マレーシア④　マラッカとクアラルンプール観光し帰国へ

2020/02/22 - 2020/02/27

6日間でマレーシアをまわってきました。

予約をした頃はコロナウイルスの影さえありませんでしたが、旅行に行っていたわずか6日間で、日本ではコロナウイルス情勢が大きく変わり、感染された方が増え続け、小中高の休校やイベントの中止など大変な事態になっています。
この旅行記を書いている間にとうとうマレーシアへの入国も禁止になりました。

やはり旅行というものは、健康など自分自身のことだけでなく、世の中が平穏無事で落ち着いた状態だからこそ楽しめるものなんだということを実感しました。

今は海外旅行どころではありません。
一日も早く終息して、安心して旅行が楽しめる日々が戻りますように。
　
5日目　マラッカ観光　クアラルンプール観光　夜帰国へ
6日目　早朝　関空到着

エリア マラッカ(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

２月26日８時半、マラッカに向けてホテルを出発。早くもマレーシアでの最終日です。

途中渋滞があってマラッカ海峡モスクに着いたのは。11時10分でした。

テラスのようなところから見たマラッカ海峡。快晴で空と海が美しいです。

インドネシアのスマトラ島まで70ｋｍ。向こうに見える島影がそうかしらと思いましたが、違いました。見える距離ではなさそうです。

モスクは海に突き出しています。何ていい場所に建っているんだろう。

中は何もないだだっ広い空間です。
ここも女性はローブのようなものを借ります。
ここは厳しくて、ヒジャブとかいうスカーフのようなものも借りてつけなくてはなりませんでした。

ドームの中の模様が美しいです。
青と白がここでもきれいです。

いい天気でどこから撮っても絵になります。

青空に映えるモスク。いいなあ。

昼食はニョニャ料理。マレー料理と中華料理が融合したものらしいです。

ちょっと辛いものや、ココナッツミルクの甘いスープのようなものもありました。

デザートのかき氷。

オランダ広場でバスをおりました。日射しが強くて暑いです。
世界遺産の街を歩きます。
ここにもトライショーがあります。
キティちゃんやドラえもんなどいろいろなキャラクターで飾られていて、ペナンよりすごく派手です。
これは乗るのはちょっと恥ずかしいかなあ。

オランダ広場には、赤の目立つ建物が建っていました。
マラッカを植民地として支配していたオランダが建てた建物で、役所として使われていたそうです。

ヴィクトリア噴水と時計台。

1753年に建てられたプロテスタントの教会。
マレーシアはイスラム教の国ですが、マラッカ観光の中心地に堂々とキリスト教の教会があります。マレーシアは寛容の国。

オランダ広場のすぐ横には川が流れています。

川沿いの家には壁画が描かれていました。

壁画を見る船が行き交っていました。

川の向こう側はチャイナタウンです。

オランダ広場とは、全然違う雰囲気。
こちらは歩く時間はありませんでした。

もう一度オランダ広場。良い角度から撮れました。

階段を上っていく途中で、マラッカタワーがきれいに見えました。
円い展望台が上がったり下がったりしていました。
こんなにいい天気だったら高い所からマラッカの街や海を見てみたいな。

階段を上っていった丘の上に、右手首のないフランシスコ・ザビエルの像とセントポール教会が建っていました。

教会は1521年にポルトガルが建てたものです。

屋根もなく、まわりの壁だけが残っていました。

ザビエルの遺体が一時安置されていたという四角い井戸がありました。

ザビエルというと、日本にキリスト教を伝えたことで有名ですが、マラッカでも宣教活動をしていたのですね。

セントポールの丘から下っていくとサンチャゴ砦が見えてきました。

ポルトガルが築いたものですが、門だけ残っています。
マラッカはいろいろな国に支配されていたのですね。

暑いので、馬？ロバ？も日かげでひと休みです。

またクアラルンプールに戻ります。
途中、ヤシの木がたくさん見られました。

遠くにＫＬタワーが見えてきました。
クアラルンプールは建設ラッシュでした。

今回の旅行では、ＫＬタワーやツインタワーには行けませんでした。
高い所が好きな私。残念です・・

クアラルンプールで最初に行ったのは国家記念碑です。
申し訳ないけれど、あまり興味をそそられる場所ではなかったです。

この像はマレーシアの独立に命を捧げた兵士たちの功績を称えるために造られたものだそうです。

マレーシア人の顔を知らないアメリア人が造ったので、欧米人の顔になってるよと、ガイドさんが言っていました。確かにそうでした。ちょっと違和感。

ムルデカスクエア(独立広場）に来ました。
ここにはひときわ目を引く王宮のような建物がありました。
スルタンアブドゥルサマドビル（旧連邦事務局ビル）で、一度ではとても覚えられない舌をかみそうな名前の美しい建物です。
イギリス統治時代に建てられたもので、これは見られてよかった。

最後に訪れたのは、新王宮です。
みるからに堂々としていますね。

金色の立派な門。

マレーシアには、9人のスルタンがいて、5年ごとに順番に国王になるそうです。
国王になると、ここに住むことになるらしいですが、自分の州の家の方が好きなんだとガイドさんが言っていました。

見張り役の衛兵さん。
微動だにしないのかと思っていましたが、ごにょごにょ動いていました。

ツアー最後のディナーは、空港近くのしょぼいレストランでした。

テーブルにのりきらないほど、一度に料理が出てきて

食べるのが追いつきません。

夜の10時40分、飛行機が定刻に出発しました。
窓側2席でしたが、後ろの2席もあいていたので、夫が後ろに移りました。
広くなって寝るのが少し楽でした。
すぐに機内食が出て、朝食用のベーグルも配られました。

日本にはほぼ定刻の2月27日、5時35分に着きました。

まさかのオリンピックが延期になり、週末には外出の自粛要請が出たり、世界中がコロナウィルスの脅威にさらされています。
ひと月前の楽しかったマレーシア旅行が夢のようです。
また安心して海外旅行に出かけられる日が戻ってきますように。