東武野田線大和田駅近くの人気行列店「中華そば 蛍」で正油・塩・味噌３種のラーメンを食べ比べる　

2020/06/26 - 2020/06/26

大宮駅から東武野田線で３駅目「大和田駅」で降りて徒歩10分ほど。
大和田公園通り沿いの「中華そば蛍」は近在では有名な人気店です。
10：45という早い時間から営業していますが、開店前から行列ができるほどです。
周辺は田畑や住宅街で特に何もないのに広い駐車場はいつも一杯で、よくもこんな所にお客が集まるものだと興味がそそられました。
正油・塩・味噌のラーメンの他、つけ麺・餃子がラインナップ。
１月・３月・６月と3回行き、ラーメン3種を食べ比べました。

エリア 大宮(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東武野田線(東武アーバンパークライン)は大宮駅から岩槻→春日部→柏方面に走っています。
大和田駅は大宮から６分、３つ目の小さな駅です。

大和田駅 (埼玉県) 駅

駅前を南に直進し「大和田駅（南）」交差点で左折して、

大和田公園通りを東に数分、

沿道に、中華そば　

中華そば 螢 グルメ・レストラン

「蛍」があります

道を挟んで向かいには系列店の「本格欧風カレー gii（ギー）」もあり、

今年の１月に訪れています

「中華そば蛍」はポツンと一軒家のレストランです。
和のお店がコンセプトのようで、一見、茅葺民家のような外観です。

初回に行ったのは1/29の10:30。
開店は10:45と、ラーメン店にしては比較的早めです。
未だ15分あったので店外のベンチで待ちます。
先客は5名。

開店時は一組ずつ呼び入れられて食券購入後、一巡目からあぶれると店内の椅子で又しばらく待ちます。

3回目の６月の際は入店時は待たずに済んだのですが、退店時に見たら整理券方式に。

御時世か、テイクアウトもできるようになっていました。
スープは冷凍、麺は生麺、賞味期限は2日、具材はスープの中に入っているそうです。

店内はカウンター12席の他に

4人×２卓のテーブル席もあります

民芸調の一枚板のテーブルを大きな甕二つで支えている変わった造りです

カウンター席には6月にはパーテーションが設置されていました。
カウンター席って基本的におしゃべりしながら食事を楽しむっていう場所じゃあないし、ここまでする必要があるんでしょうかね？
「コロナの頃、そんな時もあったよね」なんて笑って話せる日々が一日も早く来ればいいと願います。　
客が変わる毎にアルコールでテーブルが拭かれていました。

先ずは食券を購入。
硬貨を何回投入しても上手く反応しないで苦労した券売機です。

初回に行った時に「一番オーソドックスなのは何ですか？」と店員さんに尋ねると、
「正油味の ″中華そば” ですね」とのこと。
じゃあ、先ずはそれでいきましょう。

店内にあったメニュー

正油味の「味玉中華そば」税込900円です。
味玉が付かない基本バージョンなら800円。
具の焼豚は１枚、メンマ、海苔、刻みネギ。
柚子の皮がアクセントにトッピングされていました。
見た目にはあまり拘っていない店だと思います。
味に絶対的自信が有るからなのかなあ　(u_u)

秋刀魚節を主に鯖節、鰹節、煮干、根昆布等をブレンドした魚だしと鶏ベースの動物系スープとの合せ出汁。
三種類の醤油をブレンドし、ほのかな甘味と芳醇な香りが特徴だとの事です。
言われてみればそうかも知れない・・
勿論、美味しいけれど、ただ、わたし的には特別な感動は無かったかな・・

煮玉子の黄身は半熟で少し甘めの味付がされています

麺は一人前170gだそうです。
国内産小麦をブレンドし、太麺にする事によりモチモチとした食感を強調とのことですが、私は細麺が好みなのですよね。

なので二度目に行った3/9には細麺の「味玉 焼豚 とりそば」1,150円にしました。
餃子350円も奮発。
ランチのラーメン屋さんで1,500円はちょっとキツいかな・・

カイワレの緑がアクセントになるんだけど､もう少し丁寧に乗せてくれたら見栄えもしたのに残念です。
海苔とメンマと刻みネギと柚子のトッピングは正油に同じ。

若鶏、老鶏の丸鶏や鶏ガラ、香味野菜やハーブ等をじっくり時間をかけて炊き出した鶏白湯スープ。
脂分は極力取り除いていてすっきりとした穏やかな味わいが特徴だ、とはお店の弁。
タレに使用している塩は沖縄県産の自然塩だそうです。

白湯スープっていうとサラッとしたのを思い浮かべますが、ここのはかなりとろみがあって麺によく絡むものになっています。

一番高い全部入りにしたので焼豚は４枚増量で全部で５枚入っています。

味玉（煮たまご）

厚切でありながら脂身少なめでホロホロくずれる柔らかさです。

”とりそば” に使用している麺は喉越しの良い腰のしっかりした細麺です。
正油や味噌より10g少ない160g。
私は太麺よりもこのくらいのストレート麺が好き。
このお店は自家製麺ではなく外注だそうです。

餃子は羽付きではない手作り感ある野菜メインのさっぱり系です

３度目の6/26には「海の味噌 味玉 焼豚そば」に。
今回も焼豚も煮卵も全部入りなのでちょっと奮発して1,200円。

海老、蟹、帆立等のエキスを凝縮させた ”贅沢三昧のスープ” 。
正油や塩の全部入りが1,150円なのに味噌だけは1,200円というこの50円の差はそれ故でしょうか？
２種類の信州の赤味噌をブレンドしているそうです。

パクチーの小片と黒胡麻がトッピングされたたっぷりのさらし葱が見た目も味も全体を引き締めていてとてもいい仕事をしています。
背後に立った4枚の焼き豚と共に、ビジュアル的にも正油や塩よりも気遣いが感じられます。
見た目ってかなり重要な要素だと思うんですよね。

スープの中にモヤシやニンニクの芽やひき肉？も煮込まれていて全部飲み干してしまいました。
日常、家庭での食事ではストイックなくらい塩分は控えているんですが、たまに行くラーメン店では（余程塩辛くない限り）基本的にはスープは飲み干す派です。
スープはラーメン店のイノチです。
お店の方にとって空になった丼は何より嬉しい筈だと思います。

ちなみに、富山の「西町大喜」のブラックラーメンだけはあまりの塩分に麺も残してしまったというしょっぱい過去があります。

「海の味噌そば」の麺は正油と同じ太麺で170g。
濃厚なスープとよく絡みます。
でも、細麺も選択できるようにして貰ったら私としてはその方が望ましい・・
仕切りのあるカウンター席でゆっくりよく噛み締めて味わいました。

置いてあるのは奇しくもコロナビール。
でも、食事の時にビールを飲んだらお腹一杯になってしまうと私は思えちゃうんですが・・

氷水は最初の一杯は出して貰えますが後はセルフ。
カップがステンレスの２層保冷構造になっています。

卓上調味料と初回の１月には有ったティッシュボックス。

３月訪店時の張り紙。
ここにもコロナウイルスの影響が・・

厨房は4人のスタッフで廻していました。
暑い中、マスクでご苦労さま。

トイレはじめ店内の壁は農家の土間のような土の塗壁です

カウンター席を店内待合席から

壺の椅子の座面は木なので冷えませんがお尻の大きな人ははみ出しそう

目立たないこの看板では、来る気で来るお客さんだけがターゲットかな？
イヤイヤ、手前の「中華そば」のドデカイ看板のインパクトはこれを補って余りある存在感でしたね。

駐車場は20台以上停められます。
交通の便のあまり良くない場所なのでアクセスは基本的には車ですね。

店外待合ベンチの前に掲げられたメニュー。

私が食べた３種のラーメンやぎょうざの他、
極太麺300ｇ使用の「つけそば」が２種類（基本850円、全部盛り1,200円）、
「蛍ごはん」という焼き豚＆葱乗せごはんが格安200円であります。

極太麺300ｇの「つけそば」も人気の一品ですが、私はそれにはそんなにそそられないので、今後も食べなくて、まあいいかな？
（昔、東池袋の「大勝軒本店」で ”元祖つけ麺” を食べた時、元取れ完食主義の私でも流石に最後は飽きてしまって食べ残したことがありました　(-"-)

どれもみんな美味しかったけれど、ラーメン3種の中で敢えて言うなら私は「海の味噌そば」が一番かなと思います。

サービス券10枚で１杯が無料サービスになります。
でも、10枚は溜められそうにはありません・・