八重山一人旅 時々女子旅その2

2019/04/08 - 2019/04/20

2019年1月に4年半務めていた会社から
契約満了通達を受けて
その場で決めた八重山一人旅です

4月8日～4月20日までの12泊13日。

真ん中らへんで友人2人も遊びに来ます。

たくさんの出会いと不思議な出来事が待っていてくれました。

3日目の旅行記です

エリア 小浜島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船 ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

3日目、４月１０日の朝。
昨日の天気予報では快晴でしたが、曇りでした。

早めの船に乗るので６時半頃に離島ターミナルに到着。
この日もガランとしていました。

昨夜どこに行こうか考えていて、どうしても行きたかった場所がある竹富島にしようと思ったのですが、行きたかった場所は一箇所だけだったので、
１日で２つの島を回れて、なおかつ離島間で船が出ている島…ということで…

石垣港離島ターミナル 乗り物

目的地は小浜島。
初めて行きます。
八重山諸島は、由布島と竹富島、そして前日の波照間島しか行ったことがありません。西表島も一応行きましたが由布島へ行くためだけ。

乗船券、ちょっとクシャクシャになってしまいました＾＾；

朝ごはんはターミナルで朝早くからやっている瀬戸商店でサンドイッチを購入。
乗船時間までにぱくつきました。

鉄製の硬いベンチの小さな船でした。

船に乗り込む人の中に作業着姿の男性が数人。
お仕事でしょうか。

船で通勤するのもなんだか素敵だなあ、と思いましたが
毎日だと面倒臭いですね。観光客もいて遊びに行く人たちと一緒に
仕事をしに行くのか～と考えてしまいました。

小浜島までは２５分くらいです。

ぼーっと上のようなことを考えつつ小浜島の巡り方を検索。
どうやら起伏のある島で電動自転車かスクーターがいいみたい。
きっとスクーターはここでもダメだろうから電動自転車かな…。

小浜島に到着の写真が無いのが残念。
到着して、とりあえず自転車を借りようと向かった先は「レンタル屋さん結」。
なのですが、前を歩いていた作業着姿の男性が
「借りる？」と話しかけてきてびっくり、レンタル屋さんの方でした！！

電動自転車を借りました。13時50分の船で竹富島へ行く予定なので
当日返却の2500円。
手作りマップを受け取り、島の見どころを教えていただきました。

いざ、出発です！！

まずは大岳に向かいます。

島のレンタル屋さん 結 乗り物

先ほどの坂道を登り切って、ガードレールに案内板が。
奥に見えるのが大岳。

結さんで「300段近い階段あるよ～」と満面の笑で言われました。
ドキドキです。

麓に広場があり、自販機や駐輪場や、小浜節の歌碑が。

そして、なだらかな階段。
頑張るぞ…。

タイムラプスで撮影しながら登ってみようと思いました。
なので、休憩なしでひたすら登りました。

最初は緩やかで歩幅が広いのですが、登っていくにつれて
少しずつ段差が高くなっていましたがほぼ一定のため
途中で休まずに登り切ることができました。
久米島のタチジャミの方が段数は少ないですがきつかった…

動画は１４秒。実際にかかった時間は７分ほど。


ちなみに、この日の登った回数をアイフォンのヘルスケアで確認すると99階でした笑

大岳 自然・景勝地

展望台には東屋がありました。
東屋の柱にはどの方角のどの島が見えるか写真付きで説明があります。

左に見えるのは嘉弥真島。の、はず＾＾；
ウサギの島と言われているところ。

大本田展望台 名所・史跡

360度小浜島や八重山諸島を見渡せますが、
周りの木が所々視界を遮ってしまう部分も。

東屋を抜けて登ってきた階段の正面にも下り階段がありましたが、
どこへ繋がっているのかわからず、もしかしたら往復しないと
駐輪場へ戻れないかも？と思ってしまい登ってきた階段を下ることにしました。

大岳を降りて、もらった手作りマップを見ながら次の目的地へ。
途中で綺麗な花が咲いていたので大岳をバックに。

向こう側は雲がありますが、反対側は晴れてきていました。

時間は8時半くらいです。
朝なのでまだ日差しは強くないですがそこそこ暑い。

小浜島は畑が多く、その向こうに青い海と空が広がっていて
風景画のような景色が色々なところで楽しめます。

この坂を下っていくと穴場ビーチがあるようです。
ヤシの木と、海と空と、水色の電動自転車＾＾

コテージのような別荘のような、似たような建物がたくさん並ぶ狭い坂道を下っていくと開けた場所があり、そこに自転車を止めて、ビーチへと続く小道を抜けます。

グーグルマップによると「コーラルビーチ」というらしいです。

コンクリートで舗装された道は途中で途切れており、
下は川のような水たまりができていました。なんとかビーチに降り立ちました。
そこまで大きくはないですが、
本当に穴場ビーチで地元の方らしき人が一人、サーフボードに腰掛けていました。

おそらく引き潮だったと思います。ビーチの端は崖があり上にはホテルがありました。
前日にニシ浜を見ていたので感動は薄いのですが＾＾；海は綺麗。

20分ほど滞在し、次はマングローブを見に行くことに。
小浜島でも見られるんだよ～と教えていただいたのでそれは是非とも見なければ！

途中、大きな木を見つけました。
不思議な形をしている。

木と道路の間は少し広いスペースが。
地図には特に何も書いてありませんでしたが、木になる場所。

ではなく、気になる場所＾＾；

石長田海岸へ到着。
駐車場らしきところに自転車を止めました。
下り階段と上り階段があったのでとりあえず登ってみると、小さな展望台。
ここも東屋がありました。

石長田海岸のマングローブ 自然・景勝地

下に見えるのが全部マングローブ！！
マングローブの森！！
すごい！！！

これはおりて見に行かないと！

石長田海岸のマングローブ 自然・景勝地

下り階段の方へ行くと、途中までしか降りられませんでした。

海水が階段の途中までチャプチャプと。
マングローブの根は水の中。

なんだかアマゾンのジャングルのミニチュアみたい。
行ったことないけど。

石長田海岸のマングローブ 自然・景勝地

次は細崎へ向かいます。

細崎へ行くには集落の中を抜けて行きます。

小学校がありました。
そして、県道210号！！

小浜港線というのですね。

この時大体9時ちょいすぎ。
もう暑いです。日焼け止めも効いてないと思います。
首に巻いたタオルも暑いです。

八重山諸島は色々なところに牛や馬やヤギがいますね。

じーっとこちらを見つめてきたので写真を撮ろうと構えると
ふと顔をそらされてしまったり。

途中で不思議な鳴き声が聞こえてそちらをみると小さな鳥が飛んでいたり。
横を見ると綺麗な海が広がっていたり。

先ほどのマングローブ林が見えたり。

道路の向こう側が海だったり。

刈り取られたサトウキビ畑の向こうに見える海が綺麗だったり。

もう全てが綺麗で楽しすぎる島です。

細崎へ向かう途中、グーグルマップに気になるものがあったので寄り道を。

軍艦岩という岩です。
道路から小道があり手前に自転車を止めて行ってみました。

軍艦っぽく見えるかどうかわかりませんが、岩はありました＾＾；
色々な漂流物が打ち寄せていたので海には入れませんでした。

マンタウェイで有名なヨナラ水道のある海人公園にやってきました。
と書きながらマンタウェイの写真ではありませんが＾＾；
これは漁港方面の写真です。

細崎海岸に行こうと思ったのですが、自転車を止められる場所が
ここしかなく、そこそこ歩いていかないとだめだったので諦めました。

海人公園 公園・植物園

大きなマンタの展望台です。

ここから由布島まで約2キロ。
物凄く近いんですね。以前由布島へ行った時は存在を知りませんでした。
由布島のマンタ海岸からこのマンタ展望台が見えるんですよね。

マンタと波。

ちなみに、波はトイレでした！

八重山諸島や、久米島へ行った時も思いましたが、沖縄の離島にある
公衆トイレは物凄く綺麗だと。
どこのトイレも綺麗に掃除されていて、芳香剤も置いてありました。
トイレットペーパーもあるので安心です。
トイレを綺麗にしてくれる方がいて、綺麗に使用する人がいて、良いですね！

綺麗に使用していない人がいるから綺麗にする人がいるのかもしれないですが…

なんてトイレの話は置いといて。
手作りマップで気になっていた「森」の表記。
森？なんでわざわざ森を書く必要が？と不思議に思ったのでグーグルマップと
照らし合わせてみるとそこには「オヤケアカハチの森」！！！！

行くしかない！！
小浜島にアカハチに関わる場所があるなんて！！

電動自転車ですいすいと走って到着です。

こんもりとした小さな森が。
案内板らしきものもなく、本当にここがそうなのかもわからないですが
きっとそう！！

オヤケアカハチの森 自然・景勝地

一応、入り口のようなところがありました。

オヤケアカハチの森 自然・景勝地

入り口はロープが中途半端に張られています。

入ってみたい気持ちもありますがここは諦めました。
ロープが無かったとしても、軽装では入れないくらいの荒れ具合です。

オヤケアカハチの森 自然・景勝地

入り口らしきところにあった岩です。
何か書いてあったのかそれとも傷なのかわかりません。

名残惜しいですがお腹も空いてきたのと、暑さでそろそろ涼しいところへ避難したくなったので、集落へと向かうことにしました。

オヤケアカハチの森 自然・景勝地

せっかくなので、シュガーロードを通って集落へ行くことに。

本当は、その前にはいむるぶしへ行く予定でした。
でもきっとレストランのご飯は高い！と思って集落へ＾＾；

シュガーロード 名所・史跡

シュガーロードというか、
ノンシュガーロードでした。残念。

ザワワよりも、前日の波照間も、小浜島も風を遮るものが何もないので
耳元はずっと風のボボボボボという音が鳴り続けています＾＾；

ノンシュガーロードですが真っ直ぐに伸びる道路は気持ちいいです。
北海道にもまっすぐ伸びる農道はありますが、綺麗な海はありません。

朝、集落を通った時にはまだ営業前だったけど、
目をつけていたヤシの木というカフェに行きました。
外壁に手作りの看板や絵が貼ってあって可愛いです。

店内も雑貨を売っていたりとオシャレでした。

ヤシの木 グルメ・レストラン

オムライスとバナナスムージーを頼みました。

シンプルだけどすごく美味しかったです。
そしてなかなかのボリュームでお腹いっぱい。
涼しい店内と冷たい飲み物で生き返りました。

食べ終わってから、雑貨を見てみました。
絵葉書やTシャツなどなど…可愛いものがたくさん。
キーホルダーと、サコッシュを買いました。


次は、グーグルマップで集落に民俗資料館があるのを見つけたので行ってみることに。

民俗資料館、見つけたのですがグリーンネットが張られています。

お休みでしょうか…
とても残念です。

集落内にはこはぐら荘というドラマのロケに使われた民家があるそうですが
ドラマを見ていないのと、民家ということで行くのはやめました。

なんだかんだで、そろそろ船の時間が近づいてきたので港へ向かうことに。
一応、ぐるっと反時計回りに島を一周できました。

まだまだ見どころは残っているようでしたが、この時はわからず。
毎回、帰ってきてから「こんなところもあったのか！」となります。
だからこそ、必ずまた戻ってくることができるのだと思っています。

自転車を返却した時、朝対応してくださった男性がいらっしゃったので
「オヤケアカハチの森」について聞いてみました。

アカハチの森は、波照間島から石垣へとアカハチが渡る際に通った場所で、
森の中にある岩にアカハチの足跡が残っているそうです。
それで「オヤケアカハチの森」という名前がついたそうな。

でもハブがいるから入っちゃだめだよ！危ないからね。
島の人でも入らないよ。
僕も足跡見たことないし、島の人も見たことある人いないんじゃないかな。

だそうです。

謎が解けてよかった！嬉しい。ますますアカハチが気になってきました。
お礼をして、小浜港へ。乗船券を購入して時間までゆっくりと待ちます。

小浜港 乗り物

港の売店で1日1アイス完了です。

手作りの黒糖アイス、美味しかった＾＾

そして予定通り、13時50分の船で竹富島へと向かいます。

だいたい25分くらいかかります。
竹富島へ近づくにつれて、真っ黒な雲が広がっていきました。
船内もざわついていました。

竹富島へついて、すぐに友利レンタサイクルさんの送迎バスに乗り込みます。
運転手さんが「これは雨降りますね～」と。
レインコートレンタルもありますから、とも。

無料のペラペラのもあるようでしたが、早く目的地に行きたかったので
大丈夫です！と言ってそのまま走り出します。

パラパラと雨が降ってきましたが、きっと大丈夫＾＾；

友利さんは後払い制なのも助かります。
自転車を借りるまでの説明も少し長いですが全員一緒なのですぐに終わります。

友利レンタサイクル 乗り物

気になっていた場所はここ。
今はグーグルマップからは消えていますが、以前行った時には載っていました。

赤山王の墓です。
この藪の奥に、木と石垣で囲われたお墓があります。

ずっとずっと来たかった場所なんです。
どうしても。
立派な石垣に囲われていて、門を通るときにお邪魔しますと唱えてから。
そして、手を合わさせていただきました。

赤山王という人物について全く知らなかったのですが、
ずっと気になっていて来たかった。

手を合わせて立ち上がると雨が上がっていました。
不思議だなー、でもきっと、風の流れが強いんだな。

観光客は一切訪れないのでとても静かで
ここはボボボボボと風の音も無く、サワサワ木の葉が揺れる音と鳥の鳴き声。

来れてよかった。
ありがとう。

なんだか天気も良くなって来たので、
このまま帰るのももったいないと思い、安里屋クヤマの墓へ行くことに。

雲も薄くなり、日差しが出て、日陰も。

以前来た時は草が生い茂っていたけれど、今回は綺麗でよかった。

そしてそのまま南下して行きます。

安里屋クヤマの墓 名所・史跡

コンドイビーチまで来てみました。

ここは観光客がたくさんいました。

コンドイビーチ ビーチ

雨が降ったからなのか海が濁っていました。
残念です。

ふと何かの気配を感じ横を見ると猫が座っていました。

コンドイビーチにはたくさんの野良猫がいます。
この子は顔に大きな怪我をしていました。
痛そう。

竹富島観光は、後日友人と合流した時にもする予定があったのと
以前も歩いてみて回っていたので16時15分の船で帰ろうと思い、
そろそろ港へ向かいます。

自転車を返却して、会計してくださったスタッフが島に詳しそうなおばぁだったので「赤山王の墓」について教えてくれませんか？と訪ねてみましたが、
「お墓はお墓よねぇ」と。
赤山王って誰？竹富島に王様がいたの？という疑問は解決せず。
結局わからないとの事でした。残念…

船に乗る前に、ふと、ポケモンGOのジムが近くにあるのを思い出し
まだ時間があったのでポケモンを置きにジムのあるゆがふ館へ行来ました。笑

ビジターセンターということは、もしかして赤山王について何か分かるかも？
と思いつき、中に入ってみることにしました。

ポケモンもちゃんと置いて笑

竹富島ビジターセンターゆがふ館 美術館・博物館

入り口のすぐ前に猫が寝転がっていました！！

か、可愛い！！
ここで10分ほど足止めをくらってしまいました＾＾；
可愛いは正義！！

一通り中の掲示物、展示品をみてみましたが、
赤山王については載っていませんでした。

この時はなごみの塔がある場所が「赤山」ということすら知らなかったのです…。

どうしても気になってしまって、職員の方に聞いてみることにしました。

赤山王とは、平家の落ち武者で、壇ノ浦の戦で敗れ竹富島へと逃れて来たそうです。
そして、竹富島の人々と親しくなったようです。
王様ではないけれど、何か偉業をなしたので立派なお墓に祀られたそうです。
お墓の特徴として、石垣の門が東を向いて開いている事、
これは、太陽が東から昇ってくることに関係しているそうです。
普通の人のお墓は東側に門を置かないそうです。

ものすごくわかりやすく、丁寧に教えてくださいました。
せっかく教えてもらった事も、すぐ忘れちゃうんです、
なんて失礼なことを言ってしまったのですが、
「それでも良いんです、知りたいと思って足を運び、理解しようとする気持ちが大切ですから。」
と、とても素敵な返答をしてくださいました。

赤山王の墓に無断で立ち入った事を注意されるかと思っていましたが＾＾；
「呼ばれて訪れる方は結構いらっしゃいますよ」
と言っていました。

本当に、赤山王の墓に祀られている方が呼んでくださったのならとても嬉しい事です。藪の中にサンダルで入ったらハブに噛まれてもおかしくないよ、雨が上がったのもきっとあなたを待っていたからだよ、なんて素敵な事も。

調子に乗ってしまいます笑。
でも、「呼ばれた」なんて言われると、本当に嬉しいですね。

たくさんお話をしてくださり、アカハチについても気になっていると伝えると
町史を貸してくださいました。
閉館時間まであと30分くらいしかないので、明日じっくり読みに来ますと。

職員さんは明日休みだというので、名刺をいただきました。

明日の予定が決まりました。

職員さんにお礼をして、竹富港へ。
予定していた船より1時間後になってしまいましたが、大丈夫。

乗船券を買って船を待ちます。

竹富港 乗り物

真っ黒な雲なんて最初から無かったような空模様です。
良い夕暮れ時。

この時の帰りの船がものすごい揺れて、15年くらい前に家族で行った時を思い出しました。

ジェットコースターみたい！！
なんてはしゃいでたなぁ、と。笑

当時は星の砂を拾うのに夢中でしたが、今は八重山史に夢中です。

竹富港 乗り物

石垣島に戻って来ました。

なんだかどっと疲れが。
ショートカットで美崎公園を通ります。
３日目にもなればもう地図を見ないでもホテルへ帰れます＾＾

美崎公園 公園・植物園

この日はポーク玉子おにぎりのチキナーを夜ご飯にしました。
これだけ＾＾；

この日の入浴剤はマンゴーでした＾＾


明日は、朝一で竹富島に行きます。

ベッセルホテル石垣島 宿・ホテル