至福の猫三昧 (=^・^=) キプロス島　2020・冬　その５

2020/02/15 - 2020/02/15

いつもは寂しい一人旅の私、今回は友人Ａさんとの女子２人旅でキプロス島巡りです。

2月10日(月)　　関空発深夜便にてキプロスへ
2月11日(火)　　ラルナカ空港着→ニコシア（４連泊）
2月12日(水)　　ニコシア観光、Ａさんと合流
2月13日(木)　　ファマグスタ観光
2月14日(金)　　パフォス観光
2月15日(土)　　トロードス観光→リマソール（泊）
2月16日(日)　　リマソール観光→ラルナカ空港より帰国
2月17日(月)　　夕方関空に帰着

エリア トロードス(キプロス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

2月15日（土）　6日目

今日で首都ニコシアとはお別れ、タクシーをチャーターしてトロードスにある修道院の何か所かを回り、リマソール市内の宿泊ホテルまで送ってもらうプランです。おにぎりの朝ごはんを食べてアパートをチェックアウト。

このタクシーチャーターは　Ａさんが全て手配して下さったので、私はタクシーに乗るだけのお気楽さ。
タクシー会社とメールで何度もやり取りして訪問する修道院のチョイスや料金交渉等の一番手間が掛かる部分を、Ａさんに丸投げした私です。

Ａさん、ほんとうにありがとうございました～ m(__)m

今回お願いしたタクシー会社はこちら、TaxiNicosia Cyprusです。

http://www.taxinicosiacyprus.taxi/

朝８時半にニコシア市内のアパートからタクシーに乗車、予め当方から依頼した修道院を回った後　リマソールのホテルに着いたのは１７時半の日暮れ頃、丸１日のチャーター料金は２５０ユーロでした。

このタクシー料金は高そうだけど、修道院巡り＋ニコシア→リマソールへの移動も含めた料金だし、自分が行きたい修道院を見て回るための費用だと思うと決して高くない投資だと思います。

私たちが希望した修道院は下記の６か所、訪問先へのルートは　TaxiNicosiaの運転手さんにお任せし、彼が適切なルートを通って案内してくれました。

世界遺産になっている修道院群はトロードス山脈内に点在していて、下記のサイトが役に立ちました。
https://mytroodos.com/category/world-heritage/unesco-heritage/
私たちが依頼したのは下記の６か所、道路が通行止めになっていた　Church of Archangelos Michail以外は全て回ってくれました。

Church of Panagia (Our Lady) tis Asinou, Nikitari村
Church of Agios Ioannis Lambadistis, Kalopanagiotis村
Kikkos Monastery, Pedoulas村
Church of Archangelos Michail, Pedoulas村
Church of Agios Nikolaos tis Stegis, Kakopetria村
Church of Timios Stavros (Holy Cross), Pelendri村

私たちのスーツケース２つを積んだタクシーはトロードスの山々を通って　Nikitari村のChurch of Panagia (Our Lady) に到着。
トロードスの修道院は世界遺産だというのに管理する僧侶や管理者が常駐していない無人状態の教会も多く、教会到着後に管理人に電話連絡して門扉を開錠してもらう必要があります。
この面倒な電話連絡も運転手さんがしてくれるので、私たちはぼ～っと待つだけのお気楽さ。

なかなか管理人さんが来ないので、暇を持て余す私たち。
「遅いなぁ、遠くから来るんかな？」
「案外、馬に乗ってやってくるんちゃう？」
「そんで『うちのロシナンテは　朝は機嫌悪いんや』とか言い訳するんちゃう？」
「ロシナンテて誰？」
「ドン・キホーテの駄馬」
「スペインかいっ」

欧米かいっ！的な漫才をしているうちに自動車に乗った管理人が登場、12世紀初頭に建てられた教会の扉の鍵を開けてくれます。古い教会の内部は色鮮やかな万華鏡のような世界。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

教会内部を隅から隅まで堪能してビザンチンの世界に浸った後は　Kalopanagiotis（カロパナギオティス）村のThe church of Agios Ioannis Lambadistis。

ここは残念ながら内部の写真撮影は禁止です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

次はキッコー修道院。
この修道院は最初は１１世紀に建てられたのですが何度かの火災で焼失し、現在の建物は19世紀～20世紀に建てられたため世界遺産には登録されていません。

　

　

　

Ａさんも私も古い建物が好きなのですが、金箔を多用した豪華なフレスコ画やモザイクは　ビザンチン時代に建てられた教会群の往時の煌びやかさを想像させます。

中世の人々にとって、教会内部をびっしりと埋め尽くす壁画は　まさに地上に現れた神の栄光そのものだったことでしょう。

　

　

　

修道院併設の美術館もありますが、こちらも内部は写真撮影禁止。
昔の火災時に持ち出された古いイコン画や聖職者の豪華な法衣、教会の収蔵品をＡさんとみて回ります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　Church of Archangelos Michailに通じる道路が通行止めだったので、その代わりに山の上に建てられた教会に寄ってトロードス山脈を見下ろす景色を楽しみます。春霞でか薄く靄がかかる山々の風景が美しくて時のたつのを忘れます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

Kakopetria（カコペトリア）村のChurch of Agios Ioannis Lambadistis、ここで今回のキプロス旅行で一番美しい猫ちゃん、いや　お猫様に遭遇しました。

　

猫好きの皆さんならお分かりでしょう、オッドアイ-----左右の目の色が違っていて日本では「金目銀目」と呼ばれる神秘的な瞳、シルバーグレーの斑点を持つゴージャスな毛皮を身にまとう高貴な姿、このミステリアスなお猫様が何と何と！野良ちゃんなのです！

　

猫好きなＡさんと２人、「か・可愛い！」「美しすぎる！」と大興奮、クールな猫王子様におやつを差し上げて写真を撮らせて頂きます。

「日本にお連れしたいよぉ～」
「スーツケースに入れてお持ち帰りできるかしら」
「スーツケースは無理っしょ」
「猫キャリーは・・・売ってないよね、この辺には」
「う～む」
「う～む」

・・・で、王子様を日本にお連れするのは諦めてお写真を撮りまくる私たち。修道院をそっちのけで　きゃあきゃあ言いながら彼（猫）の写真を撮る私たちに呆れて苦笑いする運転手さんです。

　

　

　

　

写真タイムが終わった私たちに運転手さん「Are you hungry?」「Yes,めっちゃハングリー！」で、午後３時過ぎのランチタイム。カコペトリア村には軽い食事を出す食堂が何軒かあり、ここでハロウミチーズのピタサンドを頂きます。

最後はPelendri（ペレンドリ）村のChurch of Timios Stavros (Holy Cross)、ここも管理人に連絡して鍵を開けてもらうシステムです。
ここも残念ながら内部の写真撮影は禁止になっていて、美しい聖書の物語を描いた壁画を　心のカメラに焼き付けます。

　

　

　

　

　

　

　

　

夕暮れ間近の修道院、ここの生垣はローズマリーが使われていて薄紫の花がほんのりと香りを放っていました。

修道院巡りを終えてタクシーは一路リマソールに向かいます。今夜のお泊りは　Pier Beach Hotel Apartments、海辺のアパートホテルです。
お部屋のベランダから夜の海を眺め（かなり荒れてます）て休憩のあとは　Ａさんと一緒に晩御飯です。

　

この日は土曜日・夜１９時過ぎ、目星をつけていたレストランは軒並み満席。

気の好いキプロス人スタッフのおじさんとの会話で
「ごめんね、次に来たらサービスするよ」
「でも私、明日は日本に帰るのよ」
「おお、そりゃすまん。すぐそこのColumbiaレストランが美味しいよ！」と教えてもらい、
食事難民化する前に席をキープだ！と　Columbia Steak Houseに向かいます。

　

ここはアンガス牛を提供するステーキレストランで　お店調べの際に候補から外していたのですが
（だって私は、神戸牛・近江牛・大和牛等の産地に挟まれた大阪府在住だもんね）、
メニュー表を見せてもらうとステーキ以外のメニューも有ったのでここに決定♪

　

大海老とサーモン、野菜グリルをシェアして　デザートはイチゴとレモンのスイーツ、これがキプロス最後のディナーになりました。