高山病も吹っ飛ぶ神々しさ～チベット2

2019/11/19 - 2019/11/25

2日目。 寝られたような寝られなかったような寝台車の一夜、同室のジャンスカちゃんの「そろそろ朝ごはんの時間ですよ」の声で起床。7:30 まだ外は暗い。頭痛がする。やっぱりこれは高山病ってやつかい？　
　↑日の出前の車窓から見るチベット高原

エリア 拉薩(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 風の旅行社

食堂車へ行く。茹で卵・野菜の和え物等、お粥は白いのと黄色いのがあり黄色をチョイス(アワかキビ入り?) 左上の黒いのは、こんな内陸なのにこの後何度か出てきた昆布。味は良いが…食欲が無い。ジャンスカちゃんやお医者ちゃんは若いからか普通に食べていた。

コンパートメントに戻る。ヤクの放牧されている向こうの山の頂から高原の強烈な朝日に照らされ始める。　ジュンツォさんが我々の血中酸素濃度を指で簡単にできる機械で測ってくれる。80％台だったのが深呼吸すると94％に上がる。なんとか90台に引き上げて良しとする(いいのか?)。お医者ちゃんが言うには平地だと90を切るだけでヤバいらしい。

あの山は“ノチンカンサ(多分)” 7191m。この辺りは軽く4000ｍ超え。こんな所にもどんどん高速道路や線路の複線が伸びてる。必要だからというよりまずは造ってしまえ！みたいな感じに見受けられるが。

車窓の山々を見てるうちあっという間にもうすぐ拉薩駅。回収されてた切符が返され、12時過ぎ到着。　駅の写真は撮影厳禁！ガランとした構内から出ると拉薩のガイド・ジャンゼンさん(男)の迎えを受け、歓迎のカターをかけてもらう。　ここで自分の返された切符が無い事に気づき、記念に欲しかったが見つからないので、たまたま落ちていた知らない人の切符を拾って持ち帰る(後から出てきたが)。これまでのジュンツォさんとはここでお別れ。折り返し寝台車で西寧に帰るそうだ。メンバーで集めた心付けを渡す。トゥジェチェ(チベット語でありがとう)！

迎えの車に乗ってホテルへ向かう途中、それまでの軽い頭痛から急に気持ち悪くなり、飛行機から頂いてきた袋にそっとゲロった…この先どうなるんだ?
が、ホテルに着き部屋に入ると―ポタラ宮ビューじゃないか！ヤッター！気持ち悪さも吹っ飛ぶ嬉しさ。

13時、まだ食欲は戻らないがホテル前のレストランで昼食。　他のメンバーは私より大丈夫そう。ほとんどの皆さんは、旅行会社の忠告通りダイアモックスを飲んできたそうだ。ひねくれ者&面倒くさがりだから気合でなんとかしようとしている私…

食後、ジャンゼンさんと共に旧市街・バルコルを散歩。　バルコルの敷地に入るだけで荷物Ｘ線チェックをする。そこんとこやはりチベットの緊張が伝わる。　

数珠なんかのお祈りアイテム屋さん。

は、歯医者?

ダライ・ラマ14世がお気に入りのカフェだそうで。(入る機会がなかったが)　その右は―ピザハット？本物?　
この辺を一回りして今日はフリータイム。え、自由に歩き回っていいの？ガイドなしに出歩いてはならない鉄の掟と思ってた拉薩だったが、意外とゆるかった。

ホテルに戻る人もいたが、私はうろつく。　チベット民族衣装で記念写真を撮る商売があった。レフ版で照らしてお客さんもその気になって本格的。そそられたがやる時間が無かった。

路地裏潜入！食品とお香などを売ってるね。

チベット童子も手にはスマホ！？

話に聞いた事はあるが、初めて本物を見た！これが“股割れズボン“?　こういう所でオシッコさせるんだねーまだ中国奥地では健在なんだーってか立っててもお尻出てて寒そう。

デパート的な店の家電売場。洗濯機は二層式が主流、そして花柄がトレンド。

マンホールの蓋。八角街・バルコルが “八廊古城“ なんだね。

数珠屋さん。皆さん真剣に品定め。

お坊さんも数珠選び。

ホテル前の通り。各窓に花が飾られているのがスイスっぽい?(造花だけど)

ホテルの部屋のお茶セット・毎日くれる水・西寧のホテルでくれたお菓子はこれ以上ないくらいに膨らんでるぅ。

18時 夕食。徒歩圏内のレストランでネパール(?)カレー。ヤクの肉でナンと共に。美味しゅうございます(あれ?食欲普通に戻ってる)

夕食からホテルに戻って 19:21 部屋から暮れなずむ拉薩の空を眺める。

19:27。ポタラ宮がライトアップされた。　メンバーの皆さんの部屋からはポタラの全体は見えないらしい。私ってラッキー?

21:08。神々しく輝くポタラ宮。ああ来て良かった～寝てからも何度も目が覚めてはこの風景を眺めた。