2019/12/28 - 2020/01/04
51位(同エリア98件中)
なかさん
「アジャンタ・エローラ西インド世界遺産紀行」のツアーに参加。
観光開始して二日目。今回のツアーのハイライトの一つ「エローラ石窟寺院群」観光。
12月28日(土) 空路でインドのムンバイへ。
12月29日(日) ムンバイ市内観光後、エレファンタ島の石窟群を見学。空路でアウランガーバードへ。
12月30日(月) アウランガーバード郊外の観光後、エローラ石窟寺院群見学。
12月31日(火) 終日、アジャンタ石窟寺院群見学。
1月1日(水) アウランガーバード市内観光後、ブシャワールへ。着後、列車にてボパールへ。
1月2日(木) ボパール郊外、ビーマベトカの岩壁画、サンチー遺跡の見学。
1月3日(金) 空路でデリーへ。国立博物館見学。
1月4日(土) 空路で帰国の途へ。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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昼食後、今回のツアーのハイライトの一つ「エローラ石窟寺院群」の観光開始。
今日(月曜)は、「アジャンタ石窟寺院群」が休みなので混んでいるよう。 -
チケット売り場へ。正面が、有名な第16窟(カイラーサナータ寺院)。
石窟寺院は全部で34窟あり、第1~12窟が仏教。第13~29窟がヒンドゥー教。第30~34窟がジャイナ教の石窟群。1窟~34窟と 古い順に続く。 -
まずは、北に1㎞程離れたジャイナ教石窟群へバスに乗って移動。
ジャイナ教とは、マハーヴィーラ(紀元前6世紀~前5世紀)を祖師と仰ぎ、不殺生・禁欲・無所有主義で知られる。400万人程の教徒がおり、グジャラート州に多い白衣派(僧尼の着衣を認める進歩的なグループ)と南インドに多い裸行派(着衣を認めない保守的なグループ)に分かれている。 -
右端が第30窟。その隣が未発掘の第31窟。左が第32窟。
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右から第32、33、34窟。
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まずは、ジャイナ石窟群で最大の見所、第32窟を見学。
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正面は祠堂。
エローラ石窟もエレファンタ島同様、石を積み上げたのではなく、大きな岩山を削って造られている。 -
右手には、象の彫像。
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左手には、スタンバ(記念柱)。南方の特徴があるとか。
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2階建ての石窟を外から見上げる。
上段は象。真ん中は牛。一番下は軍隊の彫刻。 -
「マハーヴィーラ座像」。
仏像と似ているが、ジャイナ教の像は無所有ということで裸体なのが特徴。 -
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「象に乗っているヤクシャ」。
古代インド神話に登場する鬼神。ジャイナ教では守護神とされる。後ろは、ガジュマルの樹だそう。 -
「獅子に乗っているヤクシニー」。
ヤクシャの配偶者。カイラス山に住むとされる。 -
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2階。柱の彫刻が目を引く。
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1階同様に坐像が祀られている。
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天井の彫刻は、蓮の花。
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第33窟2階。32窟と33窟は2階で繋がっている。
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第33窟の1階。
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移動して、第16窟(カイラーサナータ寺院)へ。西側が正面。
「カイラス山を地上に再現せよ」と言う命により、8世紀の中頃から100年をかけて造られた。カイラス山は、チベット仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教で聖地とされ、ヒンドゥー教ではリンガとして崇拝している。岩山を削って造られた、世界でも例を見ない石堀り寺院。 -
塔門の左側。
左から、シヴァ神、ブラフマー神。クジャクに乗っているのはシヴァ神とパールヴァティーの二番目の息子カールッティケーヤ(スカンダ)。 -
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塔門を入ってすぐ。ガネーシャ。
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ドゥルガー女神。
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「ガジャ・ラクシュミー」。
乳海撹拌(ヒンドゥー教における天地創造神話)の時に出現したラクシュミーが、蓮の上に座った姿で左右の二頭の象(ガジャ)から聖水を注がれている。ラクシュミーは美と豊穣と幸運を司る女神。 -
塔門を出て左側。象の彫像とスタンバ(記念柱)。
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スタンバは高さ17m。右側の建物がナンディ堂。
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ナンディ堂の彫刻。
シヴァ神とパールヴァティー。 -
側面に彫られた付属の石窟寺院「 ランケーシュワラ寺院」。
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前殿と拝殿。
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拝殿。
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右は塔門。中央がナンディ堂。左が前殿、拝殿。さらに奥には、写ってないけど本殿(祠堂)がある。ガイドさんは、馬車の形を例に出し座席部分を本殿に例えていた。
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前殿の外壁には、インドの叙事詩「マハーバーラタ」の物語が刻まれている。
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本殿(祠堂)。
基壇部の上には「宇宙を支える象群」と呼ばれる象の彫像が並んでいる。内部には、本尊のシヴァ神の象徴(リンガ)が祀られている。 -
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回廊の彫刻。左が、シヴァとパールヴァティー。右が、イスラム教徒に配慮してリンガを取ったよう。
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本殿の背面。
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1段高くなった回廊に上がって、時計回りに回る。
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南東から、西側の塔門を撮影。
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南東から北側、本殿背面。
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本殿。高さ33m。
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拝殿のバルコニーがある基壇には「カイラス山を揺るがす魔神ラーヴァナ」。
ラーヴァナは、叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する魔王の一人。シヴァとパールヴァティーに嫉妬してシヴァの住まいであるカイラス山を持ち上げようとしている。 -
左が拝殿のバルコニー。
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前殿の壁には、「ラーマーヤナ」の物語。
反対側で見た「マハーバーラタ」と並ぶインドの二大叙事詩。
この後、自由時間。 -
二階に上がって、ナンディ堂からスタンバの上部を近影。
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ナンディ堂から塔門へ。
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塔門の南側から。左手前から、ナンディ堂、前殿、奥が拝殿。
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塔門から外側。
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塔門の北側から。スタンバと、中央はナンディ堂。
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本殿に祀られている、シヴァ・リンガ。
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皆が天井をライトで照らすので、撮ってみた。
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ガイドさんの解説がないと、さっぱりわからない。。。。
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前殿入口。ずっとこんな混雑状態。
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一旦塔門から外に出て、斜面を登って上から眺める。遠くにデカン高原の風景。
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拝殿。
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本殿の大シカラ(本堂屋根部分)と、その前の拝殿。
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パノラマで撮影。高さ33m、幅47m、奥行き81m。
一つの岩山をまるごと寺院に彫り込んでいるので、20万トンの岩を掘り出したと言われている。掘り出した石は、付近の町や城壁の建設に転用したそう。 -
前殿の屋根。
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拝殿。
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ナンディ堂。
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さらに階段を登って撮影。背面からも撮りたかったが、柵があってこれ以上は登れなかった。
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結局、ヒンドゥー教の石窟見学はここのみ。
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移動して、仏教石窟群へ。エローラ石窟寺院群で最も古く、5世紀~7世紀に作られた。
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第12窟。外観のみ。
第10窟以外は、全てヴィハーラ窟(僧侶が暮らすための僧院)。 -
第11窟は未発掘。
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第10窟。
仏教石窟唯一のストゥーパを祀るためのチャイティヤ窟。7世紀後半~8世紀前半に造られ、インドのチャイティヤ建築の最高峰とされている。別名「大工の石窟」。 -
二階のバルコニー。窓のアーチの両側は、左右対称の天女。
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仏陀像。
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アーチの真ん中は菩提樹。右は、観音菩薩。左は、蓮華主菩薩とのこと。
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ドームを支える天井の梁(はり)。
石窟なので梁は不要だが、強度よりも装飾を目的に彫られている。 -
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2階のバルコニー。
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柱は30本。ストゥーパは、一本岩から作ったので仏舎利が入っていない。ストゥーパの前に仏像が並存しているので、ストゥーパ崇拝から仏像崇拝への過度期だそう。
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この後、自由行動。
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滝の向かいにあるのが第5窟。
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第5窟は、幅18m、奥行き36mの講堂。
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一番奥にある、仏陀像。
閉館の18時前に見学終了。 -
ホテル「ラマ・インターナショナル」に戻って夕食。
注文に応じて作ってくれる手作りパスタが美味しかった。ビール、キングフィッシャーが360ルピー。このホテルで連泊。
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