小松ヶ池

2020/02/17 - 2020/02/17

　小松ヶ池公園にある小松ヶ池は農業用の用水池である。海側を通る道路から崖に設えられた階段を下りると谷津になる。その谷津に堤を設けて用水池に転用している。しかし、小松ヶ池は海側には発展しておらず、堤は陸側にあり、用水を供給する田圃や畑は陸側に広がっている。では、海岸の砂洲で堰き止められたラグーンの跡？それにしても、海側に谷戸が展開していない場所に農業用の用水池があるのは初めて目にすることだ。
　小松ヶ池には看板には紹介されていない川鵜（カワウ）が泳いでいる。また、湖畔では鶯（ウグイス）の発声練習のおぼつかない鳴き声が聞こえる。今年初めて聞く鶯の鳴き声だ。
　小松ヶ池の堤には河津桜が植えられており、桜並木が花見客の人びとを誘う。
　湖畔で釣り糸を垂れている若者がいる。しかし、朝から釣りをしているということのようだが、ボウズである。川鵜が泳いで潜ったりしているのであるから魚はいるのだろう。しかし、向こう側の枯れた葦が多い辺りだ。どうやら小松ヶ池に魚影はあるが、釣れないという、どこにでもあることのようだ。
　小松ヶ池に溜まる水はこの西側にある大根畑の台地に降った雨水のようだ。その台地は遮るものが何もないために、今日の強風では飛ばされそうなほどだ。しかし、その遮るものが何もないために富士山を望むことができた。
（表紙写真は小松ヶ池の堤の河津桜の桜並木）

エリア 三浦海岸・三崎(神奈川)

道路から階段を下りるとこんな感じの木道が続く。葦が生える谷津だ。

谷津の水場。湧き水があるのだろう。

「小松ヶ池公園案内図」。

谷津。

谷津の沼地。

谷津の沼地は小松ヶ池に。

小松ヶ池の枯れた葦。

小松ヶ池。

湖畔の稲荷社。

稲荷社。

「小松ヶ池公園ご案内」。

小松ヶ池の堤の河津桜の桜並木。

小松ヶ池の堤の河津桜の桜並木。

「小松ヶ池公園の５つのルールを守りましょう！」看板。

小松ヶ池の堤の河津桜の桜並木。

小松ヶ池。面積は約1.5haあるという。低い木立の手前に京急久里浜線の単線の線路が通り、沿線には河津桜が植えられている。この木立の先が海岸だ。

小松ヶ池と堤の河津桜の桜並木。

「柵越え禁止」看板。取水口だ。

石碑。

「記念碑」（昭和55年（1980年）銘）。

「水神碑」と「小松ヶ池改修記念碑」。

「小松ヶ池公園案内図」。

小松ヶ池の堤の先には田圃と畑。海側ではなく、陸側にある。

小松ヶ池の堤の河津桜の桜並木。

「小松ヶ池」看板。

小松ヶ池と堤の河津桜。

鶯（ウグイス）が発声練習している藪。弓なりの竹の真ん中に写っているのは台湾リス。小松ヶ池の周辺も台湾リスの生息域になっているのか…。