東根温泉から鳴子ダム、花山ダム

2020/02/22 - 2020/02/25

ご覧いただきまして、ありがとうございます。

2月の3連休に1日足して、車で3泊4日の東北の旅。当初は蔵王の樹氷を見ようと思ったのですが、暖冬で断念。

結果、このような日程になりました。

1日目
米沢、銀山温泉
2日目
鳴子ダム、花山ダム、奇跡の一本松
3日目
気仙沼向洋高校旧校舎、伝承館
南三陸さんさん商店街
南三陸町防災対策庁舎、高野会館
大川小学校跡地
水辺の復興・みらい館
4日目
五浦(いづら)岬公園
霞ヶ浦

長いので4編に分ける予定です。
今回は#2 宮城のダム編をご覧ください。

エリア 鳴子温泉(宮城)

雪の中、宿を出る

昨夜の宿はさくらんぼ東根温泉、松浦屋
https://i.4travel.jp/review/show/13965502

女将MAPにもあるように、こちらの女将はパステル画がお得意

館内に飾られている作品がかなりかわいい

さくらんぼ東根温泉はじめ、山形各地でこの時期ひなまつりイベントが開催されている
http://sendai-tonari.com/topics/1554

東根を後に、鳴子方面へ

国道13号

広い道の両脇に規則正しい並木
季節にはきれいだろう

雪を被った山々が近付いてくる

山形県道28号、尾花沢最上線に入る

昨日までと打って変わって、田畑が白い

先に見える山々も霞み始める

奥羽山脈を越えていくことになるのだろうか

いよいよ人家は見えなくなってきた

「おしん」の故郷はこんなイメージか

対向車はぽつぽつとある

なので、轍が消えることはなさそうだが、慣れない雪道運転なら消耗する事は間違いない

この後、国道47号に入り、目的地の鳴子ダムへ

鳴子ダムの周囲を国道108号が1周している

鳴子温泉駅の手前(西側)で北に曲がると、写真のような風情ある吊り橋(わかりにくいが)も見られるが、鬼首まで行き、ダム湖の荒雄湖を時計回りにぐるっと廻る事になる

管理事務所や堤体だけでよければ、鳴子温泉駅を過ぎてから、新屋敷の交差点で北に入ればいい

なぜかナビにダム湖を廻らされた我々は、

やっと鳴子ダム管理所に到着

鳴子ダムのキャラクター
鳴太郎(なるたろう)

管理所からはアーチ式コンクリートダムの堤体も見える

ダム湖は荒雄岳を源流とする荒雄川などが流れ込む荒雄湖

管理所から108号に戻る

鳴子ダムは昭和16年に宮城県土木部が計画を立て始めた。同27年に工事が始まり、同32年に完成。

当初、重力式コンクリートダムを検討されたこともあったが、戦後で物資がない時期に高価なコンクリートを大量に使うことも難しかったようで、アーチダムにすることで工事費、工事期間を大幅に抑えられたと言われる

日本で初めて外国人の技術者を招かずに日本人だけの手で造られたアーチ式コンクリートダム

管理所には英文の資料などが展示され、当時の苦労が偲ばれる

国道に出て100mほどだろうか、すぐに右に下りる展望台への道がある

駐車場から徒歩で5分ほどのところまで堤体に近付ける

土木学会選奨土木遺産の銘板

本当はこの写真を撮った場所より奥まで行けるが、寒いのでここで引き返した

雪景色とともに、このダムの誕生に想いを馳せ、なかなか印象深いダムだった

そして次のダムは…

花山ダム

正式名称は
阿之國屋文左衛門商店花山ダム

2017年、ネーミングライツ契約により、アタマに会社名を冠したそうだ

この人が阿之國屋文左衛門さんかと思ったが、違ったらしい

ここ、花山ダム管理事務所では、花山ダム、栗駒ダム、荒砥沢ダム、小田ダムの「みやぎ湖沼めぐりカード」をいただける

ダム湖の花山湖

花山湖は管理所の右から裏手へ広がる

管理事務所裏からは更に奥まで見えるが、まぁ何があるわけでもないかな

ダム湖側からの堤体周りの設備

花山ダムは、昭和27年着工、同33年竣工
約16億円をかけ、迫(はさま)川上流に造られた

平成3年度から同16年度まで再開発、施設改良事業を実施

堤体から下流側を覗く

堤体自体はなかなか撮りづらい

牛渕渓谷へ流れていく

管理事務所向かいに階段があったので上ってみた

記念碑などが並ぶこの駐車場、さっき来た

管理事務所に辿り着く前に、展望台に向かう道があり、それがここへつながる

さっきは管理事務所を目指していたので、間違えたと思ってそそくさと立ち去ったのだが、ここを見てから行ってもよかったわけだ

その展望台からの眺めがこちら！

パンフレットのような写真が撮れたところで、本日のダム終了！

太平洋側へと抜けていく