2020/03/09 - 2020/03/10
19位(同エリア178件中)
あおしさん
ロンドンからマルタ島へ。
3月9日にはロンドンから、ホテルのあるスリーマへ。
3月10日は天気がいまひとつだったので、まずは午前中は古都・イムデイーナへ。
午後は天気がよくなってきたので、青の洞門へ行きました。
動画(4K)
https://youtu.be/6UkjGRq6Grw
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- マルタ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝のロンドン。
ホテル近くの公園、ラッセル・スクエア。
小さいながらも緑が多い美しい公園です。
今日はロンドン・ヒースロー空港からマルタ島へ渡ります。ラッセルスクエア 広場・公園
-
ホテル、ラッセル・スクエア、そして大英博物館の最寄駅、ロンドン地下鉄のラッセル・スクエア駅。
ロンドンの地下鉄は歴史があるからか、クラシックな駅舎を持つ駅が多いです。
日本をはじめ、大半の国の地下鉄の駅は地下への入り口だけなのですが。
この駅のロンドン地下鉄・ピカデリー線で、ロンドン・ヒースロー駅まで1時間。
多少時間はかかるとはいえ、乗り換えなし、直通で行けるのは便利。ラッセルスクエア駅 駅
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マルタへはロンドン・ヒースロー空港より11時25分のフライトで出発します。
マルタ共和国のフラッグ・キャリアのマルタ航空の航空機は小さな飛行機です。
乗客はほぼ満席。
イギリスもマルタもまだコロナによる旅行自粛の雰囲気はなさそうでした。ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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飛行機から見た雪で美しい山脈。
アルプス山脈でしょうか。 -
フライト時間約3時間、時差1時間のマルタ国際空港に15時35分到着。
タラップを使っているこじんまりした空港でした。
意外なことにマルタ共和国はEU加盟なのに入国審査がありました。
マルタでは新型コロナの関係で日本人は「14日間の自主隔離を推奨する」となっていたので、何か言われるかなと少し緊張しましたが、入国審査官のおじさんは笑顔で「ウェルカム!」。
無事入国できました。マルタ国際空港 (MLA) 空港
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まずは、ホテルのあるスリーマまでのバスに乗ります。
どのバスに乗ればいいのかわからなかったので、空港のバス案内所に聞いたら、「16時発のX2のバス」とのこと。
バスの運転手からは「チャイニーズ?」と聞かれたので、「ジャパニーズ」と答えましたが、中国人だったら乗車拒否されていたのかな。 -
X2のバスは約40分ほどでホテルのあるスリーマに到着。
スリーマは首都バレッタの対岸にある町で、リーズナブルなホテルの多いところです。
イメージとしては日本の熱海のような港町です。セントジュリアーノ湾 海岸・海
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今回マルタで滞在するホテルは「カールトン ホテル」
ホテルのベランダから。
まるでマルタのマンションに住んでいるようなホテルです。カールトン ホテル ホテル
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ホテルに到着したのは夕方5時過ぎ。
ロンドン―マルタのフライト時間は3時間でも、結局1日かかってしまいました。
食事をする場所を探すためにまずはぶらぶらとスリーマを散歩。
海岸沿いにある「インディペンデンスガーデン」。
マルタは40万人の国民よりネコの方が多いというネコの国。
ベンチでは何匹ものネコがお昼寝していました。
この公園からは夕日が美しいそうですが、今日は残念ながら曇り。インディペンデンスガーデン 広場・公園
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マルタの名物料理と言えば「うさぎ」。
ホテルの前のレストランでは「22ユーロ」とありましたが、この海岸沿いのビストロでは16ユーロとあったので、このお店にしました。
オープンな席なので、喫煙者の私には席でタバコを吸えるのもありがたい店です。スリーマビーチ ビーチ
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サラダとポテトとパンがついたセットメニューをさっそく注文してみました。
ワインは別で4ユーロ。
丸焼けするらしく、うさぎの顔や耳らしきものもわかりました。
味は鶏肉のような味。
うさぎを「○匹」ではなく、「○羽」と数えるのも何となく納得。 -
翌、3月10日。
この日も天気は曇り。
そこで、ホテルの前から直通バスがあった古都・イムデイーナに行くことにしました。
ホテルの前のバス停から202番のバスに乗ります。 -
イムデイーナはマルタの旧首都。
城塞で囲まれた町です。
遠くに見えてきました。 -
イムデイーナの立派な城塞です。
マルタ島は聖ヨハネ騎士団の作った街です。
聖ヨハネ騎士団は、1096年に始まった十字軍によりヨーロッパのキリスト教の軍勢が聖地エルサレムをイスラムから奪回、1099年、エルサレム王国を建てました。
その後エルサレム王国の常備軍として結成されたのが聖ヨハネ騎士団です。観光案内所(イムディーナ) 散歩・街歩き
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イムデイーナの街の門です。
ここから街に入って行きます。
聖ヨハネ騎士団はその後200年エルサレム王国を守るため、イスラム勢力を戦い続けましたが、エルサレム王国が滅亡すると、ギリシアのロードス島に移動して、その後もイスラム勢力と闘い続けます。メイン ゲート 旧市街・古い町並み
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メインゲート入ったところに、「ダンジョン(地下牢」博物館がありました。
当時の地下牢に興味はあったので、入ってみましたが、中は中世の処刑や拷問の歴史博物館でした。
ジャンヌ・ダルクも処刑された火あぶりの刑の模型イムディーナ ダンジョン 史跡・遺跡
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今は「コロナ」で世界中混乱していますが、中世ではペストの大流行で、当時の人口の3分の1が死亡したとされます。
死の床のペストの患者と全身防備の医師。 -
ダンジョンを出て、街歩き。
イムデイーナはいかにも軍事城塞都市で、道は細く、その道を挟んで高い壁のような家々が並びます。
道を細くしておけば、敵が攻め込んできても、せいぜい2列くらいしか通れないし、高い壁のような家の窓から矢を雨のように降らせて敵を撃退できるのでしょう。
1522年、オスマン・トルコのシュレイマン大帝は何十万の軍勢でロードス島を攻め込んできました。
聖ヨハネ騎士団は激戦の上、降伏、その後このマルタ島に移ってきました。
以降、聖ヨハネ騎士団はマルタ騎士団とも呼ばれるようになります。
当時は岩しかないと言われた島でしたが、まずはこのイムデイーナを首都として建設したのです。 -
窓に鉄格子がはめ込んでいるのも敵から攻められないためでしょうか。
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街の中心にある聖パウロ教会。
中に入るのは無料と聞いていましたが、入ろうとすると目の前にある資料館と併せて10ユーロとか。
10ユーロも支払うのは抵抗があったので中に入るのはパスです。聖パウロの大聖堂 寺院・教会
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さすがに街の中心はやや広い道。
ただ、マイカーは住民以外は進入禁止なので静かです。
現在の住人は300人ほどとか。
小さなお子さんにおじいさんが苦労していました。 -
聖ペトロ大聖堂は10ユーロもしますが、こちらのカーマライト教会は無料で入れるので、寄ってみます。
荘厳な装飾は中世の雰囲気を感じさせてくれました。カーマライト教会 寺院・教会
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イムデイーナは高台にあるので、マルタ島全体が見渡せます。
遠く地中海も見えました。
聖ヨハネ騎士団がここを首都としたのは、島全体が見渡せる場所だったからでしょうか。バスティオン スクエア 広場・公園
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城塞の壁もものすごく高く、高所恐怖症の人なら怖いかも。
1565年、オスマン・トルコのシュレイマン大帝は今度はこのマルタ島にも攻め込んできました。
数万人のオスマンの大軍に対して、わずか300騎の騎士、さらに騎士1人あたり10人くらいの従者がつくので、総勢3000人ほどの聖ヨハネ騎士団でしたが、騎士が6人中5人が戦死するほどの激戦のすえ、最後は撃退、勝利しました。
この城壁でもさぞかしオスマンの軍勢や騎士団の血で真っ赤になったことでしょう。 -
この城壁沿いに「フォンタネッラ」というカフェがあります。
景色のいいオープン席は大混雑でしたが、なんとか席を確保。カフェ フォンタネッラ カフェ
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この店はチョコレートケーキでとても有名なお店だそうです。
というわけで私もチョコレートケーキを。
とても甘く重いケーキでした。
かつてオスマンの軍勢と騎士団が血みどろの戦いを行った場所でチョコレートケーキを食べるのはなかなかシュールです。 -
イムデイーナでは結局街歩きなどで3時間ほど過ごして、バスで首都・ヴァレッタへ。
ヴァレッタのバスターミナルではちょうど青の洞門(ブルーグロット)行のバス(74番)を見つけました。
天気もややよくなってきたので、そのままバスに飛び乗って、「パノラマ」というバス停で降ります。
バス停の前の展望台から見た青の洞門。観光案内所(ヴァレッタ) 散歩・街歩き
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日光の関係では、午前中の方がちょうど海に光がさして、見事な青になるそうですが、天気もよくなり、まずまずの青い海となっていました。
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崖には柵などありません。
崖に座ってる若者もいましたが、見ている方が怖い。
強風でもあったら、転落してしまうんじゃ・・・青の洞門 (ブルーグロット) 洞穴・鍾乳洞
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展望台から5分ほど降りてくると遊覧船乗り場があり、海岸まで行けます。
地中海と言えば青というより群青。
とても美しい色です。 -
ここで夕日を見たら、さぞかし美しいでしょう。
しばらく待ってみましたが、だんだん曇りになり、雨まで降ってきてしまいました。
仕方がなく、今日は退散して、ホテルに戻りました。
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旅行記グループ
ロンドンを経由して、地中海の島 マルタ島へ
この旅行記へのコメント (2)
-
- wakupaku2さん 2020/03/16 01:31:18
- マルタ、いいですね!!
- あおしさん、
もうご帰国なさいましたか?
マルタは今は入国が厳しくなり、隔離も・・鎖国状態??
私は4月旅行予定だったので、行けなくなりました。
怖ーいダンジョン、マルタって奥深いですね。名物料理がうさぎ、って知りませんでした。景色も綺麗だし、平和そう・・
行けるようになったら、また、旅行記を参考にさせて頂きますね。
- あおしさん からの返信 2020/03/16 22:38:34
- RE: マルタ、いいですね!!
- 今回のマルタへの「特攻」でしたが、日々ハプニングでした。
2日目の3月10日はいきなりマルタ政府がイタリアとの交通遮断。
当初の予定とおり、ローマ経由の帰国だったら、立ち往生でした。
さらにマルタ出発日に空港に行くと、ヨーロッパ方面のフライトは軒並み運航停止。
大混乱でした。
幸い私の搭乗のエミレーツは運航していたので、帰国できましたが・・・
ハラハラドキドキでした。
それでも史跡と美しい地中海を堪能できて、行ってよかったです。
> あおしさん、
> もうご帰国なさいましたか?
>
> マルタは今は入国が厳しくなり、隔離も・・鎖国状態??
> 私は4月旅行予定だったので、行けなくなりました。
>
> 怖ーいダンジョン、マルタって奥深いですね。名物料理がうさぎ、って知りませんでした。景色も綺麗だし、平和そう・・
> 行けるようになったら、また、旅行記を参考にさせて頂きますね。
>
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