2020/02/07 - 2020/02/10
352位(同エリア1805件中)
フサコさん
昨年に続き2月に10連休をとってロシアへ向かいました。
美しい冬を求めて。しかしながら暖冬でした。
【期間】
2020年2月7日(金)~16日(日)
【日程】
1日目 成田→モスクワ経由→ペテルブルク ※
2日目 ペテルブルク ※
3日目 ペテルブルク→寝台列車 ※
4日目 寝台列車→ムルマンスク
5日目 ムルマンスク
6日目 ムルマンスク
7日目 ムルマンスク→寝台列車
8日目 寝台列車→ペテルブルク
9日目 ペテルブルク→機内泊
10日目 機内泊→成田
末尾※マークが今回の記事内容です。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
◎1日目 成田→モスクワ経由→ペテルブルク(2/7金曜)
13:25 成田第1ターミナルよりアエロフロートで定刻出発。
ロシア4回目にして初めてのアエロフロートでした。
いろいろな評判があるけれど、とてもよかった。機内食も美味しかったです。モルスも飲めました。
隣は日本人男性(スペインへお仕事)、その隣はスウェーデン人女性(モスクワへ行く)。
映画は、『PIKACHU』と『Aladdin』を観ました。
定刻より少し早くモスクワへ到着。
入国審査後、乗り継ぎ約2時間のうちに空港内でとりあえずSIMカードを購入。
いつもお世話になっているMTCさん(5GB、若干通話付、500ルーブル/約900円)です。到着したターミナルDに窓口がありました。
しかし、トラブル発生!
電波がつながらない!
あーだこーだやって、MTCのお姉さんと頭を抱えていると、私の後ろに日本人男性が並びました。
日本人男性「SIMロック解除しました?」
私「したんです…」
MTCお姉さん「おかしいわね~」
乗り継ぎの時間も迫ってきたため、つながらないまま、行くことにしました。
お姉さんが個人のWhatsAppを教えてくれて、「もしこのままダメだったら連絡して」と言ってくれました。ありがとうお姉さん、優しい。そして待たせてごめんなさい、日本人男性。
そして私は国内線のターミナルBへと走り出したのだった――!(遠い)(連絡メトロに乗る必要がある)(汗だく)
なんとか国内線に間に合い、ペテルブルクまで約1時間半。
バス(50ルーブル/約90円)とメトロ(55ルーブル/約100円)を乗り継いで、Gostiny Dvor駅徒歩5分の宿へと辿り着きました。スマホ使えないし地図も持っていなかったけれど記憶を頼りに迷わず行けました。よかった。22時半の安堵。 -
Mホテル。
以前ペテルブルクに来たときもお世話になりました。 -
チェックインのときにパスポートを預けて、部屋へ上がります。
ロシアの宿ではパスポートを預ける必要があります。その場ですぐコピーをとって返してくれることもあれば、いったん預かって数時間後に取りに来てと言われることもあります。Mホテルでは数年前と同じく後者でした。
部屋は303号室……。
んんん?
扉のプレートに「301・303」??? -
扉を開けるとすぐにまた扉が2つ。
-
あった、303号室!
-
シンプルなシングルルームです。
ロシアのシングルベッドはたいてい幅が狭い気がします。大柄な人は寝返りうてないんじゃない? 大丈夫?
荷ほどきをしてすぐ寝ました。
宿のwifiがあるし、SIM問題は翌日に先延ばし。 -
◎2日目 ペテルブルク(2/8土曜)
起床後、SIMについて調べてみると、私のスマホはwifi環境での操作をしないと新しいSIMを使うことができないということが分かりました。
えっ。じゃあ空港ではできなくて当然じゃないか。
ぐーぐる先生に教えられるまま、wifi環境での設定とAPN設定をなんとかやってみました。
スマホ、使えるようになりました。
やった~! 達成感!!
朝食はオープン1時間後に行きました。
ロシア人女性とアジア人男性が1人ずついるだけでひっそりしていました。
カーシャ(スラヴ圏のお粥)はとても甘かったです。
10時過ぎ、預けていたパスポートを受け取ってから宿を出発。
Gostiny Dvor(ショッピングモール)で教会用のスカーフを購入し、出たところで目に入ってしまった、日帰りツアーの窓口の群れ。そういえば前回夏の宮殿の中をちゃんと見れなかったな、とつい思い出してしまいました。
この日はペテルブルク市街地でゆっくりしよう~と思っていたのに……思い出してしまったので……。 -
11:50 ペテルゴフへの日帰りツアーに出発。
ロシア語、6時間程度、2,500ルーブル/約4,500円。
交通費・ガイドさん・入場料・安心料が全部入りです。
バス乗客の半分弱がペテルゴフで一緒に降り、残り半分強はそのままバスで走り去って行きました。帰りもすでにバスに乗っていたのでどこへ行っていたのかは謎です。 -
冬の、夏の宮殿。
すいていました。噴水は夏季のみです。 -
いったんツアーガイドさんとは別れ、宮殿内ガイドさんのロシア語説明を(ほぼほぼ理解できないままに)聞きながら、進みます。
英語等のオーディオガイド(500ルーブル/約900円)もありました。日本語はなし。 -
ロシア~!
-
白に金!
-
好き!
-
360度、すべての壁で船が燃えている。
-
謁見の間。
-
意外と隣の席との距離が近い食卓。
-
清潔感。全体的に白いので何かこぼしたらアウト。
-
このシャンデリア…どこかで…?
-
下から見た感じ、職場近くのお好み焼き屋さんの天井(ヘラがいっぱいぶら下がってシャンデリア的な何かになっている)と似ているんだ…!
-
床は寄木細工みたいです。
宮殿内は靴カバーをつけて回っています。 -
中国風の部屋。
-
噴水からフィンランド湾までが一直線で見渡せる窓。
この部屋、実は……。 -
肖像の間です。360度すべでの壁が肖像画ぎっちりです。
-
ほどんとが若い女の子。
ぞわっとしました。
……羨ましい。私もお金持ちだったら。 -
みんな大好きかわいい寝室。やはりベッドが小さい。
-
頭がよさそうな部屋。
-
壁の上のほうには能面みたいな顔が彫られています。
-
外に出て、ツアーガイドさんと合流し、庭園の散策。
寒そうでしょうか? いいえ、今年は暖冬で気温がプラスでした。ペテルブルクより札幌のほうが気温が低かったと思います。
昼に溶けて夜に凍る道は、ツルツルになっていて、大変危険でした。
今回のツアーのメンバーは――。
・ガイドさん(上品なおばあさま)
・ロシア人夫婦(都会的、50代くらい)
・ロシア人父娘(田舎から観光に来た感じ、娘さんは20代と思われる)
・ロシア人男性(無口、40代くらい)
・ポルトガル人女性2人組(言葉が分からないからと庭観光は別行動、50代くらい)
言葉の不自由な私をさりげなく気遣っていただき助かりました。特にガイドさんと一人参加男性。ありがとうございました。 -
フィンランド湾は凍っています。
-
フィンランド湾から噴水、宮殿を見た図。
-
夏の宮殿のエルミタージュ(隠れ家)。
日本にあったなら、立派な一般民家…くらいの大きさです。 -
駐車場隣のカフェでバス待ち休憩。
ボルシチ(安定の美味しさ)、パン(チョコ+ぎっしり重たい+中に胡麻)、紅茶。
ペテルゴフは、プーシキンより幾分か地味な印象でした。しかし庭はやはり見ごたえがあります。
夏はきっととても爽やかで気持ちよさそうだと思いました。
今回は、冬だからこそすいていて、ほとんど他の観光客とすれ違うことなくゆっくり回れました。 -
18時過ぎ、Gostiny Dvor前に帰ってきて、いったん宿に荷物を降ろしてから観劇へ。
ミハイロフスキー劇場。
時間がギリギリで外観を撮影できませんでした。宿から徒歩10分で助かりました。
チケットは日本でオンライン予約して、チケットはスマホにPDF表示または紙に印刷していきます。入口でバーコードをピッとしてもらって入りました。
1stサークル(2,500ルーブル/約4,500円)からは舞台全体が見えて結構よかったです。
演目は『バヤデルカ (Баядерка)』。
ラジャ役の人がとりわけ恰好よかったです。アヘン……。 -
休憩時間の廊下。
1stサークルではカードキーを渡され、自分のボックスに入るとき、扉にピッとしないといけません。このセキュリティはいったい何のためなのだろう? -
帰路、Passage(百貨店)の地下スーパーで、水とスメタナを購入しました。
一緒に写っているスカーフは朝に入手したスカーフ(1,800ルーブル/約3,300円の30%offで、1,260ルーブル/約2,300円)です。メイドインロシアを選びました。
宿でスメタナを食べてすぐ就寝。 -
◎3日目 ペテルブルク→寝台列車(2/9日曜)
Mホテルの朝食ビュッフェメニューは毎日若干異なります。
ブリヌイがあってハッピー。
これからムルマンスクへ向かう寝台列車「アルクチカ号」に乗ります。 -
チェックアウト後、Gostiny Dvor前のバス停から、Ladozhsky駅に向かいました(50ルーブル/約90円)。
駅構内の売店で食料を調達し、ホームへ降りたものの、前から後ろまで歩いたのに乗る車両が…ない…!?
他の車両の女車掌さんに聞いてみたところ、「一番後ろよ!」とのこと。
行ってみれば、最後尾のさらに先に、何やら人だかりが…?
もしやと待っていたら、来ました連結車両! 私の24号車はペテルブルクで連結される車両だったのでした!(その他はモスクワから来ています。)
車両番号は連番ではないので注意が必要です。今回、24号車の前は21号車でした。
24号車担当の女車掌さんにパスポートを渡し、予約を確認してもらって、乗車。
ロシアの寝台列車は、毎回日本で予約して行きます。人気のため直前だと売り切れの可能性が高いです。乗車日に近づくにつれ、価格がじわじわ上がったり稀に下がったりしつつ結果的には上がっていき、1ヶ月前を切るとどんどん座席の選択肢が限られていってしまうので、できるだけ早めの予約がよさそうです。
今回、2等車。2等車では初めての下段でした。
同室は、向かいの下段が年配のロシア男性、上段がロシア男子学生2人組。
このメンバーで25時間ちょっとの旅です。 -
定刻出発の後、車内着に着替えて通路で景色を眺めました。
冬の車内は暑いくらいです。常時22~25度くらい。春秋ものの部屋着でちょうどよいかと思います。中には上半身裸+短パンの成人男性(ムキムキ)もいました。 -
外はだんだんツンドラ地帯になっていきました。
通路にある時刻表通り、列車は1日数駅に停車します。だいたい定刻です。
室内では男子学生たちが楽しそうに動画を観たり、ふざけあったりしていて、とても和みました。
年配男性はかなりお疲れの様子で、途中の長時間停車駅で外の空気を吸いに出ることもなく、食事とお手洗い以外はずーーーーっと横になっていました。 -
夕方、30分間の停車時、列車を降りて駅外のスーパーまで夕食を買いに行きました。
地下通路を通って、階段上がって、降りて、車道渡って、と意外と遠く出発に間に合わなかったらどうなるのかという考えが過りました。無事間に合いました。
早足で歩いている途中で駅名を見て気づいたのですが、ここはペトロザヴォーツクでした。キジ島への玄関口でもある街です。改修工事が終わったら島へ行ってみたいと思っているのですが、ペテルブルクから6時間くらいで着いてしまうなんて、思いのほか近いことが分かってよかったです。 -
夜の12分間停車で散歩。
ロシアの鉄道駅では、ときどき、昔の車両(画像左)が飾られています。 -
奥がサモワール(熱湯使い放題)、手前が車内販売です。
いくら車掌室の目の前だからって、車掌室の扉はほとんど閉まっているのに、商品を不用心に置いておいてよいのでしょうか? たぶん、めったに問題が起きないからよいのでしょう。確かに通路でスマホを充電したままお手洗いに行ったりしても、なくなったりしないし、悪戯もなかったと思います。平和です。
また、1日何回か、屈強な警察官2~3人組が巡回してくれます。
向かいの年配男性は相変わらず寝ていて、上段の男子学生たちも声がしなくなった頃、私も就寝。
21時過ぎでした。寝台列車の生活は健康的――。
ムルマンスク編に続きます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サンクトペテルブルク(ロシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 真冬のアルクチカ号一人旅
0
42