２０２０年Ｆ１開幕戦中止に揺れるメルボルン観光（街中編①）

2020/03/12 - 2020/03/13

２０２０年のＦ１開幕戦を見にメルボルンへ。

到着した飛行機を降りると、マクラーレンチームスタッフ１名がコロナ陽性との報道。そして翌日、フリー走行１回目まで２時間の時点で中止が決まりました。

Ｆ１を見る予定で観光の計画などさらさらでしたが、急遽その場で予定を立てて、２日に分けてメルボルンの街中を観光、さらにシドニーと郊外の自然で３日間を過ごしました。

この旅行記は、到着日とその翌日、Ｆ１が中止になった時の様子も少し記録しています。

エリア メルボルン(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

オーストラリアGP観戦のため、成田空港からメルボルンに出発。

新型肺炎の影響で閑散とした空港。
卒業旅行シーズンでもあるのに。

成田空港第2ターミナル 空港

朝11時の出発。

新型肺炎の感染リスクが高い満員電車に乗りたくなかったので、家の近くを朝早くに出る空港行きのリムジンに乗車。

リムジンは貸し切り状態でした。

朝早く着き過ぎたので、２タミのカフェドクリエへ。

カフェ・ド・クリエ 成田空港第2ターミナル店 グルメ・レストラン

モーニングセット５００円ぐらいを食べながら、まったり友人を待ちました。

出国審査後、早めのお昼狙いでサクララウンジへ。

サクララウンジも新型肺炎の影響で、不特定多数が接触する可能性があるセルフサービス形式を極力やめて、おにぎりなど区分けされた食事のサービスになっていました。

いつも楽しみにしていたビーフカレー食べれず。

成田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

機内食。

到着間際に出たスープストックのクラムチャウダーが美味しかったです。

まさか、旅行中クラムチャウダー食べれないとは思わなかったですが。
（あさりを食べる習慣がないのかしら）

メルボルン空港に到着。

F1の宣伝も出ていて、気持ちが高まります。

MAIL EXCHANGE HOTELの１階に夜中３時までオープンしているバー＆カジノがあったので、到着後の１杯。

旧 郵便局ビル (メルボルン) 建造物

お店の様子。

奥にカジノがあります。１００台ぐらいスロットがあったかな？

いい雰囲気のバーで高いのかと思ったら、ビール１杯１０オーストラリアドル程度でした。

チップス（ポテトフライ）を夜食に飲んで、カジノを少し冷やかして。

スポーツバー的に、様々なスポーツの映像も流していました。

カジノだけの利用も可能で、毎日夜に運試ししていました。
トータルは・・・負けたかな？

宿泊は、サザンクロス駅南側のベスト・ウエスタン。

シャワールームが狭く、シャワーも固定式で（角度だけ変えられる）不便でしたが、宿泊するだけなら十分でした。

ベストウェスタン メルボルン シティ ホテル

F1開催日当日、会場に行くまで街を散歩しました。

サザンクロス駅には、F1ショップが出ていて。
地元ダニエル・リカルド選手が所属するルノーや、メルセデス・フェラーリ・レッドブルのショップの４面で構成されていました。

サザン クロス駅 駅

駅南側の時計台。
隣にクロック・カフェというカフェもありました。

市内の無料トラム（CBD：Central Business District内は無料）でフリンダース・ストリート駅方面へ。

フリンダース・ストリート駅。

メルボルンＣＢＤの中心となる駅です。

フリンダース ストリート駅 駅

駅前に延びるフリンダース・ストリートにカレーショップを発見。

しかも朝９時ぐらいなのにオープンしていました。

ということで、朝食のカツカレーです。

店員さんが２人いて、２人とも日本人でした。
英語で会話しましたけど。

デグレーブス・ストリート。

オープンカフェが並んでいる通り。

デグレーブス ストリート 散歩・街歩き

神殿のようなメルボルン・タウンホール。

メルボルンタウンホール 建造物

ＫＯＫＯ　ＢＬＡＣＫというチョコレート屋さん。

美味しそうでしたが、かなり値段はお高め。

メルボルン、チョコレート屋さん多かったですね。

コリンズ・ストリートを歩きます。

正確には、足を節約するためトラム乗りまくり。無料ですしね。

333 Collins Street。

日本で言えば商業ビルです。
途中が吹き抜けの休憩スペースになっており、こちらもヨーロッパの教会のような美しさでした。

333 コリンズストリート 建造物

セント・ポール大聖堂。

位置的にはタウンホールの隣です。
入口が分からずウロウロしていましたが、フリンダース・ストリート駅側が入口となります。

セントポール大聖堂 寺院・教会

１８５２年に建てられた英国国教会の大聖堂。
温かみと威厳を、そしてヨーロッパの大聖堂を感じさせました。

大聖堂の前が、映像の展示館であるＡＣＭＩ。

ただ、新しいコンテンツへの入替等の理由で休館中。

オーストラリア映像博物館 博物館・美術館・ギャラリー

カテドラル・アーケード。
時間帯もあったのかもしれませんが、お店は地味。
でも天井の美しさが素敵でした。

・・・なんて街歩きをしている最中に

マクラーレンチームのスタッフの一人にコロナ陽性が出て、その結果最終的にすべてのＦ１イベントが中止という知らせが入りました。

前日にマクラーレンチームの件は知っていて、中止の可能性もあるかなと思って現地に入るのを遅らせていたのが実態です。

カテドラルアーケード ショッピングセンター

現地に行ってみることに。

アルバートパークのＧＡＴＥ１のところで降りようとしたら、トラムに通過されましたｗ

街に戻るトラムに乗った所、その駅で降りられました。

アルバート パーク 広場・公園

Ｆ１はキャンセルとの表示。

ゲートに通じる道路は封鎖されていました。

コロナ陽性患者の濃厚接触者が作業をしていたことが理由なのでしょうか、会場全体を必要最低限のスタッフ（片づけをするなど）以外は完全に封鎖していました。

日本との危機意識の違いを痛感。

結局オーストラリアにいた僅か５日の間に

・特に制限なし
・５０１人以上の屋内イベントは自粛
・１０１人以上の屋内イベントは自粛、５０１人以上の屋外イベントは自粛
・オーストラリアへの入国者は１４日間隔離
・自国民オーストラリア国外への出国禁止

ここまで一気に制限が進みました。

日本、呑気すぎませんか？

会場の反対側に、ファンで賑わったであろうスポーツバーが作られていたので、行ってみました。

会場で飲むはずだったハイネケンを購入して。

丁度、大型スクリーンで関係者の会見（Ｆｏｘ　Ｓｐｏｒｔｓ）が流れていました。

F1のCEOであるチェイス・キャリーが話している場面。

オーストラリアＧＰのチェアマンなど、豪華なメンバーが会見していました。

フルキャストだと、こんな感じ。

こちらは、解説者デビューになったバトンを含む、解説の面々。

ご飯食べるしかないねとなり、スポーツバーの目の前のインド料理店「The Roti man」のランチメニューに突撃。

ロティ マン インド料理

安心のチキンカレー。
美味しかったです。

F1は中止になったけど、俺たちは１日中ハッピーアワーをやるぞ

と宣言していました。

「Carry on」をインド料理店とF1を兼ねて「CURRY ONE」と書いていて、即席なのに上手くひねったなと思いました。

観光！

F1のグッズを探しに行きました。現地で買えないので・・・

エリザベス・ストリートに「モデルマニア」というお店があることを知り、まずはそこに行きました。

４月に移転されるとのこと。

このお店では、今回の大会というよりは、メルボルンでのF1の過去からのグッズを売っていました。

２５年前のポスターです。５ドルかよ！

こ、これは・・・

オーストラリアの風習で、お酒を靴に入れて飲むというアレですね。

オーストラリアにいる間に見たことはないです！
パースの一部だけでの慣習なのかもしれません。

そのすぐ近くに、City Sports & F1というお店があったので、こちらも立ち寄り。

シティスポーツ アンド F1 専門店

こちらのお店には、今回の大会のグッズやパンフが置かれていました。

メルボルン工科大学の建物。

旧メルボルン監獄の敷地を含みます。

屋根の緑は、集中力を増す効果があるのだとか？

メルボルン工科大学（ＲＭＩＴ大学） 建造物

メルボルン観光において、セント・ポール大聖堂と共に有名な「ビクトリア州立図書館」。

ビクトリア州立図書館 建造物

オーストラリアのビクトリア州にある植民地裁判官であり、メルボルン大学の初代首相でもあるレドモンド・バリーの像が建っています。

こちらも神殿を思わせる建物の中に、フォトジェニックな風景。

日本だと「こんな所に無駄なカネをかけて」なんて言われるのかもしれないですが、観光の目玉も兼ねるなら悪い選択ではないと思います。

図書館としても普通に機能していて、勉強している人、読書している人、端末を持ち込んで調べている人、色々な方がいました。

図書館内のカフェでコーヒー休憩。

エリザベス・ストリートとロンズデール・ストリートの角に立っている聖フランシス カトリック教会。

周囲の近代的なビル群の陰に、今ではなっています。

聖フランシス カトリック教会 寺院・教会

オーストラリアらしい、木のぬくもりを感じる教会。

祭壇の周りはステンドグラスで囲まれて、美しいです。

オーストラリア最古のアーケードである、ロイヤル・アーケード。

バーク・ストリートとリトル・コリンズ・ストリートを結んでいます。

ロイヤルアーケード 散歩・街歩き

オーストラリアブランドを中心に、活気のあるアーケードでした。

ロンドンにありそうな雰囲気です。

CBDのすぐ南側を流れる、ヤラ川。

ここを渡って向かった先は・・

ヤラ川 滝・河川・湖

クラウン・ホテル。

カジノやショッピング、レストランなどを備えた複合コンプレックスです。

クラウン エンターテインメントコンプレックス カジノ・ギャンブル

少しカジノを冷かしてたら、ちょこっと当たりました。

フリンダース・ストリート駅方面の川沿いに向かいました。
高級なお店（ヴィトンやロレックスなど）はこちら側にあります。

Ｆ１２５周年を祝っています。

・・・中止ですｗ

メルボルンＦ１の印象的なシーンの展示。

こちらは、アロンソとグティエレスのクラッシュのシーン。

川沿いに出ました。

Ｆ１のお店、各チームのお店など、ここはサザンクロス駅の何倍ものお店が出ていましたね。

ショッピングモールのサウスゲート。

位置的には、フリンダース・ストリート駅と川を挟んだ反対側ぐらいです。
橋もあるので、アクセスも良好。

ウォーターフロント サウスゲート シーフード

オーストラリア発の北欧風文具店Ｋｉｋｋｉ．Ｋが大好きなので、ここに来ました。

ミストレイト・キッシング・ブリッジ。

エヴァン ウォーカー ブリッジ 散歩・街歩き

途中にバーがあるように見えたので、一杯飲みに立ち寄りました。

夕方になると結構寒くなってくるメルボルンですが、ビールは別です。

カジノの西側のウオーターフロントエリア。

ウェッブ橋です。

ウェッブ橋 観光名所

メルボルンの買い物では必ず引っかかる「ＤＦＯサウスワーフ」に行きました。

感想としては、中心部のデパートで十分かなと思いました。
晴れた日の昼間に来たいですね。周りの景色含めて気持ちよさそう。

DFO サウスワーフ ショッピングセンター

夕食は、イタリア人街へ。

フェラーリのスタッフもご愛用という話もある、「Cafe Corretto」。

スタッフに会えるかなと能天気に行きましたが、コロナがＦ１村で出ている以上、外出なんて禁止されてますよね、今考えると。

カフェ コレット カフェ

店内にはフェラーリグッズ満載。

写真撮影しても全く怒られませんでした。

クリームソースのボンゴレとピザを注文。

イタリア料理に外れがないということを差し引いても、美味しかった。

チームメンバーやスタッフの寄せ書きでしょうか。

ベッテルの展示。
グランプリ中の写真が中心でした。
（１枚このお店に来た飲んだくれドライバーの写真が混ざってました）

こちらは飲んだくれ、いや、ライコネン。

ルクレールが展示されるのは、もう少し後のことになりそうです。

イタリア人街は、美味しそうなイタリア料理店やジェラートのお店が集まっていました。トラムの無料区間からは若干外れますが、食事に迷ったら来てみる価値はあると思います。

ライゴン ストリート 散歩・街歩き

この旅行記へのコメント （1）

• たらよろさん 2020/03/20 15:04:55

  日本の状況がよくわかりませんが…

  こんにちは、ぱくにくさん
  
  コロナウイルス、ここまで世界中に蔓延して色々影響が出るとは
  ほんの2ヶ月前までは想像もしていませんでしたが、
  やはり欧米がここまで感染してしまうと、今後の影響が怖いですね。
  日本の状況が正しいのか、どうなのかわかりませんが、
  死者が急速に伸びてないのが、やはり危機感があまり無い事につながっているのでしょうか。
  スポーツ界もあれこれ自粛やら中止やた延期やら…
  本当に大変です。
  メルボルンも中止になり、
  先日はモナコ公も感染されたということで、モナコグランプリも中止になりましたねー
  
  早く普段の日常に戻ること期待していますが、
  う～ん、すぐには難しいですね。
  
  たらよろ