2019/10/17 - 2019/10/19
639位(同エリア840件中)
napaさん
伊豆半島はいくつもの有名な観光地がありますが、今回は人ごみを避けた落ち着いた旅がしたくて、西伊豆中心にジオパークを巡りました。
10/17 新幹線で三島へ、土肥温泉泊
10/18 ジオサイトを訪ねながら海岸線を南下、湯ケ野温泉泊
10/19 河津七滝から柿田川湧水群まで北上、帰宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岩科学校あたりから昼食をとれる場所をずっと探しながら南下して、石廊崎まで来てしまいました。途中、まったくコンビニもなく、宿の夕食の時間も近づいてきたのであきらめました。
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伊豆半島最南端
石廊崎 自然・景勝地
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断崖すれすれに小さな廃屋があって覗いてみるとトイレでした。柄付きの便器がめずらしい。
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沖合には神子元島も見えます
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突端には縁結びの祠
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海底に噴出した溶岩流でできた岬はごつごつした岩場で、蜂の巣状にいくつも穴が開いています。
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そのくぼみのひとつに納められた岩室神社
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伊豆七不思議のひとつ、石廊崎権現の帆柱が奉納されていて、床下の窓から見ることができます。千石船が石廊崎沖で嵐に遭い、その帆柱を奉納すると誓って祈ったところ、無事に江戸に到着できたというものです。
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龍宮窟、海蝕洞の天井の一部が崩れて天窓が開いたものです。城ヶ島のものは遊覧船でしか行けませんが、ここは歩いて入れます。
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入り口はあんなに狭いのに内部は広く高く浸食されていて不思議です。
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上から見下ろすとハート形になっています。昨日三島を発ってからほとんどほかの観光客に会いませんでしたが、ここでは数人の外国からのお客さんがいました。
龍宮窟 (竜宮公園) 自然・景勝地
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すぐ隣の田牛サンドスキー場、強い風によって吹き寄せられた砂が積みあがってできたものでそり遊びができるそうです。
田牛サンドスキー場 名所・史跡
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ここにも石丁場跡がありました
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砂の斜面は約30度、見下ろすとかなりの急傾斜です。ほぼ伝説の七不思議より、ここや龍宮窟のほうがよほど不思議だと思いました。
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ペリーロード、下田に上陸したペリー提督も了仙寺までここを歩いたのでしょうか。
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情緒あふれるなまこ壁の建物が残っています
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古い建物を利用したおしゃれなカフェも。
薄暗くなってきたので宿へ急ぎます。 -
伊豆の踊り子の宿・福田家。「伊豆の踊子」は川端康成がこちらに逗留した時の出来事をもとにした作品で、映画化された折には撮影にも使われました。
伊豆の踊子の宿 福田家 宿・ホテル
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創業以来の榧風呂、創業明治12年。夕食には名物の金目鯛の煮付けやわさび丼を頂きました。
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福田屋から橋を渡ると住宅地となっていて
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「踊り子」が手を振ったという共同浴場も川沿いにあります。地域住民以外は利用禁止となっていますが、福田家宿泊者は入浴できるようです。
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車も入れないような路地にあった雑貨店、茶碗や湯呑が並んでいるのがガラス越しに見えますが、買いに来る人はいるのでしょうか。
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なにか大きな柑橘のなる果樹園の奥の水神社、水に恵まれるように祀ったものか、水の害を鎮めるために祀ったものか。
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河津七滝、近年はシカやイノシシの農業被害が増えているそうです。
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出合滝、柱状節理と水の色が印象的です。
河津七滝 自然・景勝地
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黒い玄武岩の河床と清冽な流れ。
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初景滝、「私」と「踊り子」の像があって記念写真を撮っている人たちがいました。
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蛇滝
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滝の上流側の柱状節理が蛇のうろこのように見えることから名づけられました。
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9月の台風による大雨でつり橋が破壊されてしまったようです。川の流れより3m程度の高さに架かっていた橋が流されるとは、どれくらい増水したのでしょうか。
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いちばん奥にある釜滝からは深い渓谷から上へと長い階段が続いています。景観に合わせ木造でなかなか立派なものですが、駐車場に戻らなければならないのでもと来た道を戻ります。
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天城峠を越えて浄蓮の滝、やはり澄んだ水の色です。
浄蓮の滝 自然・景勝地
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滝のすぐ横にはわさび園がありました。
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植え付けから2年で収穫、掘ってみないと大きく育っているかわからないそうです。わさび田をのぞき込むと敷き詰められている石の間をまるで湧き水のように澄んだ水が流れていました。畳石式と呼ばれる栽培方法で、この技術が考案されてから生産量が飛躍的に伸びたそうです。農作物の生産が難しい環境の中で、沢を棚田状に開墾してわさび田を作り、豊富な湧水でわさびを生産する技術は美しい景観を形成し、世界農業遺産にもなっています。
道の駅でわさび丼の昼食にしました。自分ですりおろしたわさびは強烈な風味で、わさびを食べて頭までしびれたのは初めての経験でした。 -
三島まで戻って、柿田川湧水群へ
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全長わずか1.2kmの河川ですが、富士山に降った雨や雪が地下水として山を下りあちらこちらで湧き上がっています。湧き間から灰色の砂を巻き上げながらこんこんとあふれ流れる水量は1日当たり100万tといわれています。
柿田川湧水群 自然・景勝地
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紡績工場の井戸跡の水の色
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すぐとなりを走る交通量の多い国道1号線をくぐってこんなきれいな水が湧き出ていることが不思議に感じました。
国内でさえまだまだ知らないことは多いですね。いろいろな土地に出かけてその土地の風土に触れてみたいものです。
おわり
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旅行記グループ 伊豆半島の火山が作った地形を訪ねて
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