どの都市に何泊するかのスケジュールもガチガチに決めていたのです。
一方、バルセロナ到着以降は、６月８日にカサブランカから帰国すること以外は全くフリーで、ホテルも予約していませんでした。

ランブラス通りを南端から順に北上し、中級以下のホテルに片っ端から立ち寄っても全く空きがありません。
最後の最後、ランブラス通りの北端まで来てようやく空いていたのが、Pension NOYA でした。
日本式で4Fのワンフロアーにあり、写真の左下に Pension のPマークが見えます。

バス・トイレ共同、朝食なしで１泊25ユーロで、即座に3泊予約しました。
部屋は狭いですが、場所的には最高です。

そんなことよりも、この旅以前、以降も含め、全ての国で宿泊したホテルの中で、最も印象に残っているホテルなのです。
その理由は、おばさんと言っていいオーナーとの交流です。

外出する時、部屋の鍵を入口ドアの横に備え付けてある棚にかける方式でした。
では戻って来た時はどうするかというと、ブザーを押してドアを開けてもらうのですが、必ず数分間、会話をするのです。
しかも、おばさんは英語が全く話せず、スペイン語で話しかけられるのですが、こっちが理解できていないことは気にせず、かといって一方的にまくしたてるという風でもなく、とてもやさしい口調なのです。

3泊したので、相当会話しました。
その都度、僕は I went to ～ というように、一生懸命たどたどしい英語で答えていたのですが、今思うと、どうせ通じていないなら、日本語で答えた方が会話のテンポは良かったなと思っています。

こんな一等地の場所で、格安の値段を提供しているので、きっと宿泊者との交流を楽しみに、ホテル経営しているのでしょう。
僕はそんなに夜遅く、外出から戻ることはありませんでしたが、24h何時にブザーを押されても応対すると言っていました。

最後に、おばさんは、ちょっとサッチャー元イギリス首相に似ていました。

この日の外出は、サン・ジョセップ市場だけ。
イタリアで市場に行かなかったこともあり、ヨーロッパの活気のある市場はこういうものなんだなと感動しました。

少しでも早く、新型コロナが収束し、ランブラス通りに活気が戻るよう、この写真を表紙に選びました。

フェリーで書いていた長い手紙は、イタリア土産のテーブルクロス、カルフールで買ったお菓子、もう不要となった地球の歩き方イタリア編と一緒に、翌朝、郵便局に持ち込み、小包にして日本に送付しました。
39.64ユーロ。

5月25日
7時にホテルを出て、開いていたバルで朝食のチュロス。
一度で十分と思ったので、これ以降は食べていません。

基本的に、訪れたい順に回るので、ガウディ建築よりもカンプ・ノウ･スタジアムが先に。
この日は午前がチーム練習のため、スタジアム・ツアーは13時からで、待っている間にスタジアムを一周しました。

スタジアム・ツアーはこの当時、11ユーロでした。

現在はシートに Rakuten のロゴが入っているので、ある意味貴重です。

メッシのデビューは2004年なので、2007年時点でも主力になりつつありました。
しかし、当時の最大のスターは何と言ってもこの人、ロナウジーニョ。
この写真はミュージアムにまだあるでしょうか？

もっと古い、マラドーナやロマーリオなど、クラブの歴史を作った選手たちの写真は、きっと今もあるでしょう。

グエル公園は、皆さんがたくさん紹介されているので、1枚だけにします。

初のバルでの夕食。
ツーリスト・インフォメーションで10％割引券をもらった TAPAS BAR という、ありふれた名前でした。
タパスが並ぶカウンターに座ろうとしたら、テーブルに案内されてちょっと不満。

1杯目はビールで、2杯目に白ワインを頼むと、テーブルで新品のボトルの栓を抜いてくれてちよっと満足。
チキン手羽先、チーズとトマトのサラダ、ビール、白ワインで13.84ユーロ。
10％割引されても、ちょっと高い。

5月26日
さて、サグラダ・ファミリア教会は、皆さんの感想とは異なります。
それはしょうがないことで、2007年5月当時の内部は、工事現場そのものでした。
教会内に建築資材が置いてあり、入場料8ユーロは高すぎるというのが正直な感想でした。

エレベータは当時もあり、中に乗ってから2ユーロ徴収されました。
そのエレベータも建築中のビルの現場に行くようなもので、ヘルメット着用の必要があるのではと思うほどでした。

不満な気持ちがあったせいか、上からの景色もイタリアほど感動しませんでした。

唯一良かったのが地下のミュージアムで、見所満載なのに、ほとんど見学する人がいないのは、もったいないです。

特に良かったのが昔の写真。
サグラダ･ファミリア教会に関しては、不平不満が多かったですが、たまたま行った時期が悪かっただけで、完成後には訪れたいと思っています。
新型コロナの影響で、完成への影響が極力少なく済むよう、心から願っています。

カサ・バトリョは入場料が高いので、外観だけ。
カサ・ミラも同じくです。

高くても入ろうと決めていたピカソ美術館。
若い頃の作品は、かなりエロチックなものが多い印象でした。

作品とは別ですが、真ん中であなたはこっち、あなたはむこうという風に、交通整理している女性がいて、顔を覚えていて順路を誘導していたなら大したものです。

夕食は、BAR TAPA TAPA で。

バルセロナ全体の印象として、イタリアより日本に近い都会でした。
こういうところは、続けて2つの国を訪れると実感できます。