2017/10/01 - 2017/10/01
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きみぴょんずさん
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長崎の教会群の中でも、観光客があまり行かないところを回ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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長崎市街から伊王島ターミナル行きのバスに乗って約1時間、伊王島に上陸。
写真は2011年に架橋された伊王島大橋です。伊王島大橋 名所・史跡
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伊王島ターミナルに到着。
「伊王島ターミナル」とはいっても、実際は伊王島港の一角にある単なるバス乗り場。
実は伊王島大橋が開通したことで伊王島と九州本土は陸続きになりましたが、伊王島から長崎市街へはバスだと三角形の二辺を大回りするようなルートをとるので約1時間かかるのに対し、長崎市街中心部にある大波止から伊王島までは高速船で約20分。
そのような事情もあり、現在でも伊王島と長崎の間には1日8往復の高速船が運行され続けているのです。 -
まずは島を北へ。
県道をぶらぶら歩いていると、見えてきたのが伊王島小学校と中学校。
校舎を挟んで立派な芝生のグラウンドが広がっています。 -
県道からは長崎市街北部の街並みを遠くに眺めることができます。
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大明寺教会下バス停。
伊王島は平成の大合併で長崎市に編入されるまでは伊王島町という町で、独自に町営バスが運行されていました。
今、町営バスは長崎市のコミュニティバスになっていますが、町営バス時代の名残なのか、バスの待合室はどれもなかなかに立派でした。 -
ここから石段を上がっていってたどり着いたのが大明寺教会。
案内板によると現在の教会は2代目で、初代の建物は明治村に移築されて保存されているという話です。 -
大明寺教会は山の斜面に建っているので、何とも不思議な設計になっていますが、建物自体は旧伊王島町の施設と見まがうような質素な造り。
中に入ろうとしましたが、あろうことか教会の入口にはカギがかかっていて、聖堂どころか建物の内部すら見ることはできませんでした。
無駄足を踏んでガックリしながら退散。 -
旧伊王島町役場。
現在は「伊王島地域センター」という長崎市の施設になっています。
この施設のある場所に、かつては鉱員のための団地が建っていましたが、現在は当時の面影は一切残っていません。 -
「伊王島」というと1つの島のイメージを抱く方もおられると思いますが、実は伊王島と沖ノ島という2つの島から構成されています。
この橋も、一見すると川にかかっている橋のように見えますが、これは伊王島と沖ノ島の間の海峡をまたぐ橋なのです。 -
イチオシ
伊王島にあるもう1つの教会、馬込教会に到着。
階段のイエス像の金文字がなければ、ここが外国の建物だといわれても分からないでしょう。
ちなみに、この教会は「馬込教会」「沖ノ島教会」「聖ミカエル天主堂」など名前が様々で、統一されていません。聖ミカエル天主堂 寺・神社・教会
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教会の入口に鎮座する白亜のマリア像。
青い帯がアクセントになっています。聖ミカエル天主堂 寺・神社・教会
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聖堂内部。
マリア像と意匠を統一して、白い内装にリブ・ヴォールド構造の柱部分を青く塗ってあるところが何とも見事。聖ミカエル天主堂 寺・神社・教会
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馬込教会の全景を埋立地から眺める。
伊王島は戦前から戦後にかけては日鉄鉱業が沖ノ島炭鉱を経営していました。
写真右側の森は、かつて炭鉱関連の施設があった場所だともいわれていますし、この写真を撮影した場所は炭鉱の落盤を防止するための丸太をストックする貯木場だったという話も聞いています。聖ミカエル天主堂 寺・神社・教会
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伊王島からバスで深堀に移動して、こちらの教会を訪問。
この教会は、教会建築の大家・鉄川与助の孫が手がけた建物だそうです。
この教会を訪問したのは、ここが管理している善長谷(ぜんちょうだに)教会訪問のアポイントを取ることが目的でした(大明寺教会のように施錠されていてスカを食らったら目も当てられない)。
そこで、教会の人から施錠されていた場合のカギのありかと開け方を教えてもらい、現地へ向かいます。 -
深堀教会の近くにはタクシー会社の車庫がありました。そこでちょうど出庫待ちのタクシーがいたので、事務所の人にお願いして現地へ。
善長谷教会は県道から分岐した細道を延々と辿っていった一番奥からさらに階段を上っていったところにあります。
ちょっと古びてはいるものの、教会の建物は小ぎれいに整備されています。善長谷教会 寺・神社・教会
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善長谷教会の前庭から見る景色。中央右が高島、左奥が端島(軍艦島)。
鏡のような凪だったこともあって、実に美しい景色が広がっています。善長谷教会 寺・神社・教会
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聖堂にはカギがかかっているかと思っていましたが、カギは開いていて中に入ることができました。
聖堂は思っていたよりも広々とした造りです。善長谷教会 寺・神社・教会
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善長谷教会の由来を記した看板。
ここは1800年代初期から続く、キリシタンの隠れ里なのです。
この地域は長年にわたって公共交通空白域で、21世紀になってようやくコミュニティバスが集落の入口まで来るようになりましたが、今度は集落の高齢化が進み、信仰をどうやって維持していくかが一番の課題になっているそうな。善長谷教会 寺・神社・教会
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教会の裏庭のような場所にはちょっとした広場が設けられ、その奥にはルルドがありました。
五島の井持浦天主堂にも引けを取らない、結構な規模のルルドです。善長谷教会 寺・神社・教会
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おまけはこの日の夜。
長崎新地中華街のすぐ隣の公演では、蛇踊りが披露されていました。湊公園 (長崎市) 公園・植物園
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