明治以降の偉人らが眠る護国寺を参拝しました

2019/06/20 - 2019/06/20

護国寺は東京都文京区にある真言宗豊山派の寺で、正式名称は神齢山悉地院大聖護国寺だそうです。
1681年に江戸幕府第五代将軍の徳川綱吉が母の桂昌院の願いを受けて、群馬県高崎の大聖護国寺住持であった亮賢に高田薬園の土地を与え、桂昌院の祈願寺護国寺の建立を命じて誕生した寺院。
江戸幕府の専門のお寺で檀家を持たなかったため、明治維新後は経済的な基盤がなくなり、寺院の経営危機に陥りました。その対処として、寺院の東半分を皇室専用の墓地として土地を供出して苦境を脱しました。さらに一部を帝国陸軍用の墓地としたことで、明治政府とのパイプが太くなり、政府の軍人や要人がここに眠ることが多くなりました。
今でも著名人の葬儀がここで営まれることも多く、我々の世代だと、急死したミュージシャンの尾崎豊の葬儀がここで行われたことが記憶に残ります。

エリア 目白(東京)

護国寺前の交差点に到着。1992年に尾崎豊の葬儀がここで行われ護国寺に興味を持った。それから来るのに27年もかかってしまいました。

護国寺 寺・神社・教会

仕事でここら辺に来る機会がまったくなかった訳で、ようやく初めて参拝です。
正面に見えるは仁王門。

仁王門の右側・金剛力士像

左側・金剛力士像

民謡碑

からすの赤ちゃんという歌。誰もがもが知る、カラスなぜなくの♪とは違う歌でした。

いろいろな石碑がありました。

寺院に鳥居がある？

富士山に行きたくても行けない庶民向けの音羽富士塚でした。
体力および時間の節約で上まで登りませんでした。

水盤

階段を上がって本堂へ向かいます。

観音堂（本堂）

観音堂（本堂）

六地蔵

大師堂

針供養塚

大仏も鎮座しておりました。

鐘楼

多宝塔

さっそくお墓巡り開始。
鳥居の向こうにあるのは・・・

早稲田大学創設者であり総理大臣でもあった大隈重信の墓

鳥居の奥にも偉人のお墓がありそう。

明治復古の元勲として活躍した三条実美のお墓。

奥にも鳥居が設置されています。

霊廟、下は納骨室と遺骨を合祀する納骨堂。

薬師堂

南部利恭の墓
南部藩最後の藩主で伯爵。

大倉喜八郎の墓
大成建設や大倉商事などの大倉財閥の創立者で、帝国ホテルや帝国劇場も造りました。

この鳥居からして格が高いぞ。誰の墓だろうか。

陸軍大将で総理大臣にもなった山県有朋の墓でした。

山田顕義の墓
日本大学、国学院大学創立者。

まだまだ著名人が眠っているのですが、事前準備がまったくしていない上、暑いし、時間がなくて、お墓を一巡してここで終わりにします。
まだ眠る著名人としては、大山倍達、団琢磨、ジョサイア・コンドルなどがいますが、またの機会があったら探すことにします。