2020/02/10 - 2020/02/12
1位(同エリア6件中)
フサコさん
昨年に続き2月に10連休をとってロシアへ向かいました。
暖冬に苦しめられることになろうとは……。
【期間】
2020年2月7日(金)~16日(日)
【日程】
1日目 成田→モスクワ経由→ペテルブルク
2日目 ペテルブルク
3日目 ペテルブルク→寝台列車
4日目 寝台列車→ムルマンスク ※
5日目 ムルマンスク ※
6日目 ムルマンスク ※
7日目 ムルマンスク→寝台列車
8日目 寝台列車→ペテルブルク
9日目 ペテルブルク→機内泊
10日目 機内泊→成田
末尾※マークが今回の記事内容です。
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◎4日目 寝台列車→ムルマンスク(2/10月曜)
寝台列車の朝は早い。
日の出(9時頃)のだいぶ前に起きだし、混む前に身支度を済ませた。廊下で外の景色を眺めるも真っ暗。街や村の灯りが稀に過ぎ去るばかり。
徐々に空が明るくなっていき、見かける道路が広くなっていき、家が多くなっていくにつれ、もうすぐ都会だと感じました。
11:24 ムルマンスク駅に到着。定刻。 -
駅近で有名なアジムットホテル。
残念ながら今回の宿はこちらではありませんでした。
初めて来た北極圏の街。
まさかの暖冬。まさかの気温がずっと0℃前後。
道は、雪だったならまだ歩きやすいのですが、溶けて凍ってを繰り返したツルッツルの状態でとにかく必死に歩くほかありませんでした。ここで転倒して怪我でもしたら取り返しがつかない。
地元の人たちはすいすい歩いていたので流石だなと思っていたけれど、あとでTVをつけてみたら、「異常な暖冬で路面凍結! 事故多発! 骨折多数!」みたいなニュースが流れました。やはり暖かすぎだったようです。 -
努力のかいあって、時々「うおっ」となったものの、無事宿までたどり着くことができました。
徒歩10分ちょっとのはずが20分以上かかった……ものすごく疲れました……。
今回の宿は、ブティック・ホテル・ルネッサンス。
チェックイン可能となる14時までまだ2時間以上ありましたが、準備ができているからと、すぐにチェックインさせてくれました。ありがとうお姉さん。丸顔でかわいいタイプのかたでした。 -
部屋の窓からの風景。宿裏の駐車場。
1階の101号室でした。 -
道が……!
ツルツル……!(端の雪の部分を狙って歩くと少し楽でした。) -
地図で見かけて気になった、港近くのウズベキスタン料理店『サマルカンド』。
画像の黄緑色の部分です。
分かりにくかった立地的に考えて、思いきり地元向けなのかもしれません。お客さんは中央アジア系とロシア系が数人ずついました。
入ったら「コンニチワ~!」と言われてびっくりしました。一発で日本人とバレました。何故……? そういえば以前ウズベキスタンでも、結構すぐに日本人とバレていた気がします。シルクロードの人たちだから見分けが得意とかあるのでしょうか??? -
内装はかわいい感じ。
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ラグマン(トマトスープのうどん)、シャシリク(羊肉の串焼き)、パン、コーヒー。
450ルーブル/約800円でした。
ウズベキスタン料理大好き!
ロシア語メニューしかなかったので、知っているウズベキスタン料理を注文してみたら、全部ありました。よかったよかった。
大変美味しかったです。おすすめです。
完食後、日本であらかじめコンタクトを取っていた現地ツアー会社「North For You」さんからWhatsAppが届きました。
お願いしていたのは2件。
・北極海沿岸の村へ行きたい。
・もしオーロラが見れそうな日があったらオーロラツアーに参加したい。
前者については、天候と道路の状態を考えて、明後日行こうとのこと。
後者については、天気の影響で、滞在予定3日間のうちに見れる可能性は低い。敢えて言えばこの日(初日)に少しだけチャンスがあるとのこと。ムルマンスクは雲が多い地域のため見られたならラッキー程度に思っていたので、とりあえず今夜のツアーに参加したいと返信しました。
North For Youさんは、とても親切で連絡がこまめで明朗会計でした。おすすめです。 -
駅近くの土産物展で自分用にマグネットを、スーパーマーケットでお土産用のお菓子を購入。
買おうとレジまで持っていったチョコが、どうしてかレジのバーコード読み込みがうまくいかなかったらしく、購入を断られました。仕方ない。
宿に戻って、買ったばかりのアイスクリームを食べながら夜を待ちました。 -
オーロラツアー中の画像です。闇。
その夜の結果から言うと、「うっすら見えたような…?」でした。
やはり雲が厚くて、若干できた隙間に、それらしきものが見えました。ガイドさんが言ってくれなければ気づけない程度で。写真を撮れない短時間の出来事でした。
結局、滞在中にオーロラをきちんと見ることはできませんでした。残念! また次回!
オーロラツアーの流れ。
1.21時前後、滞在ホテル前でピックアップ。バンに数人が同乗。
2.郊外のいくつかの適所をめぐる。
3.オーロラが出たら記念撮影。
4.4~6時間で宿へ帰る。
5.宿の前で支払い。(記念撮影できたら5,500ルーブル/9,900円、できなかったら2,500ルーブル/4,500円) -
◎5日目 ムルマンスク(2/11火曜)
なんとか起きて朝食。
夜更かしが苦手な私は、昨夜の午前様帰りにより、大変調子がよろしくありませんでした。午前中は宿でゆっくりしようと決めました。 -
温かい料理を1品、注文してから作ってくれました。
選択肢はオムレツ、目玉焼き、ブリヌイ。もちろんブリヌイをお願いしました。美味しい! -
昼前、ようやく宿を出発。
まずは港を目指します。
たくさんの像がありました。 -
ぐーぐる先生の言うとおりに進んでいったものの……ここ、何かの工場の駐車場じゃない……?
工場出入口前を通り過ぎるとき、警備員さんがめちゃくちゃこちらを警戒していた気がします。踏切で、やたらゆっくりな貨物車両が通り過ぎるのを数分待ちました。車道だけで歩道がありませんでした。他に通行人がいませんでした。
……あの道、大丈夫でした? -
原子力砕氷艦『レーニン号』。
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残念ながらこの日はお休みでしたが、曜日によって内部見学ができるそうです。
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かっ……!
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格好良い……!!!!!!!!
理由はよく分からないのですが、私、大きな船が大好きみたいです。めちゃくちゃテンション上がりました。ずっと見ていたいくらいでした。
最高! -
入れ違いにレーニン号を見に来たお兄さんがやって来た方向へ進むと、駅の裏へと続く道がありました。
やはり行きに通った道程は正規(?)ではなかった模様です。 -
どこまでも続く貨物列車。
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駅前から106番バス(33ルーブル/約60円)に乗って、『北緯68度58分の塔』へ。
画像中央の水色のやつです。遠目。
近くまで行ってみたのですが、塔は片道2車線の道の間にあって、横断歩道がありませんでした。また、周りには雪が積もっていて、誰も行った形跡がありませんでした。つるつるの道を走って、雪に埋もれながら塔の写真を撮る勇気が、私にはありませんでした……。 -
再び106番バスに乗って駅前へ戻り、近くの『世界最北のマクドナルド』で昼食。
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フィ〇オフィッシュセット。日本で食べることのできるメニューを頼んでしまった……。
タッチパネルで注文、その場でクレジットカード決済すると、注文番号の印字されたレシートが印字されます。窓口のスクリーンに自分の番号が出たら受け取りに行くシステムです。口頭注文もできるのですがそちらは行列でした。ロシア語表記しかないようでしたが、画像付きなので、タッチパネルが分かりやすくて楽かと思います。 -
続いて、大祖国戦争犠牲者の慰霊碑『アリョーシャ(Алёша)像』へ。
アジムットホテル前から3番トロリーバス(33ルーブル/約60円)に乗って、最寄りの停留所(画像)まで約15分。
事前情報によれば、停留所からさらに徒歩15分とのことでした。現実はツルツルロードのため30分近くかかりました。予想外に遠くて途中でくじけそうになりました。 -
ようやく見えてきたアリョーシャの背中。
前を歩くのはロシア人男性2人組。 -
近づくにつれ大きさが分かってきたアリョーシャの背中。
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どーん!
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下に立つピンク色の上着の女性と比較すると、大きさが分かりやすいかと思います。偶然居合わせたこの女性は、インド系と思われる旅行者グループの1人です。
飾ってあるの花たちは全部造花のようでした。 -
アリョーシャ像から街を望む。
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アリョーシャ像と停留所の間にあった小さな遊園地前の、猫のベンチ。
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宿まで戻って来ました。
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歩き回って疲れたので一休み。
宿には休憩室があり、自由にお茶やコーヒーを飲むことができました。チョコレートも置いてありました。
しかし、当時は特になんとも思わなかったのですが、2月半ばでクリスマスツリー……? -
セルフサービスです。
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近くのピロシキ専門店『シュトーレ(штолле)』へ。
軽めの夕食として、ブロッコリーと白身魚のピロシキ(紅茶含めて180ルーブル/約320円)を頼みました。
大変に美味しかったです。
めちゃくちゃ美味しかったです。
ものすごく美味しかったです。
さくさくしていて、しつこさはまったくなく、メニューも肉魚の食事系から甘いデザート系まで豊富でした。家族用の大きなサイズから、画像のような1人用サイズまであります。
モスクワやペテルブルクなどロシア国内の都市、あとロンドン、ミンスクにも出店しているようです。
日本にあったら絶対通いたいのにと思いました。 -
◎6日目 ムルマンスク(2/12水曜)
朝食ビュッフェのメニューは変わらないようでした。
この日はオムレツを注文しました。撮り忘れたので画像はないのですが、美味しかったです。
北極海沿岸の村・テリベルカ村へのツアーの日。
前夜、「道路が封鎖されたため出発が遅れる」とNorth For Youさんから連絡を受けていました。当初の予定は9時でしたが、封鎖は10時頃に解除されることが多いため、10時過ぎにまた連絡するとのことでした。
部屋でのんびり待っていると、10時過ぎに「10時40分に迎えに行くよ!」と連絡が来ました。やはりロシアの人、時間にきっちりしている気がします。 -
待ち合わせ5分前に宿のフロントへ出てみると、本日のガイド・イヴァンさんがすでに待っていてくれました。
イヴァンさんは、(一般的なロシア人のイメージと違って)明るく、(私のロシア人のイメージ通り)ロマンチストなおじさまでした。
SUVの助手席に乗って、別のホテルで香港から来たという若いアベックをピックアップして、ムルマンスクを出発。
市街地を抜けしばらく走ると、一面の雪景色になりました。 -
画像中央に小さく写っているのは、イヴァンさん曰く「スカイカイト」。冬に人気のスポーツだそうです。
道中、イヴァンさんによる話まとめ。
・イヴァンさんはムルマンスク生まれのムルマンスク育ち。
・ムルマンスク大好き。暮らす人々は素晴らしい。若い街だから道路や設備が整っている。魚介類が美味しい。夏は涼しく(普通15℃くらいで異常気象でも25℃)、冬はそんなに寒くない。
・ムルマンスク以外で暮らすことは考えられない。
・(私が行ったことのあるロシアの街を話したところ、)ウラジオストクに一度行ったことがある。港町でムルマンスクと少し似ていた。
・冬はどこに行ってしまったのだろうと思うくらい、今年は暖かい。 -
ツンドラで記念撮影時間。という名のイヴァンさんの喫煙休憩。
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360度、雪景色です。
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人工物は電線しか見えません。
ところで、後部座席のアベック、車内でも外でもツアーを通してほとんど会話をしていなかったのですが喧嘩中とかだったのでしょうか……? 写真を撮るときだけ仲が良い感じに寄り添って笑うのだけれど、その他は割と離れていました。
若いふたりでした(おそらく20歳代半ば)。
そして非常に薄着でした。
男性は、ダウンジャケットを着ているものの、短めのズボンとくるぶし靴下のため足首の素肌が見えていました。女性は、薄いおしゃれダウンコートで、なんとミニスカートにタイツ、おしゃれショートブーツ。
いくらそんなに寒くないからと言って、これから行くのは北極海なのに大丈夫だろうか……?という心配は、この後、大丈夫ではない結果になってしまいました。 -
約2時間で、テリベルカ村に到着。
黄色い建物はおそらく学校。
まず立ち寄ったお手洗いは、建物の中ではあったのですが、同じ室内に隣り合わせで男女別の個室がありました。
仕切り板はふくらはぎ辺りより下は開いていて、身をかがめればお互いの足元が見えるような……しゃがめば相手の様子を覗けてしまうような……。おおらかだな~と思いました。
少し戸惑っていたようなアベックの後、私はイヴァンさんと同時にそれぞれ入りました。
外に戻ると、スノーモービルと運転手さんが待っていました。
我々はスノーモービルの後ろについたソリに乗って海へ向かいます。手袋を持っていなかったアベック男性は、イヴァンさんの予備の手袋を借りていました。 -
海岸。
ドラゴンズエッグと呼ばれる通り、大きな楕円形の石がごろごろしています。
赤いジャケットはイヴァンさんです。 -
ここが北極海……。
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大きな石は乗っても安全。
小さい石は転がってしまうので危険。 -
ツアーメンバー。
おしゃれブーツのため何度か危ない体勢になったアベック女性。なぜかアベック男性は手をほとんど貸さず、先にひとりで進んでしまい、見かねたイヴァンさんが手を差し伸べに行っていました。……え、本当に喧嘩中? -
再びスノーモービルに乗って移動。
脚がタイツ1枚のアベック女性は、寒くてガクブル。運転手さんが毛布を貸してくれていました。 -
この旅唯一の自撮り。ゴーグルは、乗る前に全員に配られた借り物です。
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夏は滝になる場所。
イヴァンさんお気に入りの場所のひとつで、夏、プライベートでひとりここを訪れることもあるそうです。
ここでアベック女性が盛大に転倒しました。背中からダーン!と倒れてしまいました。
それでも手を貸さない、声も出さないアベック男性……駆け寄るイヴァンさん……。
このふたりはいったいどうしたのでしょう。もしくはこれがふたりの普通なのでしょうか。今回の旅10日間を通して、一番の謎です。
でも、転倒してそのまま海まで転がらなくてよかったです。 -
滝の横にあったのは、鯨の骨とのこと。
手前が顎(歯の生えていた跡がある)。奥が鼻(潮を吹くところ)。 -
スノーモービルはとても気持ちよかったです。
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テリベルカ村は荒天であることが多いそうですが、この日は晴れて風もほぼなかったです。ラッキーだねと言われました。
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海沿いのカフェで昼食。
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北極海の魚と、ポテト。
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カフェは結構賑わっていました。
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お支払い中のイヴァンさん。昼食はツアー代に込みです。
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食後、砂浜で自由時間。
家族や恋人や仲間と一緒に入って、絵画風に写真を撮れるのだろう、枠。私はひとりなので枠だけを撮ることしかできません。 -
錆びた船。
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錆びた船で遊ぶグループの中にいた女性のリュックが気になりました。
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北極海。
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ブランコ。
ひとりでしばらく乗ってみました。後ろにカフェがあり、中から視線を感じました。 -
波は穏やかです。
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1時間弱の散策の後、帰路につきました。
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夕焼け。
綺麗だ…としみじみ呟いてから、イヴァンさんが語り始めました。
テリベルカは世界一美しい。しかし、世界はすべて美しいんだ。すべての土地、すべての人々、みんなそれぞれ美しい景色を持っている。
……ろ、ろまんちすと~!
帰路2時間もやはり会話のなかった香港アベックを彼らのホテル前で降ろし、私も宿まで送ってもらいました。
降りるときにお支払い(6,500ルーブル/約11,500円。クレジットカード利用可)をして、イヴァンさんとさようなら。最後まで明るい親切なかたでした。
ペテルブルクへ戻ってこの旅も終わり編に続きます。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Cherryさん 2021/04/06 14:34:12
- 続き
- フサコさま
初めまして、いつも楽しく旅行記読ませて頂いてます。
フサコさん節が大好きです。
この続きは、書かれる予定はありませんか…?
コロナの影響かと思いましたが、やっぱり読みたくてメッセージしました。
PS.ウズベキスタン編もぜひ!図々しいお願いですいません、、
Cherry より
- フサコさん からの返信 2021/05/23 16:49:27
- RE: 続き
- Cherry様
ありがとうございます!
遅ればせながら、ムルマンスク旅の最終回を投稿しました。
ウズベキスタンのことも(すごく古い情報になってしまいますが)、当時の記録を見返してみたいと思います。
- Cherryさん からの返信 2021/05/25 16:09:13
- RE: RE: 続き
- フサコさま
ムルマンスク編、楽しく読ませて頂きました!
しばらく更新がなかったので、旅の終わりに何かあったのかな…?コロナの影響?と訝しんでおりましたが、無事に旅を終えられたようでホッとしました。
ほんとに、海外に出られない日々が来ようとは…早く平穏な日常に戻れば良いですね。
私も一度だけロシアへ旅し、フサコさんの旅行記をとても参考にさせて頂きました。
シベリア鉄道で、女性が着替える時は男性陣は出かける…そうだったっけ?と、記憶も曖昧ながら、冬の淋しい、切ないようなロシアの田舎の空気をフサコさんの写真を見ながら思い起こしていました。ありがとうございます。
ウズベキスタン編も楽しみにしています。
ロシア語が理解できたらあの辺りは強いですよね…キリル文字難しい…
Cherry
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