2017/07/06 - 2017/07/09
35位(同エリア74件中)
実結樹さん
旅行どころか外出もままならない昨今の御時世で、埋もれていた昔の旅行を掘り起こしています。
いま改めて情報をあたってみると、3年も放っておいたので現地の事情も色々変化していました。
先ず、瀬棚の「国民宿舎あわび山荘」は一旦閉館して経営母体が変わり「あわび山荘」に。
2~3泊目の「湯の浜温泉ホテル緑館」は2019年3月で閉館していました。
また、それに伴い奥尻島に向かうハートランドフェリーの「せたな ⇔ 奥尻島航路」も同日をもって廃止されてしまっていたのです。
3年も前の旅なので記憶も定かではなく、行方不明の写真もあり、情報も古いのですが、取り敢えず奥尻島を巡る3泊4日のツアーの記録です。
国内旅行は極力個人で行きたいのですが、交通の便の良くない場所でレンタカーを使わない場合、ツアーは効率よく観光でき有り難い存在です。だけど・・
奥尻島唯一の団体客受け入れのキャパのある「緑館」が閉館になってしまったので “今では幻” の「奥尻島団体ツアー」でした。
前編では奥尻島の観光を終え、フェリーで江差港に上陸するまでの記録です。
【全行程】
初日 2017/7/6(木)
はやぶさ11号 →新函館北斗駅 →館の岬 →せたな・親子熊岩 →貝取澗温泉「国民宿舎あわび山荘」泊
2日目 7/7(金)
立象山展望台 →三本杉岩 →「わっかけ岩」にてイクラ丼 →せたな港からフェリー →奥尻港 →球島山展望台 →「湯の浜温泉ホテル緑館」泊
3日目 7/8(土)
復興の森 →賽の河原公園 →宮津弁天宮 →「叶寿司」で海鮮丼 →鍋釣岩 →うにまる公園 →時空翔 →津波館 →奥尻ワイナリー →北追岬 →同上ホテル連泊
4日目 7/9(日)
奥尻港からフェリー →江差港 →江差散策 →松前散策 →木古内駅:はやぶさ30号
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 船 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
初日 2017/7/6(木)
北海道新幹線はやぶさで「新函館北斗駅」ヘ。
下車後、東洋のグランドキャニオンといわれる「館の岬(たてのさき)」に行きました(何故か写真は紛失)。
その後、瀬棚の「親子熊岩」です。新函館北斗駅 駅
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自然の造形美ですね
親子熊岩 名所・史跡
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その後今夜のお宿「国民宿舎あわび山荘」へ。
2019年10月に一旦宿泊部門は閉館しましたが、経営が変わり、翌月には「国民宿舎」が取れた形で名称変更し、リニューアルオープンされています。国民宿舎 あわび山荘 宿・ホテル
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和室のお部屋でバス・トイレは共用です
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宿名に謳っている「あわび」は夕食のお刺身で出ました。
値段の高いコースだと色々な調理法のあわび料理が数種類出るみたいです。 -
茶色い濁り湯の源泉掛け流しのお風呂が自慢
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小さいながら露天風呂も
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2日目 2017/7/7(金)
9:00「あわび山荘」を発ち、日本海沿いの奇岩を車窓から眺めながら「立象山公園」に向かいます。立象山公園 公園・植物園
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対岸の利尻島を一望できる展望台とのことですが、眺望はこんな感じ
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次は「三本杉岩」です
三本杉岩 自然・景勝地
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せたな町のシンボルで「狩場茂津多道立自然公園」の中にあります。
高さ約30m、根元で繋がっている二本と、一本はやや離れて孤立している景観から男女の三角関係の悲恋みたいだとか・・
夕日も綺麗だそうです。 -
近くのドライブイン「わっかけ岩」でランチです。
本格的石窯もあり、ピザやパスタも有るお店です。わっかけ岩 グルメ・レストラン
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この日のランチはオプションだったので予め数種類のメニューが示され、1,500円のイクラ丼をオーダーしましたが、お店に行ってみるとミニイクラ丼が750円で別注できたんですね。
ツアーのOPランチって得てしてこういうことがあります。 -
14:00 食後「せたな港」からハートランドフェリーの「カランセ奥尻」に乗船です。
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この船はその年の5月に就航したばかりでピッカピカの新造船でした。
でも、その後、2年も経たずして2019年の3月いっぱいで「せたな港」から奥尻島に航く航路は廃止になってしまったんですよね。
観光客にとってより島民の皆さんの不便は如何ばかりか・・ -
基本的に席は雑魚寝や椅子席などでしたが
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少し割増料金を払うと見晴らしのいい上級の席も有ります。
でも、殆どの人は使いませんでしたね。 -
私は船では甲板に出ているのが好きなので海風に吹かれました
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15:10 1時間強の乗船で「奥尻港」到着
奥尻港フェリーターミナル 乗り物
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奥尻島のゆるキャラ「うにまるくん」のお出迎えです
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15:40 標高369.3m「球島山展望台」に行きます。
本当は明日行く予定だったのですが、ドライバーさんのアドバイスで本日の観光になりました。
目を凝らすと遠くに「鍋釣岩」もかすかに見えます。球島山展望台 名所・史跡
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駐車場から展望台まではこの長い階段なので足腰に自信が無く車内で待機している人も居ました
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平成10年5月に造成されたんですね
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16:30 奥尻島で2連泊した「湯の浜温泉ホテル緑館」着。
このホテルは現在閉館してしまっているためにクチコミはできないんですよね。奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館 宿・ホテル
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玄関前にあるギリシャ風のモニュメント
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見晴らしのいい足湯もありました
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部屋は洋室です。
このツアーは3泊もするのに一名一室も同料金なのです。
それなら不倫旅行でもない限り、たとえ3人グループで来ても寝る時は一人一部屋の方がいいと思いませんか? -
温泉岩風呂の向こうには露天風呂もあります
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夕食は食事処「ロイヤルグリーン」で頂きます。
添乗員さんの考えで一人参加者6名は一つのテーブルに纏められてしまいましたが、別々に設定してほしかった・・
他人様と相席で話題が無くてしらけた雰囲気に、
「さっき、大浴場で混んでいるのにカランの蛇口下に私物を置いて場所取りをしている人が居たのよ。空いている時ならまだしも、そんなのってアリだと思う?」と私が言うと、
「それって私よ。昔の銭湯ではみんなそうしていた」と訳の分からないリアクション (~_~;)
気心の知れない人との会話では迂闊な事は言えないなと私、反省しましたヨ。
このホテルでの最大の思い出です。
これを読まれた方、どう思われますか?
異議のある方、コメントしてください。 -
夕食の一部
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鮑の踊り焼きがメインです
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3日目 2017/7/8(土)
今日もいいお天気です。
私の部屋は山向きでしたが、玄関前からの眺望は目の前に海が開けています。 -
朝食バイキング第1弾
8:30 ホテル発 -
8:45 奥尻21世紀の森「復興の森」着。
平成5年の北海道南西沖地震により被災した後、
平成7年に島の復興を祈念しボランティアにより国有林だったこの森を法人の森として契約しました。
その後は林内の整備・運営を行い広く人々に開放しています。 -
案内人さん同行で島が育んだブナの原生林を散策します
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ひっそりと咲いていたギンリョウソウ・・かな?
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樹齢250年のブナの大木にも出会えます。
奥尻島はブナ林のおかげで水に困ることはないそうです。 -
9:40 ”ほっけのかまぶく” のお店「浜のかあさん手作り工房 北の岬さくらばな」に立ち寄ります
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その後、島最北端の「賽の河原公園」に行ったのですが、写真は行方不明・・
賽の河原 自然・景勝地
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10:50 島の北東部の「宮津弁天宮」です。
対岸には北海道本島が見えます。宮津弁天岬 自然・景勝地
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狭くて急な階段を一旦下ってから更に上ります。
全部で164段あるそうです。 -
昔は島の拠点となる「番所」があった場所で、江戸時代末の天保2年(1831年)に島民が大漁祈願の為にお社を建てたのが始まりです
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港近くの ”市街地” にある「叶寿司」でランチです。
店名はこれで「きょう寿司」と読みます。 -
海鮮丼が絶品でした。
小鉢と味噌汁も付きます。
メニューを見ると税別2,300円でした。
「観光客でも手を抜かない」をモットーに営業されているそうです。叶寿司 グルメ・レストラン
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普通のお寿司屋さんなので団体客でも席もバラバラで、私はカウンター席に案内されました。
食後、余った時間で近くのコンビニ「セイコーマート」で今夜のビールを調達。
伊豆大島にはコンビニは一軒も無かったのに奥尻島は凄い! -
次は奥尻島のハイライト「鍋釣岩」に向かいます。
囲炉裏に吊り下げる昔のお鍋の取っ手型ですね。
北海道南西沖地震の際、岩の上の一部が崩落してしまったそうです。鍋釣岩 自然・景勝地
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真横から見たところです。
高さは19.5m。
上に生えているのは「ヒロハヘビノボラズ」と言う木で、あまりにトゲトゲなのでヘビも上れないということで名付けられました。 -
12:40 「うにまる公園」のモニュメント
うにまるモニュメント 名所・史跡
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奥尻島のマスコット「うにまるくん」がモチーフです
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「佐藤義則野球展示室」
「うにまるパークセンター」内に、奥尻町出身の野球選手:佐藤義則氏の偉業を称え平成11年にオープンしました。
無料ですが現在は閉館しているとのことです。 -
13:15 島の南端「徳洋記念緑地公園」内の丘に作られた「時空翔」
時空翔 名所・史跡
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黒御影石で作られた石碑の窪みは、震源地となった南西沖の海に向いています。
「時空翔」は慰霊の碑であると同時に島民が未来の奥尻を想う大切な空間となっています。 -
「奥尻島津波館」では係の方の説明の後、色々な展示を見学しました。
この後、ホテルの直ぐ近くの「奥尻ワイナリー」に行きました(写真なし)。奥尻島津波館 美術館・博物館
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15:00「北追岬」はワイナリーから徒歩で訪れました。
これは岬に八つあるモニュメントのうちの一つ。
全て彫刻家:流政之氏の作品で、ゆっくり見ると1時間ほど掛かるそうです。
好きなだけ見てホテルまで各自歩いて戻ります。北追岬公園 公園・植物園
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3日目の夕食のメインはカレイの煮付け
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4日目 2017/7/9(日)
6:00 フェリーが6:50発なので早朝ホテルを発ちます。
部屋の前にはブドウ畑が広がっています。奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館 宿・ホテル
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往きは「せたな港」から出港しましたが、
奥尻港フェリーターミナル 乗り物
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帰りは「江差港」に向かいます。
2019/3/31に「せたな港」発着航路が廃止になり、この江差港航路のみが存続しています。
所要時間約2時間、
9:00に到着です。
せたな航路の倍の時間が掛かります。江差港フェリーターミナル 乗り物
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「江差追分会館」で解散し、
江差追分会館 美術館・博物館
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江差の町を各自自由散策します
※ 後編に続く
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奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館
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