冬場でも太陽サンサン日南線

2020/01/09 - 2020/01/09

昔卒業旅行で友達とフェリーで大分県に入り、陸路移動し帰りは宮崎から船で帰った時に、鵜戸神宮お参りしサボテン公園でサボテンのステーキを食べた記憶がありますが、その時以来の日南旅行でした。
今回の旅行最終日の5日目は余裕を持って日南線往復（志布志観光）で終わったはずでしたが、最後に思わぬ波乱が待っていました。

エリア 日南(宮崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

1987年3月14日 に 大隅線全線廃止、同じく3月28日 に 志布志線全線廃止になりターミナル駅から終着駅になった志布志駅です。

志布志駅 駅

鹿児島県の大隅夏井駅です。鹿児島県最東端の駅です。国道沿いにありました。

大隅夏井駅 駅

宮崎の福島高松駅です。南国の秘境駅ともいわれているそうです。

福島高松駅 駅

福島今町駅です。宮崎県最南端の駅だそうです。

福島今町駅 駅

日向北方駅です。駅舎には掲げられた御崎馬もみえました。

日向北方駅 駅

日向大束駅です。歴史のありそうな木造駅舎が残っていました。

日向大束駅 駅

榎原駅です。写真の待合所と反対側には木造駅舎も残っていました。

榎原駅 駅

谷之口駅です。ホームがとても狭く待合所も近いです。この駅から徒歩5分位の神社は鉄道ファンにはお勧めのロケーションでした。

谷之口駅 駅

南郷駅です。D&S列車の特急「海彦山彦」の始終着駅です。そのせいか、それともライオンズキャンプの為か理由はわかりませんが、駅舎は改修工事の真っ最中でした。

南郷駅 駅

1両ワンマンカーの終点で途中下車して護岸が国登録文化財の堀川運河にやって来ました。

堀川運河 名所・史跡

石橋が好きなので見たかった堀川橋も国登録文化財です。

堀川橋 名所・史跡

赤く塗られた駅舎で愛称「カープ油津駅」の油津駅に戻って来ました。簡易委託駅で出札業務が行われていました。

油津駅 駅

日南駅です。日南市の代表駅ですが、使われていない側のホームはこんな感じです。

日南駅 駅

飫肥駅です。おびと読む飫肥は九州の小京都とPRしてるそうです。

飫肥駅 駅

北郷駅です。複数の地元客の乗り降りがありました。

北郷駅 駅

伊比井駅です。コンクリートの駅舎ですが南国っぽい雰囲気で、TVCMのロケ地にもなったというのも納得です。表紙写真もこの駅です。

伊比井駅 駅

子供の国駅です。1962年7月に宮崎交通線の駅としては廃止され、1963年5月に国鉄の日南線「子供の国駅」として開業したそうです。

子供の国駅 駅

運動公園駅です。2分ちょっと遅れていました。

運動公園駅 駅

日南線を普通に往復して途中下車しただけなんですが、スマホのマップ機能に何故かデタラメな記録が残っていました。スマホのGoogleマップって、この程度なんでしょうか？それとも南郷から飫肥の間に何かあるのでしょうか？

まあでもGoogleだけを批判は出来ない。コレはJR九州宮崎総合鉄道事業部JR日南線利用促進協議会が発行している冊子の日南線路線図なんだけど、一か所重大な間違いがありますがわかりますか？

平成27年3月作成の冊子をよりによってJR日南線利用促進連絡協議会がそのまま気付かずに何年もほったらかしにしている事自体がJR九州のヤバさ（地方路線軽視の実態）を表していると思いました。

さて、私の乗ってる日南線普通は終点の南宮崎駅に16:14到着予定でしたが数分遅れて、車内放送で「16:17発のきりしま１２号には今日は接続しません」との案内あり。仕方ないので16:33発予定のにちりん22号に乗って隣駅の宮崎に行き、ホテルで荷物を取り駅へ戻って来ました。

宮崎駅改札前の電光掲示板には１７：０８発宮崎空港行きの表示が見えましたが、流石にホームや階段を駆け上がっても間に合わないと判断。何よりも私が乗る予定なのは１９：０５宮崎空港発の便ですから、１７：２５発で１７：３２宮崎空港着の特急に乗れれば充分です。駅ビルの店をちょっと見て戻って来るも、特急の表示はない。改札の係り員に乗り場聞いて運休を知る。次の列車は18:11発で18:22空港着までない。航空会社に電話して色々聞いて見た結果、スキップ登録なので直接搭乗口へ行けばいい事。運休証明書貰えば役に立つかもと聞く。また窓口に行き運休証明書を貰う。バスで空港へ行こうと乗り場を聞くも、17時半が出発した所で次は30分以上後との事で、電車より到着が遅くなるので、普通に乗ろうと改札を通りホームへ向かうが、念のために駅員に聞いた所、電光表示板には表示されていないが、次の普通の空港到着は１０～１５分位遅れそうだとの返事。
もう駄目タクシーだとホームで思うも、時刻表で宮崎駅～空港６ｋｍ。南宮崎駅～空港３．４ｋｍと知り、昨日駅前にタクシーがずらりと並んでいた南宮崎からタクシーに乗ろうと判断。次は17:51発。しかし時刻表見て、田吉駅～空港1.4kmと知る。17:55発に乗れば田吉18:05到着。即座にホームを変更。日南線宮崎発普通は遅れがないようで、特急海彦山彦の停車駅でもある田吉に無事到着。しか～し、なんでココが特急の停車駅やねん！タクシーどころか駅前もないやん。タクシー電話番号何番やねん？呼べたとしてもすぐ来る気配無いし、下車した数人の客はみんな自転車で去って暗闇に一人きり。運休証明書は同じ日の遅い便に空席があれば乗れるそうだが、私が乗る便は伊丹行き最終便でした。荷物持って歩くいや走るか？たまたま駅前を通った車のヒッチを狙うが停まってくれず。
策士策に溺れる。暗闇に一人、ただ絶望感。

宮崎駅 駅

踏切から少し離れた空き地（おそらく職場の駐車場）で車に乗り込む男性を発見。駆け寄って窓越しに会話。結局なんと宮崎空港まで送って下さるとの事。
最後に降りる時にお礼を渡そうとするも受け取られず。ほんと、地獄に仏とはこの事です。ありがとうございました。

ちなみに特急運休の原因は、天気も良く風も全くない朗らかな日和だったのに、貨物列車の空転だそうです。
１８キッパーだけでなく、貨物も越せぬ宗太郎越え。
JR北海道みたいに車両トラブルでもヤバイけど、
雨も降らず風も無いのに空転させる運転士下手くそすぎないか。
日南線沿いに降り注ぐ太陽は冬でも暖かかったけど、
JR貨物の将来は暗いなと感じた旅でした。